オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・ライブ鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログ。

話題作・問題作が目白押し〜オースティン・バトラーのこれから

 FilmUpdatesに、「オースティン・バトラーの今後のプロジェクト」と題する記事が❗この記事を元ネタに、今ハリウッドで最も期待値の高い俳優オースティン・バトラーのこれからの出演作品を見ていきましょう。


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★マスターズ・オブ・ザ・エア

『Masters of the air』は、スティーブン・スピルバーグトム・ハンクスが共同制作した戦争ドラマの名作『バンド・オブ・ブラザース 』と『ザ・パシフィック』に続く三部作の最後を飾るドラマシリーズで、第二次世界大戦におけるアメリカ第8空軍のドキュメント『 Masters of the Air:America’s Bomber Boys Who Fought the Air War Against Nazi Germany(空の支配者:ナチスドイツとの空戦を戦ったアメリカの爆撃機少年たち 』(ドナルド L ミラー)が原作となっています。

 高度25,000フィートを飛行する第8空軍の爆撃隊と、それを対空砲と戦闘機で迎撃するナチスドイツとの激しい攻防戦を描いたドラマ。スピルバーグトム・ハンクスは2019年にHBOと契約しましたが、制作費が2億ドルまで膨れ上がったためHBOが撤退してしまい、Apple TV+と契約し直したという曰く付きのドラマです😅

 

 オースティンをはじめとして、バリー・コーガン、カラム・ターナー、アンソニー・ボイル、フレディ・カーターなどイケメン演技派総出演、第2の『ダンケルク』(クリストファー・ノーラン監督)になりそうな気配です。


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※『DUNE/砂の惑星 PART 2』を彩るゴージャスなメンツ

 

★『DUNE/砂の惑星 PART 2』

  PART1では、皇帝とハルコンネン男爵(ステラン・スカルスガルド)の陰謀により父レト(オスカー・アイザック)を殺されたアトレイド家の嫡子ポール(ティモシー・シャラメ)と継母のジェシカ(レベッカ・ファーガソン)。二人が暗殺者の手をかわし、広大な砂漠を命からがら逃げるうちに砂漠の民フレメンと出逢うところまでが描かれました。そこでポールは運命の恋人チャニ(ゼンデイヤ)と廻り合います。PART2、二人は離れがたい絆で結ばれ、子どもも生まれますが、砂の惑星統治権を完全に手中に納めるため、ポールは皇帝の娘であるイルラーン姫(フローレンス・ピュー)と政略結婚をすることを余儀なくされます。

 

 オースティンはポールの宿敵であり、知力武力あらゆる面でポールに匹敵するカリスマの持ち主であるフェイド・ラウサ役❗ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督はPART2でフェイド・ラウサを初登場させることについてELLE誌でこんなふうに語っていますよ。

 

 これは、個人的に決めた選択なんだ。最初のパートでは、多数のキャラクターが登場した。だからフェイドはPART2までキープしておくほうがエレガントだろう?

 

 PART2で、オースティンの演じるフェイド・ラウサが最重要人物として登場することは間違いありませんね❗

 


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※『The Bikeriders』撮影現場にて。左から、トム・ハーディエモリー・コーエン、オースティン・バトラー。

 

★『The Bikeriders/ライダーズ』

『The Bikeriders/ライダーズ』(ジェフ・ニコルズ監督)の時代背景は1960年代、アメリカ中西部のライダーズクラブ(架空)が舞台。1967年に出版されたダニー・リオンの写真集「The Bikeriders/ライダーズ」に、ニコルズ監督がインスピレーションを得たのがそもそものきっかけのようです。当初は地元の社会からはみ出した不良たちの溜まり場だったライダーズクラブが、次第に邪悪なギャング集団に変貌していき、元々のメンバーたちの人生を脅かすことになる……というストーリーのようです。

 

 共演はジョディ・カマー(『キリング・イブ』でブレークし、映画『最後の決闘裁判』や、鮮烈なウェストエンドデビューを飾った一人芝居『プライマ・フェイシィ』で近年各方面から熱視線を浴びている彼女。『プライマ・フェイシィ』ではついにローレンス・オリヴィエ賞主演女優賞までかっさらいました)と、あのトム・ハーディ


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※この写真がどうも『The Bikeriders』撮影時のマイクっぽいんだよねぇ…

 

……そしてそして、ヲタクが最も楽しみにしているのが、ヲタク最愛の推し、マイク・ファイストの出演が告知されたこと❗❗推しと推しの共演ほどコーフンすることはありませんからねぇ…(笑)公開の日を指折り数えて待ってます🎵


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★『City on Fire』

そして最後は、前回当ブログの記事で取り上げたばかりの『City on Fire』。

 

『City on Fire』は昨年4月に出版されたばかりのクライムノベル。今回映画化されるのは三部作のうちの第一章で、第二章の『City of Dreams』はなんと、今月の18日❗に出版予定だそう。この三部作は、ギリシャ叙事詩イリアス』『オデュッセイア』『アエネーイス』等の要素を、現代のクライムストーリーに反映したものになっているとか。

 

 舞台はニューイングランド。街を牛耳るアイルランド系とイタリア系の2大マフィア。現代の「トロイのヘレン」がこの2つを引き裂き、血塗られた抗争に発展していきます。オースティンは主役のダニー・ライアンを演じます。街のチンピラから、家族、友人、愛する故郷を守るため、冷酷なボスに変身を遂げていきます。イタリアンマフィアや地元警察、権力との生死を賭けた闘いの中で、彼は自身の帝国を築き上げようとしますが……。

 

 この作品でオースティンは主演だけでなく、プロデュースにも進出することが発表されました。俳優だけでなく、いち映画人としての彼の今後の活躍に大注目❗ですね。