Number_ iの記念すべき民放初出演となった『With Music』。制作側が、Number_i という稀有なユニットがいかに誕生したのか丁寧にトレースした上で、彼らの「今」、彼らが打ち出したいコンセプトをしっかり取材してくれてた。日テレさんに改めて感謝、感謝。
MCの有働由美子さんと松下洸平さんが的確に引き出して下さったように、切っても切れない「熱い絆」があり、互いに深い尊敬の念を持っていて、コンサートの後でも反省会が必要ないくらいの関係性である彼ら。一方で、インタビューを受ける時はそれぞれ役割分担が阿吽の呼吸で決まっている感じなのも見ていて楽しい♬ユニットのスポークスマンであり、切り込み隊長の平野くん、それにボケをかます超天然岸くん、2人の発言を上手く拾って回収する神宮寺くん……というふうに。
※Xでどなたかがおっしゃっていたけど、今年の流行語大賞は「GOAT筋」で決まり!(笑)
『GOAT』の……
タクシー乗るにも一苦労なArtist
で、普段ホワホワ天然な岸くんが突如として異次元に行っちゃったみたいにぶっちぎるくだり、後ろで平野くんと神宮寺くんが目を丸くしていますが、あれは演出なんかじゃない、本当に心から驚いてるんだ……っていうのがね、胸アツだったよね。んで、あれだけの驚異的パフォーマンスを見せておきながら、お兄ちゃんに対する弟2人の尊敬の眼差しを「え?全然わかんない」岸くんも、らしくていい(笑)
そしてそして……
彼らを語る時に「グローバル」「世界を目指す」って言葉が度々使われるけど、今回3人の発言を聞くと、3人のマインドは既にグローバル化していることがよくわかる。
『GOAT』、あなたたちも確実に「製作側」に居たのね!
誰に強制されたのでもない、自らの意志で、クリエイティブに携わっていける環境にしたのね!「した」のね!(⇐しつこい^^;)……だから当然、「いつだって楽しい」。MVの撮影が延々と長期に渡っても辛くなんてない。コンサートの前だって全然緊張しない。不安もない。よしんば世の趨勢に逆らって批判されたところで、それがどうした?自分自身で選んだ道だから。他の誰かが作り上げた虚構の世界で生きているわけじゃないから。自分たちで作り上げた世界観には絶対に自信があるから。
Artistという言葉が日本語の芸術家と同義語だとしたら(芸術家は意識の中では、お金を稼ぐことは二の次で、いかに自分の作品で人々や社会に影響を及ぼせるかを考える傾向にある)、これからもNumber_ iの御三方には、堂々とArtistの王道を突き進んで行って欲しいものです。
★おまけ
『With Music』で、『GOAT』ダンスのコレオ、あえて揃えていない…と言われてましたが、一人でも欠けたら成り立たない三位一体感を醸し出しつつ、その一方でそれぞれの個性も名前の通り唯一無二で、際立っているのがNumber_iの魅力でしょうか?『GOAT』とはまたがらっと趣きの違うミディアムナンバー『Blow Your Cover』がシングル・カットされるとの発表がありましたが、この曲、ヲタクの中では主人公は神宮寺くんなんだよねぇ。ラジオで計らずもご本人が口にしたという「エロ切ない」。神宮寺くんはまんまそれだわ……(うっとり)。平野くんは帝王感溢れる『FUJI』のイメージ。ギリシャ彫刻みたいな綺麗なお顔立ちなのに、内面は漢気に溢れていて、それでいて硬質な少年っぽさも感じさせる。『GOAT』ではもう、岸くんの存在感が圧倒的すぎて……。スティーブ・ロジャースがはじめてキャプテン・アメリカに変身した時の衝撃を思い出した。
……って、脳内妄想が止まらなくなってきたので、このへんでやめときます(笑)