オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・ライブ鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログ。

オタクのNumber_i論[7]〜神に息を吹き込まれた男、神宮寺勇太


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 急な仕事が入って聴くことができなかった昨日(2024.3.9)のTOKYO FM「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」。今や破竹の勢いのNumber_iの御三方が生出演……ということで、放送されるやたちまちXトレンド1位になったそう。

 

 内容をファンの皆さんの怒涛のポストやらネット記事で拾い読みしているヲタクですが、1番ビックリしたのがこれ!!

 

 リスナーからのメールで、「お互いにリスペクトしているところ」を問われた3人。「恥ずかしい」と照れつつ、それぞれがリスペクトしている部分を伝えていく流れになった。

平野について、岸が「クリエイティブ性がもともとあるなと思ってたんですけど、ここにきてこんな引き出しのアイデアもあるんだなって驚きました」と言えば、神宮寺は「ダンスもパフォーマンスもすべて。昔からそれはずっと尊敬してます」と吐露。続いて岸について、神宮寺は「奇想天外。最近になってますます違う顔を見せてくれるところがかっこいい」と語り、平野も「俺らが予想できない表情、動きを見せてくれる」と同調した。

最後に神宮寺について、岸は「いろんな曲によってそれぞれの顔がある。この人何個顔あるんだろってくらい」とその表現力をたたえ、平野も「曲に乗っ取られたように表現するから、それが素晴らしい。世界観に入り込む」と称賛。それぞれの真剣な思いを聞いた平野は「お昼から赤くなっちゃう」と赤面し、神宮寺も「3日前から(世界観に)入ります」と冗談を交えて頬を緩ませた。

 

 いやね、メンバーによる平野評、岸評はわかるのよ〜。「さもありなん、さもありなん」と激しく首を縦に振ったわ。ヲタクも2人についてはだいたい想像はできた。しかし驚いてのけ反ったのは神宮寺くんですよ!

「この人何個顔があるんだろ」 by 岸優太

怪人二十面相か……(^_^;)

「曲に乗っ取られたように表現する。世界観に入り込む」by 平野紫耀

 

 す、凄くないですか!?神宮寺くん。曲に(人格を?)乗っ取られるですって?(゚д゚)今までヲタクが彼に対して抱いていたイメージは、いつも客観的且つ冷静沈着、物事を俯瞰して見ることができる知性派……って感じだから意外だった。むろん、『GOAT』のMVや先日のNHKでのライブでも驚くほど多彩な表情を見せてくれた神宮寺くんですが、それはてっきり、彼の緻密な計算あってのことだと……。

 

 演技の世界では「憑依型俳優」って呼び名がありますが、演技の場合、例えば舞台なら2〜3時間の間に徐々に戯曲の台詞や共演者たちにインスパイアされて、その世界観に入っていくわけじゃないですか。それなのに神宮寺くんの場合はたかだか2、3分しかない楽曲の間に、(しかもあんな激しいパフォーマンスを繰り広げながら)「世界観に入り込む」ですとぉぉぉ!?神宮寺くんのインスピレーションって、ハンパないんだね Σ(゚Д゚)

 

 でも考えてみれば、「inspire /インスパイア」の語源は、ラテン語 in-(中に・イン)+spiro(息を吹き込む・スピロ)。もちろん主語は「神」です。だから昔のヨーロッパの人々は、例えばモーツァルトみたいな音楽の天才が次々と名曲を繰り出すと、彼に神が降りてきたとか、彼は神の息を吹き込まれたんだという捉え方をしたんですね。……神宮寺くんの場合、何やら彼に神のような存在が憑依したと考えれば、その超人的な瞬発力にも説明がつく。シャーマン神宮寺(^_^;)果たして彼に憑依しているのはどんな神さま?ミューズ?サラスヴァティ?はたまた弁財天?……って、考えてみれば全員女神様だね。神さまに憑依された、というより、神さまに愛された男と言うべきか。女神さまに息を吹き込まれたとなると……。いかん、妄想の方向性がズレてきた(笑)

 

 しっかしNumber_iって、全員天才肌のアーティスト集団だとは思ってましたが、神宮寺くんが……あのジェントルマンな神宮寺くんが……なんというか……いちばんヤバくないですか?^^;

 

おそるべし、神宮寺勇太