国賓として招待され、チャールズ国王より最上級のおもてなしを受け、「これぞ皇室外交の極み」といった場面を次々と我々日本国民にお示し下さっている天皇皇后両陛下のご訪英。
Xのポストをつらつら見ていたら、晩餐会の折に杖を持って先導役を務めたのが、あのアンドリュー・デヴィッド・パーカー男爵だ(写真左)というご指摘をされている方がいらして、(おー、気づかなかった❗確かに)と膝を叩いたヲタク。ハイ、そうです。エリザベス2世ご葬儀の際、英国王室の慣習に則り、杖を折った人物。
彼は2021年より故・エリザベス女王の侍従長を務めていましたが、1年後に女王が崩御され、はからずも上記の大役を担った……というわけです。彼の場合、侍従長の前職がなんとMI5(英国保安局)の局長だった……というのだから恐れ入ります。ネット時代の今、様々な危険を回避するには迅速な情報収集が不可欠とお考えになり、女王は最側近にその道のプロを選ばれたのでしょう。
個人のインスタを立ち上げて適切な情報を発信し、君主の側近には国内外の情報に精通した人物を抜擢する英国王室の先進ぶりに比べて、日本の宮内庁の情報発信の何とも遅れていることよ。「皇后陛下がザ・マルでの馬車パレードの際、マスクを付けられたのは馬アレルギーの為」(英国側の発表ですが、むろんそれを頼み込んだのは宮内庁側でしょう)ですと❓ネットを開けば、にこやかに馬にお手ずからニンジンを差し出されている写真が幾つも出ているというのに❓長年の皇室ファンはそんな茶番劇を目論んだ黒幕の人物をとっくに承知しておりますが、件の人物はいまだに、平成時代と同様、自身の飼犬たる宮内庁長官に公式発表をさせれば、あるいは雑誌社に手を回して提灯記事を書かせれば国民を騙せるとお思いなのかしら。浅はかなこと。大喜びで両陛下を歓待するチャールズ国王やウィリアム王子の様子がよほど面白くないのか、かの人物はまたぞろ下げ記事をマスゴミに書かせておりますが、無駄ですことよ。心ある人々はもう騙されません。そしてきっと、英国王室側も全てお見通しだったに違いありません。(何せ女王陛下の007……もとい、侍従長にMI5のトップが就くくらいの国ですからね)これまでの事情を全て飲み込んだ上でのあの発表でしたね。器が大きい。この茶番劇の作者はきっと、チャールズ国王夫妻のプライベートな会話の中で、密かに笑い者になっていることでしょう。
そして、この度の英国ご訪問でさらに明らかになった両陛下の皇族としての真の資質。小手先の、卑しい嫌がらせなど吹き飛ばしてしまう輝きに満ちていました。有象無象がどんなに喚き散らしても無駄なこと。両陛下は真の宝石。
ダイヤモンドを傷つけることは誰もできないのです。