オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、鑑賞後の感想を呟いたりしています。今はおうちで珈琲片手に映画やドラマを観る時間が至福。

映画『ダウントン・アビー / 新たなる時代へ 』~ただいま!帰って来たよ!

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  待ってました~❗日本で言えば朝ドラみたいな悲喜こもごも、「それでもやっぱり生きるって素晴らしい」人生賛歌の貴族バージョン『ダウントン・アビー』の映画版第2弾❗

 

  ドラマでは主要な登場人物がまだ若くて元気だったから、朝ドラっぽい……とはいえ、様々な欲望や怒り、羨望や妬みの感情が渦巻いて少々ドロドロしてましたけど😅、ひと区切りがついて映画になると、みんな良い意味で人生の成熟期あるいは老境を迎え、英国ふうの皮肉めいたユーモア満載、個人的には映画版のほうが好みかも😊

 

  ドラマではどちらかというと「貴族のお城」という閉鎖的な世界の中の、主人たる伯爵家家族と使用人たちの内輪の話が主だったのだけど、映画版では、外部から人が入り込んできて(前作では、初めて国王陛下ご夫妻が大勢のお付きの者を引き連れ、お城におなりになるというてんやわんや)、全員が一致団結して「今そこにある危機」を乗り越えるさまが描かれます。

 

  さて今回の「外部からの闖入者」は誰かと言えば、お城を撮影現場として使いたい……と申し入れのあったサイレント映画の撮影班。当主の伯爵(ヒュー・ボネヴィル)は「由緒あるお城をそんな目的で……」と苦い顔ですが、「屋根が雨漏りで酷い惨状なのよ(確かに、お城中のバケツと洗面器が総動員😅)。使用料で屋根を修繕したいわ」というメアリーの一言でゴーサインが。今作では伯爵は半引退状態?で、名実共にメアリーが、祖母であり先代伯爵夫人であるバイオレット(マギー・スミス)から、女当主としてのバトンを渡されることになります。しかし、伯爵にもましてメアリーは、いつもお城の維持の金策や使用人の管理に頭を悩ませてる気がする😅『ダウントン・アビー』見るたびに、貴族とかトンでもないお金持ちの家に生まれなくて良かったなー、と思うんですわ。ホント、お気楽な庶民で良かったって(笑)

 

  サブストーリーとして、バイオレットが、大昔の知己であるフランスの侯爵が亡くなり、遺言により、彼の別荘の相続人に指名されるという事件?が勃発、バイオレットの相続手続きの代理人として、伯爵夫妻、次女イーディス夫妻、新婚の※トム・ブランドン夫妻が南仏のリヴィエラへ赴き、侯爵の妻(ナタリー・バイ)とその息子から、若き日のバイオレットの秘めたる恋を聞かされる……という顛末が描かれます。

アイルランド人運転手としてお城に入り、民族、身分の違いを乗り越え、伯爵家の三女シビルと一途な恋を貫いたトム(アレン・リーチ)。しかしそれも束の間、シビルは生まれたばかりの我が子と愛する夫を残して帰らぬ人に……😢今作では、彼がモード・バグショーの娘ルーシー(タペンス・ミドルトン)と再婚するシーンで始まります😊ヲタク的にはトムの行く末が気になっていたから、新たな幸せを見つけてくれてホッとした(笑)

 

  もう一人、ヲタクが気になっていた人物は「元祖こじらせ男子」、トーマス・バロウ(トム・ジェームズ=コリア)。野心家で、陰謀を巡らせて下僕から従者、そしてついには執事にまで上り詰めたバロウ。しかし彼は同性愛者で、前作の映画では同性愛者たちのパーティーに参加して警察に連行されたりして(当時の英国では同性愛は犯罪行為で、取り締まりの対象だった)、常にどこか翳が付きまとう男。しかし今回は、彼の人生に新しい展開が用意されています。バロウを演じているイケメン俳優トム=ジェームズ・コリア、今回の役を足掛かりにしてハリウッド進出を狙ってたみたいなんですが、バロウが暗い性格の同性愛者で、しかも悪役的な立ち位置だったため、イメージが固定されてハリウッドからお呼びがかからない……ってインタビューに答えてたけど、そうかなぁ。バロウってオイシイ役だと思うけど。彼は「明るく爽やかな正義のヒーロー」を目指してるのかな😅まっ、ひねくれたヲタクみたいな少数派の意見は参考にならないか(笑)

 

……あっ、気になる人物と言えば、主にコメディパートを担う愛すべき人物、モールズリーさん(ケヴィン・ドイル)❗今回もいろいろやらかして笑いを誘いますが、彼に思わぬ才能があるのが発覚します。これからちょっとした小金持ちになりそうな気配。じぶんに自信がついて、長年の想い人のフィリスさんにもプロポーズできたし、良かったね❗

 

  今まで、様々な危機を乗り越えてきたダウントン・アビー。「戦争(注・第一次世界大戦のこと)を乗り越えられた私たちだもの。今度もきっと乗り越えられる」っていうメアリーのセリフがあるんだけど、彼女は、僅か10年後、再び大きな戦争に英国が、欧州が飲み込まれてしまうことを知らない。でも冷静で鋭い知性の持ち主であるメアリーのこと、ダウントン・アビーの実質的な女当主として、立派に乗り越えていくことでしょう。

 

★今日の小ネタ

メアリーの2度目の夫ヘンリー役のマシュー・グード、確かキャストには名前載ってたような気がするんだけど、今回は一瞬たりとも出てこなかったゾ(笑)映画『キングスマン/ファースト・エージェント』やドラマ『ディスカバリー・オブ・ウィッチズ』等々、出ずっぱりだもんねー、無理もないか😅しかしヘンリー・タルボット❗あんたの留守中に奥さんまた別の男性に言い寄られてたわよ。「私は古いタイプの女だから、感情のままに流されることはないの」って受け流してたけど……。ということは、多少なりとも気持ちが動いたってことよね?!(・◇・;) ?たまには帰って顔見せないと夫婦の危機だよ(笑)