オタクの迷宮~映画と舞台と音楽と Chaos-α

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

「ビリーブ~未来への大逆転」アーミー・ハマーの続き(笑)

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  黄金町の映画館「ジャック&べティ」で、朝8時30分から「ビリーブ~未来への大逆転」しっかし、掲示板ボロボロやな…(笑)でも、経費詰めて、詰めて、私たちに良質な映画を届けてくれる経営者側の心意気や良し❗絶対にこれ、座席半分も埋まらないだろ、っていう映画も頑張って上映してくれるもんね😅

 

  さて「ビリーブ」実話に基づいた物語。のちに最高裁の判事となるルース・ギンズバーグは、結婚・出産を経てハーバード大学法科大学院に入学しますが、女性はわずか9名。授業中、一生懸命手を挙げても、男子学生優先で発言の機会さえ与えられません。加えて同じ法科大学院の1年先輩だった夫はガンに倒れ、家事に子育てに孤軍奮闘。もちろん、ルースの大変さに比らべるべくもないけど(責任の重さも😅)、ワタシも一応「働くママのはしくれ」だったものですから、もうこのルースの奮闘ぶりが描かれる前半から、涙腺崩壊(笑)熱出した娘に「なんでこんな時に熱出すの」って口走っちゃった時のこととか、自分の反省と一緒に、いろんな綱渡りの場面思い出してね😅友人の一人も、残業続きの時は必ずカレー大量に作ってたから、子育て終わった今では、「カレー見るのもイヤ」って言ってるし😅

 

 

ルースは弁護士として実務経験を積みたくて、大学も頑張って首席で卒業したのに、女性でしかもユダヤ人だという理由でどこにも雇ってもらえず、大学の教授に。そんな時、独身の中年男性が母親の介護をするのに税控除を受けられない法律が性差別であり、憲法違反であるとの控訴裁判を担当することになりますが…。

 

  彼女にとって敗訴確実と言われた裁判を覆す最高の援軍になるのは、ガンから奇跡的に回復して生涯妻を支え続けた、税法専門弁護士の夫(アーミー・ハマー)と、両親に倣って法律家を目指す長女。特に、今までの判例にこだわって裁判の趣意書をまとめていたルースが、15才の長女の言動に新しい時代の到来を見て弁護のヒントを得、「性別・人種関係なく、同じように働く権利と、社会福祉を享受する権利を与えられるべき」と、次世代の為に立ち上がろうと決意する場面は感動的です😿

 

  昨日記事に書いたアーミー・ハマー、やはりここでも安定感ある「受け」の演技。奥さんより数倍料理上手な設定なんですが、ポロネギ切る速度が速水もこみち級に高速なんですけど(笑)この映画の為に練習したのかな❔元々料理上手❔それにしても上手すぎる…😅結婚・出産を経てもキャリア続けたいっていう女性はこういう人選ぶべきかも。(こんな人どこにいるんぢゃあ❗って声が聞こえてきそうですが😅)

 

  主演はフェリシティ・ジョーンズ。エディ・レドメインがあのホーキング博士を演じてアカデミー主演男優賞の「博士と彼女のセオリー」で、博士の奧さまを演じたイギリスの女優さん。あの時は「まるでボクを見てるみたい」と博士自身に絶賛されたエディのカリスマ演技を受け止める静かな、しかしシンの通った演技が印象的でした(彼女自身もアカデミー賞にノミネートされましたが、受賞はならず)が、今回はガンガン攻めてます(笑)彼女よりも10年前に性差別で争い、敗訴した老獪な弁護士役でキャシー・ベイツがちらっと出てきますが、サスガの存在感。

 

  ルースは性差別の弁論を始める糸口に「ハーバードの法科大学院には当時女性用トイレがありませんでした…。」と切り出します。それにしても差別を語る時必ずと言っていいほど、アメリカ映画ではよくトイレ問題出てきますよね。「ドリーム」でも「グリーンブック」でも。それだけアメリカの性差別・人種差別が切実な問題だったってことがよくわかります😿トイレがないなんてツラすぎるよ…。

 

  全てのワーキングママと、彼女たちを妻に持つ男性陣に観てもらいたい映画です😊