(Photo of Den Haag from Pixabay)
もし今年、舞台をひとつ見るとしたら、
ネザーランド・ダンス・シアターは外せない選択肢だ~ニューヨーク・タイムズ
山下公園前の神奈川県民ホールで「ネザーランド・ダンス・シアター」13年ぶりの来日です❗神奈川県民ホール、横浜のバレエ・オペラの殿堂❤️このホールができるまでは、本格的な全幕ものバレエを観るにはNHKホールや東京文化会館まで行かざるをえなかったのが、1975年以降は、横浜でもバレエやオペラを完全な形で観ることができるようになりました😊初めてパリ・オペラ座や英国ロイヤルバレエに触れたのもここ😊バリシニコフやシルヴィ・ギエムをナマで見た時はめちゃくちゃ感動したものです。
我が家はインターバルを挟んで合計10年ベルギーに駐在していたのですが、バレエは娘二人を連れて観に行くことが多かったので、「白鳥の湖」「ジゼル」クリスマスの時期には「クルミ割り人形」…etc と、古典三昧😅モーリス・ベジャールのかつての本拠地、コンテンポラリーバレエの中枢に住んでいたものの、自分自身も当時はバレエといえば古典❗という感じだったので、コンテンポラリーを観る機会はありませんでした。コンテンポラリーに興味が湧いたのは、日本に帰国してからです。
今日のネザーランド・ダンス・シアター、1959年にオランダ国立バレエ団から脱退した十数名の団員によって設立。活動が軌道に乗るまでは苦難の歴史があったようですが、決して古典作品は上演せず、コンテンポラリーのオリジナル作品にこだわり、当初の創立精神を貫いています。また、従来のバレエ団のようにヒエラルキーも存在しないようです。
古典ですと、何度も同じ作品を見ますから、ストーリーもわかってるし、どこで見せ場(黒鳥の32回転とか、海賊のパドゥドゥの跳躍とか)があるかも予め知識がある。だから専ら踊り手の技量と表現力に酔う。歌舞伎と同じですね。一方コンテンポラリーは、才気溢れる振付家たちが常にup to dateな作品を生み出しているので、こちらも次々と新しい作品に触れるわけで、舞台上でも、作品世界がどう展開するかわからない。スリリングな驚きと楽しさがハンパないです❗
今夜は4演目。スイスのバーゼル駅を舞台に、行き交う人々を表現した「シンギュリア・オデッセイ」。ベーシックなバレエの動きに、時にパントマイム的な、時にお能の摺り足のような動きが混じったり…。演劇とダンスのギリギリの融合を狙ったかの如き「ザ・ステイトメント」。密室の中の男女の愛憎「シュート・ザ・ムーン」(男女のパドゥドゥの形式なので、初めて見るコンテンポラリーとしては違和感がないかも。個人的には、男性ダンサーの衣装が黒いスーツなのがツボ😅)ワタシ的に一番中毒性のあったのが、 若くして非業の死を遂げたジェフ・バックリーの悲痛な音楽に乗せて 鍛え抜かれた彫像のような肉体が舞う「ウォークアップ・ブラインド」。肉体が繰り出す極限の動きはあまりにも超速で、まるで網膜に残像が次々と焼き付けられるようで、目眩がします(笑)
「意味」や「意義」は追及しなくていい。ただ感じるままに、美しい、鍛え抜かれた肉体と、それらが繰り出す舞いに酔えばいいんだと思います。音楽に身を任せ、陶酔するのと同じように。
オタクは今夜、カンペキにNDT沼に沈没しました(笑)
Great to have super Paul Lightfoot @lightfoot_paul in class, still gorgeous!! 🌟Thank you for having me teaching your amazing company Netherland Dance Theater @ndtdance ❤️❤️#ndt #paullightfoot #africaguzman #balletteacher #balletcompany #dancer #dancerlife #lovemyjob pic.twitter.com/PRi3OgnjJh
— Africa Guzmán (@Africa_Guzman) 2019年5月17日
【中井美穂】
— OrangeBlue company (@OrangeBlue_com) 2019年7月6日
本日はネザーランドダンスシアター(NDT)日本ツアーレセプションパーティーの司会を務めさせていただきました。 pic.twitter.com/ovmRUFibff