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「キャッツ」「エビータ」「ジーザス・クライスト・スーパースター」など、数多くの名作ミュージカルを作曲したアンドリュー・ロイド・ウェバーが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて外出自粛中のミュージカルファンの為に❗YouTubeチャンネル「The Shows Must Go On!」を開設してくれました😢このご時世、なんてゴージャスなプレゼント😍今週は昨日18日(土)午前3時から48時間限定で、『オペラ座の怪人』を配信中です💓
この作品は10年くらい前にロンドンのウェストエンドで観ました。あの有名なシャンデリアのシーンを初め、舞台装置はその時も十分にゴージャスでしたが、今回25周年記念だけあって、場所がロイヤルアルバートホール😊(ヴィクトリア女王の夫君アルバート公に因んで建てられた劇場。毎年英国アカデミー賞の会場になることでも知られています)。冒頭、オペラ『ハンニバル』のリハーサルをしている場面でも出演者が本物のオペラ歌手さながらだし、バレエダンサーの踊りの技術もプリンシパル級でスゴイんですけど😮
オペラ座の地下深く、地下の王国を作り、その地底から黄金の声を響かせ、歌姫クリスティーヌを洗脳する怪人エリック。醜悪な素顔を仮面で隠し、貴公子ラウルと愛を誓ったクリスティーヌへの愛憎に身悶える姿がセクシー😅
ウェバーの作品の中で、ヲタク的にはNo.1のこの作品。ヒロインのクリスティーヌに対する怪人の心情はどう考えても愛というより支配欲だし、オペラ座地下の怪人の王国に連れて行かれたクリスティーヌが、モーツァルトのオペラ『魔笛』の夜の女王のアリアよろしく、怪人から高音の限界まで歌わされてついには失神するシーンなんてSMだし😅(怪人が何度もSing!Sing!Sing for me!って叫ぶところがサディスティックかつエロい)
まっしかし、かように『悪い男』とは古今東西魅力的なものでして。誠実で優しくてイケメンのラウルから愛を告白されても、なかなか怪人への気持ち(一種の愛なのか憐みなのか、それとも洗脳なのか❓)が捨てきれず、揺れ動くクリスティーヌの気持ちもわかりますね、うん。(怪人の、愛憎相反するクリスティーヌへの心情、醜悪な顔を持ったゆえの圧倒的な孤独感と社会への憎しみが、最後の場面で、真実の愛に昇華していくのがクライマックスになっています)
映画版の怪人、ジェラルド・バトラーは、醜い顔の半分を不気味なマスクで隠していてもセクシーな男臭さムンムンでしたが、今回の25周年公演のラミン・カリムルー(イラン生まれのカナダ人俳優。英国を中心に活躍)、歌声は神業だし、セクシーさでも負けちゃいません😉ラウル役のハドリー・フレイザーの伸びやかな美声、クリスティーヌ役のシェラ・ボーゲスの、サラ・ブライトマン顔負けの音域の広さも素晴らしい❗
大歓声とスタンディングオーベーションに沸き立つアルバートホール。 この記念すべき『オペラ座の怪人』、本物中の本物を家にいながらにして堪能できる得難い体験。舞台の最後に御大ウェバーご本人が登場、五歳の時にベートーベン交響楽第三番を聴いた憧れの劇場で自分の作品が上演されるなんて夢みたいと感謝を述べます😆そしてそして、ウェバーの元奥様にして本作品のミューズ、サラ・ブライトマンと歴代ファントム役の面々との夢の競演のサプライズが❗
まだ間に合います、この機会にぜひ❗