(Iceland from Pixabay)
本年度アカデミー賞歌曲賞にノミネートされている『ユーロビジョン歌合戦~ファイアー・サーガ物語』。ファイアー・サーガとはアイスランドの辺境の村フーサヴィークに生まれた主人公のラーズ(ウィル・フェレル)が、いつかビッグになることを夢見て、幼なじみのシグリット(レイチェル・マクアダムス…40を過ぎても相変わらずキュートでカワイイ)と組んでいるバンドの名前。まずのっけから、アベンジャーズのマイティ・ソーよろしく、バイキングの衣装に身を固めたラーズが、アイスランドの雄大な自然をバックに
ボルケ~~ノマ~~ン 私の溶けるハートをトリコにしたぁ~~
火山から来た守護者 永遠のヒーローも人を愛するぅ~~🎵
と歌いまくるシーンでハートぶち抜かれたわ(笑)
村の居酒屋で細々とライブをしている二人。それがひょんなことから、ユーロビジョン歌合戦のアイスランド代表に選ばれ、さらにひょんなことから(詳しい経緯は省きます=笑)スコットランドはエディンバラの本選に出場できることになり…という、「オトナの夢の叶え方」コメディ。ユーロビジョン…。欧州放送連合主催のコンテストで、各国代表アーティストはライブ放送で自らの楽曲を披露、参加国が他国に投票して大会の優勝者を決定します。日本ではあまり知られていませんが、ヨーロッパではけっこう毎年話題になります。ホンモノのコンテストさながら、ユーロビジョンのライブシーンがスゴイ迫力。個人的には準決勝に出てきたベラルーシのデスメタルバンドが好き♥️
ストーリーは ウィル・フェレルお得意の下ネタ&ドタバタ満載😅、だけど全編を彩る楽曲の数々は素晴らしく素敵なものばかり、アカデミー賞歌曲賞ノミネートも納得❗
(ノミネートの歌曲は「Husavik(My hometown)」。アイスランドの自然の素晴らしさと望郷の念を歌い上げる感動的なバラードは、掛け値なしにアカデミー賞に相応しい❗素晴らしいです)
そしてそしてヲタクのお目当てダン・スティーヴンス🎵(『ダウントン・アビー』『美女と野獣』『レギオン』等)ヒロインのシグリットにグイグイ迫る、本選優勝候補のロシア歌手、アレクサンドル・レムトフ役。半裸のムキムキマンたち引き連れて、若き日のジョン・トラボルタみたいなラメ衣装で歌い踊るは『愛のライオン』❗
結ばれよう 俺は恋する獅子 愛の狩人さ🎵
サバンナで君を高く掲げる
(↑なんて力持ちなの、ステキ😍)
あの空の上へと
でもってここでオトコたちがアレクサンドルのキラキラ衣装を剥ぎ取る~(*´ェ`*)
(ギャランドゥも出血大サービス、しかも手にムチ持ってる)
萌えるわ、サイコー♥️(←バカ😅)
おまけに全編見終わった後も、レムトフのリハと本選のシーンだけリピしてるヲタクはただの危険人物(笑)
彼のロシア訛りの英語も完ぺきです😍ピュアでクレバーなシグリットちゃんが最後までラーズにぞっこんで、アレクサンドルにはぜんぜんなびかないのがいまいち理解できん🤷ヲタクならソッコー行っちゃうけど(笑)『シカゴ7裁判』で、アメリカン・イングリッシュを早口でまくし立てるエディ・レッドメインに萌えたばかりのヲタクですが、そう言えばダン・スティーヴンスもエディと同じケンブリッジ大学出身。大学の演劇サークルで鍛えられ、様々な訛りもお手のもの😊…しっかし、ユーロビジョンにエントリーしたアーティストを集めたパーティーで、「イギリス代表はどこ?」と聞くレイチェル・マクアダムスに、ダン・スティーヴンスが「イギリス人は世界中の嫌われ者だから来てないよ」って答えさせる脚本っていったい…(笑)
ピアース・ブロスナンがラーズの実直で頑固者の父親役でイイ味出してます😊髭面でアイスランドの漁師、初めは彼とはわからなかった(笑)それでも若々しくて、ウィル・フェレルと並ぶととてもじゃないけど父子に見えずに困った(笑)また、ちょい役ですが、Netflixのミステリードラマ『トラップ~凍える死体』(シリーズ2まで配信中)で主人公アンドリ警部を演じているアイスランド人俳優・オラフル・ダッリ・オラフソンが出てきたのは嬉しいサプライズ🎵
はじめは『私というパズル』(ヴァネッサ・カービーがアカデミー主演女優賞にノミネート)を見始めたんだけど、あまりにも辛く苦しい最初の30分で挫折😢代わりに見始めたのがこの映画。癒された~(笑)『私というパズル』は、心身共に元気な時に再挑戦しようと思っています。
(おまけ)シグリットはエルフ(妖精)の存在を信じていて、何かというと山あいにあるエルフの可愛いおうちにお祈りしてるのがツボ(笑)