※ロンドン・ウエストエンドのハロルド・ピンター劇場から撮影された映像が、昨年2022年、「ナショナル・シアター・ライブ」の一環として、日本でも限定上映されました。ジョディのド迫力の一人芝居、凄いです。
現在ブロードウェイのゴールデン・シアターで絶賛上演中の、ジョディ・カマー(『キリング・イヴ』『最後の決闘裁判』)の一人芝居※『プライマ・フェイシィ』。ジョディは、6月7日のマチネを休演しました。
※法廷弁護士テッサ(ジョディ・カマー)は労働階級の出身ですが、苦学の末、弁護士に。彼女の専門は、レイプ犯の弁護。しかしなんと、彼女はある日、自らも性的暴行の被害者になってしまいます。その身を切るような屈辱体験によって彼女は、男性優位の社会で作られた法律の矛盾に気付き…。
当日、『プライマ・フェイシィ』の幕が上がって10分後、ジョディは「息が出来ない」と訴え、舞台を下りることに。ダニ・アーリントンが急きょ代役を務め、事なきを得ました。
これは今世界中で話題になっているニューヨークの深刻な大気汚染のため。これはカナダで起きた大規模な山火事の煙が大量に流れ込んだことによるもので、大気汚染を示す指標API(Air Pollution Index)は一時災害レベルの480にまで達し、ニューヨークの空は一面オレンジ色に染まっているとか。
イギリス出身のジョディも、思わぬところで災難に見舞われてしまう形になりました。『プライマ・フェイシィ』の好演により、本年度トニー賞の主演女優賞にノミネートされているジョディ。来週6月12日(月)の受賞式には、元気な姿を見せて欲しいものですね。
※トニー賞の受賞式が行われるニューヨークのユナイテッド・パレス。
★ついしん
不幸なアクシデントを乗り越え、ジョディ・カマーは『プライマ・フェイシィ』の演技で、見事トニー賞主演女優賞を受賞しました❗ジョディ、おめでとう❗