オタクの迷宮

海外記事を元ネタに映画・ドラマの最新情報を発信したり、鑑賞後の感想を呟いたりしています。今住んでいる神奈川が好きすぎて、最近は殆ど県外に出なくなりました。

優艶なるアクションスタァ、綾瀬はるか〜映画『リボルバー・リリー』

 
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 横浜駅ビル「Newman」の中にあるシネコン「Tジョイ横浜」にて、『リボルバー・リリー』(監督・行定勲)鑑賞。


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 ※何しろ、キャストが豪華すぎぃぃぃ〜😍

 

 

 時は大正13年関東大震災から1年後の帝都・東京。私娼街・玉の井の一角でカフェ「ランブル」を経営する小曾根百合(綾瀬はるか)は、旧知の間柄である筒井国松(石橋蓮司)が、秩父で一家殺害事件を起こし、追い詰められて自決したと新聞で知ります。しかし国松がそんな輩ではないと信じる百合は、彼が住んでいた山奥の小屋を一人訪ねますが、そこには多くの銃撃痕があり、多数の陸軍の軍人たちが出入りしていました。彼らは何かを必死で探している様子。なぜ警察ではなく陸軍が……❗❓疑惑を感じずにはいられない百合。そんな百合が、帰りの列車の中で、当の陸軍軍人たちに追われている一人の少年、細見慎太(羽村仁成)と遭遇、彼を助けます。彼は国松が犯人とされる一家殺害事件の、ただ一人の生残りだったのです。国松が犯人とされているのに、なぜ生き残った少年が陸軍から追われなければいけないのか❓しかも慎太は、一家殺害事件の直前に失踪した父親から、「何かあったら、玉ノ井の小曽根百合の所へ行け」との謎の言葉を遺されていたのです。真相を突き止めるべく、少年を守って命がけの逃避行を続ける百合の前に、次々と敵が現れますが、その敵たちとの死闘を通じて、国家の存亡に係る重大な事実が明らかになり、百合自身もまた、自ら封印していた過去と対峙することになるのでした……❗


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※百合は「スミス&ウェッソン1917」の使い手。あのインディ・ジョーンズと同じ銃だとか…。


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※サイコ系イケメン、清水尋也

この、三白眼の酷薄そうな顔立ちがたまらなく色っぽいわ〜〜、背中がゾクゾクする🎵

このお方扮する陸軍の諜報員、南始の死に際たるやデカダンの極み。澁澤龍彦江戸川乱歩が見たらきっと喜びそう(笑)

 

 兎にも角にも、これは「綾瀬はるかの典雅かつ優艶なるガン・アクションを愛でる映画」なんである。女性のガン・アクション……といえば、ヲタクは『マッドマックス怒りのデスロード』のフュリオサ隊長ことシャーリーズ・セロンをすぐ思い出します。顔(かんばせ)は美しいけれども肉体は男顔負けに限界まで鍛え上げ、そのアクションには、血と泥と汗の匂いがする(笑)しかし大和撫子の代表みたいな綾瀬はるかのアクションは、たおやかで優美で、翻るスカートのすそから、その名の通り百合の香りが立ち上りそうだわ(うっとり)。「リアル感がない」だの「ストーリーがもたついてる」だの言う人たちがいるけど、これはリアリズムを求める映画じゃ、ないの(きっぱり)例えば歌舞伎の立ち回りには一定の「型」があり、観ている私たちは役者たちがこの先どう動くかもうわかっているわけだけど、その流麗な動きと立ち姿の美しさに惚れ惚れするわけ。それと同じだわ、『リボルバー・リリー』の綾瀬はるかは❗


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まるで高畠華宵が描く挿絵の少女のような古川琴音(公称19才だけど、ホントは17才っていう設定(^.^;)。こんないたいけな風貌で、2連の散弾銃をぶっ放すとこがツボる。

 

 さぁさみなさん、お立合〜〜い❗

さてさてここは、闇と陰謀が蠢く帝都東京。

迫り来る憎っくき悪漢たちの魔の手よ。

そこに現れいでたる花一輪リボルバーリリー、

拳銃片手に決然と立ち向かいます。

純白のドレスは、たちまちのうちに真紅に染まる❗


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海軍兵学校出身、海軍士官から弁護士に転身という異色の経歴を持つ岩見役に長谷川博己。悪役揃いの男性陣の中で、唯一のジェントルマン(笑)

 

……なーんちゃってね(^.^; ヲタクのはちとベタすぎる口上でこざいやしたが(汗)、まあともかく、アクション・ファンタジーなんですよ、この映画は。四の五のムズカシイことは言わずに、風にたなびく草の中の逃亡劇、玉ノ井の妖しげな街並み、白い濃霧の中に浮かび上がるガス燈や揺れる柳の下での銃撃戦……等々、行定監督お得意の耽美的な映像に酔い、美女たちのガンさばき(たまに少々もたついても、ご愛嬌よん♥)にうっとりし、長谷川博己清水尋也ジェシー…と、居並ぶ白皙の美男子たちに骨抜きにされればよろしい(好みはそれぞれ別れると思うけど(^.^;)。このお三方、なぜか不思議と大正浪漫の香りがするんだわ……くんくん(笑)


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シシド・カフカ姐さんが構えるは、ウィンチェスターM1894ライフル。馬賊出身の奈加さん役に彼女をキャスティングした行定監督の慧眼、恐るべし。最終決戦では女馬賊に立ち戻り、モーゼル二刀流もまたカッコええ😍

 

 結局、百合たちは帝国陸軍vs. 海軍の権力闘争に巻き込まれていきますが、百合の活躍が単なる捨て石にならず、後年の山本五十六阿部サダヲ)の、※ロンドン軍縮会議での外交努力に繋がった設定となっており、この映画、なかなか深いテーマを内包しております。

結局山本はロンドンで軍艦保有数の平等化に失敗、パールハーバーの悲劇に突入していくわけですが…。


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※リリーたちを追い詰める、陸軍士官役を演じたジェシー。彼の演技を見たのは初めてだけど、まさに「戦争の狂気」を体現したような怪演を見せてくれました❗……凄いよ、彼。もはやアイドルとは呼べない、振り切った捨て身の演技。これからも、演技者としての彼に注目していきたい。

 

 ラスト、めでたしめでたしの大団円……かと思いきや、独眼のナゾの殺し屋X(鈴木亮平)登場〜〜😍彼に向かってリボルバーをぶっ放す百合。こんな大物ラストにかましてくるなんて、まさか鈴木さん、カメオ出演じゃないよね。MCU流の予告編だよね❓

 

 行定監督、続編お待ちしてます❗❗

(もはやヲタクの中では決定事項 笑)

 

★今日の小ネタ…Rumble

 百合の経営する玉ノ井のカフェ「ランブル Rumble」。その名の通り、弁護士の岩見センセ(長谷川博己)をはじめ、百合にホの字の男たちがいつも入り浸っております。そのまま訳せば「のんびりダラダラ時間を潰す」って意味ですが、ヲタク的にはすぐ『ウェストサイド・ストーリー』を思い出しちゃいます。アメリカ英語のスラングでは、ランブルは街中の小競り合いやケンカ。ジェッツとシャークスの決闘も当の少年たちは「ランブル」って言ってましたね。百合のカフェも銃撃戦の舞台になったりするから(^.^;ホントはそっちの意味❓