ものすごい寝不足になりました。年取ってくると寝不足はかなり身体に応えて、今日はたぶん1日廃人状態です(笑)…って、しょーもないオチでスミマセン(^.^;…でもね、イッキ見の寝不足状態でも、ぜんぜん後悔はありません。MCUやDCヲタクから見ても、遜色ない出来だと思うよ。いやぁ、日本でもこういうアクション映画が出来るんだ…凄いよね。
漫画の実写化が成功するか否かって、VFXの映像技術にどれだけ人材とお金を投入できるかはもちろんだけど、やはり役者さんたちの、2次元の世界にリアリティを持たせる演技力、身体能力、そしてその人自身の人間力、カリスマ性に負うところが大きいと思う。それがなかったら、別にアニメーションでいいわけだし。今回の実写化は、端役チョイ役モブキャラに至るまでキャスティングが適材適所、素晴らしいです❗
最近アメコミ映画は世界観がだんだんダークになってきて(たぶんアメリカという国の内情の変化が関係していると思うんだけど)チト観終わった後キツイ時が度々あるんだよね。でも、『幽☆遊☆白書』は(原作は読んだことないけど)、日本の少年漫画のまさに王道、最初は力も弱くて根性なしの主人公幽助(北村匠海)が、愛する人たちを守るため血の滲むような修行を積んで次第に強くなり、しかも仲間たちと一緒に「あらまほしき自分」になるべく粉骨砕身努力する。(⇐「仲間たちと一緒に」そこが大事なんだよね。アメコミだと、ヒーロー同士が自分の意見を主張してだいたい仲間割れする。飛影(本郷奏多)みたいに、「俺はお前の仲間なんかじゃない」なんてうそぶきながら、そのじつ命張って幽助のこと助けに来たりしないのよwww。彼らの戦いのモチベにはいつも、愛と友情がある、そこが爽やかです。「柔道一直線」や「巨人の星」(⇐例えが古すぎ)以来、それが日本少年漫画のオーソドキシー。この際予定調和だろうがベタだろうがいいの、恥ずかしながらヲタク、彼らが紡いでくれる世界観に何度泣かされたことか(小声)。
これ、人気が出ればシーズン2作ってくれるよね❓今はやっと最初の試練を潜り抜け、仲間が出揃ったばかり、ほんのプロローグ。このNetflix実写版、一人でも多くの人に見て欲しい❗そして、この極めて日本的な情緒に溢れたバトルアクションが、世界でも認められますように🙏
……っていうか、単にヲタクが続きを見たいだけ❓(笑)
★今日のオマケ…実写版『幽☆遊☆白書』ヲタクの独断と偏見による推しキャラ2大横綱❤
まずはこの御方。妖狐・蔵馬(志尊淳)と美しくも凄絶なる死闘を繰り広げる鴉(清水尋也)。
まずもって登場時のセリフが、蔵馬の赤毛を弄りながらの
(鴉)トリートメントはしているか?手入れは十分にしたほうがいい。人間は傷みやすいからな。
このビジュアルにこのセリフ、しかも相手は志尊淳、萌えなくてどーする❗腐女子が見たら卒倒するようなシチュエーション(笑)
んでもって、蔵馬が人質を救出に向かう幽助と桑原を逃がし、
先に行ってくれ。こいつは俺がやる。
……と、鴉の前に立ちはだかれば、
(鴉)俺の目当ても美しいお前だけだ。
うぎゃーーー😍
愛する人の、のたうち回って苦しむ姿を見たい…とな。真性のサディストだな、お前(^.^; いつか清水尋也くんには『文豪ストレイドッグス』の澁澤龍彦実写版を演じて欲しいわ(笑)
※蔵馬から赤い薔薇攻撃を受ける鴉。漆黒 VS 真紅……スタンダールぢゃ。
※妖狐姿に変身した蔵馬(志尊淳)。そりゃ、鴉も惚れるはずだわ。2代目ごんぎつねさんになってCM出て欲しい(笑)
鴉が真性サディストなら、人間世界と妖怪世界の一元化という壮大かつ狂気的な野望を持つ左京(稲垣吾郎)は、人間の血が通わぬ真性サイコパス(^.^;
「世界を変える」「世界を作り直す」という誇大妄想に取り憑かれたヴィランといえばMCU『アベンジャーズ』のサノスが真っ先に思い浮かびますが、いかにも強そうで肥大化したサノスのようなヴィジュアルではなく、華奢なイケメンにしたのは大正解だよねぇ……。どちらかと言えばサノスよりDCコミックスのレックス・ルーサーに近いかな。自らは超人的能力は有していないが、類稀な知能犯だという意味で。
またね、稲垣吾郎が巧いのよ❗
ラスト、左京の自ら行ってきたことに対する「オトシマエのつけ方」がまた耽美的でねぇ😍ゴローちゃんの最後の表情も凄かった。左京が抱える魂の暗黒に背筋がゾッとした。原作のキャラの力と稲垣吾郎の秀逸な演技により、左京はヴィランとしてデカダンスの美を極めた存在に昇華されたのです(断言)
★番外編
※『幽☆遊☆白書』随一の愛されキャラ❓桑原を演じる上杉柊平。彼の演技見るの映画『リバーズ・エッジ』以来だけど、ダークな拗らせ系男子より、桑原みたいな単細胞のおバカキャラ(…失礼❗(^.^;)のほうが似合ってるような…。男子はさ、絶対桑原好きだよね(笑)