オタクの迷宮

海外記事を元ネタにエンタメ情報を発信したり、映画・舞台・ライブの感想、推し活のつれづれなどを呟く気ままなブログ。

『ターミネーター2』8月にリバイバル限定上映


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 もはやSF映画の古典的名作と言ってもいい『ターミネーター2』が8月23日からリバイバル限定上映されることが決まったようです❗❗これは国内最大級の映画・ドラマのレビューサービス Filmarks主催によるもの。(ヲタクも新作映画を観に行く時は、お世話になってます♫)なぜこの日に公開かと言うと、ストーリーの発端である、「AI・スカイネットが独自の意志を持ち始め、人類を完全制覇しようとした結果、両者の間に核戦争が勃発した「審判の日」が1997年8月29日だった」ことにちなんだものだそう。


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 2029年。核戦争で荒廃した地球でAIとの過酷な戦いを続ける、生き残った人類の指導者ジョン・コナー(マイケル・エドワーズ)。AIスカイネットが少年時代の自分を抹殺しようと、最新サイボーグT-1000を刺客として1994年の地球に送り込んだことを知った彼は、スカイネットの陰謀を阻止するため、旧式サイボーグT-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)をタイムリープさせます。「審判の日」を3年後に控えた1994年のロサンゼルスで、ジョン・コナー(エドワード・ファーロング)は僅か10歳。人類でただ1人、「審判の日」がやって来ることを知る彼の母サラ(リンダ・ハミルトン)は重度の妄想狂と見なされ精神病院に収容されていました。養父母と折り合いが悪く孤独なジョンは、窃盗、万引、なんでもござれの不良少年で、ATMから盗んだ金で遊び回る日々。しかしそんなある日、警察官に姿を変えたT-1000(ロバート・パトリック)が、突如彼の前に姿を現し……❗


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※冒頭の、あの伝説的なカーチェイスシーンで、ジョンがT-1000から追われて逃げる時に乗っていたのは、ホンダXR100R(モトクロス用バイク…左)。シュワちゃんはもちろんハーレー・ダビッドソン「ファットボーイ」(右)。ヲタクが昨年12月に参加した東京コミコンで撮影したもの。

 

 ターミネーターシリーズは全部で7作品ありますが、中でも「2」が最高傑作なのは誰もが認めるところでしょう。特にヲタクの推しポイントは、同シリーズの他の作品に比較してユーモアやシャレが効いているところ。シュワちゃんがマッパのままタイムリープしてきて、そのまんまの格好でバーに入っていき、それを見た客たちが口をあんぐりしているところから始まって、何かというと「Affirmative(御意…とでも訳せばいいのかな?笑)」を繰り返す彼に、ジョンが「今どきそんな堅苦しい言い方しないよ。「No Problem(しかもスペイン語ふうな発音^^;)でいいんだよ」と、若者言葉を教えるシーンなど、クスリと笑えるシーンが満載。ターミネーターシリーズは、人類の黙示録的な超シリアスなテーマを扱っているため、かなり重たい雰囲気になりがちなところを、これらのシーンに救われます。また、機械である筈のターミネーターが孤独な少年ジョンとの交流を通じて愛や友情の概念を学び、一方のジョンはターミネーターに今は亡き父の面影を重ねて、2人が次第に心通わせていく過程は胸アツ。だからこそラストシーン、ターミネーターの「最後の決断」には胸抉られて涙が止まりません😭


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※公開当時、絶世の美少年だったエドワード・ファーロング。ヲタク的には、『ベニスに死す』のビョルン・アンドレセン以来の衝撃でしたが…。時の流れは残酷です(泣)

 

 目を見張るようなアクションシーン、近未来ディストピアのダークな映像美、自由に姿を変えられるT-1000が鉄格子をすり抜けたり、床に融合したりするシーンなど、30年前とは思えない特撮技術の見事さ、そして全編を彩る人間ドラマ。全てが素晴らしく、後世のSFアクション映画に多大な影響を与えた傑作。アカデミー賞、サターン賞、BAFTA(英国アカデミー賞)など、名だたる賞を軒並み受賞しています。

 

 これを機にぜひ、映画館の大スクリーンで見よう❗



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※ヒーローものの名作にはカッコいいヴィランがつきもの。シリーズでも屈指の人気を誇る、形状記憶合金製の最新ターミネーターT-1000を演じたのはロバート・パトリック。彼はその後『X-ファイル』で、スカリー特別捜査官(ジリアン・アンダーソン)の相棒として渋い演技を見せていましたね。