オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、鑑賞後の感想を呟いたりしています。今はおうちで珈琲片手に映画やドラマを観る時間が至福。

ウェンズデーもまっつぁおなダークヒロイン爆・誕❗〜『マッド・ハイジ』

 
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 KINOシネマ横浜みなとみらいにて『マッド・ハイジ』鑑賞。

 

 一言で言えば……

 🎵雪の山なっぜ〜、血の色に染まってるの❓ 

🎵アルムの木なっぜ〜、首が刺さってるの❓

🎵教えて おじいさん 教えて おじいさん

🎵教えて〜〜ア・イ・ツの殺し方🔪🗡

……てな映画でした❗

 

 アルプスの山でアルムおんじ(デヴィッド・スコフィールド)と暮らすハイジ(アリス・ルーシー)。今日も今日とて、小屋のワラにまみれて幼なじみのヤギ飼いペーターとお楽しみの真っ最中(ハイジの初登場シーンがこれって……(^.^;)。ハイジの住む、かつて「平和な中立国」だった筈のスイスは今は見る影もなく、チーズ会社の経営者マイリ(キャスパー・ヴァン・ディーン…クズでスケベな独裁者をノリノリで演じるハリウッド俳優…◎❗)が大統領にのし上がり、ガチの独裁国家になってしまっていました。マイリは自社のチーズ以外の製造を禁止し、チーズに思考能力を奪う秘薬を混ぜて脳を熔かし、「国民総白痴化・奴隷化」を狙っていたのです。チーズにアレルギーを持つ乳糖不耐症の人間は「役立たず」「生きている価値なし」のレッテルを貼られ、発覚した途端拷問・処刑されるという、ナチスばりの恐ろしさ。ある日、ハイジの恋人ペーターは、禁制のヤギのチーズを製造したかどで逮捕され、ハイジの眼の前で公開処刑されてしまいます。両親の死後、たった一人の身寄りだったおじいさんも、小屋を爆破され、巻き添えになって死亡。天涯孤独となったハイジは地獄のシゴキが待つ女子矯正施設に入れられ、そこで知り合ったクララ(アルマル・G・ サトウ )と共に脱出を試みますが……❗

 


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※コレ🖕がスイス古来の武器だとか。……マジ❓

 

 言ってみれば『キル・ビル』と『グラディエーター』と『死霊のはらわた』とMCUをごった煮にして、B級カルトのスパイスを利かせたホラーコメディって感じ❓(……なんじゃそりゃ 笑)18禁は残酷描写だけじゃなくて、アチラのほうも立派に18禁(^.^;、お子ちゃまには絶対に見せられないやつです。

 

 まずもって「清く正しく美しい金太郎アメ」みんなのアイドル、ハイジを18禁のダークヒロインに仕立て上げたブラックジョーク、ヒネクレ者のヲタクは大好き♥単なる復讐譚かと思いきや、ハイジちゃん、次第に圧政に戦いを挑むジャンヌ・ダルク化してどんどんカッコよくなるし。

 

 ……だとしてもこの映画、果たして日本でヒットするかなぁ……。トライのCMが不謹慎だってクレームが殺到するくらいだから、ムリかもね(^.^;


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※アルムおんじを演じるのは、名脇役のデヴィッド・スコフィールド。渋いイケオジぶりを発揮♥

パイレーツ・オブ・カリビアン』『ウィンストン・チャーチル』『グラディエーター』等に出演の大ベテランで、ピシッと作品を締めています。

 

 ラスト、「ハイジとクララは戻ってくる」って字幕がデカデカと出て、(えっ、マジ❗❓まさかのシリーズ化❗❓)って思ったけど、この映画、ファンのクラウドファンディングで作られたものらしいです。スイス映画は全て国家の支援で制作されるので、『マッド・ハイジ』みたいにぶっ飛んだ作品を作るには、クラウドファンディングしか道はなかったらしい(^_^;)

 次作に向けて早くも、新たなるクラウドファンディングの前フリか……。もしもの時は、ヲタクもひと肌脱ぐわ❗(⇐比喩的表現です 笑)

   

 しっかし、この作品の公開前夜祭が行われたヒューマントラストシネマ渋谷に登場した監督の ヨハネス・ハートマンと サンドロ・クロプシュタイン、エグゼクティブプロデューサーのスコット・ペディゴのお三方、何をトチ狂ったか、宮崎駿に向けて「ぜひこの映画を見てください❗」とメッセージを送ったとか。『君たちはどう生きるか』の宮崎駿に、んなこと頼むなよ(笑)



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※クララ役のアルマル・G・サトウ(左)。スペインと日本のハーフで、9~16歳まで日本で育ち、スペイン語、英語、日本語などマルチリンガルを駆使して活躍する国際派の女優さんだそう。

 

★今日のオマケ〜なんてステキなジャポニズム

 ハイジが戦士の修行中ユマ・サーマンみたいに二刀流の刀振り回してたり(実際に反乱軍に加わる時は、スイス古来の武器で戦います。史実に基づいているのかどうかは定かではないのですが 笑)、テーマソングが『横浜に雪は降らない』(いや、降るんですけど❗笑)だったり……と、最近のヨーロッパの映画やドラマはなにげにジャポニズム満載で、ヲタク的にはけっこう嬉しい♥ひと昔前は、映画に出てくる日本人といえば、ピョコピョコ変なお辞儀をして、アコギな商売をするエコノミックアニマルがステロタイプだったけどね(^.^;

 しかしヲタク見逃していたけど、クロプフシュタイン監督のインタビューを読んで、最大のジャポニズムがこの映画に潜んでいたことを知りました❗

 

収容所で虐げられるハイジや、彼女の相棒クララの描写には、『女囚さそり』シリーズや『修羅雪姫』(1973)で梶芽衣子が演じた、復讐者のイメージが見てとれる。「ご指摘の通り、僕らは『女囚さそり』や『修羅雪姫』のような日本映画が大好き。だからクララ役には日系の俳優(アルマル・G・サトー)をキャスティングしたんです。原作のクララはドイツから来た外国人という設定でもありますからね」というクロプフシュタイン監督は「収容所のクララの囚人ナンバーも、『さそり』と同じ701なんですよ!」と笑みを浮かべる。

……なんだそう🫢

 

 梶芽衣子❗なんて懐かしい名前❗これを期に『女囚さそり』『修羅雪姫』シリーズ、見直してみようかな。


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※監督が大ファンだという『女囚さそり』の梶芽衣子ガルボハットに出刃包丁という組み合わせがエグすぎる(笑)