オタクの迷宮

海外記事を元ネタにエンタメ情報を発信したり、映画・舞台・ライブ鑑賞後の感想、推し活🩵のつれづれなどを呟く気ままなブログ。

Number_iは令和のドリフターズ❓〜『BON』MVついに解禁❗

 ついに待望の『BON』のMV解禁〜〜ぱちぱちぱち👏👏👏そしてなんと、紫耀くんがそれに合わせてインライしてくれて、岸くんもジンくんも参加してくれて、10万人以上のファンと一緒にカウントダウンするという夢のような展開に。

 

 Number_iは冒頭、人と音に溢れたクラブのような賑やかな場所にいる。でもそんな中、彼らは戸惑い、不安と恐怖を感じ、群衆の中の孤独に苦しんでいるように見える。彼らを見ている私たちもまた、日々フェイク情報やデマゴーグ、故なきディスリに惑わされて右往左往している。

 

王者が掻っ攫う

頑丈に閉ざした君のハートを奪う

地位名声より大事なものがある……というスタンスは、彼らがグループを結成した当時から変わっていないよう。

 

 秘密の国の三月ウサギを道案内に(…いや彼らは「王者」なんだから、King of Wonderlandか❓)、彼らを信じて、私たちは巨大な迷路の中を共に必死に逃げる。どこまでも彼らについて行く。(迷路を見下ろすジンくんの慈悲深い眼差しは、まるで罪深い私たちに『蜘蛛の糸』を垂れてくれたお釈迦さまのよう)そして私たちを取り巻く光景は

ジュラ紀から令和への日本

と移り変わる。そして、劇的に変化する環境に合わせて次々と姿を変えていくNumber_iは変幻自在な令和のトリックスター。TVの歌番組でこの曲を披露する時は大人セクシーなのに、MVではこんなにシュールでコミカルなキャラにヘンシーン❗ひと粒で2度美味しい……どころじゃない、10度くらい美味しいNumber_i(笑)

 

 炎に囲まれた結界❓みたいな場所で私たちの煩悩を鎮めるための盆踊りを踊ったかと思えば、※ターミネーターばりに蘇生してきて、悟空のジンくんと紫耀くん、桃白白の岸くんに姿を変えて飛翔する❗(それにしても彼らのお人形めっちゃカワイイ。グッズ化してくれないかしらん。枯山水の箱庭手作りしてそこに3人を立たせたいし、岸くんの人形で「ティキティキあー」って歌いながら遊びたい(⇐アブナイ人^^;)

※この場面、「ね、ここかっこいいでしょ❗❓」って一生懸命言ってるインライの時の紫耀くんが可愛いかった。みんなMV見るのに夢中であんまり反応してあげられなくて可哀想だったけど(^_^;)

 

 乗り込みな to be in the world(with you)

 

と、彼らから誘われて飛び込んだエレベーター……もといタイムマシンが超高速で走行していき、行き着いたその先は……↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


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最初に降り立った階は「1015」彼らのはじまりの数字でしたが、次には「0」に着いたので、ジュラ紀の日本(地球)か、はたまた人類が滅亡した後、無に帰したディストピアか。

 

 そしてそしてラスト、昭和世代のヲタクにとって、嬉しさと懐かしさに涙チョチョ切れる大団円がぁぁぁ〜〜❗

 

ま、まさかNumber_iが懐かしの金だらいギャグをカマしてくれるとは❗

そして、BONとは、たらいがNumber_iのアタマに当たった音だったとは(笑)

そしてそして、「ボン ボン ボン」という、3人の超イケオジたちが作った、良い子のための紙芝居の題名だったとは。深い……深すぎるぞ、Number_i。お茶しつつ一緒にMVを見ていた夫は、昭和シーンになった途端、CMだと思って席を立とうとした(^_^;)

また、口いっぱい大福詰め込むシーン、普段なら岸くんの役回りなんだろうけど^^;、紫耀くんも優秀な飯テロキャラなのがわかった瞬間(笑)

 

 

 ああ、なんて捨て身のアーティストなんだ、Number_iは……(感涙)Number_iが目指したものは令和のドリフターズだったのか❗❓……いやでもある意味、当たっているかもしれないなぁ。紫耀くんはいつか、「明日が来るのが楽しみになるような存在になりたい」って言ってたね。ドリフターズはその昔、まさにそんな存在だった。土曜日になると『8時だョ❗全員集合』を家族全員で見て、涙が出るほど笑って、月曜日に学校に行くと、その話題でもちきり。男子はカトちゃんのギャグまんま真似してね(笑)MVの公開を待ってる間のワクワク感、昔むかし土曜日8時前、ドリフを待つ間の気持ちを思い出したよ。

 

 それにしても、普段あまりかけないグラサン姿の岸くんがカッコいいこと、お茶を嗜むじんくんの指先の美しいことや上品な所作等、見る度に新たな発見のあるMV。『GOAT』に引き続き、Number_iがアーティストであると同時に、卓越した演技者でありコメディアンであることを証明してみせたMVだと言えるでしょう。

 

 老若男女一億人、祭りだワッショイ……じゃなくて、老若男女全てをトリコにする国民的アーティスト、それがNumber_iだッッッッ❗❗

 

 

 

★今日の小ネタ

①逃亡とNumber_iとヒッチコック

巨大な迷路を必死で逃げるシーン。ここはとても象徴的です。名匠ヒッチコックの映画の中で、主人公が「逃げる」シーンがとても多いんですね。ヒッチコック本人は英国人ですが、保守的な英国映画界から「逃亡して」ハリウッドに進出して成功した人。自分を縛る様々な軛(くびき)を断ち切って、新たな世界にチャレンジした自分の姿を主人公に重ね合わせているんです。逃げて新しい世界に飛び込むこと、「変身」することは決して罪ではないって。(『ヒッチコックの映画術』というドキュメンタリーの中で、彼がはっきりとそう語っています)日本の社会ではまだまだ「辛くても1箇所で頑張る」ことが美徳とされているので、Number_iの生き方をあれこれ言う人がいまだに多いんですが、それって戦時中の「敵前逃亡は罪。捕虜となることを潔しとせず」と根底は同じなんですよね。組織全体の利の為に「個」は蔑ろにされるっていう…。Number_iも「間違いじゃない俺のAnswer」を信じて日夜突き進んでいるので、私たちファンもまた彼らを信じてひたすら付いていけばいい……ってことでしょうか。

あーだこーだうっせーやつらキリがねー

愛でもってみんなまとめちゃえ

枯葉に水

Anti は Freeeze

…ホントにね。彼らは既に、お釈迦さまが悟空を手のひらで遊ばせたように、アンチを転がしてる(笑)彼らを悪意で傷つけようとしてもムダだよ。ダイヤモンドは決して傷つかない。

 

②タイムマシンと光格子時計

 今日本が有する最先端技術といえば、東京大学の香取教授が開発した300億年に1秒しか狂わないという光格子時計ですが(教授はこの画期的技術によって2022年本田賞を受賞、ノーベル賞候補にもなった)、それを使えば地球のCTスキャンが可能になって重力場の存在も把握でき、ワープが可能になって理論的にはタイムマシンもできるかも……になるわけですが、そこまで読んで紫耀くんがタイムマシンのメタファをMVに織り込んだとしたら、彼は間違いなく天才です。光格子時計とかけてNumber_iと解く。その心は❓海外に誇れるニッポン🇯🇵🇯🇵🇯🇵❗