オタクの迷宮

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23歳で既に人生のベテラン〜イ・ジュニョク映画デビュー作『愛が動くとき』(2007年)

 韓国屈指のカメレオン俳優イ・ジュニョク氏(42歳)。法廷サスペンス『良いが悪い、ドンジェ』(2025年)で沼落ちしてからというもの、芸歴20年近い彼の過去作品の発掘作業❓️に日々余念が無いヲタク。-------とは言え、掘り返す過去作品も残り少なくなってきました😢(淋しい…)

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 今日ご紹介するのは、彼の記念すべき映画デビュー作『愛が動くとき』(2007年)。19年前の作品ですから、ジュニョク氏は弱冠23歳。韓信大学の広告広報学科卒業後、檀国大学の大学院に進んでますから、まだ学生だった時ですよね。そんな彼が演じたのは、新進気鋭の建築家。自らの建築事務所を経営している設定ですから、少なくとも実年齢より10歳前後は年上を演じていたわけです。

 

 ちなみにヒロインのホ・ヨンランさんは当時27歳、恋のライバルを演じたキム・ヨンジェさんは32歳😅ヨンジェさんとは大学の同期って設定ですからね。さすがデビュー当時から「老け顔俳優」って呼ばれただけはあります…。

 

 ジュニョク氏演じるジョンウは建築界のスター。カメラマンのスヨン(ホ・ヨンラン)とは熱々の恋人同士。しかしジョンウはある日突然事務所を畳み、彼女の眼の前から姿を消してしまいます。スヨンはジョンウの親友で彼女に長年片想い中のスンミン(キム・ヨンジェ)と共に、ジョンウの行方を尋ね歩きますが----------。

 

 イ・ジュニョク氏は、病に冒され余命宣告を受けて、恋人を自分の親友に託そうとする男の切ない恋心をしっとりと演じて、ヲタクの涙をこれでもかと絞ってくれました(笑)

 

 特に、彼女を託そうと、親友に真実を明かす場面。彼って、デビュー当時から"泣きの演技"が最高なのよね😘

 

 カメラが捉えた彼の瞳がだんだんと赤くなり、じわじわと涙が滲んできて、ついには一筋の涙がツーっと頬を伝う。そして気づけばヲタクの頬にも幾筋もの涙が(笑)

 

 この映画のデビュー作から見る限り、韓国ロマンスドラマの主役街道真っしぐら------な感じがするんですが、なぜかそうはなりませんでした😅

 

 続く『スターの恋人』(2008年)では、ブルース・リーに憧れてしょっちゅうヌンチャク振り回しているスター女優(チェ・ジウ)の付き人役で、ぶっ飛んだコメディ演技を見せてくれましたが、この時も実際の年齢より大分上の設定。そして、この作品から、年上の役を演じる時はむさ苦しい……いやもとい、男臭い(笑)髭を生やすように…😢

 

 そして、『カムバックマドンナ〜私は伝説だ』(2010年…当時イ・ジュニョク氏26歳)では、なんと6歳子持ちのくたびれパパに❗️(恋人役を演じたキム・ジョンウンさんは当時、ジュニョク氏より10歳年上の36歳😅)

 

 イ・ジュニョク氏は完全に"イケメンロマンスヒーロー路線"から外れ、小悪党にサイコパス、市井の変人、はたまた生真面目すぎる男や熱血漢に至るまで、王道のイケメンヒーローとは一味も二味も違う、実に多彩な役柄を渡り歩くことになるのであります。(イ・ジュニョク氏の最近のインタビューによれば、彼自身「私はあまりにも長く脇役を演じたせいで、主役の実感が湧いたのは最新作の『俺はもう我慢しない〜宝くじ当たったけど会社辞めません』」が始めてです」と語っています😅)

 

 しかし、昨年2025年にイ・ジュニョク氏は『わたしの完璧な秘書』でスパダリ秘書ユ・ウノを演じ、突如として、"驚異のロマコメヒーロー返り咲き"を果たしたのです。しかしよくよく考えてみれば、彼の15年以上の長きに渡る脇役人生が、ユ・ウノ役に得も言われぬ複雑な陰翳を与え、ヲタクを含め世のあらゆる世代の女子のハートをがっちり掴んだことは想像に難くないところでしょう。

 

 

 23歳で既に人生の酸いも甘いも噛み分けたような顔をしていた"老け顔俳優"ジュニョク氏(笑)。あれから約20年、ようやく実年齢がその顔に追いついたのかもしれません。

 

いや、違うな。

 

 顔に年齢が追いついたんじゃなくて、彼の優れた演技に、人生そのものが追いついたのかも。

 

……なーんて、ヲタクは勝手に思っているのであります😆