オタクの迷宮

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「ブランディングには興味ない」オースティン・バトラー/Vanity Fairインタビュー


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Vanity Fairにオースティン・バトラーのインタビュー発見〜〜❗

 

Vanity Fair 例えばセレーナ・ゴメスに再会するチャンスがあった時、自分が今立っている場所が信じられない…って気持ちになることはある?

オースティン 確かに。※セレーナは『エルヴィス』の撮影中、僕が彼女のドラマ番組(『ウェイバリー通りのウィザードたち』)に出演した時の二人の写真を送ってきてくれたんだ。「これ、覚えてる?」って。なんだかまるで別世界の写真みたいだった。子役やってるとね、例えばテキサスとかから出て来る人たちに大勢会うんだけど、いつの間にかこの仕事に挫折して故郷に戻って、いなくなってる。こんなに長い間仕事ができているセレーナと僕は幸運な部類だ。

セレーナとオースティンは最近、ジャム・ジャームッシュ監督のゾンビ映画『デッド・ドント・ダイ』(2019年)でも再共演。ただしオースティンはセレーナの取巻きでチョイ役 笑

 

 

Vanity Fair あなたは10代の頃からずっとオーディションを受け続けてきたわけでしょう?こんなふうに成功する日が来ると思っていた?
オースティン 初めてカメラの前に立った12歳の時は、その年代の子供がやれることをそのまま出せばよかったんだけど…。演劇のクラスに入って、演技の技法について学び始めると、それにのめり込んでしまった。ある種の執着心…と呼べるくらいにね。同時に僕は、様々な俳優のキャリアを観察し始めた。例えば※レオ(ディカプリオ)だけど、僕が15才の頃、彼は既に子役から本物の演技者に変貌を遂げていた。彼が出演していた作品を見れば、自ずから彼の映画に賭ける情熱がわかる。だから当時の僕の夢は、彼が選んだ作品で彼と共演することだった。

長い間の憧れの人、レオナルド・ディカプリオとは、クエンティン・タランティーノ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年)で念願の共演を果たしています。…しかし役柄は、レオさま演じるハリウッドスターの家に強盗に入り、付き人のブラピに股間を蹴られるわ、果ては頭蓋骨を割られるわでさんざんでした(^_^;)

 

 

Vanity Fair バズ・ラーマン(『エルヴィス』の監督)は、あなたがディカプリオと同様の道を歩んでいる、しかし今30才で世に出たことはあなたにとって非常に喜ばしいことだと語っています。そのことについて彼と直接話しました?

オースティン バズは、「30代でスターになることのほうがずっと健全だよ」と言ってくれた。16歳の時僕は、レオと同じように19歳になったら『ギルバート・グレイプ』や『バスケットボール・ダイヤリーズ』、『タイタニック』のような映画に出演することを夢見ていた。…で20歳になった時、「レオみたいに夢を叶えることはできないんだ」って思ったよ。自分には永遠にそんなチャンスは巡ってこないとね。しかし今振り返れば、もし僕がもっと若い頃に成功していたとしたら、「どうしたらもっと演技が巧くなれる?成長できるんだ?」って自問自答することはなかっただろう。

ディカプリオを『ロミオ+ジュリエット』の斬新な演出でスターダムに押し上げたのは、他ならぬバズ・ラーマン監督その人。ディカプリオに監督が、「オースティンに、一夜にしてスターになるってどういうことか教えてやってくれ」と頼んだというエピソードも。

 

Vanity Fair あなたはSNSには一線を引いていますよね。理想はポール・ニューマンジェームズ・ディーンなど一昔前のレジェンドたちだと。あなた自身をマーケティングする、つまりパーソナルブランディングしたほうがいいという提案には耳を貸さないの?

オースティン 確かに映画やTV番組の番宣でその種の人たちと話したことはあるよ。でも僕自身は恥ずかしいな…ブランディングだなんて(笑)。彼ら自身はとても魅力的で信頼に足る人たちだとは思うから、会話を楽しんで、やんわりお断りしてる。

例えばポール・ニューマン。彼をスクリーン以外で目にすることはあまりなかったけど、彼には特別なオーラがあった。今の時代に彼のような在り方はなかなか難しい。しかし僕は、これからも様々な役柄、様々な人生を演じ分けたい。僕自身のイメージを固定されたくないから、私生活はなるだけ外に出したくないんだ。

 

Vanity Fair エルヴィスはこの業界でかなり辛い体験をした人よね。彼を演じて、業界に対する考え方が変わった?

オースティン 自分が助言を求める人、近付いてもいい人は慎重に選ばなくてはいけないと思ったよ。また、一見して全てを手に入れたように見えても、中身は空虚な人生もある…と。夢を実現したように見えてもエルヴィスはそれに飽き足らずさらに深いものを追い求め、心は孤独感に苛まれていた。ファンから溢れるほど愛を浴びながら一人、静まり返った部屋に帰る生活だったんだよね。

 

Vanity Fair カンヌ国際映画祭での反応など、経験してみてどう感じた?

オースティン その場の反応…というより、カンヌへの旅そのものにワクワクしたよ。しかしプレスツァーの間はリラックスできる時間が殆どなくてテンションを持続するのに努力が必要だったけど。…でもその間も映画の撮影があったから平常心に戻れた。

 

★ヲタクからひとこと

一夜にしてスターダムに上り詰めながら、自分自身の立ち位置を冷静に見つめているオースティン・バトラー。来月開催されるアカデミー賞で主演男優賞にノミネートされている彼ですが、オスカーがとれてもとれなくても、これから確実に、真の大スターへの道を歩み続けていくことでしょう。