オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・ライブ鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログ。

やっぱりベネさまとトムホのブロマンス❗❓(笑)~『エジソンズ・ゲーム』

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(From Pixabay)

先日もブログで書きましたが、ベネディクト・カンバーバッチトム・ホランドの仲良しこよしインタビューを見てからというもの、この二人のことが色眼鏡でしか見れなくなったヲタク😅

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 小学生でも知っている『発明王エジソン』。しかしこの作品は、いわゆる偉人の負の側面を描いたものですね。直流による動力システムを開発したエジソンが自身の発明に固執するあまり、より安価で能率のいい交流方式に目をつけた実業家ウェスティングハウスの存在を受け入れられず、『交流方式は人の命を奪う危険なシステム』などという、ウェスティングハウスを陥れるようなネガティブキャンペーンを張り、それが多くの人々を巻き込む壮絶なビジネスバトルに発展し…というお話。(原題は、まんま"The Current War"(電流戦争))

 

  面白い作品でヲタクは全編興味深く観ましたが、キャッチコピーにあるように『天才発明家 VS カリスマ実業家』の構図って、ストーリー的にはちょっと弱かったような気がするんですよね😅確かにエジソンも自分の会社持っていて経営者の顔もあるんだけど、基本彼はおカネにも社会奉仕にもそれほど興味がない。発明に取り憑かれた天才なんですね。結局この二人って、人生の目的とか、価値観が全く違うわけ。だから、最後に二人がシカゴの万博会場で偶然出会い、初めて心を通わせる場面~映画始まってから何だかずっと『ヤなヤツ』だったエジソンが、初めて白熱電球を発明した時のことを目を耀かせてウェスティングハウスに語る場面が、今イチ胸に迫ってこないんだよね…。ベネさまの演技はいつもながら神ってるんだけど。

 

  それより、ウェスティングハウスが見込んでバディを組む、これまた発明の若き天才テスラと、エジソンの新旧天才対決がもっと見たかったなー。このテスラ、よく見てると、エジソンに負けないくらい奇人変人だし(笑)せっかく、現在の英国演劇界でベネさまの後を追う若手俳優の一人(…とヲタクは信じて疑わない)ニコラス・ホルト(『シングルマン』『X-MEN』『ライ麦畑の反逆児』『女王陛下のお気に入り』)をテスラ役に持ってきたんだからさー😅

 

まっ、難しいことは言いっこなしね。エジソンが家族以外に唯一心を許せる存在が、秘書のインサル(トム・ホランド)。電流戦争に敗れ、「戦い済んで日が暮れて、もとい朝が来て😅」ホテルで朝食をとる二人💓😍「ボクは(ウェスティングハウスのほうになんて)行きませんよ。いつまでもあなたについて行きます。…だってあなたといると楽しいんだもの」と、子犬のような目をして言うトムホに、照れくさそうに微笑みかけるベネさま。

 

ブロマンス映画の何物でもないじゃない❗(笑)

 

エジソンはキネマスコープ(映画の元祖)の発明者ですよね❓どんなに奇人変人であろうがライバル蹴落とす為に汚い手を使おうが、ヲタクにとっては大恩人。彼がいなかったら、ヲタク生活がいかに味気ないものになっていたことか😢やっぱり、エジソン様は神様です❗(笑)

 

  しっかしベネさま、『イミテーションゲーム』をはじめとして、一癖も二癖もある屈折した天才を演じさせたら右に出る者はありませんね😮やっぱり凄い…

 

 この作品はベネさまの神演技と、トムホとベネさまの至高のブロマンスに酔う映画です❗

(…ち、違う❗❓😅)

『無職旅』さんのお陰で自粛中も世界中旅したオタク🛩️⛴️

 『無職旅』さんのYou-tube動画に巡り会ったのは、まさに「日本にも新型コロナパンデミック起こるか❓」の恐怖が日本中にわかに沸き起こり、政府による緊急事態宣言が出されようとしている頃。先の見えない不安と緊張で、国全体がピリピリしてましたよね。もちろんオタクの心の中も…🙍それを救ってくれたのが、『無職旅』さんの『世界一周』動画なのです。

 

  いやー、ご縁ですねー。一番必要な時に一番必要なモノに巡り会う…っていう。昔からじぶん、ヲタク生活に関してはけっこうラッキーで、たとえば(何か面白い本ないかなー)って神田の古本屋街をブラブラしてると、背表紙がこう…妙に浮き上がって見える本がある。思い切って買ってみると、まさにBINGO、生涯手放したくない内容だったりして😮

 

『無職旅』さんの動画も、初めて観てから3ヶ月、ヲタクにとってはそんな存在になりつつあります😊

 

  会社を辞めて10年余、世界中を旅している中年の男性の方が、ゆるゆると呟きながら各国を(基本)お散歩しているだけの動画なんですけど😅同じ目線で裏通り(ガイドブックに載っているようなメインストリートはあまり歩かれないんですよね。それがまたイイ)を歩いて、街角の店ひょっこり覗いたりすると、生活感・臨場感ハンパない😊

 

  もし自分が旅のYou-tube撮るとしたら、短時間でいろんな内容をこれでもか、って詰め込んで、カッコよく見えるように編集して、物凄く下調べしてわかったふうに蘊蓄傾けちゃうと思うんだけど(笑)『無職旅』さんはあえてガイドブックや資料を見ない派らしく、ゆるくてお気楽でボヘミアン、感想も素朴でストレート、何度も旅した街角でも、店舗が変わっていたりするとかなり迷ったりして(どいらかと言えば方向音痴系❓=笑)、そんなところもリアルに旅している感覚満載。

 

  …で、宿泊場所も殆どドミトリー(タイやベトナムなど東南アジアだと、一泊1000円未満という驚くべき値段)。空港のベンチで寝てらした時もあったよね、タイかベトナムだったかな。ヲタクは一応女性だから、海外旅行に行ってさすがに空港のベンチやドミトリーで寝たことはない😅なんで、ちょっと「怖いもの見たさ、ディープスポット大冒険」みたいな興味もある(笑)またねー、いつも『無職旅』さんがそのへんの屋台で食べてる、いわゆるB級グルメが美味しそうなんだなー、これが😊『無職旅』さんの呟きを聞いていると、ご本人の温厚なお人柄が感じられるとこもツボ。あと、屋台の食べ物食べてても、そんなにキレイじゃない裏通り歩いてても、「美味しいなー、いいなー、なんか物語の主人公になった気分だ」って常にHappyそうなとこも(笑)

 

  自粛中、タイや香港、ベトナム、台湾、ウラジオストクミュンヘン、パリ…いろんな場所に旅したなぁ…。これから海外旅行解禁になってもおうちから出る気が起こらず、『無職旅』チャンネルでずっと満足しちゃいそうな自分がコワイ(笑)

 

 

 

フローレンス・ピューによる新しい女性像『ストーリー・オブ・マイライフ』

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ルイザ・メイ・オルコット女史の『若草物語』は、世界中の少女の、バイブル中のバイブル❗それを『フランシス・ハ』や『レディ・バード』など、一貫して女性の生き方というテーマを追い続けるグレタ・ガーウィグ監督が見事に現代に甦らせた❗

 

  昔むかし、ヲタクが少女だった頃(もはや旧石器時代くらい昔の話ですが😅)の愛読書の3種の神器といえば、『赤毛のアン』(モンゴメリー)、『バレエシューズ』(ストリートフィールド)、そしてこの『若草物語』でございました。原作は四部作ですが、そのうちの第一作『若草物語~Little Women』と、大人になった四人姉妹を描いた『続・若草物語~Little Women Married』を映画化。映画は続編における四姉妹の『今』から始まり、折りにふれて少女時代の思い出の数々がフラッシュバックする設定。その演出法によって、それぞれ人生の厳しい現実に直面している大人になった四姉妹(そして観ている私たち)が、二度と戻らない少女時代を懐かしむという、甘くて心痛むノスタルジーを感じさせて秀逸😊

 

  舞台は南北戦争真っ最中のアメリカ合衆国。お父さんは奴隷解放の理想に燃え、北軍の従軍牧師として戦地へ。女手一つで家庭を守るお母さんと四人の姉妹。長女メグがエマ・ワトソンで次女ジョーがシアーシャ・ローナン、末っ子エイミーがフローレンス・ピュー、おまけに隣に住むセレブ男子ローリーがティモシー・シャラメって…。BBCのドラマ『戦争と平和アンドレイ役のジェームズ・ノートンがメグの夫役だし。言ってみれば…

 

イケメンイケジョの大行列(笑)

 

おまけに映像がひたすら美しくて、特に姉妹たちが海辺に遊びに行く場面なんてスクリーンがまるでジョルジュ・スーラの点描画みたい😍

 

  四姉妹の住む家…ロケ地はマサチューセッツ州コンコード。作者オルコットや、文豪ナサニエルホーソンゆかりの地でもあります。メイフラワー号による、アメリカ人最初の入植地。元々アメリカに最初に入植したのは、清貧を旨とし、厳格な宗教的規律で知られる清教徒(ピューリタン)の人たち。四姉妹のご両親は牧師夫妻ですから、それはもうピューリタンの鏡みたいなもん。だからクリスマスの朝四姉妹がお腹ペコペコでまさに食事のお祈りをしようとしたその時、お母さんが突然、「ご近所にはお子さんが沢山いて、日頃満足に食事ができないご家庭があるの。今からサンタさんの代わりにこのご馳走を私たちが持っていってあげましょう」なんて言い出すわけ😅

 

  そんな家庭に育った良妻賢母タイプの長女メグ(エマ・ワトソン)が、友達から胸元の見える派手なドレスを借りて、「今日だけ、今日だけだから。明日からまた堅実な生活に戻る」って自分に言い聞かせる場面、だからこそより心が痛みます。結婚後、優しく誠実、でも貧しい夫の前で、思わず「もう貧乏なんて飽き飽き」と口を滑らせてしまって、激しく自己嫌悪に苛まれる場面も良かったですね。エマ・ワトソンの、控えめな演技が素晴らしいです😊また、小説家の夢を追いかける次女ジョー(シアーシャ・ローナン)が、最愛の妹であり理解者である三女ベス(エリザ・スカンレン)を失い、子供の頃から憧れ続けた作家への道も閉ざされ、愛するよりも愛されたい、誰かにすがりたい、「私どうしようもなく、孤独なの」と涙を見せる場面は、女性なら1度は経験したことのある心の揺らぎがシアーシャの名演により素晴らしく印象的に描かれていて、思わず涙、涙😢

 

  特筆すべきはエイミー(フローレンス・ピュー)のキャラ設定かな。原作では末っ子のわがまま娘、しかもちゃっかり屋…というわりと単純な描かれ方なのですが、さすがガーウィグ監督、理想に燃え性差に屈せず夢を追いかけるジョーの対極として、その時代の女性としてどう生きればいいか❓迷いながらも、冷静に自己を客観視するリアリストとしてエイミーを描いています。一方ではあらゆる面でジョーにコンプレックスを持っている複雑な役。演じるのがまた今一番の成長株フローレンス・ピューだからね(『ファイティングファミリー』『ミッドサマー』)。数年前だったらシアーシャ・ローナンの立ち位置だったわけでしょう、これ😅二人の、静かな火花が散るような演技合戦も見ものですよ😉

 

  そして最後に、絵画のようなコンコードの牧歌的風景を背に、ローリーがジョーにプロポーズする場面😍ガンとして首を縦にふらないジョーに、「初めて会った時から愛してる」「君が嫌うことは全部止めたよ。なのにどうして愛してくれないの」と、かきくどくシャラメくん、色気ダダ漏れ💕早くに亡くなった父親がイタリア人って設定で…さもありなん(笑)しっかし、あのシャラメにあんなに迫られて、一瞬フラッともせず、よくもまあ無慈悲に断れるもんだよ😅シアーシャ、石地蔵あるいは巨人ゴーレム説(笑)

 

  観客は50代以上の、ヲタク同様少女時代を『若草物語』で過ごした人たちがほとんどだけど、若いお嬢さんたちが観てもきっと感動すると思うなぁ。女性が好きなこと、女性が憧れること、女性が迷うこと…きっと昔も今も変わらないと思うから。

 

一人でも多くの女性に観て頂きたい映画です😊

 

 

中村倫也を堪能する~映画『水曜日が消えた』

 じつはベネさまの『エジソンズ・ゲーム』を観ようと思って映画館に立ち寄ったものの(仕事の帰り道、急に思いついて😅)上映まで一時間余…そんな待てんわ、うーーん…というわけでベネさまはまたの機会にして、今日はこれ❗中村倫也の『水曜日が消えた』😉

 

まさにBINGO、今日の気分にジャスト❗めちゃくちゃ面白かったんですよ、これが❗

 

  小さい頃の事故の後遺症で、なぜか曜日ごとに(つまり7つに)人格がスプリットしてしまった青年(中村倫也)。青年の中にいる7人はそれぞれ、週一の人生を生きてる。この作品の主人公であり物語の紡ぎ手は、7人のうちで一番地味で、人見知りで、潔癖症の『火曜日』。ところが、この『火曜日』の前の『月曜日』は彼とは真逆、バンドマンで酒好き&ヘビースモーカーでドSな自信家、夜は必ず誰かとベッドイン(しかもバイセクシュアル😅)、家は散らかし放題。そんな『月曜日』の尻拭いは全部自分だから、『火曜日』は、7人の中で自分が一番割りが合わない、と思ってる。一年に53日しか生きられないなんて、なんて不幸なんだろう…とも。

 

  そんな『火曜日』に、ある日突然異変が起きる。

なんと翌日の水曜日の朝が来ても、『火曜日』のまま目が覚めてしまったのだ❗何が起きたの❓『水曜日』はどこに行った❓

 

  『水曜日』は『水曜日』の人生を生きてる。戸惑いながらも、『水曜日』として生きようとする『火曜日』だが、正直で不器用な彼は、『なりすまし』もぎこちなくてなかなか上手くいかない(笑)そうこうするうちに、時折、突然意識がブラックアウトするなど、何やら映画はあれよあれよと不穏な方向に😅

(あ、あれ❓これって『メメント』的なサスペンス映画なんだっけ❓😅)と、何の予備知識もなく観始めたヲタクは、戸惑いを隠せない(笑)そして、『火曜日』のスマホには、犬猿の仲の『月曜日』から動画が送られてきて…$#@¥&ゐ$❗❗

 

  帰りの電車の中でいろいろネット記事を読んだら、「ワンアイデア映画の傑作だ❗」って書いてる方がいらしたんですね😊なるほどそっかー❗と、ヲタク激しく納得。ワンアイデア映画というと、ヲタク的には、出演者はさほど多くなく、出発点のアイデアが斬新で、まさにそのアイデアひとつでグイグイ押し切り、最後の結末まで疾走する映画…というイメージ。古くはクリストファー・ノーラン監督の『メメント』、『インセプション』、新しくは『ピエロがお前を嘲笑う』、『ゲット・アウト』あたり❓ワンアイデア映画っていうとサスペンスって思いがちですが、『水曜日が消えた』はね、そこも私たち観客の予想を(いい意味で)裏切ってくれます❗同じアイデアでサスペンス映画にすることもできたでしょうが(どれか人格が暴走しちゃうとかね😅)、ヲタク的にはこの結末のほうが断然好き❗吉野耕平監督、初の長編映画だそうですが、監督・脚本・VFXの一人三役、何という煌びやかな才気😍若干41才❗若いなぁ…。

 

  そしてそして…。

何はなくとも中村倫也ですよ❗(笑)

主演の7人が中村倫也だからこその、素敵でHappyな映画になっています🎵七変化が、力んだ熱演じゃないとこが、おシャレ😊とかくワンアイデア映画って、その名の通りアイデア勝負だから、映画の最後に種明かしが済んじゃうと、リピする気にあまりならないもんだけど、この映画、(じぶんも含めて)絶対リピーター続出するよなーという予感がする。そりゃそうでしょう、7人のサムライ…もとい、7人の中村倫也が堪能できるんですから❗

 

ナニナニ❓シネクイント、あなたの推シメンに一票を…ですってー。うーん、さすがシネクイント様、ヲタク心を突いてくるよなー。ど・れ・に・し・よ・う・か・な🎵やっぱドSな自由人の月曜日かな😊周りのみんなが暗い顔してる月曜日に、ボヘミアンに生きてる彼が好き💕

 

  シネクイントで投票してこよーーっと🎵

オム・ファタールなトム・ヒューズ😍 in 『終りなき世に生まれつく』(アガサ・クリスティ)


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 題名の"Endless Night"は、ウィリアム・ブレイクの詩『無垢の予兆』の一節

“甘き歓びに生まれつく者あれば、終りなき夜に生まれつく者あり

(Some are born to sweet delight, Some are born to Endless night.)”

から取られたもので、全編にわたり、作品の隠れたテーマとして、また主人公二人に降りかかる悲劇の不吉なプレリュードとして、度々繰り返されます。

 

  アガサ・クリスティの作品の中でも多くの人に愛されるキャラ、ミス・マープル。穏やかで人好きな老嬢で、少々お節介がタマにキズだけど、エルキュール・ポワロに負けないくらい脳細胞の働きは活発なもよう(笑)ポワロが灰色なら、ミス・マープルはさしずめピンク色かな❓😊

 

  この作品、マープルものの一つではあるんだけど、今作品ではミス・マープルは完ぺきに脇役の趣で、最後の謎解きの場面だけご登場(笑)真の主人公は、ドラマの一人称の語り手であり、係わる女性たちの理性を狂わせずにはいられない運命の美男、マイク・ロジャース(トム・ヒューズ)。富豪のお抱え運転手、ウェイター、バーテン等様々な職業を転々としながら、いつか自分の思い通りの豪奢な生活を手に入れたいと夢見ている。そんな彼が、アメリカの大富豪の娘エリーと恋に落ち、電撃結婚する。二人は新居建設の為、廃墟のような邸宅の建つ『ジプシーが丘』を購入するが、そこはかつて一家惨殺のあった場所、呪われた土地だった。ジプシーの女占い師の不吉な予言も、恋に有頂天な二人の耳には届かない。呪われた廃墟を取り壊し、『夢の家』を建てた二人。しかし、新居のお披露目パーティーが行われたその夜からというもの、二人には次々と恐ろしい出来事が降りかかり…。

 

  ミステリーと言うより、デュ・モーリア原作の『レベッカ』(アルフレッド・ヒッチコックが映画化)みたいなゴシックホラーロマンスの味わいですねぇ。トムくん、淡くて碧くて深い、湖みたいなブルーの瞳がめっちゃミステリアス、何を考えているのかわからない魅力と怖さがあって、まさにファム・ファタール、もといオム・ファタール❗普段は無表情で、心の奥も窺い知れないのですが、ふと唇の端を歪めたり、微かに涙を浮かべたりして一瞬、心の裡を見せる瞬間がある。もうね、理性射抜かれるよ(笑)こういうのって、いわゆる名演技とされがちな、泣いたり叫んだりの『激情』型演技よりよほど難しいし、高度な技巧が必要な気がするんですが…。どうでしょう❓

 

  典型的な英国紳士役だけでなく、こういう、社会の底辺から必死に上り詰めようとする、冷たい目をした野心家の役ができるのも、トムくんの強みかなぁ。古くは『太陽がいっぱい』のアラン・ドロン、『陽の当たる場所』のモンゴメリー・クリフト系😉今の英国演劇界を牽引しているエディ・レドメイントム・ヒドルストンだと、良家の子息の育ちの良さがどうしても滲み出てしまうからね😅トムくんみたいにはハマらなさそう。

 

  しっかし…この作品のトムくんはあまりにも魅力的すぎる。彼になら、翻弄されて人生滅茶苦茶にされて、終りなき夜に放り込まれても許しちゃうね、うん(笑)

 

  ヲタクはDVDを所有しておりますが、残念ながら動画配信サイトではどこも配信していないもよう😢AXNのミステリーチャンネルでは過去に度々放映されたようなので、機会がありましたらぜひ❗

 

(おまけ)

クリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』で、イギリス兵になりすまして決死の脱出を計るオランダ人の役を演じたアナイリン・バーナードが、重病に冒された若き建築家役で出ています😊


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ベネさまとトムホくんのブロマンスに萌える😍~『エジソンズ・ゲーム』前祝い🎉✨🎊

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先週公開された『エジソンズ・ゲーム』。直前に起きたコロナ禍のせいで延び延びになっていましたが、ついに公開❗おめでとうございます❗ヲタクは今週中に観に行く予定ですが、その前に、映画の中で発明王エジソンとその弟子に扮しているベネディクト・カンバーバッチトム・ホランドのブロマンスネタで盛り上がりましょー🎵(勝手にやってろ😒💢💢って言われちゃいそうですが😅)

 

  ベネさまとトムホくんはご存知、『アベンジャーズ~インフィニティウォー/エンドゲーム』で、ドクター・ストレンジスパイダーマンとしてすでに共演を果たしています。『インフィニティウォー』で、たしか戦ってる最中に、トムホくんが「ボク、スパイダーマン、よろしく」ってベネさまに自己紹介してるシーンあった気がするんだけど。間違ってたらごめんなさいです😊

 

  愛嬌があって失言大王、憎めない愛されキャラ、ピーター・パーカーそのままのトムホくん😊それを優しい眼差しで、年の離れた弟を見守るように見つめるベネさま😍アベンジャーズ公開の際のツーショットインタビューで、いつものお約束、うっかりまたネタバレしそうになったトムホくんのおくちを慌てて手で塞ぐベネさま💕「きゃーっ、いいぞトムホ、もっと喋っちゃえ」って思わず叫んだヲタク😅

 

  トムホの写真をスマホの待受にしている女性を見かけたベネさまが(ちなみにロック画面は、アイアンマンことロバート・ダウニー・ジュニアだったとか😅)、「ボクの写真に代えといてね」って、その女性にウィンクしたとかいうエピソードもあったなー。なんだ、トムホくんに負けず劣らずお茶目ぢゃん、ベネさま(笑)

 

  ドクター・ストレンジスパイダーマンのスピンオフを熱望しているという仲良しこよしの二人ですが、『エジソンズ・ゲーム』の中では、発明王である一方、心の闇を抱えた男エジソンとその秘書インサルを演じています。インサルがエジソンの非を指摘し、反対にエジソンから激しく叱責され、怒鳴られるシーンがあるようですが、トムホくん、「すっごく怖かった…」って😅か、可愛ええ…😍演技の神様ベネさまとサシで渡り合うなんて、大変だったよね。これからだよトムホ、頑張れ❗

 

そんな二人の共演がめっちゃ楽しみな話題作『エジソンズ・ゲーム』は全国公開中です🎵

 


トム・ホランド&ベネディクト・カンバーバッチ、スパイダーマンとドクター・ストレンジの本格タッグ希望 ― マーベル映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』より | THE RIVER

震えるほどの感動~映画『コリーニ事件』(ドイツ)

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 チネチッタ川崎で『コリーニ事件』(ドイツ)。原作者のフェルディナンド・フォン・シーラッハは現役バリバリの弁護士。法律に精通した専門家が書き下ろした渾身の法廷サスペンスですから、面白くないわけがない❗主人公である弁護士の調査や、多数の証言によって次々と露わになる驚愕の真実が、恐ろしすぎて、悲しすぎて、震えが止まりませんでした。

 

  ある一流ホテルのスィートルームに宿泊していた経済界の大立者が、67才のコリーニという男(フランコ・ネロ)に殺害された。しかも、至近距離で3発の銃弾を打ち込まれ、その後も頭蓋骨が砕けるほど靴で何度も踏みつけられる残虐なやり方で…。国選弁護人となった新米弁護士カスパー・ライネン(エリアス・ムバレク)は、本人から何とか殺害の動機を探ろうとするが、本人は貝のように黙秘を続け、ライネンは手も足も出ない。コリーニはイタリア移民だが、30年もの間ドイツで真面目に働いてきた善良で平凡な一市民。そんな男がなぜ❓しかも被害者はライネルの幼馴染みの祖父で、トルコ人の貧しい家庭に育った彼を目にかけてくれた恩人とも言うべき人物だったーー。

 

  コリーニの殺害の動機が明らかになり始める中盤からもう、涙が止まらないです😭正義とは何か❓法律によって人を裁くとはどういうことなのか❓最後に、コリーニの苦難に満ちた人生、その最大の原因が戦後成立したドイツ連邦のある法律にあることがわかるのですが、それって、言わばドイツの歴史の恥部でもあるわけですよ。それを小説という形で社会に突きつけたシーラッハも凄いし、それがきっかけで法律改正の機運がドイツ国内で一気に高まったという事実を聞くと、そんな成熟した社会、羨ましいなぁ…って思う。ナチスドイツの問題もそうですけど、歴史の汚点から目を逸らさず、まず事実を事実として認めることから始めようとする心意気が…ね。

 

  主人公のライネルを『ピエロがお前を嘲笑う』のマックス役、エリアス・ムバレクが演じてます。イケイケパリピのマックスとは真逆の、貧しい異邦人の疎外感・劣等感をバネにのしあがるライネル。コリーニ役、フランコ・ネロがまた、ある事件から人生が止まってしまった一人の男の悲痛な人生を、深い眼差しと微かな表情の移ろいだけで表現する、その演技が見事です。

 

  余談ですが、フランコ・ネロの奥さんって英国の超演技派女優ヴァネッサ・レッドグレーブなんですよね。(『ハワーズエンド』、『つぐない』など)。演技派女優とマカロニウェスタン出身のミスマッチなカップル…なんて陰口叩く人もいたけど、今作品の演技なんてもう、素晴らしいの一言、奥さんに全然負けてないよ。二人が結ばれるきっかけになった映画は、英国のアーサー王伝説を題材にした『キャメロット』。豪華絢爛、素晴らしく美しい画面、ネロさんはアーサー王の妻グェナヴィアの道ならぬ恋の相手、騎士ランスロット😍イケメンでしたよ、あの頃のネロさん💕今は彼自身の人生の歩みがそのまま刻まれたようなシワがダンディでステキ(笑)

 

閑話休題(汗)

 

  何しろ、一人でも多くの人に見てもらいたい映画です❗

 

  梅雨の晴れ間の爽やかな風の中、(映画はあらゆることを教えてくれる。今までも、そしてこれからも)と、そんなことを考えながらぼーっと歩いていて、おニューの日傘をどこかに置き忘れて来た今日のヲタクなのでした😅

 

  

これぞ英国スパイのリアル~BBC『THE GAME』(主演/トム・ヒューズ)

先日ブログの記事で、第二のベネディクト・カンバーバッチとして取り上げました英国俳優トム・ヒューズ。今のところ、彼の主演作としてイチオシなのが、BBCのドラマ『THE GAME』(2015年・6話完結)。

 1970年代、米ソ冷戦時におけるBBCのスパイドラマとしては、名作として名高い70年代の『ティンカー、テイラー、ソルジャー &スパイ』があります。これは、ジョン・ル・カレのスパイ小説三部作のうちの第一作目で、同じ原作を映画化したのが、『裏切りのサーカス』(2011年)❗主人公のMI6のスパイ、ジョージ・スマイリーをゲイリー・オールドマン、腹心の部下、ピーター・ギラムをベネさまが演じました。ル・カレはMI5やMI6での勤務経験があるので、スパイの内幕が非常にリアルに描かれており、映画の中でも、諜報活動に必要な隠れ家の予算計上を上司に掛け合う場面が印象的でした😅

 

  今回の『THE GAME』、何が良いかって、『裏切りのサーカス』と同様、立場は一介の公務員でありながら『大義』の為に国家の手足となり、虚々実々の情報戦に身を置き、時には汚いことにも手を染め、自らの命も犠牲にしなくてはならないスパイのリアル、悲哀がつぶさに描かれていること。重く低い雲の垂れ込めたロンドンの街並み、暗い色調の画面も魅力的😊

 

  トムくん演じるMI5のスパイ、ジョー・ラムは、東欧勤務時代、ソ連の女スパイと恋に落ち、それが敵側に発覚して恋人を殺されたトラウマを抱えています。それはMI5側から見れば『手痛い失敗』と見なされ、本国に帰ってからは、一片の情報を得る為に女性とベッドを共にするような空虚な日々。そんな彼が、ソ連から寝返りたいと保護を求めてきた男の尋問を担当したことから、米英ソ連三国を巻き込む大きな謀略、血で血を洗う過酷なスパイ戦争の中に再び身を投じていくことになります。

 

  恋人を失ってから心がどこか壊れてしまったようで、底知れない淡いブルーの瞳に虚無感を漂わせながら、淡々と任務を遂行していくジョー・ラム。ヲタク的にはめちゃくちゃソソられるタイプ(笑)

 

  トム・ヒューズ、巷では『第二のベネディクト・カンバーバッチ』って言われてますが、現在英国演劇界を席巻している、パブリックスクール出身の高学歴おぼっちゃまくんたち(ベネさま初め、エディ・レッドメイン、トムヒ、ダン・スティーブンスなど)とはちょっと違う雰囲気。彼は北部チェスター出身。イギリスの場合北部は衰退する工業地帯で失業率も高く、そんな鬱屈から、『怒れる若者たち』を生み出した地域でもあります。(北部出身のバンド、オアシスやザ・スミスなど)彼自身も俳優になる前はインディーズのバンドを組んでいたこともあり、ジェントルマンな風貌の中に、反骨精神というか、ロックスピリットのようなものが見え隠れするところが、ヲタク的には最大の魅力かな😉 第二のベネさま…というよりむしろ、第二のゲイリー・オールドマンに近いかも。

 

  余談ですがトムくん、ダニエル・クレイグ引退後の007ジェームズ・ボンド役の候補者の一人なんですよね😊ボンドはそれこそジョー・ラムの真逆を行く、言わばスパイ・ファンタジーのヒーロー。個人的にはトムくんと、Q役のベン・ウィショーの掛け合いが見てみたいわ~~😍

 

どんでん返しの連続で手に汗握るサスペンス『THE GAME』、アマゾンプライムで全エピソード配信中です。

 

★この記事を読んで、ステキな俳優トム・ヒューズに興味を持たれた方は、題名の下の「トム・ヒューズ」をクリックして頂くとマイク関連の他の記事も読めますので、よかったら‥‥。


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日本版『コールドケース 3』撮影開始❗

 
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ああついに、日本版『コールドケース 真実の扉 3』撮影開始の一報がぁぁぁ~~(号泣)あ、あれ❗❓緊急事態宣言全面解除で、映画館やミニシアターがオープンしたのも感涙モノだったけど、このニュースにここ一番の興奮を覚えてる自分にビックリしてる(笑)

 

 ヲタクの最愛の推し、吉沢亮さんが記念すべき第一作目のゲストで、思春期特有の焦燥感と揺れ動く心理を繊細に表現して、それはもう、見事だった。それに感動したのがきっかけでその後のエピソードも続けて見始め、すっかり『コールドケース』の世界観にドはまり(笑)

 

  一番見事だなぁ…と思うのは、まさに日本特有の風土に根差したドラマになっていること!

アメリカ版の本家本元は、殺人事件が炙り出すアメリカの社会問題ということで、人種差別や貧富の格差・社会の分断がメインテーマになっていて、捜査チームもヒロインであるリリーの相棒がプエルトリコ出身だったり、もちろん黒人の同僚も…と言った感じでしたが、日本版のキャラの立ち具合もそりゃ見事なもんです。

 

  アメリカ版のリリーは、暗い過去を秘めながらもやはりアメリカン、どこか楽天的な正義の人でしたが、日本版ヒロイン吉田羊は、日本古来のウェットな感じが凄くイイです❗深い哀しみも辛さも、ぐっと裡に秘めて任務を遂行する、理知的なカッコよさ。一方、相棒の永山絢斗、優秀な刑事なのにどこか自分に自信がなくて(アメリカ版のダニー・ピノプエルトリコの出自に拘って、何かと過剰反応する設定でしたね)、その反動からか、依存体質のトラブルメーカー的な女性に惹かれて、愛なのか同情なのか自分でもわからなくなっちゃう、そんなオトコの危うさ、暗さが色っぽい😅滝藤賢一の叩き上げの野犬みたいな刑事、いつもの気弱キャラと真逆で面白いし、日本警察の良心を代表する三浦友和のチーフがまさに適役、光石研のいぶし銀の演技…あの愛すべきチームが全員そのまま戻って来てくれるのね❗❗

 

  ヒロインを初めとしてレギュラー陣の演技のアンサンブルも素晴らしいですが、ゲストが豪華絢爛、ゴージャスの極み(笑)シーズン1では、仲里依紗(今『エール』で可愛い喫茶店の看板奥さんね)の、母親失格と烙印を押されながらそのじつ切ない愛に溢れてる、素晴らしい演技に胸絞られましたし、ただ今最旬中村倫也、ハマのゲイボーイ役で出演シーンは少ないのに物凄いインパクト、エッジーな役が似合う村上虹郎が寄宿学校の優等生役っていうのも新鮮だった。眞島秀和山口馬木也の『麒麟がくる』コンビ❓も、同じ回に出てたのよねー、たしか。ネクストブレイク岸井ゆきのも、初回エピソードでご出演。

 

  シーズン2ではイマドキの若者、吉村界人上杉柊平が1970年代学生運動の闘士にピタリとハマり、あの早乙女太一、アクションも殺陣も封印で(笑)太平洋戦争のトラウマに悩む元兵士の役。抑制の効いた静かで深い演技、もっとこういう役柄見てみたいなぁ…と思いました。

 

  チームの所属が神奈川県警というのが個人的には嬉しいところで。みなとみらいや山下公園辺りだけでなく、郊外の寂れた団地や、黄金町周辺のディープなハマが登場するのもGood。

 

もういろいろ楽しみすぎて、今から気もそぞろなヲタクなのでした、じゃん、じゃん❗

 

フローレンス・ピューの表情もコワイ『ミッドサマー』

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   『ヘレディタリー 継承』で世界を恐怖のどん底に陥れたアリ・アスター監督が再び放つ、恐怖と美とエロティシズムの融合*1U-NEXTを初めとして、各動画配信サイトで、今日から1ヶ月限定配信開始です❗緊急事態宣言解除後、ヲタクの家の近くの映画館では夜6時から上映してたんだけど…。

 

『ミッドサマー』観て、ヒタヒタ夜道を歩いて家に帰るなんて、そんな恐ろしいことできるわきゃないっ❗

…というわけで、日の明るいうちに安全なおうちの中で観ましたよ(笑)それでも充分怖かったけど😅

 

  ヲタク的には今回のほうが、『ヘレディタリー 継承』より何倍も怖かった。『ヘレディタリー』は言わば『エクソシスト』系だから、不信心者のヲタクには今いちピンと来ないんですよね。神の存在を信じているからこそ、その対極にある超自然かつ邪悪な存在に恐怖を覚える…っていうか。『エクソシスト』の時も、欧米の映画館では失神する人が続出したっていうけど、それはやはりキリスト教の考え方が体に染み込んでいるからであって、おそらく日本ではそれほど…って感じだったと思う。

 

  しかしですね、『ミッドサマー』は心底怖いです。出てくる人間がみんなコワイのよ(笑)自分と全く価値観が違う、言葉も満足に通じない相手。場所も人里離れた山の奥の奥で、逃げたところで野性動物のエジキになるのがオチ。しかも相手は、こちらが狂気の沙汰としか思えないことを、『神の思し召し』やら『宿命』やらにかこつけて、抜けるような青空の下、目にも鮮やかな花畑に囲まれて、粛々と断行していくのです。それも、嬉々として薄ら笑いを浮かべながら…。

 

 理性とか理屈が通じない、何言ってもムダ、ってのは相当コワイ。…で、最初は感情移入して一緒に不安になったり恐怖を感じてたヒロインが、最後に『あちらの世界』に持ってかれちゃう絶望的な感覚は、『ヘレディタリー』と同じですね。アリ・アスター監督、デヴィッド・フィンチャーに負けず劣らずお人が悪いわ😅

 

  フローレンス・ピュー演じるヒロイン・ダニー、遠く離れた家族を一家心中で失ったトラウマを抱えていて、しかも妹が双極性障害を患っていたことから、(ひょっとして私も…)と思っているんですね。ボーイフレンドのクリスチャン(ジャック・レイナー)が自分との付き合いを重荷に感じ始めている、ということを薄々わかっていても、彼への精神的依存を断ち切ることができない。不眠症なところに夏至の白夜だから、ますます眠れなくて、いつも白昼夢状態(;-ω-)ノそんな不安定な心理状態につけこまれて、どんどん他者の思想に浸食され、洗脳されていく恐ろしさ。キャッチコピーは『祝祭ホラー』、そんなジャンルあるのかしら、怖すぎる😅

 

  フローレンス嬢は、ゴスファッションのプロレスラー役だった『ファイティングファミリー』以来で、剛腕アマゾネスからメンヘラ女子大生、役の振れ幅ハンパない❗英国出身の女優さんで今ハリウッド進出中ですが、現在上映中の『ストーリー・オブ・マイライフ~わたしの若草物語』の末っ子エイミー、『ブラックウィドウ』スカヨハの妹役と、大役が目白押しですね。将来、ハリウッドを背負って立つ女優さんのひとりになるのは確実だと思います。

 

  …しっかし、彼女が最後に見せたあの表情はどういう意味だったんだろうか(-ω- ?)ネタバレになっちゃうから、何一つ具体的な話ができないのがもどかしい😅

 

  綺麗で怖くて、最後に残された大きな謎。二時間半があっという間でございました。

*1:゚□゚;

典型的英国イケメン♥️トム・ヒューズのおススメ映画 & ドラマ3選

 

 

 

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 第二のベネディクト・カンバーバッチとも言われているトム・ヒューズ。映画『フラワーショウ❗』(アイルランド)では、その革新的なガーデニング(野性的なケルト的庭園)により、保守的で権威主義がはびこるガーデニングの世界大会、チェルシーフラワーショウに新風を巻き起こした実在の女性、メアリー・レイノルズの恋人役。何よりも自然を愛し、エチオピアの緑化運動に人生を賭ける青年を爽やかに演じています😍

  余談ですがこの映画、原題は"Dare to be wild"(あえて、野性的に行くよ❗)と言った意味。英国式庭園では、本来は手に負えない存在の『野生』を人間の力でコントロールして、人工的な美しさを造り上げるのが善しとされてきた。日本で言えば盆栽の美しさですかね。それに真っ向から対立し、自然を生かし共存しようとしたのがメアリーであり、トムくん演じるクリスティなんですね😊そんな視点からこの映画を観てみると、なかなか味わい深いです。

  
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 ヒッチコックの名作サスペンスのリメーク『バルカン超特急』(BBC)。バルカン半島からトリエステに向かう列車の中で突然かき消えた老婦人。その謎を解くべく奮闘するヒロインをサポートする青年役。キングズイングリッシュにベストつきスーツ❗英国紳士の見本みたいなトムくんが堪能できます、ハイ💕
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  そしてそして、ドラマ『女王ヴィクトリア~愛に生きる』で、ヴィクトリア女王の最愛の夫、アルバート役❗18才の若さで即位し在位63年、英国ヴィクトリア朝の繁栄を築いた女王ヴィクトリア。生涯独身を貫いたエリザベス1世とは真逆の生き方、情が深く、良きパートナーたちのサポートを得て女王の役目を全うしました。女王の最大の理解者が、トムくん演じるアルバート。子沢山だった女王の代わりにさまざまな公務を代行し、王宮の財政改革等にも着手したアルバートは、才気溢れるだけでなく超イケメンで、女王様は一目惚れだったらしい😅未亡人となった時は悲嘆に暮れ、その後は喪服しか身につけなかったとか😮大英帝国の女王がそれほどまでに惚れ抜いた男性。それこそ演じる俳優は 、風貌も内面もオーラで満ち溢れていなくては説得力がないわけです。さすがトムくん、ドイツ出身だったアルバートの、お堅く誠実な中にもどこか、言うに言われぬ男の色気を滲ませて、またその案配が絶妙で、横田栄司氏が一目惚れしただけのことはある❗

 

  トムくん、ヴィクトリアを演じたジェナ・コールマン嬢のハートもついでに射抜いちゃったようで😅二人は共演以来5年間、パートナーの間柄だったようですが、昨年、二人の人生の方向性にズレが出て、関係を解消した‥‥ってニュースが出てました。ヲタク的には、古くはアンドリュー・ガーフィールド × エマ・ストーン、ジャック・ロウデン × シアーシャ・ローナンに並んで、「応援したいカップル BEST 3」だったんですけどねー。残念だワ。

 

 演じるためなら方言のアクセントや複雑な人物像をもとことん調べ尽くす、職人のような俳優と言われるトム・ヒューズ。プライベートについては一切話さない主義だそうで、最愛の人ジェナ・コールマンとの別れについても、コメントは一切なし。だけど、(パパラッチ報道によれば)同居していた家を出ていく彼女を新居に送り届け、落ち着くまで引っ越しも手伝ったそう。そんな男気と優しさもヲタク好みよん😍

 

  彼の名を世に知らしめたドラマ『THE GAME』については長くなるので😅また次回❗

 

★この記事を読んで、ステキな俳優トム・ヒューズに興味を持たれた方は、題名の下の「トム・ヒューズ」をクリックして頂くとマイク関連の他の記事も読めますので、よかったら‥‥。

 

 

 

 

オタクが選ぶイヤミス映画 TOP10②

 

  昨日、ヲタクが独断と偏見で選んだイヤミス映画TOP10のうち、10位~6位を発表❓いたしましたところ、予想外に沢山の方々に読んで頂いているようで、調子に乗って5位~1位を発表するヲタク(笑)
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⑤イノセントガーデン(2013年 米・英合作)

 『ジェーン・エア』や『クリムゾン・ピーク』で、観ているこちら側の嗜虐心をソソる巻き込まれ型ドMヒロインを演じているミア・ワシコウスカと、英国の歩くイケメン彫刻、ジェントルマンのお手本みたいなマシュー・グード。この二人のパブリックイメージを逆手にとったストーリー展開にまんまと騙されます(笑)恐怖と美とエロティシズムをミックスしたカクテルは深紅の色。お耽美ホラーの趣もアリ。あのニコール・キッドマンがまったくの脇役に徹していて、こんな贅沢な使い方していいの❓って感じ😅監督は、『オールドボーイ』のパク・チュヌク。面白くないわけがない❗


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ドラゴンタトゥーの女(2011年 アメリカ)

 ミステリー史上最も過激なヒロインと言われるリスベット・サランデル。このダークヒロインを産み出したのは、スウェーデンの作家スティーグ・ラーソン。本国では三部作全てが映画化されていて、北欧ミステリ特有のリアルな暴力シーンや、暗く陰鬱なムードが余すところなく表現されていました。その大ヒットを受けてハリウッドでリメークされたのが、この2011年版。プライベートではセレブのお嬢、映画でもその手の役が多かったルーニー・マーラが、今までのイメージをかなぐり捨てて、文字通り「カラダを張った」熱演。そこが最大の見所かな🎵リスベットを主人公にした映画は、ハリウッドではもう1つ製作されていて(『蜘蛛の巣を払う女』2018年)、リスベット役はルーニー・マーラから、英国女優のクレア・フォイに代わりました。そう、Netflixの大ヒットドラマ『ザ・クラウン』でエリザベス2世を演じている彼女です。いやー、ルーニーにしろクレアにしろ、女優さんのド根性って凄いわ😅


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③聖なる鹿殺し(2017年 イギリス・アイルランド)

見終わった後、まるで何か得体の知れないモノを無理やり喉に押し込まれて、それが下がっていかないような、何とも言えないどす黒い気持ちがいつまでも続く作品。一言で言えば、バリー・コーガン扮するサイコパスの青年の出現によって、幸せそのものに見えた医者一家(コリン・ファレルニコール・キッドマン)の生活が崩壊し始め、ついには恐ろしい悲劇に見舞われる…という話なんだけど。なにせバリー・コーガンが、現代の常識も倫理も社会通念も全く通じなくて、怖い、ひたすら怖い((( ;゚Д゚)))

  監督は、ギリシャ人のヨルゴス・ランティモス。あのブラックなコメディ『女王陛下のお気に入り』の監督です。そう言えば『聖なる鹿殺し』には、ギリシャ悲劇の香りもする。ほら、ギリシャ悲劇って近親相姦だの親殺しだの、現代の倫理観からは計り知れない闇を窺わせるじゃないですか。昔イタリアの監督ピエロ・パオロ・パゾリーニの『アポロンの地獄』って映画を観て、同じような感覚にとらわれたことを思い出します。怖くて、シュールで、不条理なあの感覚。

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アイデンティティー(2003年 アメリカ)

  豪雨のために交通が遮断され、さびれたモーテルに泊まることになった10人の男女。若いカップル、女優とそのマネージャー、囚人と彼を護送する刑事、子供連れの夫婦…。まもなく女優が行方不明になり、その頭部が乾燥機の中で発見される。犯人は誰? レイ・リオッタジョン・キューザックなど、個性派クセモノ俳優のリアルな演技が恐怖を煽ります。

  ホラー映画かと思いきや、あっと驚くどんでん返し、驚愕の結末。アイデンティティーとは、自己同一性とか、自己認識とか言う意味ですが、この題名が最大の謎を解くカギになっていて、見終わった後、激しく納得します(笑)


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①セブン(1995年 アメリカ)

 イヤミスの帝王、デヴィッド・フィンチャー監督の有名すぎる作品。ヲタク的にはやっぱりこれが今のところ不動の1位。オープニングを通じて流れる、神経を逆撫でするような不快な金属音を聴くだけでもう、不安と恐怖を掻き立てられます。

  キリスト教で言われる『七つの大罪』に準えて実行されていく猟奇殺人。犯人は警察の無能さを嘲笑うように『ジョン・ドゥ』(英語でいう名無しの権兵衛)と名乗って殺人を重ねていきます。しかしこの映画の真の恐ろしさは、七つの大罪を模した一連の殺人の犯人に、誰でもなりうる可能性があると暗示していること。奇しくもフィンチャー監督は、「これは人間が次第に自制心を失っていく映画なんだ」と語っています。暴力が暴力を呼び、憎しみが憎しみを呼ぶのだと。あたかも、人間として原罪を背負って生まれてきた以上、七つの大罪からは逃れるべくもないのだと言われているかのように😭

 フィンチャー監督は、今こうしている間にも世界のそこかしこで起きている同じような出来事を予兆していたのでしょうか❓

 

その先鋭的なテーマ、斬新な映像、25年前の作品とは信じられないほど色褪せない名作です。

オタクが選ぶイヤミス映画 BEST10①

 後味が悪く、イヤ~な気持ちで終わるミステリー作品、略して「イヤミス」。 ... サイコパスのゾッとする心理描写や、どうにもやるせない人生の裏側を描き、謎解きがあってもそれがカタルシスにならず、かなりの不快感が残る。ヲタクはなぜか、周期的にこの種のミステリーが見たく(あるいは読みたく)なります😅

「この梅雨入りしたジメジメした不快な季節にいい加減にしろ❗」って思うご仁は、どうぞ読み飛ばしてねー(笑)
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第10位『霧の中の少女』 (2017年イタリア)

 プロットが素晴らしく、どんでん返しの連続で、それこそ霧の中で立ち往生したように先が全く見えません(笑)それもそのはず、監督はミステリー作家で、自作を脚本・監督してるんですね。イタリア山間部の、閉鎖的な小さな村。霧深い夜に突如としてかき消えた少女。主人公の警部役に、『イタリアの至宝』と呼ばれる超演技派のトニ・セルヴィッロ。野心家で、正義を遂行する為なら何を犠牲にしても構わないという、カリスマ警部の人物造型が見事。ジャン・レノがストーリーの鍵を握る重要な役で出ています。ラストの衝撃に息を飲みます(>_<)


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第9位『シャッター・アイランド』(2010年アメリカ)

   精神異常の犯罪者たちが収容されているボストンハーバーの孤島、シャッターアイランド。ある日一人の女性が謎の言葉を残して島から逃亡。事件解決の為に島に乗り込んだ連邦保安官(レオナルド・ディカプリオ)がそこで知った恐ろしい事実とは…❗❓

  監督はマーティン・スコセッシ。単なるミステリーの謎解きでは終わらない、その果てに垣間見る人生の不条理、哀しさ。観た後に残る深い余韻は、さすがスコセッシ監督、さすがレオさま😍やはりこの二人は、どんな作品でもゴールデンコンビですね🎵


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第8位『プレステージ』(2006年 アメリカ)

壮大なマジックの成功に命を賭けた二人の天才マジシャン。二人の間には、複雑に絡み合う 因縁と、消えることのない激しい憎悪が…。これをミステリー映画に分類したら怒られるかもしれませんが😅SF&ダークファンタジーの要素もありますね。ストーリーも謎解きのトリックも非常に奇想天外なんですが、ヒュー・ジャックマンクリスチャン・ベールの鬼気迫るリアルな演技によって、観る者の心には、復讐の虚しさ、憎しみの連鎖が全てを破壊し尽くす恐ろしさが深く刻まれるのです。監督は、クリストファー・ノーラン。在りし日のデヴィッド・ボウイが、実在の科学者テスラ役でカメオ出演しています😍


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第7位 『ブラックダリア』(2006年 アメリカ)

ミステリー作家ジェームズ・エルロイの暗黒小説、L.A.4部作の第1作。第3作の映画化が、以前拙ブログでもご紹介した『L.A.コンフィデンシャル』で、こちらはスタイリッシュなフィルムノワールの趣で、暗黒な中にも、結末は仄かに未来への希望と光明が感じられたものですが、『ブラックダリア』はズバリ、イヤミス以外の何物でもありません(笑)

  登場人物のほぼ半分がサイコパスというトンでもない展開ですが、もっと恐ろしいのは、この、女優志望の若い女性の猟奇的な殺人事件が、実在のものだったということ。ハリウッドという魔物に飲み込まれ、翻弄される者たちの残酷な悲劇。監督はブライアン・デ・パルマ。ストーリーよりも何よりも、人間の影の演出とか、シーンの転換にワイプを使うとか、パルマ流の耽美的な画面がヲタク的には凄く好きです😍

 
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第7位 『特捜部Q』シリーズ(2013年~2018年 デンマーク)

  これ、ヲタクはユッシ・エズラ・オールセンの原作も大ファンで、出版された7作全て読んでるんですが、結末がわかっていてもつい引き込まれて見てしまう数少ない映画シリーズ。何しろ主役の二人(ニコライ・リー・カースと、ファラス・ファラス)が原作のイメージにピッタリ❗特に、主人公カールのバディであり、その出自も経歴も謎に包まれたシリア人❓アサドの飄々として、しかもイザという時には頼りになるアツいキャラが、事件の陰惨さを救っています(北欧でミステリーは娯楽であると同時に、社会の暗部や、そこに潜む数々の問題を抉り出すという役割を担っているらしく、どうしてもストーリーは暗く、重厚なものになりがち)

 

  シリーズの中から今まで4作映画化されていますが、どれも秀作だと思います。サブストーリーはないので、どれから見ても大丈夫です😊

(2013年『檻の中の女』、2014年『キジ殺し』、2016年『Pからのメッセージ』、2018年『カルテ番号64』)

本国では大・大ヒット作で、ついにデンマーク映画史上最高の興行収入を記録したもよう😮

 

宮本浩次バースデイコンサート at 作業場~❗(WOWWOWオンデマンド)

 WOWWOWオンデマンドで19時から開始だけど、ギリギリだと繋がりにくくなると聞いたので、自宅のChrome Castにコネクトして、リビングのTVの前に30分前から待機❗…このドキドキは、通常のライブ前と何ら変わりはありません😅

 

外部の会場と違って、いつもインスタで拝見している作業場で、ギター片手にこちらに微笑みかける宮本さん。何だか宮本さんの私生活をパパラッチしてるみたいで、何の根拠もない照れくささがこみ上げてまいります(…👈完璧にバカでしょ=笑)

 

 渾身のアルバムツアーが中止になった悔しさはサラリと流して、「緊急事態宣言中ずっと過ごしていた作業場でコンサートを皆さんにお届けできるのは、嬉しい」と、しごく柔軟な宮本さんは、超男前😍

 

今夜のセットリストは…

①夜明けのうた

緊急事態宣言も全面解除間近、バースデイコンサート幕開けに相応しい❗

冬の花

作業場はかなり温度が低いらしいんだけど、2曲終わったところですでに汗、汗の宮本さんは早くも上着を脱ぐ(笑)

③孤独な旅人

④悲しみの果て

何百回聴いてもなぜか泣けてくる。この曲と共に乗り越えて来た、さまざまな人生の出来事が脳裏に浮かんで来るせいか…?

⑤解き放て、我らが新時代

今回のコロナ禍でさまざまに生活スタイルが劇的に変化しつつある昨今。今宵は特にこの歌の歌詞が身に染みましたことよ。

⑥going my way

⑦きみに会いたい

閉鎖的な密室で聴くセクシーなこの曲、個人的に歌ってくれてるような錯覚に陥る(⬅️ただのバカ😅)

⑧獣ゆく細道

これは凄い、凄すぎる❗ひとり『獣ゆく細道』❗まさか一人で歌ってくれると思ってなかった😮圧巻、というしかありません。

⑨俺たちの明日

赤いスイートピー

⑪珍奇男

この3曲の流れ、まさに宮本さんらしくて楽しい🎵人生の応援歌で盛り上がり、切なくピュアな赤いスイートピーでしんみりしてたら突如として、珍奇男ぶっ込んで来るもんねー😅いつもながらジェットコースターみたいに宮本さんに振り回されるヲタク(笑)

⑫明日以外すべて燃やせ

⑬旅に出ようぜbaby

⑭昇る太陽

⑮ハレルヤ

…そしてそして最後の4曲は、だんだん宮本ワールドのスペースパターンが広がって行って、加速して、ついにクライマックス大団円~❗という感じです。

 

  「みんないい顔してるぜぃ」のセリフも、いつもは「…よく見えねぇけど」に続くんだけど、今夜はサスガに「全く見えないけど…」って呟く宮本さん。か、可愛いな…。でもって、「一方通行っていうか、みんなの熱量がわからなくて…」って、ちょっと不安げ😅しっかし、聴いてるみんなの熱量ダダ下がりなエレカシのライブって今まで存在したんですかね❓(いまだかつて、聞いたことないけど…=笑)

 

 熱量MAX、渾身のライブを終えた宮本さんは、爽やかな表情で、「次回は(生の)ライブで…」って❗ 

…いついつまでも、お待ち申し上げます(笑)

 

  変幻自在、多彩な表情を持つ稀有な歌い手宮本浩次さん。WOWWOWライブチャンネル(7/26拡大版)で再び❗

 

 

  

やっぱりガールズ・チームでなきゃ❗~『ハーレイ・クイン 華麗なる覚醒』


  待ってました、ヲタクいち推し、マーゴット・ロビー姐さんの『ハーレイクイン~華麗なる覚醒』動画配信開始❗全国的に梅雨入りでジトジトした昨今、スカッとすること間違いなし❗

 

  『スーサイドスクワット』も見たんだけど、イマイチ欲求不満で終わっちゃったのはなぜだろう…(-ω- ?)ってずっと思ってた😅今回の作品観て、納得。『スーサイド~』、マーゴット演じるハーレイはもうヤバくて可愛くて凶暴でサイコーだったけど、所詮はむくつけきマッチョなオトコたちの紅一点、サシミのツマ(笑)ハーレイが危機一髪の時には、中世のナイトよろしくジョーカーが風のように現れて助けてくれたしね。

 

  今回は題名の通り、ジョーカーと別れて『華麗なる覚醒』をし、自分の足で大地を踏みしめて歩み始める一人の女性の自立の物語です❗(…ホントか?😅=笑)邦題、いつもの通り原題とは似ても似つかないけど(原題はBirds of prey ・エジキの小鳥ちゃんたち)、今回ヲタク的には邦題に一票❗(笑)

 

  元々はガリ勉優等生の精神科医だったハーレイが、ブッ飛んだダークヒロイン化したのも、ひとえにジョーカーへの愛ゆえ😍ジョーカーと別れるってことは、そもそもハーレイ自身の存在意義さえ危うくするような大問題。なかなか捨てられないジョーカーへの未練を絶ち切る為に彼女が選んだのは、命の黒髪…もとい、ブロンドを自分でザックリ切り捨てるのと、二人の思い出の場所、化学工場の大爆破🔥💣観ているヲタクは思わずガッツポーズ👊✨

 

  今作のラスボス、ブラックマスク(イケメン演技派ユアン・マクレガーが、女嫌いのサイコ男を演じてます)との大決戦が物語のクライマックスですが、いろいろ紆余曲折あって、ハーレイは共闘するガールズチームを結成❗他のメンバーがもう、いつも上司に手柄横取りされるワーカホリックの女刑事やら、殺し屋やら、スリ(注・未成年)やら、ハーレイに負けず劣らず激ヤバ(笑)で、当然のことながらみーんなオニ強い😅決戦開始の直前、「やだー、オールの女子会みたい~😍」って喜ぶハーレイが超キュート💓こんな魅力的な女性たちに一人で対峙しなくちゃいけないブラックマスク…。さしものユアン・マクレガーも、ちょっと腰引けてましたわね(笑)

 

  

 

  家庭で、職場で、いろいろストレスを溜めがちなそこのアナタ、『ハーレィ&激ヤバガールズチーム』の大暴れでスカッとしましょ😉