オタクの迷宮

海外記事をもとにしたエンタメ情報から、映画・ドラマ・舞台の感想、推し活のつれづれまで──観て、感じて、考える。ヲタ視点で気ままに綴るエンタメ雑記ブログ。今日もどこかで、ヲタクが迷走中。

夜の女王に喝采&パパゲーノに爆笑🤣〜東劇でMET『魔笛』体験

 東銀座にある老舗映画館「東劇」でMETライブビューイング「魔笛」(2017年)鑑賞。METライブビューイングとは、ニューヨークにあるメトロポリタン歌劇場の名作舞台を撮影、世界70ヶ国以上の映画館で上映する企画。日本では通常1週間の上映ですが、東劇だけはいつも他劇場より長く上映してくれるんです。今回も「東劇アンコール上映」と銘打ち、これまでMETライブビューイングで上映された作品のうち、特に人気のあったよりすぐりの20作品を上映してくれるという太っ腹(笑)

 

 東劇の大スクリーンと迫力の音響で味わうモーツァルトのオペラはやっぱり格別、観客みんなでニューヨークのメトロポリタン歌劇場ツァーに出かけた気分になりました❗️
f:id:rie4771:20250922153400j:image

f:id:rie4771:20250922153333j:image

東劇ビル3階の映写室は10時オープン。それまでは1階のラウンジで待機。静かすぎて逆にソワソワ^^;

 

METライブビューイングでも1番人気の「魔笛」

 オペラに馴染みがなくても、「夜の女王のアリア」や、「パパパパ⋯⋯」で始まる「パパゲーノとパパゲーナのデュエット」をご存知の方は多いのでは❓️正義感に溢れた王子タミーノ(チャールズ・カストノロヴォ)が、お調子者の鳥刺しパパゲーノ(マルクス・ヴェルバ)を従え、様々な艱難辛苦を乗り越えて、囚われの身の美しい王女(ゴルダ・シュルツ)を救出するワクワクの冒険譚。大人も子供も、オペラ好きでもそうじゃなくても笑ってドキドキ、みんなで楽しめて最後はほっこり、やっぱりモーツァルトって天才だね❗️(←今さら言うな 笑)

 

★楽しくてノリノリな出演者インタビュー

 「魔笛」の内容が内容のせいか、それとも聴く人全てを幸せな気分にさせるモーツァルトマジック❓️か、METライブビューイングのいつものお約束「舞台裏潜入❗️出演者突撃インタビュー」でも皆明るくノリノリでジョーク飛ばしまくり(笑)中でも笑っちゃったのが、本作品のヴィラン・夜の女王役のキャスリン・ルイックと、お調子者パパゲーノ役マルクス・ヴェルバのインタビュー。
f:id:rie4771:20250922160731j:image

※軽快な歌と演技を魅せるマルクス・ヴェルバ(上)と、超絶技巧のコロラトゥーラで総立ちの拍手喝采を浴びたキャスリン・ルイック(下)

 

 「魔笛」の中でも最も有名で人気のあるアリアを歌う身でありながら出演時間は僅か13分という夜の女王役のキャスリン・ルイック(映画『レオン』のゲイリー・オールドマン状態 笑)。キャスリンは、出番が殆ど無い前半は、ひたすら楽屋で他のキャストの歌を聴いてエネルギーチャージをしていると言います。マルクスがインタビュアーから「お互いにどんな影響を受けてる❓️」と聞かれ、「え❓️そうだなぁ⋯。僕たち一緒になるシーンってないよね❓️(影響って言われても⋯。そもそもなんでこの2人一緒にインタビュー受けてるんだ^^;)」としどもどしてると、「あらでもあなた、私のことは怖がってるわよね」とキャスリンからすかさず突っ込まれるっていう(役柄上❓️それともプライベートも❓️笑)。インタビュアーは大爆笑、目パチクリしてるマルクスが可愛かった(笑)

 

「魔笛」にまつわる闇の話🔻🔻🔻🔻🔻🔻🔻🔻

(注・ここから下はちょっぴりディープなオタク話なのでご注意)


f:id:rie4771:20250922153909j:image

※東劇は椅子もリクライニングの高級品。映画館と言うより、劇場の趣。気持ちよすぎて上映中の居眠りにはご用心^^;

 

・モーツァルトとフリーメイソン

 ご存知の通りモーツァルトは、生涯にわたり慈善活動と社会奉仕を掲げる秘密結社フリーメイソンの熱心なメンバーでした。(秘密のベールに包まれた階級制度、儀式などから、今でもフリーメイソンは世界の様々な組織を陰で繰っている⋯⋯といった陰謀論が絶えません)

 

 彼が最後に書いたオペラである「魔笛」はフリーメイソンの思想を最もよく表した作品だと言われていますが、作品中でフリーメイソンの秘儀を堂々と白昼の下に晒したため、モーツァルトの謎の死は病死ではなく暗殺だ⋯⋯などという黒い噂がまことしやかに囁やかれるようになってしまいました。歴史家たちは「まったくの都市伝説」としているけど、火のないところに煙は立たない⋯⋯からね。

 

・オレの尻をなめろ❗️❓️

 「魔笛」はそのテーマや美しい音楽、登場するキャラの愛らしさから、小さな子供でも楽しめる内容だけど、あまりにも「真・善・美」に統一されすぎていて、ヲタク的にはちょっと照れくさい。人生ってそんなキレイごとばかりじゃないだろ❗️みたいな(笑)⋯⋯だから、モーツァルトがじつは究極のKYで周囲の人たちをしょっちゅう怒らせてた⋯とか、裏で「オレの尻をなめろ(K. 232)」みたいな曲を作って、仲間うちでワーワーふざけてたり、恋人に向かって「さあ、今日も元気にク◯垂れて出発!」なんて手紙書いてたエピソードはなぜか嫌いじゃない(笑)

 

 人間ってやっぱり、清濁併せ呑む複雑な存在だと思うし、まるで清流、天上の調べのように聞こえるモーツァルトの音楽に時々垣間見える闇の部分にこそ、200年経っても私たちを惹きつける最大の要因があるんじゃないかしら⋯⋯って。え❓️そんな受け取り方信じられないって❓️⋯ヒネくれた年寄りのたわ言だと思って許して(笑)