酷暑が続く中、ヲタクにとって目の覚めるような嬉しいニュースが飛び込んできました😆
激推しアイルランド俳優、アンドリュー・スコットが、英国に実在した名優イアン・チャールソンの晩年を描く映画『Elsinore(エルシノア)』で主演を務めると言うではありませんか❗️❗️

※新作『エルシノア』で、英国を代表する名優イアン・チャールソン(上)の晩年を演じるアンドリュー・スコット(下)。こうして見てみると、2人風貌も雰囲気もだいぶ似てます--------よね❓️😅
イアンは同性愛者で、晩年はエイズの闘病に苦しんでいましたが、それを生涯公にはせず、1990年に40歳で世を去る数週間前まで、ロンドンのナショナル・シアターで『ハムレット』の舞台に立っていたと言います。映画の題名『エルシノア』は、『ハムレット』の舞台となるデンマークのお城の名前ですから、おそらくイアンが病と闘いながら舞台を務めた日々に焦点が当てられるに違いありません。
アンドリュー自身もイアンと同様同性愛者であり(しかし彼は堂々とカミングアウトしています)、また彼自身、2017年にハロルド・ピンター劇場で実際に『ハムレット』の舞台に立っています。現代の服装やガジェットを取り入れた現代劇(モダン・ドレス)の演出や、彼の繊細で感情豊かな演技が高く評価されました。孤高の名優イアン・チャールソンを演じるのに、現代においてアンドリュー・スコットほど相応しい俳優はいますまい。

※2017年、ハロルド・ピンター劇場で上演され、大好評を博したアンドリュー・スコットの『ハムレット』。
イアンの晩年の担当医師を、これまた当代きっての名女優オリヴィア・コールマンが演じるとのこと。2人の火花散る演技合戦も楽しみのひとつです。
★そして推しへのバトンが繋がった❗️
アンドリューが『エルシノア』で演じるイアン・チャールソンと言えば、1981年の映画『炎のランナー』で、パリ五輪の金メダリスト、エリック・リデルを演じ、一躍その名を世界中に轟かせました。
----------そして2012年、ロンドンのナショナル・シアター『炎のランナー』で、エリック・リデルを演じたのが、アンドリュー・スコットと並ぶヲタク激推しジャック・ロウデン❗️❗️❗️
若干22歳の舞台デビュー作で彼は、エリック・リデル特有の「顎を突き上げ、天を見上げながら、もがくように走る」という独特な走法を完璧にマスター、さらには数週間に及ぶイギリス軍式の超過酷なフィットネストレーニングをこなし、舞台上の特設トラックを上演時間中全力疾走し続けました。

※舞台『炎のランナー』、『幽霊』の演技により彼は4年後、BBCの大作『戦争と平和』(写真上)でロシア貴族ニコライ・ロストフ役に抜擢されます。
彼の素晴らしい演技には、シビアな英国の評論家たちも大絶賛、そしてなんと、翌年2013年にはイプセン『幽霊』の舞台で、イアンの名を冠したイアン・チャールソン賞とローレンス・オリヴィエ賞を史上最年少でダブル受賞したのです❗️
※イアン・チャールソンの功績を讃え、イギリスの演劇界で活躍する30歳以下の若手俳優による優れた古典劇の演技を称える賞。

※映画『炎のランナー』のイアン・チャールソン。
この作品は、1999年英国映画協会が選出した『Top British Films 100』で19位に選出されました。
イアンの名を冠した名誉ある賞を、若き日のジャック・ロウデンが受賞する──。
これが運命と言わずして何と言いましょう。
イアン・チャールソン〜アンドリュー・スコット〜ジャック・ロウデン…。
優れた表現者は、優れた表現者の人生を、粛々と受け継いでいくものなのかもしれません。

※アンドリューとジャック、今のところ唯一の共演作は2016年の映画『否定と肯定』。弁護士事務所の先輩後輩を演じてました。2人のメガネ男子ぶりに萌え(笑)
ヲタクにとって"最愛の推し"はこれからも増えていくことでしょう。
けれど、ヲタクが惹かれるのは、スターではありません。
作品に人生を懸ける"表現者"なのです。

役を演じることを超え、その人物の内面にまで深く潜り込み、まるで"別人"として生きるような彼らの役者人生を、ヲタクはこれからもどこまでも追いかけていきます。

※2年前、グラストンベリー・ロックフェスを仲良く観戦していたアンドリュー・スコットとジャック・ロウデン(前列)。後列には、当時ジャックと絶賛交際中だった(今では彼の愛する奥さま 笑)シアーシャ・ローナンの顔も見えます。