オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・ライブ鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログ。

アナイリン・バーナードからジャクロくんにLOVEメッセージ💕


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(Royal Albert Hall from Pixabay)

 いよいよ明日(日本時間では3日の早朝)は、BAFTA英国アカデミー賞の発表❗我が推しジャック・ロウデンはライジングスター賞にノミネートされています😊英国アカデミー賞の中で唯一一般投票で選ばれる賞💕先日は『ダンケルク』で共演したバリー・コーガンが応援メッセージを寄せたという記事を拙ブログでUPしましたが、同じく『ダンケルク』で共演した英国ウェールズ出身の俳優、アナイリン・バーナードからジャクロくんにメッセージが❗

 

  アナイリン、『ダンケルク』では主役のフィン・ホワイトヘッド(トミー役)と共に、ダンケルクの壮絶な戦いを生き抜き、故郷に帰還しようと、苦闘する若き兵士の役。しかし彼には哀しい秘密があった…😢アナイリン、バリー・コーガンと一緒の船に乗ってた(笑)ジャクロくんとは映画の中で直接のカラミはなかったけど、仲いいんだねぇ。

 

  今日はいよいよBAFTA英国アカデミー賞発表❗僕の親友ジャック・ロウデンがEERライジングスター賞にノミネートされてるんだ。ジャック、本当に君はこの賞に相応しい人だ。でもだいぶ遅すぎるよね(笑)どんな賞を受賞しても(しなくても)君は最高の俳優の一人に変わりはないさ❗

 

  あー、なんて愛に溢れたメッセージなんでしょう😍ジャクロくんって気さくで率直で見るからにナイスガイ、男女問わず共演した人は彼のことが好きになっちゃうみたい😅思い起こせばヲタクも、ジャクロ沼に本格的に沈んだのは、フィン・ホワイトヘッドハリー・スタイルズと『ダンケルク若手俳優座談会』に出ていたジャクロくんの、ユーモアとウィットに富んだ会話にノックアウトされたからだった😍

 

ライジングスター賞、もちろん受賞してほしいのはやまやまだけど、アナイリン・バーナードが言うように、受賞してもしなくても、ジャックあなたは、ヲタクにとって唯一無二の俳優であることに変わりはありません❗(断言)

 

 

 

「ハルナジャネエヨ❗」by キャパちゃん

お題だけ見たら、なんのことやらサッパリわかりませんわね(笑)

 

  昨夜のWOWWOWグラミー賞生中継の録画を今やっと見終わったところなんですが…。『年間最優秀楽曲』いち推しのルイス・キャパルディ"Someone you loved"はやはり選ばれなかったなぁ…。まっ、予想は出来てたんだけど😅いくら昨年全英で一番売れた歌手で、全米でも1位になったからと言って、場所はキラッキラのパリピの都ロサンゼルス、スコットランドグラスゴー出身のシンガーなんてマイナーすぎる(笑)

 

  腹立ち紛れにYou-tubeでルイスの映像を漁っていたら、なんとあの方、1月の恵比寿のライブ前に日テレの『スッキリ』の取材受けてたのね❗インタビュアーはマキシマムザホルモンのダイスケはん😅偶然同じ靴を履いていたからと言って「他人とは思えない」と馴れ馴れしいダイスケはんに、「前世は同じバンドだったかもねー」とすかさず乗ってあげるルイス😊そんな優しいルイスにダイスケついに『キャパちゃん』呼ばわり😅バンドって言うより、漫才コンビだったんじゃ…。

 

  朝起きて彼女に、「太ってブサイクになったあなたとはもうダメかも」って言われて「こいつは曲が書けると思った」とか、「日本のライブを控えてどう?」との問いに「いやー、こんなに大勢の人が見に来てくれるなんて、つまりチケット売り切れ、ボクはボロ儲け(make some money)」とか、「日本の温水便座は素晴らしい❗今ボクはこれまでの人生の中でいちばんオシリがキレイな状態」とか、ヲタク、グラミー賞の悔しさはすっかり忘れて大いに笑い転げたのであります。ダイスケはんとも、初めて会ったその日からあうんの呼吸で凄いんですけど(笑)挙げ句のはてには丸メガネかけさせられて、「ハルナジャネエヨ❗」って(*`艸´)…(ヲタク、爆笑。それがまたそっくりなのよ春菜に、メガネかけると…ひー、イタタタ(>_<)昨日ピラティスガンバリ過ぎて、笑うとおなかが…=笑)

 

  どちらかというとご本人、素顔は"Grace"のMVで見せる怪しげな爆笑ポールダンサー💃💃、芸人風キャラらしい😅こういうギャップ萌え、大好きなんだけど、『スッキリ』を見てからというもの、あの心痛む"Someone you loved"のMVを見ると、丸メガネで「ハルナジャネエヨ❗」って言ってるキャパちゃんが脳裏をよぎり、純粋に泣けなくなっちゃったヲタクなんでした、じゃん、じゃん❗

 

 

  

「完璧な役より軟弱キャラを演じるのが好き(笑)」by ジャック・ロウデンインタビュー①~The Scotsman

 
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(Edinburgh from Pixabay)

BAFTA(英国アカデミー賞)のライジングスター賞にノミネートされているジャック・ロウデンのインタビュー❗舞台『黒い魔女~Black Witch』でデビューしてから、『ふたりの女王~メアリーとエリザベス』のダーンリー卿や『ファイティングファミリー』のレスラー役に至るまで、このボーダーズ地方出身の俳優が、演技、アクティビズム(英国の行動主義思想。社会変革をもたらすために積極的に行動すること)、映画製作についてジャネット・クリスティに語り尽くす❗

 

  ジャックは落ち着かない様子で、リース劇場(エディンバラ)の内部をちらちら見ていたが(笑)、しばらくの間上階の花に溢れたスイートルームでインタビューに応じてくれた。彼は、BAFTA(英国アカデミー賞)のライジングスター賞にノミネートされて、どんなに嬉しいかと語った。英国アカデミー賞の中で唯一、一般の映画ファンの投票によって選ばれる賞で、最も我々のイマジネーションをかきたてる俳優に贈られる。普段はエディンバラを活動の拠点として活動しているジャックは、2月2日、ロンドンの授賞式に臨む。

 

「どうして僕がこの賞に選ばれるのかなって思ったよ」と、彼は温かみのあるボーダーズ地方の訛りで語り始めた。「もう、この仕事10年も続けてるのにね(笑)でも、本当に素晴らしいことだよ。若い才能にスポットライトを当ててくれれば、当人は今まで開けたこともない扉の向こうに行けるんだから」

 

  このボーダーズ地方の若者の演技者としてのキャリアは、2011年スコットランドナショナルシアターでの舞台『黒い魔女』"Black Witch"から始まった。

(記事に掲載されたジャクロくんの写真可愛ええ~~🤤18才だったんだもんねぇ)

その後イプセンの『幽霊』で、ローレンス・オリヴィエ演劇賞(英国で最も権威ある、舞台俳優に贈られる賞)を受賞した彼は、映画やTVドラマに進出する。BBCの記念碑的作品『戦争と平和』、プランテーションの経営者を演じた『長き歌』"The long song"、プロゴルファーの先駆者と言われるスコットランド人プロゴルファー、トミー・モリスを演じた『トミーの栄誉』"Tommy's Hounour"、そして見事英国アカデミー賞を勝ち取った背筋も凍るようなスリラー『最悪の選択』"Calibre"と続いた。さらにクリストファー・ノーランダンケルク』で広く認められ、『ファイティングファミリー』で実在のプロレスラー、ザック『ゾディアック』を、そして『ふたりの女王~メアリーとエリザベス』で複雑な人物ダーンリー卿を演じてシアーシャ・ローナンと共演した。

 

「ダーンリー卿を演じるのは楽しかったよ。彼は明らかにクズ野郎なんだけど、でもね、それは彼の心の奥深くに根差した不安定さから来ているんだ。軟弱なキャラクターを演じるのは楽しいよ。完璧な役柄は好きじゃない。演じてても退屈なんだ(笑)僕自身が完璧な人間じゃないから、完成された人物を演じるのは大変。でも欠点がある人物は造型しやすい。感情移入も容易だから」

ジャクロくんハリウッドのヒーローものを断った、っていつか言ってたけど、彼の演技への取組み方を読むと、残念だけど仕方ないかなぁ…。(ヒーローものも大好きなヲタク😅)

 

そして『フォンゾ Fonzo』『小さき斧 Small Axe』『カラス CORVIDAE』へ

そしてついに今年はトム・ハーディーがアル・カポネを演じる『フォンゾ』がいよいよ公開❗ジャックはFBI捜査官を演じている。アカデミー賞受賞監督スティーブ・マックイーン(『それでも夜が明ける』)が演出を務める『小さき斧』は、ロンドンにある西インド諸島出身者たちの小さなコミュニティが舞台。主演はジョン・ボイエガレティーシャ・ライト(BAFTAライジングスター賞受賞者)。

 

『フォンゾ』で彼はボストン出身の捜査官役を演じた。まるで彼自身がかの地の出身者であるかのように。「なんであの役を引き受けちゃったんだろうね。でもボストン訛りは好きなんだ。まるで早口言葉の練習するみたいにセリフを喋る(笑)周りのみんな、僕がそうすべきだと思ったみたい」

 

『小さき斧』「スティーブ・マックイーンは、最高の監督の一人。彼の、まがい物をかぎわける才能は驚くほどだ。彼の演出手法は確かに役者たちを追い詰めていくようなもの。しかし決して彼は、僕たちを侮辱するようなことは言わないんだ。」

 

「役者を始めたばかりの頃は、僕はとても傲慢な考え方をしていて、役者は面白がられチヤホヤされる存在で、舞台に登場して何か喋ればそれで済むと考えていた。しかし製作サイドに回った時、それはとんでもない間違いで、役者って素晴らしい職業なんだって思ったよ」

「まるで建物を立てるみたいにセットが組み立てられ、照明係やスタッフがどっと集まって来て、俳優たちは『さあここで演じてくれ』と言われても、なかなか難しいものがあるよね。でもマックイーン監督は違う。まず役者、ストーリー、それらがもたらすワクワク感を大事にしてくれて、何事もまず彼自身が整理してみせてくれる。彼のやり方は好きだなぁ」

 

  『小さき斧』でジャックは、英国で最も重要なブラックパワー裁判と言われる"Mangrove Nine"裁判(1970~72年。警察内部に存在した根深い人種差別が露になった)で、被告人たち(ノッティングヒルの黒人社会を守るため暴動を起こし、当時の警察権力に潜む差別主義を糾弾した)にアドバイスを与える急進的な弁護士、イアン・マクドナルドを演じている。

 

ヲタク考えるに、ジャクロくんはスコットランド王立音楽院の出身。演劇理論に忠実な、真面目なイメージだなぁ。スタニラフスキーの演劇論を思い出します。「演じる?君は舞台の上で自分の人生以外の何を演じると言うんだ?」っていうアレ。ジャクロくんも、役柄のリアリティを出す為には、自分の中に全く存在しないものは演じられないという…。ヲタク的にはちょっと残念だけどね。ジャクロくんのイっちゃってるサイコパスとか見てみたいけど(笑)

 

  この超ロングインタビュー、ここまででまだ半分です(笑)前半は彼の演技者としての考え方が語られ、後半は、ジャクロくんの映画製作者としての横顔が明らかになります。近いうちに訳してまた拙ブログでUPしますので、お楽しみに~😍

 

 

 

 


Jack Lowden interview - The Scotsman

明日はグラミー賞🎵~みんなに届け❗ルイス・キャパルディ"Someone You Loved"

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(ルイス・キャパルディの生まれ故郷の風景…Glasgow from Pixabay)

  明日はいよいよグラミー賞❗WOWWOWに入って何が嬉しいかって、エレファントカシマシの新春ライブ(1月10日大阪フェスティバルホール)がリアルタイムで見れたこと、そして明日放送のグラミー賞と2月のアカデミー賞ーっ❗

 

  今年のグラミー賞、ヲタクのいち推しは、スコットランドグラスゴー出身のシンガーソングライターで、最優秀楽曲賞にノミネートされているルイス・キャパルディ💕ヲタクが彼を知ったのは、臓器移植のチャリティー団体"Live Life Give Life"の精神を広めるために制作されたMVに、彼の"Someone you  loved"が使われていたから。

 

  冬枯れの街、死に瀕している最愛の妻の枕元を訪れる初老の男性。妻の死後、その心臓は幼い少女を持つ若い女性に移植されます。ある日届いた一通の手紙。そこには幼い少女の手で、感謝を伝える内容が…。その男性は全編を通じてイヤホンで何かを聴いているのですが、それが亡き妻の心臓の音だと知った時はもう…😭😭

 

  それからというもの、"Someone you loved"を歌うルイスの、温かみのあるそこはかとないスコティッシュ訛りの、素晴らしい美声、そして次第に感情が盛り上がるにつれ、まさに『絶唱』となっていくのを聴くと、自然に涙腺が崩壊するようになったヲタク😅楽曲が流れ始め、

I need somebody to heal,

somebody to know,

somebody to have,

somebody to hold

It's easy to say but never the same

僕に必要なのは癒してくれるひと

理解してくれるひと

受け入れてくれるひと

抱きしめてくれるひと

だけど誰も君の代わりになんてなれやしない

…の辺りになると、自動的に涙が流れてしまう😅こんな現象、ヲタクにとって、エレカシの『絆』以来なんですな…。

 

  彼には他にも"Before you go"(あなたが去ってしまう前に)という名曲があるんですが、自分を見捨てて去って行く彼女に、あなたがいなくなると"Like troubled water running cold"(荒れ狂う海が冷たくなっていくみたいに)と歌っているんですね。この歌詞で思い出すのが、1970年代のアメリカのフォークデュオ、サイモン&ガーファンクルの"Bridge over troubled water"(邦題は『明日に架ける橋』)彼らは「君を苦しみから救い出す為に、僕は荒れ狂う海に架かる橋になろう」と、ちょっと気恥ずかしくなるくらいにストレートな愛を歌い上げましたが、若干23才のルイスの歌にはサイモン&ガーファンクルのヒロイズムとは真逆のもの哀しさ、微かな絶望感が漂っています。

 

…かと思えば、"Grace"のMVではなぜかマッチョ軍団引き連れたポールダンサー❔に扮して踊りまくるルイス😅まるでYou-tube芸人…(笑)なかなか奥の深そうな御仁でして。

 

そんなルイス・キャパルディの歌声、グラミー賞の舞台から世界へ届け~~🎵

 

 


感動を呼ぶルイス・キャパルディ「Someone You Loved」MV解説 - ルイス・キャパルディ

サム・ロックウェル祭りぢゃ~!『ジョジョ・ラビット』

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これはね、「少年よ、フェイクに惑わされるな❗心の内奥の声に従って、真実を見極めなさい」という、寓意に満ちた物語❤️タイカ・ワイティティ監督特有のユーモアに満ち、戦争、ヘイト主義、教育に名を借りた洗脳の愚かさを揶揄するパロディ満載❗

 

  監督自身も、主人公の10才の少年ジョジョの、揺れ動く心理が産み出した空想的人物、アドルフ・ヒットラーを演じています。(ヲタク的にはアベンジャーズシリーズの中で最優秀作品賞をあげたい『マイティソー~バトルロイヤル』の監督ですから❗監督はモーションキャプチャーと声優で、ソーのバディ、岩男のコーグも演じています。もう、全編笑いっぱなしだったよ、あの映画😅)

 

 ビートルズの『抱きしめたい』のなんとドイツ語版が鳴り響く意表をついたオープニング😅 第二次世界大戦も末期、さしものナチス帝国も連合軍の猛反撃にしだいに追い詰められていた時期。主人公ジョジョは、ナチス・ユーゲント(ヒットラーが創立した地域の青少年団体)の一員。まるでキャンプに行くように、少年たちは嬉々として腰にナイフをぶら下げ、「ハイル・ヒットラー」と口々に叫びながら『ユダヤ人をいかに上手く殺すか』の戦闘訓練を受けるのです。上級生に野ウサギを渡され、「ユダヤ人を殺す前にこのウサギの首をへし折ってみろ」と迫られたジョジョは、すんでのところでウサギを逃がしてやりますが、回りの友人たちはジョジョのことをウサギも殺せない臆病者と囃し立てるのです。(映画の題名はこのエピソードから)

 

  殺人者が英雄ともてはやされ、良心ある者が裏切り者と詰られる、戦争の矛盾と暗黒。幼い子どもたちに、「ユダヤ人は犬と交尾する、シッポが生えている、悪魔と契約を結んでいる」などと教え込む、悪意に満ちた差別と洗脳の恐ろしさ。…笑いに潜む恐ろしさとは裏腹に、画面に映る街の風景、スカヨハやサム・ロックウェルが身に纏う衣装のカラフルで美しいこと❗深いテーマを内包した、寓意的な映画というと、ウェス・アンダーソン監督の『グランド・ブダペスト・ホテル』が思い浮かびますが、あの映画も、名優たちのコメディアン(コメディエンヌ)ぶりと、画面の美しい色彩が印象的でした。

 

  お洒落で自由人のジョジョの母親(スカーレット・ヨハンソン)は反ナチ組織の地下運動家で、ユダヤ人の美少女エルサを密かに家にかくまっているのですが、ある時ジョジョはその事実に気づいてしまいます。聡明なジョジョは、エルサとの交流を通じて、ナチスユダヤ人ヘイトとプロパガンダに潜む嘘やごまかしに、次第に気づいていくのです。時の権力者が、嘘を嘘と認識していながら国民に対して嘘をつくのは、許しがたい重大な犯罪だと、ヲタクは思います。ヒットラーはいなくなっても、今でも第二第三のヒットラーは後を絶ちません。ワイティティ監督は、それを正面切って声高に言い募るのではなく、コメディタッチで、しかも一人の少年の心の成長と自立を絡めて描いた、その手腕、素晴らしい❗

 

  ジョジョのママにスカーレット・ヨハンソン😊スカヨハといえばちょっと前まではマリリン・モンローばりのセックス・シンボル、魔性の女のイメージでしたけど、最近はブラック・ウィドウ役で超ハードなアクションに挑戦したり、「マリッジ・ストーリー」で人生に悩む等身大の女性のイメージが強いですが、今作では久しぶりにセクシーでコケティッシュな彼女の本領発揮💕あんまり魅力的なママなもんだから、ジョジョが照れて素直になれない、そんなエピソードも納得できちゃう(笑)

 

  そしてそして、この映画のサム・ロックウェルですよ❗

 

アメリカのゲイリー・オールドマンと言われ、昔からそのカメレオン的演技力には定評があったものの、生来のヒネクレ者なのか、今まで演じたのは、イケメン(…ですよね❔ヲタク的にはイケメンの部類だと思っているんだけど、彼😅)の素顔を封印したイっちゃった役ばかり(『グリーンマイル』の囚人役は、『レオン』のゲイリーを彷彿とさせるインパクトの強い役だったけど、日本ではそれほど注目されなかった)しかしそのユニークな演技力が遅咲きながら認められて、一昨年の『スリービルボード』の暴力警官(映画の中盤からキャラ変しますけどね😅)役で見事アカデミー賞助演男優賞受賞❗昨年の『バイス』でも、なんだか情けないブッシュ・ジュニア役だったし。本作では、戦場で片目をなくし、義眼のナチスユーゲントの教官軍人役。今回みたいに、少年の成長を陰ながら見守るストレートなイケメン役、初めてぢゃないかなぁ…。(ホモセクシュアルの設定だし、戦う時はなんかニワトリみたいなトサカつけてて、まあ彼が演じるわけだから、いっぷう変わったキャラではあるんだけど😅)最後、ジョジョとの別れの場面なんて悲しすぎて、ヲタク、ジョジョと一緒に叫びたくなったよ…くすん😢スカヨハの助演女優賞ノミネートはもちろん納得❗だけど、サムもノミネートされて良かったと思うんだけどなぁ…。

 

最後に画面に映し出される

すべてを経験せよ

美も恐怖も生き続けよ

絶望がすべてではない

…というリルケの詩が全てを物語ります。「大事なことは語り続けなくてはならない」というワイティティ監督の気概や、良し❗ぜひ今映画館で💕

 

  

バリー・コーガンがジャクロくんを『My Boy カレシ』って…(笑)ビリー・アイリッシュ?😅

  バリー・コーガンが自身のツイッターに、英国アカデミー賞ライジングスター賞にジャクロくんがノミネートされていることを伝えた上で、「My Boy(ボクのカレシ)に投票して❗」と…😍いやだぁバリー、推しを褒めてくれたり仲良くしてくれると、もう条件反射的にその人自身も好きになっちゃうというヲタクの性癖を知ってるのね…憎いわっ❗(知るわけねーだろッ(((-д-´。)(。`-д-)))byバリー・コーガン)…それにしてもMy Boyって…(⬅️シツコイ😅)ビリー・アイリッシュかい❗彼女はごく最近、史上最年少でグラミー賞4部門ノミネート、テイラー・スウィフトの記録を塗り替えるか❔って話題になってますよね。彼女の曲、"My Boy"思い出しちゃった。007の主題歌(最新作"No Time to Die")も、これまた史上最年少で担当することが発表されてます。バリーくん、もしかして彼女のファン❔ルーツを辿れば、スコットランドアイルランド💕つまり、ジャクロくんとバリーの蜜月ってわけ(笑)なーんてヲタク、いつもの深読みのクセが…😅

 

 かようにラブラブの(笑)二人が共演した映画で有名なのは、ご存じ巨匠クリストファー・ノーラン監督の大作『ダンケルク』❗(ハリウッドでの共演以前に、アイルランド独立運動を描いた『ベルファスト71』で共演しているようですが…。ヲタクは観ていないので、何もコメントできず、スミマセン😅ジャクロくんは冒頭だけ登場してすぐ殺されちゃう役みたいなので😢)第二次世界大戦ナチスドイツの猛攻を受け、ダンケルクに追い詰められた連合軍。時の英国首相チャーチルは、イギリス兵を救うため民間の船舶に志願を募り、愛国心に燃える船乗りたちが続々とダンケルク港を目指します。バリーは内気で自分に自信がないんだけど、英雄に憧れて無理やり船に乗り込む青年の役。それが最後には悲劇的な結末を呼んでしまうのですが…。ジャクロくん扮する空軍パイロット・コリンズが操縦するスピットファイアは、ナチスメッサーシュミットに撃墜され海中に沈みますが、溺れる一歩手前でバリーの乗った船に助けられます。さらにその船には爆撃のショックでPTSDになったキリアン・マーフィーも乗っていて、ヲタクにしたらもう、ラブラブ祭り(笑)

 

 バリーはその特異な顔立ちと確かな演技力で、一度見たら忘れられないですよね。その後ヲタクが観たのが、『聖なる鹿殺し』。『ダンケルク』の気弱で純朴な青年とは打って変わって、コリン・ファレルニコール・キッドマン扮するセレブ夫妻をじわじわと心理的に追い詰め、とんでもなく不条理な展開を導くサイコパスの役を演じて、これまた夜中にうなされそうな強烈な印象を残しました。いやー、イヤミスの極致、(なんで❓なんでこーなるの❗)と叫びたくなるような、残酷で後味の悪い結末。しかしバリーの演技は二人の大スターにひけをとらないどころか、食ってしまうくらいの勢いがあった❗

 

  自分はノミネートされてないのに、「ジャックに投票して」…なんて、なんて好い人なんだ❗バリー(笑)こうやって若い俳優さんたちが切磋琢磨し、認めあって、自国の映画界を盛り上げようとしてるのが、良くわかるよ😃

 

  『ベルファスト71』『ダンケルク』に引き続き、二人の共演お待ちしています❗そしてそれが、願わくは日本でも公開されますように🙏🙏🙏

映画『ダウントンアビー』WOWWOW4K放映❗

 
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  やはりヘレンドの茶器一式出て来たわ❗ちらっとだったけど、映った❗『アポニーグリーン』かな?『インドの華』ほど絵柄が複雑じゃなかった気がするけど…。ドラマでは伯爵夫人コーラがベッドでアーリーモーニングティーを嗜む時、アポニーピンクを使っていたのは有名な話だけど、居間でのお茶の時間の場面でもアポニーグリーンが出てきたような気が(⬅️これについては未確認😅)映画では、クローリー家の女性たちが、貴族に嫁いだメアリー王女の館にお呼ばれした時、王女の館の茶器がヘレンドでした。ポットの絵柄がバッチリ映ってた💕


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  ヲタクの憧れの茶器はずっと昔からヘレンド。でも他のメーカーに比べるとダントツに高価。通算10年を過ごしたヨーロッパから引き上げる時、茶器を揃えたかったけど経済的にとてもムリで、ようやく買えたのはアポニーグリーンの飾り皿一枚☝️😢東洋と西洋が白磁の上で融合しているさまは今でもヲタクの宝物❤️…って、何の話でしたっけ(-ω- ?)あっ、そうそう❗

 

  KINOシネマみなとみらいで、映画版『ダウントンアビー』😊長編のTVドラマの中では皆それぞれが波瀾万丈、人間関係もけっこうドロドロしてましたが😅映画では皆落ち着くところに落ち着き、ファンサービスのスピンオフ的な感じで軽~く見れます。

 

  皆それぞれ落ち着いた…とは言うものの、ダウントンアビーに、時の国王ジョージ5世(あの『英国王のスピーチジョージ6世のお父様ですね😊)ご夫妻が巡行の途中ご1泊する…という降ってわいたような突然の知らせ。最近はボイラーが老朽化しお湯は出ないわ、屋根の修繕はしなきゃいけないわで、台所事情が苦しいクローリー家にとって、名誉であるはずの国王のご宿泊は正直言って痛し痒し。引退したはずの元執事カーソンはメアリーに引っ張り出され、それを知った現執事のトマス(初登場した頃は、自分の野心の為には手段を選ばない半グレでしたが、今はカーソンさんの跡目を継いで執事に😮)はやさぐれ、前従者のモールズリーさんはコーフンのあまり白眼を剥き…と、上へ下への大騒ぎが始まります。

 

  面白かったのが、当時の王室の習慣で、王室専属の執事、家政婦長、料理人が大挙してダウントンアビーに乗り込んで来て、使用人同士の大戦争が勃発したこと😅国王をお迎えし、自分の自慢の腕を発揮しようと張り切っていた使用人たちが「引っ込んでなさい、何もしなくていい。二流貴族の使用人が」と、あからさまにマウンティングされ、自分たちの職場を追い出されそうになりますが、さすが一筋縄ではいかない海千山千のダウントンアビーの使用人たち(TVドラマを見れば一目瞭然😅)、黙って言うとおりに引っ込んでなんかいやしません(笑)猛然と反撃に出ますが、さて、その下剋上の結末はいかに❔(笑)

 

  ドラマファンにとって小ネタ満載のこの映画、クローリー家にとって精神的支柱、もはやダウントンアビーの象徴とも言える前伯爵夫人バイオレット(御大マギー・スミスが演じています。名女優の彼女なくしてこの映画は成立しません❗)が自らの行く末を悟り、一人息子の伯爵ロバートを飛び越えて(ドラマでもけっこうボヤキ入ってたものね=笑)孫のメアリーに引き継ごうとする場面は思わずシンミリ😢その一方で、かつてアイルランド独立運動の闘士でバリバリの共和主義者トム・ブランソン(三女の夫。演じるはアイルランド人俳優アレン・リーチ )が、「僕にとって、愛は主義主張に勝る。家族への愛の為に僕はダウントンアビーに留まる」と呟く言葉に、ヲタクびっくり😮ひと昔前の、しかも古き伝統を守り抜く貴族の話でありながら、映画『ダウントンアビー』は、「女は大義に生き、男は愛に生きる😅」イマドキ流行りのテーマをしっかり押さえてる❗…と、ヲタクは妙に感心したのでありました、じゃん、じゃん❗

 

(おまけ)

英国の歩くイケメン彫刻マシュー・グード(長女メアリーの2番目の夫ヘンリー・タルボット役。『シングルマン』でも『イミテーションゲーム』でも、水も滴る美男ぶりを遺憾なく発揮)😍ポスターにはバッチリ最前列に座ってたから期待してたんだけど…。(カーレーサーの役だから)アメリカのレースに行っちゃってる設定で、ひと騒動終了後、最後のダンパの場面にのみご登場😢「間に合ってよかった❗」(by タルボット)「ダンスに一人じゃなくてよかった」(by メアリー)ヲタク的にはぜんぜん間に合ってねーし(笑)

 

  

 

  

 

  

 

 

 

 

やっと新作映画キターーッ❗~ジャック・ロウデン

  拙ブログの読者様の中でも、日本の人口におけるAB型並みに(注・ヲタクの血液型であります😅)少数派の、ジャクロファンのみなさま、お待たせいたしましたッ❗

 

やっと…やっと新作映画の告知がぁぁ…😂😂

 

  巨匠テレンス・デイヴィス監督の新作でジャクロくんは、第一次世界大戦でまるで鬼神のごとき武勲を立てながらPTSDに悩まされ、戦争の裏に潜む権力者たちの利権争いに気づいて、後に反戦の詩を発表した実在のユダヤ人詩人、ジークフリード・サスーンを演じます。サスーン…ン十年前、英文学史で習ったかなこの名前…?🤷それとも同じような経歴のオーウェンのほうだったか…😅いずれにせよ、屈折した、一筋縄ではいかない人物のようで😓いかにもジャクロくん好みの役柄ですね(笑)(演じがいがあるぜ、ヨッシャーーッ❗)💪ってコブシ振り上げてそう(笑)

 

  テレンス・デイヴィス監督と言えば、一番新しいところでは、アメリカの詩人エミリー・ディッキンソンの生涯を描いた『静かなる情熱』ですね。ヲタクはいつもの横浜黄金町ジャック&べティで観賞しましたが、ミニシアター系でいつのまにか封切られ、いつのまにか終わっちゃった印象(笑)珍しく高校時代の友人数名と観に行きました。この映画を薦めてくれた友人はグループの中でもトップランナー的な人、天海祐希似の長身の美女で、大学卒業後は大手外為銀行に就職、その後外資系を中心に勤務し、今でもバリバリのキャリア。未婚…という点は同じでも、エミリー・ディッキンソンと言えば引きこもりの元祖みたいな人で、その詩作の価値が認められたのも彼女が亡くなってしばらくしてから。そんなエミリーの映画を、ヲタクから見たら四方八方に認められて、キラキラ眩しい彼女が「一緒に観に行こ❗」って誘ってきたのがとっても意外でした。…ところが映画を観ていくうちに、生きている間はその才能や人柄を誰にも理解されず(家族すらも近寄ろうとしない)孤独な生涯だったエミリーが、じつはその内面では、自由かつ自立した女性だったのでは…と、ヲタクは思い始めたのです。

 

 エミリー・ディッキンソンという、当時の女性にしてはかなり特異な存在を、新しい視点で捉え、現代に甦らせたでいう

 

  かなりの高齢で、しかも男性で、エミリー・ディッキンソンという特異な詩人の内面を、深く掘り下げ、描いたデイヴィス監督。彼の演出に答えるだけの情熱と、演技力、理解力を兼ね備えたジャクロくん。二つの素晴らしい才能が、スクリーンでスパークする瞬間が早く観たい❗

 

 

 

 

 

 

せっかちで皮肉屋のジャック・ロウデン~in 『Vanity Fair London』

 お題、沼から出たヲタクが推しをディスっているわけぢゃ、ありませんよ😅ご本人の自己評価です(笑)

 

  ジャクロくんが、Vanity Fair LondonのQuick Fire Questionsという、畳み掛けるような矢継ぎ早の質問に答えていくスタイルのインタビューにご登場❗欧米では、文章でも映像でもよく見るスタイルですが、間髪入れず答えなくちゃいけないから、頭の回転も早くなきゃ回答できないし、急いで話そうとすると、案外本人も自覚していないホンネが出るから面白い(笑)さて、ジャクロくんの真の姿、ホンネはいずこに😊

 

Q. ニックネームは?     

ルド 

 

Q. 生存する中で最も尊敬する人物は?

スウェーデンの王立劇場でファーストソリストを務める弟のカルムくん。弟を挙げるなんて、ボーダーレスなジャクロくんらしいや😊

 

Q.最も影響を受けた人物は?

アンディ・マレー

ご存じテニス四天王の一人ですね。スコットランド生まれですが、現在はイングランド在住。イングランドによるスコットランド迫害の歴史を乗り越え、彼自身はイングランドと友好的関係を保とうとしているようです。8才の時学校で多くの死傷者を出した襲撃事件に遭遇。そのトラウマを乗り越える為、テニスに没頭した…というエピソードもあるようです。影響を受けたとしたら、政治的スタイルやこの幼少体験の乗り越え方…かなぁと。

 

Q.最も高価な持ち物は?

OSマップ

イギリス製の地図のアプリケーションらしい。イギリス全土を網羅していて、自分自身の独自のルートを探索できるみたい。山登りが好きなジャクロくんらしい😊…案外堅実な金銭感覚だね😊

 

Q.一番最初の記憶は?

ブリティッシュブルドッグと遊んだ記憶

 

Q.友人たちはあなたのことを何て説明すると思う?

SMS使いすぎの人

texterってスラングで、携帯を猛烈速く打つ人、って意味があるんですが、転じてLINEとかSMSとか友人に送りまくるってことでしょうか?へー、そーなんだ、ジャクロくん(笑)

 

Q.3つの単語で自分を表現するとしたら?

せっかちで、皮肉屋で、背が高い

ふふ、皮肉屋好きだなー💕文章でもインタビューでも、シニカルなジョーク満載だものね、ジャクロくん😅

 

Q.無人島に持って行く音楽は?

ジョイ・ディヴィジョントランスミッション』、ステレオフォニックス『ジャスト・ルッキング』、シナトラ『ラック・ビー・ア・レディ』、ファイブ『ゴット・ザ・フィーリン』

ストパンクからロック、オールデイズ(フランク・シナトラ❗)ボーイズグループまで、なかなか幅広い趣味のようです😊

 

Q.どこにいる時がいちばん幸せ?

地図の上と舞台の上

舞台の上はわかるけど地図の上?それこそOSマップのアプリケーションを駆使して、道なき道を探索する…って、ヲタクは推測してみた。

 

Q.ネットの閲覧履歴をバラされる、一生ネットが使えない、さてどっちを選ぶ?

一生ネットを使えない。

ん?どんなの見てるんだろう、真夜中に(笑)

 

Q.逃亡中。どこに逃げる?

あっち。

 

Q.今まで仕事をしてきた中で、一番悔やまれることは?

たまに『おバカさん』と仕事をしなくちゃいけなかったこと。

さすが自称『皮肉屋』のジャクロくんです(笑)まっ、固有名詞ぢゃないから問題ないけどね😅

 

Q.プライベートで一番悔やまれることは?

ムンロにまだ登ったことがない。コルベットには登ったけど、ムンロより102フィート低いんだ。

スコットランドは山の多い国。スコットランドは3000フィートを越える山をムンロ、2000フィートを越える山をコルベットと呼びます。インスタに山登りの写真をしゅっちゅうupしている自然愛好家のジャクロくん⛰️ヲタクは山好きのダンナに連れられ、若い頃はけっこう夏山に登ってました😅白馬岳の雪渓とか…。ジャクロくん、日本にもたくさん良い山ありますよ。ぜひ登山しに来て~~❗

 

Q.一番怖いもの

セリフ忘れること

 

Q.小説の登場人物になれるとしたら誰になりたい?それはなぜ?

 『39階段』のリチャード・ハネイ 。彼は本物のお洒落で、いつも蒸気機関車を使って、追いかけられても決して走らない。文字通り『足を使って逃げる』んだよ。

リチャード・ハネイシリーズは、スコットランドの作家ジョン・バカンによるスパイ小説。これ、あのヒッチコックが映画化して一躍有名になったんだけど、原作とは大分違うらしいの。ジャクロくん、ボンドぢゃなくてハネイなのね(笑)好きだなぁ、そのマイナー志向😉原作読んだことないけど、どこかでゲットできるかしら。ハネイをジャクロくんに脳内変換して読むぞ~❗

 

Q.あなたの一生、誰かに演じてもらうとしたら?

フィオナ・ショウ

尊敬する俳優にも真っ先にいつも名前挙げますね。自分の役を中年の女優さんにふるなんて…。ジャクロくん、本当にあなたは面白い(笑)

 

Q.お気に入りの映画3本は?

『マスターアンドコマンダー』『シェイム』『マイティダックシリーズ』

ヲタクの記事でも取り上げたラッセル・クロウ主演の海洋歴史映画『マスターアンドコマンダー』、そしてなんと『シェイム』これ、ベルギーの有料の映画専門チャンネルで見ました😅つまり、ボカシが全くない状態でマイケル・ファスベンダーの…(以下略)ファスベンダーがセックス依存症の男を演じました。自らの病に対する絶望と、突然転がり込んできた妹との愛憎関係…各映画賞総なめでしたよね。ジャクロくん、この役オファーされたら演じるかな(笑)最後はスポ根感動映画『飛べないアヒル』シリーズ。あー、これ大好きだった~🙆日本で言うなら『ウォーターボーイス』『ROOKIES』ですね🎵

 

 あー、読んでてめっちゃ楽しかったこのインタビュー😊さらにヲタクの中のジャクロくん好感度が爆上がりしたんでした、じゃん、じゃん❗

『ストーリー・オブ・マイ・ライフ わたしの若草物語』アカデミー賞ノミネート~ジャクロくん愛の暗号🇮🇪❤️

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 ジャクロくんのツイッターに、アカデミー賞ハッシュタグで『×4🇮🇪♥️の絵文字』🎵か、可愛ええ…。

 

  えーっと、せっかくジャクロくんがせっかくシャイで可愛らしく絵文字だけで表現してるのにわざわざ説明するヲタクもなんですが、でもやっぱり記事、書く❗(なんのこっちゃ…=笑)

 

  ×4は、グレタ・ガーウィグ監督の『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』が今回のオスカーに4部門(作品賞、脚色賞グレタ・ガーウィグ、主演女優賞シアーシャ・ローナン助演女優賞フローレンス・ピュー)でノミネートされている、という意味?(実際は作曲賞と衣装デザイン賞もノミネートされてますが)。

 

  助演女優賞ノミネートのフローレンス・ピューは、昨年末日本でも公開されたプロレス&青春映画の傑作『ファイティング・ファミリー』で主演した今ハリウッドで超売り出し中の女優さん。『ファイティング・ファミリー』でジャクロくんはフローレンスのお兄ちゃん役。二人はこの撮影で本当の兄妹のように仲良くなったと伝えられています。ジャクロくん、実際には弟くんとの二人兄弟だものね。フローレンスのことが可愛くて仕方がない…って感じだなぁ。

 

そしてそして、🇮🇪♥️マークはジャクロくんの現時点で最愛のヒト(今はママより♥️…なのか?=笑)シアーシャ・ローナン❗(🇮🇪はシアーシャの母国アイルランドの旗)『つぐない』の演技で、史上7番目の若さ、13才でアカデミー助演女優賞にノミネート。『つぐない』は、一人の少女の嘘が引き起こす恐ろしい結末、そしてそれが最終的には戦争の愚かさへの摘発に繋がっていく名画でしたが、幼さの中に時折見せる『女の顔』や、若さゆえの残酷さをあますところなく演じていて驚きでした。アカデミー賞を初め、様々な賞の常連で演技の天才です。ジャクロくんは『ふたりの女王~メアリーとエリザベス』で初めて彼女と共演することになった時、嬉しくて興奮して寝られなかったらしい。か、可愛ええ…。ジャクロくん、この『若草物語』ハリウッドプレミアにもはるばる駆けつけてたもんなぁ。でも自分のインスタにUPしたのは『妹』フローレンスとの2ショットのみ。なんか…そういうところが控え目で好きなんだなー、このカップル。

 

  以前出演したトーク番組で、アメリカやイギリスでは名前をサーシャと呼ばれることが多いけど、そうじゃない、『私の名前は SUR-SHA』というボードを持って登場したというシアーシャ(シアーシャとはアイルランドゲール語で『自由』)。自らのルーツやアイデンティティに対するこだわりなど、基本的なところで、ジャクロくんとは共通点が多いんだろうな。

 

  ジャクロくんとシアーシャちゃんのことは別にしても(笑)ヲタクの幼少期の超愛読書オルコットの『若草物語(原題はLittle Women~小さな貴婦人たち)』が、あの『レディ・バード』の名監督(シアーシャとは2度目のタッグ)、グレタ・ガーウィグの手によって現代に甦る。シアーシャちゃん、『次女ジョセフィン(通称ジョー)は私の役❗』ってガーウィグ監督に直接売り込んだらしいし、フローレンス・ピュー演じる末っ子エイミーのキャラ作りは原作に新たな息吹を吹き込んでいるらしいし、隣家の金持ちのボンボン、ローリー役がなんと、あのティモシー・シャラメローラ・ダーンが四姉妹のお母さんで、おまけに金持ちの叔母さん役で御大メリル・ストリープもご出演。ゴージャスな配役だなぁ…。

 

ぜったい見たいぞ、この映画❗(笑)

  

 

 

ジャクロくん、BAFTA『2020 Rising Star』選出❗~『成熟』がモノをいう😊


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(Edinburgh in Winter from Pixabay)

  ジャクロくんがBAFTAの2020年rising star賞にノミネート❗将来有望とか、新進、とか言う意味だけど、ジャクロくんの場合10代からかなりのキャリアを積んでるし、日本的な感覚からするとすでに彼なんて『中堅どころ』のイメージなんだけど、『成熟』『伝統』を重んじる英国人気質からすれば、ジャクロくんでもまだ新進俳優の部類なんだー😮…って、ちょっとビックリです。

 

  話は脱線しますが、『ブリジット・ジョーンズの日記』で一世を風靡したレニー・ゼルヴィガーがジュディ・ガーランドの伝記映画『虹の彼方に』で17年ぶりのゴールデングローブ主演女優賞❗…日本ではレニーのことを『劣化した』とか『ブリジット~以来消えた女優』とか、以前はしょーもない記事ばかり目につきましたが。今ヲタクがネトフリでハマってるアメリカのTVドラマ、『ブラックリスト』の主役ジェームズ・スペイダー、今はハゲてるしお腹もぷよぷよだけど😅かつては、今で言えばティモシー・シャラメみたいな水も滴るイケメン俳優だった。でもね、今は今でカッコいいわけよ。…結局、欧米の芸能界は、積み重ねたキャリア、年を経て磨かれた演技力、滲み出る人柄…等々がモノをいう社会なんだなー。

 

閑話休題

 

BAFTAはその公式ツイッターで、『ジャック・ロウデンは、英国で最もエキサイティングで才能ある若手俳優の地位を固めた』と書いています😊  ワインで乾杯しながら、BAFTA受賞をお祝いするほど嬉しいことはないと、こみ上げる涙を隠すためにソッポを向くジャクロくん😢か、可愛い…😍主演男優賞にノミネートされたものの、惜しくも受賞はならなかったジャクロくん、喜びもひとしおでしょう。そして、beautiful, lovely, smart, intelligent, sophisticated ,handsome, fabulous…と、BAFTAに向けてありったけの賛辞を並べるジャクロくん…か、可愛い😍

 

将来ジャクロくんがジェームズ・スペイダーみたいなビジュアルになったとしても、  お腹のぽよぽよは『ファイティング・ファミリー』で見てめっちゃ可愛くて気に入ったし(⬅️何様😅)今みたいにお髭伸ばせば髪の毛薄くなってもイケるわ、じゅうぶん😊これから年を経て、益々円熟味と渋さを増すであろう演技力も楽しみです❗

 

  rising starには希望の星という意味もある。ヲタクにとって、ジャクロくんはまさに人生を耀かせてくれるrising starです😊❤️

愛すべきクズ夫くん😍『廓文章 吉田屋』シネ・リーブル池袋

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シネ・リーブル池袋にてシネマ歌舞伎『廓文章 吉田屋』2009年、歌舞伎座さよなら公演の時のものだそうです😊やっぱり孝玉コンビは華があるわ~😍(なぜ孝かと言うと、仁左衛門襲名以前は孝夫だったから😅歌舞伎の襲名制度も、こうやって映像で過去の名人芸が気軽に見ることのできる時代になると、少々ややこしや😅)

 

  本編の前に仁左衛門玉三郎のインタビューが挿入されていて、とても感慨深いものでした😊昔、荒事を得意とする江戸と人情世話物を得意とする上方と歌舞伎がくっきり分かれていた頃、仁左衛門さんが東京進出を決めたものの、いざ東京に出て来てみれば、いくら上方の梨園の御曹子でも思うように役がつかず、随分悩んだ…と。そんな苦労、そして生死をさ迷った大病も今は昔、全ての経験がその柔和な笑顔と芸に活きて、さすがの風格でございます。

 

  そして坂東玉三郎❗日本をはるかに越えて世界にその名を轟かす名女形❤️幼少期に小児麻痺を患い、そのハンデを克服、また女形にしてはかなりの長身のため、膝を深く折り曲げて摺り足する等、凄まじいまでの芸道精神はもはや伝説😅この人が舞台に出て来るだけで、もう舞台全体が燦然と耀きます❗

 

  仁左衛門演じる伊三郎は『色男、金と力はなかりけり』の典型みたいな人で、由緒ある名家のボンボンでありながら放浪の身となり、かつて恋仲だった花魁の夕霧太夫(坂東玉三郎)会いたさに久しぶりに生まれ故郷へ舞い戻って来るところから話は始まります。まあホントにダメダメくんなんだけど憎めない、所作を見るだけで吹き出してしまう(夕霧のゆの字が言いたくても言い出せないくだりなんぞは特に😃このやりとりは、吉田屋の女房おきさとの間で行われますが、おきさ役は片岡秀太郎仁左衛門の実のお兄さんなので、息もピッタリ。秀太郎さんは、あの片岡ラブリンの育てのお父さんでもあります)…こういうオトコがカワイイ、と思うようになったとは、ヲタクも年をとったものです(笑)

 

  玉三郎は、仁左衛門とのコンビも有名だけど『海老玉コンビ』っていうのもあって。そう、ご想像通り先代の市川海老蔵(故人)。今の海老蔵のお父様ですね。海老玉の『鳴神』観たことあるんですけど、荒ぶる芸の中にも、鳴神(海老蔵)が雲の絶間姫(玉三郎)の胸元に手を差し込んで「…ん❓」とか言う場面もあって、歌舞伎ってけっこうエロいよね😅なんかヘンなお酒飲まされた女性が△$ψ@*Ψなーんて話もあるもんね(『いもり酒』…よく考えたら犯罪やん❗)

 

…って何の話だったのか(笑)お正月の上方が舞台、玉三郎の花魁姿が神々しいまでの美しさ、仁左衛門の水も滴る色男ぶり、お正月に相応しく最後は明るいハッピーエンド❤️今この時期に見るのはいちばんの演目でございました❗

 

 

 

 

  

ジャクロくん、シアーシャちゃんとあけおめ~🎉✨😆✨🎊

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(Scotland from Pixabay)

 Jack Lowden Newsにジャクロくんのあけおめ動画と写真~~😍

 

  自宅❓お友達❓の家で大晦日のパーティー真っ最中のジャクロくん。日本の場合、クリスマスは外に出て友人たちと賑やかに過ごし、三が日は家族や親戚と…という感じですが、ヨーロッパはちょうどその反対。クリスマスは『聖夜』なので家庭で静かに、大晦日(New Year's Eve )は仲良しとワイワイ過ごして、「あけおめ~❗」となります。まっ、ハデな割には祝日は1月1日だけで、2日からはまた仕事も始まるしシレッと普通の生活に戻っちゃうんだけど。

 

  ジャクロくんの2020年は、『ゲーム・オブ・スローンズ』のコスプレで明けたもよう(笑)ジェイミー・ラニスターに扮して、カール・ドロゴ(本編ではジェイソン・モモアが演じてました)に扮した男性とダンスしてます。よく考えたら凄い図…。

 

  ジャクロくん、ジェイミーが推しなのか。『ゲーム・オブ・スローンズ』ってもう、残酷で愛憎関係がドロドロで、ジェイミーは最初、その象徴のようなヒール役で登場。なにせ少年を塔から突き落とすわ、実の姉(コレがまた稀代の悪女で…)と近親相姦で子供作っちゃうわ…。でもストーリーが進むうちに、なんかその奥の無垢な部分が顕れてきて、彼の数々の悪行も実は…っていう演じ甲斐のあるキャラ。確かにジャクロくん好みかも。

 

  いつかのインタビューでジャクロくん、「スコットランドには映画撮影のスタジオがない。だから『ゲーム・オブ・スローンズ』のロケも殆どアイルランドで行われた」って話してた気がする。彼の映画プロデュース第1作"CORVIDAE"も、本当は母国スコットランドでロケしたかったのに、ずっとアイルランドに行って撮影・編集してたんですね。『モリッシーはじまりの物語』でマーク・ギル監督が来日した時、ジャクロくんはアイルランドで、"CORVIDAE"編集作業の真っ最中。だから「日本はいいとこだって監督がばんばん動画送ってくる。ボクもそっち行きたい。もう帰りたい」って、泣きが入ってたわけね。  2020年は念願のスタジオがスコットランドにもできるとイイね。

 

  そしてそして、俳優のIesty Narwelという人のインスタで、やはりシアーシャちゃんもその場にいたことが判明~❤️なんかねー、この二人、キラキラしたスター(写真のオーラはサスガ。シアーシャちゃんはまさか、サーセイ・ラニスターのコスプレ❓)なのに、プライベートの雰囲気はまるで大学の映画研究会のカップルみたいで(笑)。シアーシャちゃんも大好きな女優さんだから、二人のお付き合い、陰ながら応援してます。

 

  二人にとって、2020年もステキな年でありますように。

 

 

 

 

異邦人であり続けて~ NHKドラマ『ストレンジャー~上海の芥川龍之介』

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  NHKBSにて、昨夜(2019年12月30日)『ストレンジャー~上海の芥川竜之介

 

 これは芥川が29才、服毒自殺の6年前の約4ヶ月、新聞社特派員として上海で生活したその顛末を記した『上海游記』を基にしたドラマです。小説のようなストーリー性はないのですが、100年前清朝が倒れてまだ10年、芥川の鋭い眼が捉えた混乱と激動の上海は、どんな小説よりもドラマチックで、まるで腐った柘榴のような退廃美に溢れています。

 

  いみじくも芥川が呟いた言葉…

僕はどういう良心も持っていない

僕の持っているのは神経だけである

そんな芥川だからこそ、乳幼児が二束三文で人身売買され、人民が労働争議を起こせば権力に踏み潰され、列強の思惑が入り乱れて阿片窟の魔力が人々の知性を骨抜きにしていた、どんな倫理観も正当な思想も太刀打ちできない当時の中国の本質を書き表すことができたのではないかと思うのです。彼の、どこか人を心底愛せない、周囲と心理的に遊離してしまっているようなところが、かえって当時の中国の狂気じみた騒乱を冷静に書き留めることができたのではないかと。まあ、その心理的遊離は日本に帰国してからも続き、ついには自死の道を選んでしまうわけですけれども。本作品でも6年後の彼の自死は繰り返し語られます。

 

  脚本は、あの名作『ジョゼと虎と魚たち』(犬童一心監督)の渡辺あや。さすがNHK、美術も脚本も映像も全てが丁寧に作り込まれている感じ。かつて『大地の子』『青春牡丹燈籠』『聖徳太子』『白州次郎』『精霊の守り人』等々の名作を産み出していますが、NHKのSPドラマって案外コンサバじゃない、斬新なの、攻めてるの(笑)

 

  今作、特筆すべきは4Kで再現される『東洋の魔都』上海の圧倒的な映像美でしょう。もうひとつの主役はやはり、当時の上海の街。社会的、政治的側面とは別に、当時の上海の街にインスパイアされて、芥川が後にあの奇っ怪な童話『アグニの神』(童話と呼ぶにはあまりにも奇っ怪とヲタクは思う😅)を書いたことも示唆されています。

 

  さて最後に、ヲタク的掘り出し物は、妖しげな娼館に身売りされ、男娼として働くルールー(演 - 薛薛)😉ウィキにもまだ情報が載っていないので皆目どんな人なのかわからないのですが、ウワサによればあのチェン・カイコーが設立した演劇学校の学生さんだとか。なるほど~、あの悲劇的とも言える暗い色気、確かに在りし日のレスリー・チャン(特に『さらば、わが愛』の)を彷彿とさせるかもしれない😍

 

  へへ…。また追っかける人が一人増えた(笑)

 

  https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/20000/416270.html
https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/20000/416270.html

ジャック・ロウデン アーカイブ ~『否定と肯定』息詰まる法廷劇と人間ドラマ

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これ、2年前の映画なんですけど、ご存知『ダンケルク』でジャクロくんにヤられたヲタクが、次に映画館でジャクロくんを観た作品がコレです。もちろん、円盤化した時に即買い😅あっでも、ジャクロくんが出ていなくてもきっと観に行っていたであろう作品。彼のヴィジュアル、声、演技はもちろんですけど、彼の脚本選びが個人的にはめちゃくちゃツボ❤️

 

  この映画は実話に基づいたもので、ホロコースト研究家アメリカのデボラ・リップシュタット教授(レイチェル・ワイズ)が大学の講義中、ホロコースト否定論者のアーヴィングが乗り込んできて、『ホロコーストはなかった。なぜなら命令書は残ってない。あるなら持ってこい❗』と叫び出す衝撃的な場面から始まります。デボラは、ホロコースト否定論者たちの嘘を批判した本を出版していたのです。あまりの理不尽な言いがかりに、デボラが茫然として反論できないのを見たこのクズなおっさん、これはイケるぞ、と思ったんでしょうね、今度は名誉毀損でデボラを訴えてきます。

 

  ホロコーストはもちろん厳然たる歴史的真実なので、大元のドイツでは、公的な場でホロコーストを否定することを法律で禁じているのですが、言論の自由を謳うアメリカでは何でもアリ。だからアーヴィングはそこを逆手にとる。しかも、彼自身はイギリス人だから、『被告側が原告側の訴追内容の立証責任を負う』というイギリスのヘンテコな法律を利用して、アメリカ人の彼女が闘いづらいイギリスで訴訟を起こすんですね。アーヴィングはホロコーストが事実であることを充分承知していながら、自分自身の反ユダヤ思想、売名、ミソジニー等々を正当化するために、デボラを訴えたのです。それはデボラがユダヤ人であり、しかも女性だったから。

 

  イギリスの法廷で裁判があるから、デボラは英国人の弁護団を雇い、裁判の度にロンドンに通わなくてはならない。初めて弁護団に会うために陽光溢れるアメリカからロンドンに着いた日は暗い空から土砂降りの雨が降っています。まるで彼女の心象風景のように。

 

  何かの災害に遭遇したように理不尽な闘いを突然強いられたデボラが、当初はぎくしゃくした関係だった弁護団の面々と、国籍や『被告と弁護団』という立場を越えて次第に心を通わせ、奇跡とも言える大逆転を勝ちとるさまは、感動としか言いようがありません。

 

アンドリュー・スコット弁護団のリーダーである英国でも有数のキレ者、事務弁護士ジュリアスを(ヲタク的には、彼と言うと、ベネ様の『シャーロック』めっちゃ魅力的な悪役モリアーティ😍)、英国の名脇役トム・ウィルキンソンが実際に法廷で弁護に当たる法廷弁護士ランプトンを演じています。この法廷弁護士、スコットランド人で、そのたくまざるユーモアと職務に対する誠実さでデボラのピリピリと尖った心を溶かしていくプロセスがね…とってもステキなんですよ~❗😃

 

さて肝心のジャクロくんはというと、いつものようにまずはビジュアルから全く変えて、ストレートの短髪にメガネ男子(…萌える😍❤️)新進弁護士そのまま。デボラに、どういう論点で法廷で闘っていくか、説明する場面があるんですが、法律用語を多用した長ゼリフ、淀みなく流れるように喋るところはサスガです。正義感に燃えるストレートな役柄で、屈折したキャラが多い彼にしては、『ダンケルク』のパイロット、コリンズと並んで珍しい役です😃

  

 社会のそこかしこでフェイクニュースが、しかもSNSであっという間に拡散する時代。一国の大統領や首相ですら、この映画のアーヴィングのように、それが嘘だと知りながら平気で政治的な手段に使っている…。この映画が2年前に製作されたのは、そんな危険な時代に警鐘を鳴らす意図があったのか…2019年も終わろうとする今、そんなことをつらつら思うヲタクなのであります😅

 

  ヲタクのような法律に疎いシロウトにもわかりやすく、町山智浩さんが『たまむすび』でこの映画について説明してくれてます。動画配信サイト等でこの映画をご覧になる方は、この町山さんの話を読んでから観ると、めっちゃわかりやすいです😃


町山智浩 映画『否定と肯定』を語る | miyearnZZ Labo