オタクの迷宮~ 吉沢亮+宮本浩次+chaos-α

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

2018年 観てよかった映画と役者 その3


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  ギレルモ・デル・トロ監督待望の新作❗あ、もちろん「パシフィックリムアップライジング」もあるんですけど、監督は務めていないので😅しかし、マコ(菊地凛子)があんなに早くお亡くなりあそばすなんて😢てっきりヘリコプターから脱出したかと思ってたのに。しかも、ニュートのまさかの裏切り😒💢💢ゴットリーフとのかけあいが大好きで、最後までギャグ担当で行ってくれるかと…。

 

あ、また脱線💦💦

 

  デル・トロ監督の映画に初めて触れたのが、「デビルスバックボーン」ホラー映画にジャンル化されてるけど、❔❔(-ω- ?)スペイン内戦下の孤児院が舞台。監督の反戦思想が色濃く出ていると思います。親の愛を失い、内戦で命をも危険に晒されている子どもたちの孤独が、心に刺さります。そして、たとえ子どもであっても、暴力で追い詰められた時は、いくらでも残酷になりうる可能性があるということも。太陽に満ちたスペインの田舎の風景があまりにも美しく、対比が辛かった😢

 

  そして、「パンズラビリンス」❗やはりスペイン内戦が舞台。母がファシストの軍人と再婚、義父から絶え間なく虐待を受ける少女は、辛すぎる現実から逃げる為、空想の迷宮へと逃げ込む。しかも、唯一の味方だった母親が途中で死んじゃうんだよ❗「デビルス~」ではまだ孤児院の仲間がいたけど、この少女には、誰もいない、誰も。もう、辛すぎる(*T^T)少女の暗黒の心と、少女の夢の中に現れる極彩色の世界。あまりにも残酷な結末(冒頭の場面から予想はできたけど)に、泣くこともできませんでした。


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  前置きが長くなりました💦「シェイプオブウォーター」は、先の2作に比較すると、より、デル・トロ監督の、社会の片隅でひっそりと生きるマイノリティへの温かい眼差しが感じられる作品になっています。

 

  時は1960年代、米ソ冷戦時代のアメリカ。政府の研究所で清掃の仕事をしているヒロインは聾唖者。アマゾンで捕らえられ、生物兵器として研究対象になっている半魚人「彼」と心を通わせ…ついには…という大人のファンタジー。「パンズラビリンス」でも見られた、監督の、「異形の者」への偏愛が垣間見られます。「彼」を演じるのは、「パンズラビリンス」で、あの夢魔のようなペイルマンを演じたダグ・ジョーンズ


  ファンタジーなのに、R指定なの❔どこが❔と突っ込まれそうですが…つまり…ついには…ってコトです(笑)ヒロインが、友人の黒人女性からあからさまに、どうやって❔と問い詰められる場面がありますし(「リバーズエッジ」の山田くんは、気分こわしてましたけど😅)もちろん、デル・トロ監督独特の映像美で描かれていますが。「水のかたち」とあるように、水ってこんなに美しくて、こんなに多彩な表情があるのだと、初めて知りました。

 

  最後に、人体実験の材料になりそうになる「彼」を海に逃がす為、ヒロインとその仲間が奮闘するんですが、その仲間も、黒人女性(映画「ドリーム」の、3人のうちの一人、オクタヴィア・スペンサーですね)、ゲイの中年男(彼がまた非常に純な性格の設定で、カフェの若い店員に恋をして店の不味いケーキを食べ続け、挙げ句、高校生みたいにオドオドと告白して、酷い言葉でフラレる場面は見ていて痛い😢)時代が1960年代というところが重要です。彼らに対する差別は、現代とは比べものにならなかったでしょうからね。アメリカ社会のメキシカンとして苦労を重ねたであろう監督自身の姿が投影されているような気がします。

 

  結末は「デビルスバックボーン」や「パンズラビリンス」の、心を締め付つけられるような結末ではなく、ファンタジーらしくハッピーエンドで、年齢を重ねた監督の、優しい眼差しが感じられます。(人と違っていることに、恥じることはないんだよ。あきらめずに、君が君らしく生きていけば必ず幸せになれる)というメッセージを受けとったのは、ワタシだけでしょうか❔