オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・ライブ鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログ。

バンジャマン・ヴォワザンがヤンチャだった『フランス映画祭オープニングセレモニー』と映画『エッフェル』

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セレモニーの後、エッフェル塔建設を描いたドラマティックな映画『エッフェル』が上映されました。主演のロマン・デュリス(左)と監督のマルタン・ブルブロン。ブルブロン監督は大作『三銃士』の監督に抜擢されたそうです。そして、映画の中でイケおじサクレツのロマン・デュリスが来日して覚えた日本語は、「ハラヘッタ」と「ドモドモ」だそう(笑)


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※みなとみらいホールへ行く途中、ランドマークタワーのクリスマスツリーをパチリ📷

 今夜はみなとみらいホールで「第30回フランス映画祭オープニングセレモニー」!

 

  まずもって感激だったのは、山中横浜市長やエルストナー・ユニフランス代表、セトン駐日フランス大使等々のお歴々のほかに、今回上映される映画の監督、プロデューサー、俳優の方々が大挙して登壇されたこと。コロナ禍による空白の3年間を経て、日仏両国間の相互リスペクトや、映画に対する熱い想いがさらにさらに高まったように感じました。

 

  そして今回の映画祭、ヲタクがイチ推しで注目しているのがこの人!フランソワ・オゾン監督が少年同士のひと夏の激しい恋を描いた『Summer of 85』で、主人公の憧憬の対象であり、彼を翻弄するオム・ファタールを演じたバンジャマン・ヴォワザン⏬⏬⏬⏬⏬

映画祭って、未完の大器(将来の推し)を発掘する……って楽しみもありますよね。

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 登場する時からして、照れ臭いのか、めちゃくちゃ妙な動きしてるし(笑)プレスによる写真撮影の時も、「右見て~」って言われれば左を向き、「左見て~」って言われれば一人だけ右を向き、しまいにはカメラマンに「バンジャマン~~!💢💢」ってプチギレされる始末。君は幼稚園児か😅……でも可愛ええから、オバサン許す!(笑)

 

……あっ、とは言え、『Summer of 85』公開時のインタビューで、「オゾン監督は身体作りから台詞回し、立ち振舞いに至るまで細かい指示をくれたから、演技はラクだったよ」「今回のダヴィドって役は自信に満ちたオム・ファタールってよく言われてるけど、実際の僕はぜんぜんカッコよくないし、孤独症。映画のキャラを僕自身に当てはめてファンになるのは意味がないと思うよ」と、若干25才にしてクレバーなご発言。ただのヤンチャ坊主でないことは明らかです(笑)


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※『Summer of 85』バンジャマン・ヴォワザン(左)とフェリックス・ルフェーブル(右)。

 

  そしてそして、30周年のミューズは日本の誇るエイジレス美魔女、石田ゆり子

流暢なフランス語で開会宣言、発音もめっちゃキレイ。ヲタク1階席10列目のけっこうな良席だったけど、ヲタクの眼からも、凄い透明感で、お肌の内側から光ってる感じで凄かったよ、うん。

 

オープニングの『エッフェル』も面白かった!……でも、やっぱりフランス映画らしいなぁ……と思ったのは、ムッシュ・エッフェルの、エッフェル塔建設に至るまでの想像を絶する苦労を正攻法で描くと同時に、しっかり彼のロマンス(誤解の為に別れた元カノと再び巡りあった時、彼女は既に人妻でした。二人の間に燃え上がる禁断の恋)も絡めてくるところ。日本だと、恋愛は二の次にして大事業に没頭する……というのが良しとされがちだけど、フランスの場合は恋のマグマが仕事のエネルギー源になるって感じ?……それに、フランス映画見ていて「不倫」って言葉に出会ったことがないなぁ。たとえお互い結婚していても、「恋~アムール」なんだよね。サスガ「恋に生き、愛に生きる」フランス映画であります😊


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★『エッフェル』の主役にしてフランスを代表する俳優ロマン・デュリスの懐かしの名作・フランス版スポ根少女マンガ?『タイピスト!』の紹介はコチラ!⏬⏬⏬⏬