KINOシネマ横浜みなとみらいにて、『オペレーション・フォーチュン』鑑賞。
さてさてお立ち合い、ジェイソン・ステイサム兄貴が、英国MI6御用達のすご腕プライベート・エージェントに扮したアクション活劇。監督がガイ・リッチーだから会話も軽妙で楽しく、英国ふうの皮肉たっぷり、2時間肩凝らずにサクッと楽しめちゃいます🎵(下ネタ率多め……だけどね 笑)
※ヲタク的にはお久しぶり〜🎵なジョシュ・ハートネット(中央)。吹っ切れたコメディアンぶりを披露しています。
今日も今日とて、大金を撒き散らしながらバカンス真っ最中のオーソン・フォーチュン(ジェイソン・ステイサム)に、いつも彼に仕事を依頼してくるMI6配下のコーディネーター・ネイサン(ケイリー・エルウィス)からある指令が下されます。世界を股にかける死の商人グレッグ・シモンズ(ヒュー・グラント)が、100億ドルもの闇取引の仲立ちをするらしいとの情報が飛び込んで来たからです。グレッグが手を出すからには、おそらく世界をひっくり返すほどの途方もない「ブツ」だろう……ということで、オーソンが命じられたのは取引の阻止と「ブツ」の調査でした。ところがいつも組んでいる相棒は留守、オーソンは、初めて組む下ネタ好きの天才ハッカー・サラ(オーブリー・プラザ)、実力未知数の新人スナイパーJ・J(バグジー・マローン)、国民的俳優だがちょっとオトボケくんダニー(ジョシュ・ハートネット)と即席部隊❓を編成、グレッグ・シモンズに接触を試みますが……。
※ハッキングの天才、サラの姐御は、銃の腕も超一流。カッコいいっす😍
何しろキャストが揃いも揃ってクセつよ〜🎵で、ジョン・ステイサムがフツーの人に見えちゃう濃ゆい作品ですが、中でも目を惹くのはやっぱりヒュー・グラント御大。プライベートで色々あって、一時期はすっかり鳴りを潜めていた感のある彼。ところがところが、かつての「ロマコメの帝王」の栄誉なんぞどっかにうっちゃって(笑)最近はサイコパスやら情けない小悪党やらヴィランやら何でもござれの大奮闘…ってか、破れかぶれ❓^^; 今作でも、いけすかないクズっぷり満載なのになぜか憎めないクセつよキャラを楽しそうに演じています。
そう言えばヒュー、次はハリウッドのプリンス、ティモシー・シャラメ主演の『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』ではなんと、ウンパ・ルンパを演じるというではありませんか❗破れかぶれここに極まれり(笑)
ヒュー・グラントの怪演❓が楽しみな『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』
スペイン、フランスのカンヌ、アメリカ、英国、トルコ…と、フォーチュンの即席部隊は世界を股にかけた大活躍。アジアが出てこなくて淋しいな〜、と思っていたら、出てきた出てきた最後に我が国ニッポンが❗オトボケ俳優ダニー(ジョシュ・ハートネット)が日本を舞台に映画撮影……という設定で、監督はもちろんガイ・リッチー(笑)。テイクに納得がいかないダニーが「これじゃダメだ、ガイ、ガイ、ガイ〜〜っ❗」って連呼する場面が笑えます。
最初のうちはチグハグなフォーチュンの即席部隊でしたが、ラストはこの通り👆息もピッタリ。この3人で世界を揺るがす大陰謀を阻止する次回作(…って、今からヲタクは続編があるとニラんでる 笑)に期待しましょう❗
★今日の小ネタ
①ガイ・リッチー監督
監督は、英国ハートフォードシャー州出身で、 義理の父親は準男爵の爵位を持つマイケル・レイトン。なんとイングランド王エドワード1世の末裔だそう。ヒュー・グラントもヘンリー7世の子孫だとか。他にもリチャード3世の末裔ベネディクト・カンバーバッチ、スコットランド王ジェームズ2世を祖先に持つレイフ・ファインズなど、さすが英国の映画人たちは由緒正しきお家柄の人たちが多いですね。
②『明日に向かって撃て❗』
オーソンが敵地に侵入中、つけっぱなしのTVの画面にはアメリカン・ニューシネマの名作『明日に向かって撃て❗』が。無法者ブッチ・キャシディ(ポール・ニューマン)が、銃弾を浴びて非業の死を遂げる直前、自転車こいで楽しそうに遊ぶ有名なシーン。そして流れるBGMは言うまでもなくバート・バカラックの『雨にぬれても』。呆けたように一瞬画面に見入ってしまうジェイソン・ステイサムの表情がかわゆす(笑)