オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・ライブ鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログ。

マイク・ファイストとお茶しよう☕BAFTAインタビュー


f:id:rie4771:20220323202703j:image

(マイクの故郷オハイオ州の美しい自然‥‥From Pixabay)


f:id:rie4771:20220404180325j:image

  今日は、3月4日に行われたマイク・ファイストのインタビュー(You-tube)のご紹介です😊

 

  BAFTA(英国アカデミー賞)事務局のスタッフが、BAFTAにノミネートされた映画関係者たちにリモートでインタビューする『BAFTAとお茶を』シリーズ。最新回は、『ウェスト・サイド・ストーリー』の魅惑的なリフ役で助演男優賞にノミネートされた我らがマイク・ファイスト❗

 

  BAFTAの新スタッフであるロバート・トリーヴスが、初めてインタビューに挑戦😊ちょっと緊張しているふうのロバートですが、いつものようにユーモアを交えて微笑みながら答えるマイク。優しい‥‥😍

 

  撮影や舞台のない時はオハイオ州ゲヘナの実家で家族と過ごしているらしいマイク。落ち着いた、ステキなおうちです😃

「お茶する」のがテーマみたいだけど、ゴメンね😅僕は今アメリ東海岸にいるからコーヒーでいいかな❓

と、近所で調達してきたらしい紙コップのコーヒーを飲み始めるマイク。(オハイオは内陸部だけど、時間は「東海岸」時間なんだそう)だけど、インタビュアーのロバートは「僕は水飲んでる」ってゆうオチ(笑)

 

  撮影は2019年のことで、「ずいぶん昔のことみたい」と語るマイク。インディーズの映画を撮り終わったばかりのところでハリウッドの大作の話が来て、その時マイクが感じた緊張感とプレッシャーは並大抵のものではなかったようで😅

それって今回に限ったことじゃ、ないんだけどね。作品がスタートする時に感じる不安はいつものことなんだ。どうしても考えちゃう。なんで僕、契約書にサインしちゃったんだろう?なんで彼らは僕を採用したんだろうって。

か、可愛いすぎる‥‥。こっちの母性本能開発しまくりマイク・ファイスト(笑)

 

 『ウェスト・サイド・ストーリー』のリハが始まった2019年2月直前まで、マイクはインディーズの映画を撮影していたもよう。

ジェシカ・ヘクトと共演したんだ。素晴らしい体験だったよ。

(ヲタクがネットで調べた結果、The Atlantic City Storyという映画のようです。写真を見てみると、マイクは珍しや、うっすらお髭姿です)

※ヲタクはNetflixビル・プルマン主演のサスペンスドラマ『THE SINNER』シーズン3を見終わったばかりなんですけど、ビル・プルマンの恋人の画家を演じていたのがジェシカ・ヘクトでした。知性的で大人な雰囲気の女優さんです😊

 

 かように、撮影開始時には緊張MAXだったマイクですが、次第にリラックスして『ウェスト・サイド・ストーリー』の世界に没入できるようになったのは、監督であるスティーブン・スピルバーグの力が大きかったようですね。スピルバーグは、まず俳優たちに自由に意見やアイデアを出させるそうです。「君はどう思う❓好きなようにやってみて」と。

‥‥でも結局、最後にはスティーブンの思い通りになっているんだよ。画面を行き来している大勢の俳優たちをじっと観察して、ジグゾーパズルのピースをはめるみたいに作品を完成させる。素晴らしい監督なんだ。

と語るマイク。それを聞いたインタビュアーのロバートが、「凄い❗企業でもそういう上司が必要だよね」と答えていました。

 

最初の顔合わせがあった日、早速ジェッツのメンバーを誘って飲みに行ったというマイク兄貴(笑)ロス在住で撮影の為にニューヨークに出向いていたカイル・アレン(バルカン役)が、いつも「ロスにおいでよ~」って言っていたので、ジェッツ全員でとある土曜日の朝ほんとうに彼の家に押しかけちゃった微笑ましいエピソードも😅

 

 BAFTA(英国アカデミー賞助演男優賞は惜しくも逃してしまったマイクだけど、誰が何といってもヲタクアカデミー賞はマイクに贈呈したい❗(笑)

 

(おまけ)

ドライブ中にいつも聞いているのはジョン・ウィリアムズだそう🎵ジョン・ウィリアムズは、『スターウォーズ』『E.T.』『レイダーズ』『未知との遭遇』のテーマを作曲したアメリカ映画音楽の巨匠ですが、なるほどな‥‥ってカンジですね😉マイクにはオーソドクシーがよく似合う。ロックやヒップホップ聴いてるマイクって、いまいち想像できないもんね(笑)

 

この記事を読んで、ステキな俳優マイク・ファイストに興味を持たれた方は、題名の下の「マイク・ファイスト」をクリックして頂くとマイク関連の他の記事も読めますので、よかったら‥‥。

 

 

 


The time Mike Faist went LARPing with the cast of West Side Story | Tea with BAFTA - YouTube

奇妙な味がクセになる!?ポーランドミステリー『その森に』『Wの殺人』『カインズ』

現在ロシアのウクライナ侵攻に際し難民を無条件に受け入れ全面的支援を行っているポーランド。自国もナチスの暴虐(アウシュビッツ強制収容所は首都クラクフにあります)やソ連社会主義体制下における戒厳令の恐怖に長い間晒されてきたせいでしょうか、政治上の連帯とは別に、ポーランド国民によるウクライナへの友好的な感情も大いに働いているような気がします。日本とは経済・文化とも密接な関係があり、私たちにとって「遠くて近い国」ポーランド。ヲタクが家族と共にベルギーに住んでいた頃、ポーランドの移民2世のご家族と親しくさせて頂きました。他人の痛みがわかる、温かい方たちだったと記憶しています。今日はそんなポーランドのミステリードラマを、Netflixで配信中の作品からご紹介したいと思います。

   

  ポーランドのミステリーと言えば、ヲタク的にNo.1と2に位置するのは、やはりNetflixで配信されている『泥の沼』シリーズ(シーズン1、2配信中)と『ヒヤシンスの血』なのですが、この2つのドラマについては既に記事を書いているので、今回はNo.3~5までの3つのミステリードラマについて書いてみたいと思います。(『泥の沼』『ヒヤシンスの血』について興味を持たれた方は、検索に2つの作品の題名を入れてみて下さいね😊オススメの名作です❗)

その森に


f:id:rie4771:20220311163501j:image

  凄惨な過去と現在を行き来するストーリー展開。サマーキャンプで高校生4人が行方不明に。翌朝男女2人が惨殺死体で発見され、やはり男女2人が行方不明となり、未解決のまま25年が過ぎる。

 

  サマーキャンプ参加者であり、行方不明のままのカミラの兄パヴェウの元へ警察から連絡が入り、彼は身元不明遺体の確認を要請される。パヴェウは強引な立件で敵も多い検事。彼は身元不明遺体の発見をきっかけに、25年前の忌まわしい事件に引き戻され、再び独自の捜査を始める。そして彼は、その過程で、ユダヤ人の為に迫害を受けていた恋人と再会し…。

 

  殺人事件のあった1990年は、それまでポーランドを支配していた社会主義体制が崩壊して「連帯」のワレサが大統領に選ばれた年なんですよね。サマーキャンプに参加している高校生たちが非常に無軌道…というか、何でもアリのハチャメチャぶりなんですが、当時の時代背景を考えると、自由と解放への期待が若者たちに反映しているのかな…と感じました。

 

  過去の暗い記憶に苛まれ、なかなか未來への一歩を踏み出せない登場人物たち。『泥の沼』と同様、暗く重厚な「イヤミス」で、題名でも明らかなように、ヨーロッパ特有の森のメタファ(神の領域外、魔的なものの跋扈する場所)が重要なテーマになっている気がします。

☆Wの殺人~マグダは名探偵

f:id:rie4771:20220311162958j:image

  『泥の沼』、『その森に』と来たヲタクが次に鑑賞したのが『Wの悲劇~マグダは名探偵』。あまりの雰囲気の違いに思わずのけ反った作品(笑)舞台はポーランドのとある小さな街。ミステリーオタクの専業主婦マグダが、偶然にも殺人事件の第一発見者になってしまい、ミステリーオタクの迷推理❓😅を次々と繰り出し、幼なじみの刑事と共に事件を解決していくライトなミステリー。日本で言えば片平なぎさやかたせ梨乃の二時間サスペンスの味わい😊ストーリー的には突っ込みどころ満載なんだけど、マグダのお節介だけど憎めない「近所のオバサン」キャラが楽しいし、マグダの家の可愛いインテリアやマグダのカラフルなファッションに目を奪われて一気に見終わっちゃいました。そしてそして季節は夏❗ヲタク、ベルギーに住んでいた時も思っていたんだけど、ヨーロッパって、冬と夏の気候があまりにも違いすぎるんですよ(笑)霧と低く垂れ籠めた雲、骨身に染み入る寒い陰鬱な冬(しかも緯度の高い国だと午後4時には真っ暗になる)と、夜8時くらいまで明るくて、空が蒼くて高いカラリとした夏とでは、性格まで変わってしまうよう😅そんな季節の違いも、ドラマの雰囲気を左右するのかもしれませんよね。暗~いイヤミスの代名詞みたいな北欧ミステリーにも、『凍てつく楽園』(ヴィヴェカ・ステン原作のドラマ化)みたいなライトミステリーがありますものね。あのドラマも、スウェーデンの夏の避暑地サンドハムン島が舞台でした。

 

☆サインズ


f:id:rie4771:20220317144921j:image

都会クラクフから、高校生の一人娘ニーナを伴い、小さな田舎町の警察署長に赴任したトレラ。そんな矢先、ある人妻の惨殺死体が湖のほとりで発見されます。彼女は至近距離で2発の銃弾を撃ち込まれており、それは20年前、若い女性が殺された未解決事件と状況が酷似していました。ヨーロッパの田舎町の常で、新参者で都会人のトレラに対し、頑なに心を閉ざす村人たち。少量の麻薬を混ぜた水を「聖なる水」と称して売りさばく怪しげなカルト団体の存在、今でも癒えないナチスドイツの暴虐の傷痕‥‥。様々な妨害が行く手を阻みますが、メゲない熱血刑事のトレラが体当たりで捜査を進めるうち、村に蔓延る様々な隠蔽体質が浮かび上がり、ついには長年にわたる殺人事件の全貌と村全体が明らかに‥‥❗

 

  一緒に見ている夫が、トレラ役の俳優さんが「泉谷しげる」にしか見えない‥‥とか言い出して、その言葉がヲタクの脳内にしっかり刻まれてしまって、ちょっと困った(笑)KYで猪突猛進、北欧ミステリー『特捜部Q』主人公のカール・マークに似たキャラなんですよね。『特捜部Q』でもカールと相棒アサドのキャラが事件の陰惨さを大いに救っているのですが、このドラマも然り😊トレラと娘のニーナの関係も微笑ましいです(じつはこの親子、悲惨な過去を背負っているんですが‥‥😢)

 

‥‥しかしこの感想はシーズン1まで。

『カインズ』シーズン2は、一転してダークすぎる、勧善懲悪とは真逆のイヤミスの極みみたいな展開に。シーズン1で回収されなかった伏線と数々の謎が宙ぶらりんなままに😅‥‥だけどなんだろ、このヘンテコな世界がなぜかクセになるんだよな‥‥ヲタクはよっぽど変人ということか。ポーランドの国民性や倫理観って、日本人のそれとはずいぶん違うような気がします。過去の第1の殺人はシーズン1で犯人が判明しますが、第2の殺人のほうはチラッと匂わせがありつつ未解決のままシーズン2に突入。シーズン2は宗教色のあるサイコスリラーなのかSFなのかわからない展開になるので、純粋なミステリーファンの方はシーズン1で見るの止めてもいいかも😅

 

  ポーランドの歴史って、迫害やジェノサイド等を受け続けてけっこう悲惨。必ず正義が勝つとは限らない、警察やお上は頼りにならない、最後は自分の力しかない‥‥という、絶望的なペシミズムがあるような気がするなぁ‥‥。

 

‥‥ともあれ、人間の心のダークサイドを容赦なく抉り出すポーランドのミステリーですが、対照的に背景となる自然は、蒼い山並み、目に染みるような緑、白い霧立つ湖‥‥と、ストーリーが陰惨であればあるほど、感動的なくらい超絶美しい❗

 

 

まだまだマイナーなポーランドのミステリーですが、ハマる人にはハマると思うので(笑)機会があったらぜひご覧になって下さい😊

 

 

 

マイク・ファイスト、2022 BAFTA レッドカーペットにコ♥️ウ♥️リ♥️ン

f:id:rie4771:20220317045512j:image

(BAFTA会場のロイヤルアルバートホール‥‥From Pixabay)


f:id:rie4771:20220404180809j:image

我らがマイク・ファイスト、第75回BAFTA(英国アカデミー賞)授賞式にご降臨~🎉✨😆✨🎊場所は特に書いてないけど、例年通りロンドンのロイヤルアルバートホールでしょう😊

 

彼が今回纏ったのはPRADA❗公式ツイッターによれば‥‥

黒いシルクの襟付きモヘアのタキシードに白いポプリンのシャツ(緯糸の方向に 細い畝が見える 手触りの良い柔らかな平織物。ブロードとは違うらしい😅)、シルクの蝶ネクタイ、ダービーシューズという出で立ち。

ヲタクの場合、何しろ真っ先に目に焼き付いたのは1950年代の少年ギャングのカッコだし(笑)、その後も自宅でYoutuberのインタビューを受ける、寛いだカジュアルな姿の印象が強いから、改めてPRADAのタキシード姿を見ると、彼ってなんてノーブルな雰囲気をしてるんだろうと驚きます。(⬅️今さら😅)いったん口を開くともちろんアメリカンなマイクですが、その佇まいは英国人な雰囲気もある不思議な人。彼が本国ではなく英国アカデミー賞のほうでノミネートされたのも、むべなるかな😊

 

  しかしマイク本人は、自分自身がBAFTA(英国アカデミー賞)助演男優賞にノミネートされたことに心底驚いているようすで、「本当にエキサイティング」と喜びながらも、「あくまでも僕はキャストの1人。素晴らしいプロジェクトに関わることができたことこそが喜び」と語り

I thought of everyone....especially my Jets.

みんなのことが頭に浮かぶんだ‥‥特にジェッツの仲間たちのことが。

撮影中のマイクとジェッツのエピソードを知れば、この彼の一言がどれだけ重みがあるかが、わかるはず。マイクは『ウェスト・サイド・ストーリー』の撮影の間じゅう、ジェッツを演じる役者の仲間たちと一軒の家を借りて共同生活をしていました。彼らと本物の絆を作るために😭体育館のダンスのシーンでは、ジェッツ全員でガールフレンド役の女子たちに花束を贈った‥‥なんてエピソードもありましたっけ。

 

  今ハリウッドで大注目のライジングスターなのに、めちゃくちゃ気さくなマイク。ツイッターには

わざわざロープを越えてマイクがこっちに来てくれたぁぁ~~❗

って死にそうになっているファンの人や

助演男優賞はゲットできなかったけど、私の心はゲットしたわよ❗

誰が何と言おうと、助演男優賞は君だよ❗

という熱いメッセージで溢れ返っております😊

 

マイクにとって 大事な仲間の一人、アニタ役のアリアナ・デボーズは見事助演女優賞を受賞~🎉✨😆✨🎊ヲタクも、マイクのスピリットが乗り移ったせいか(笑)彼が受賞を逃した残念さよりも、彼女が『ウェスト・サイド・ストーリー』という素晴らしい作品の代表として受賞した悦びのほうが大きいです❗

下の、マイクがアリアナの後ろを通りすがりに彼女の肩にちゅっ😗💕ってするショットがすごく好き😊レズビアンを公表しているアリアナだけど、ヲタクだったら心が揺らいじゃうワ  笑   ツイに「後ろでスマホいじってる人、マイクのsisterじゃない❓」って書き込みあったけど‥‥ホント❓家族大好きなマイクのこと、その可能性は大かも。

 

  あんまり仲良さげなショット連発で、すわラブラブか❓とウワサされたマリア役のレイチェル・ゼグラーはチノ役のジョシュ・アンドレス・リヴェラとの真剣交際をSNSで公表したしね。仲良しお兄ちゃんと妹って感じなんでしょう。様々な授賞式やパーティーでは、レイチェルをエスコートするのがマイクのいつものお役目のようですが😅、今回のBAFTA授賞式ではレイチェルとの会場での待ち合わせに遅刻しちゃったマイク兄ちゃん、司会者の方につかまってインタビューを受けてる様子もBAFTAの公式サイトにアップされてました👇私たちファンにとっては嬉しい偶然♥️ゴメンねレイチェル(笑)

 

‥‥まっ、ヲタク的には推しが今シングルであれ、ヘテロであれゲイであれ、彼のプライベートライフが充実していてハッピーで、それがステキな演技に生かされるのであれば、何の文句もありませんです、ハイ😊

 

‥‥そしていよいよ28日はハリウッドのドルビーシアターでアカデミー賞授賞式❗マイク個人はノミネートされてはいないけど、キャストの一員として招待はされてるよね❓きっと。誰かレッドカーペットで突撃取材してくれないかしらん。

 

ヲタクの期待と妄想は膨らむばかりである  笑

 

※この記事を読んで、ステキな俳優マイク・ファイストに興味を持たれた方は、題名の下の「マイク・ファイスト」をクリックして頂くとマイク関連の他の記事も読めますので、よかったら‥‥。

 

 

 


Mike Faist - West Side Story - 2022 BAFTA Red Carpet Interview - YouTube


Did Mike Faist stand up Rachel Zegler on the BAFTA red carpet? | EE BAFTAs 2022 Red Carpet - YouTube

 

ロバート・パティンソンが可愛い『THE BATMAN ザ・バットマン』

f:id:rie4771:20220316210204j:image

ザ・バットマン』、監督が思い描いたブルース・ウェインのモデルはニルヴァーナカート・コバーンって記事を読んでから、「今回、どれだけ闇ってるんだ‥‥」って思って観に行ったけど‥‥(そんなツイートもしちゃったけど  笑)

ぜんぜん違ったよ❗

いやむしろ、ヲタク的には歴代のバットマン像の中ではダントツに爽やかで、可愛くて、めちゃくちゃ母性本能刺激されまくりのキャラ造型だったと思うの。バットマン始めて2年目‥‥ってゆう設定だからかな?

 

  まだまだバットマンスーツやマント、武器にも慣れてなくて、マントが電線に引っ掛かってそのまま落下しちゃったり😅あれこれ世話を焼いてくれる執事に「父親でもないクセに‥‥」って反抗期のスネ夫くんになったり‥‥。中でも愛らしさ爆発なのは、セレーナ・カイル(のちのキャットウーマン‥‥ゾーイ・クラヴィッツ)とのシーン。二人の間にはそこはかとないロマンスが生まれるんだけど、まあ何しろブルースがさ‥‥「あんた、そのトシでまさかドー◯テイなの❓」って突っ込みたくなるくらい、女心が分からないトーヘンボクなのよ(笑)キャットウーマンと言えば、古くはミッシェル・ファイファー、ハル・ベリーアン・ハサウェイ、そして今回のゾーイ・クラヴィッツと、セクシーなミャウミャウ系女子が演じるのがお約束😊そんな彼女に迫られて、『Take care of yourself 自分を大事にして』って‥‥。

そんな気のきかないことしか言えんのかーーいっ(笑)

まあ、セレーナのほうが腕っぷし強そうだから、しゃーないか😅「自分の身は自分で守る」って言ってたしね。‥‥でもなんだか、まるで高校生のお付き合いみたいな初々しい二人にきゅんです♥️

 

 ゴッサムシティの有識者たち‥‥市長、警察庁長官、検察官などが次々と惨殺される事件が発生。早々に反抗声明を出したのが、サイコな殺人鬼リドラー(ポール・ダノ)。しかしなぜ、街の有力者たちは殺されなければならなかったのか❓そして次の標的は❓謎は謎を呼び、ついにはブルースの両親の殺害事件の謎さえもが炙り出されて‥‥。ペンギンマン(コリン・ファレル)をはじめとして、バットマンシリーズで有名なヴィランたちも続々登場❗サスペンスとアクションの連続で、三時間の長丁場も息をもつかせぬスピーディーな展開。そしてそして、ラストには第2作の予告でしょう、アノ最強のヴィランがぁぁぁ~❗

 

  ヴィランたちも、「のちの◯◯」って感じで、ペンギンマンが今はまだ「チンケな小悪党」といったポンコツなイメージで面白かった。しっかし演じてるコリン・ファレルチャーチル役のゲイリー・オールドマン並みにお顔の原形とどめてないんですけど‥‥😅全く認識できないもん(笑)凄い役者根性だよね。そしてリドラーポール・ダノ❗これはもう、ロバート・パティンソンに匹敵する神キャスティングだと思います(断言)欧米の俳優さんには珍しい童顔で、BBCのドラマ『戦争と平和』では、純粋を絵に描いたようなロシア貴族を演じていました。そんな彼がサイコパスって怖すぎる‥‥((( ;゚Д゚)))

 

  そしてそして、ラストに登場、『バットマン』最強のヴィラン・ジョーカーに、今ヲタク大注目のアイルランド人俳優、バリー・コーガン~~🎉✨😆✨🎊ぱちぱちぱち。つい先日、彼の新作『マスター・オブ・ザ・エア』について記事書いたばかりだったから、そのタイミングに自分でビックリ😮そう言えば、インスタにペンギン役のコリン・ファレルとのツーショットがupされてたっけ。(二人は『聖なる鹿殺し』で共演済み)彼はマーベルの『エターナルズ』でドルイグ役を演じているので、次作で本格的にジョーカーを演じるとなれば、DCとマーベル、両方のヒーロー映画に出演した稀有な俳優になるわけです😊

 

  ジョーカーまで出しちゃったとなればもう、第2作の製作は決まったも同然ね😉第1作でこんなにナイーヴなブルース・ウェインを描いたとなると、次回作では成長して大人イケメンなバットマンに会えるかな❓

 

 

なんてったってアンドリュー・ガーフィールド❗『第94回アカデミー賞』

f:id:rie4771:20220315105026j:image

(From Pixabay)


f:id:rie4771:20220410164256j:image

いよいよ秒読みに入ったアカデミー賞授賞式❗今年は久しぶりに司会を入れてハリウッドのドルビーシアターで開催~~❗まっ、1つのお祭りなんだから、難しいことは言わず楽しんじゃいましょ🎵っていうのがヲタクの考え(笑)

 

  中島健人くん、クレバーなMCぶりにますます磨きがかかっているような😊コロナ禍以前は流暢な英語力を駆使してレッドカーペットで突撃取材も決行してたけど、今年はまだムリなのかな、やっぱり😅来年に期待しよう❗

 

  ゲストは宮下兼史鷹さん、関根麻里さん、大根仁監督、リモートで映画評論家の町山智浩さん、アノロッテントマトの元編集長グレー・ドレイクさん、"The Hollywood Reporter"のデヴィッド・ルーニーさんと、そうそうたる面々。

 

  健人くんが「予想‥‥というより、この人に、この作品にとってもらいたい‥‥っていうのでいいですよ」って言ってくれて、ヲタク思わず(健人くん、ナーーーイス❗)ってガッツポーズ(笑)いやほんと、オタク心に響く一言だわ~~💕だからいろいろ面白くて、大根監督が『ロスト・ドーター』のオリヴィア・コールマンの演技を絶賛してるのに、主演女優賞のフリップはちゃっかり「ジェシカ・チャスティン(タミー・フェイの瞳)」。それを健人くんに突っ込まれた監督、「だってファンなんだもん、ジェシカ・チャスティンの」って。はにかむ監督が可愛かった(笑)

 

  なんてったって嬉しかったのは、主演男優賞に、関根さん、宮下さん、ドレイクさんがアンドリュー・ガーフィールドを推してくれたこと❗最近、『アメイジングスパイダーマン』や『ソーシャルネットワーク』以来のアンディ熱が再燃しつつあり、もちろん今回のアカデミー賞では彼一択❗のヲタクとしては嬉しい限り💕

 

  ソンタクなしの辛口映画批評で名を馳せたというドレイク女史ですが、ことガーフィールドのことになると

彼の演技は映画に新たな命を吹き込んだわ

と、ベタボメ😅おまけに

ピアノを弾く姿がステキ

‥‥って、もしかして単なるファン❓ 笑

 

  関根さんは、ガーフィールドが『チック‥‥チック‥‥ブーン』で演じた実在の作曲家ジョナサン・ラーソンのミュージカル作品『レント RENT』も大好きだそうで(ヲタクも同じです~~💕)、「もう、彼はジョナサン・ラーソンにしか見えない❗」と大絶賛。アンドリュー・ガーフィールドは、前出のジェシカ・チャスティンが主演した『タミー・フェイの瞳』(1960年代にTVで活躍した伝道師タミー・フェイの伝記映画)で、聖書をネタに大儲けを目論む、バチ当たりな女好きのクズ夫を演じているんですね。ラーソンとは真逆の役柄で、ガーフィールドのカメレオン俳優ぶりが良くわかるんですが、関根さん、ちゃんとそこにも触れてくれて嬉しかった😍宮下兼史鷹さんの「糸もマスクも必要ないね」には思わず吹き出しちゃったけど(笑)ところで宮下さん、ボードゲームオタクでもあるんですよね。うちも孫が大好きで、宮下さんのおススメ参考にしてずいぶん揃えました。いやー、ガーフィールドといい、趣味が合うわ~(笑)

 

  主演男優賞、ベネさま優勢かと思いきや、そうでもなくて意外😮ただ、デヴィッド・ルーニー氏が

カンバーバッチはある種の冷たさを感じさせる俳優ですが、今回の作品(『パワー・オブ・ザ・ドッグ』)ではそれが生きましたね。

って批評してるのが面白いなと思った。ヲタクは反対にベネさまの演技に「冷たさ」を感じたことって今まで1度もなかったから‥‥。それともあれかな、ベネさまの、いかにもシェイクスピア俳優らしい端正さ、コンサバな感じがアメリカ人から見たら冷たいと映るんだろうか❓ルーニー氏には、そこんとこもちっと突っ込んで聞いてみたいものです(笑)

 

  何はともあれ、当日が楽しみぢゃ~~❗

祭りだわっしょい❗└(゚∀゚└) (┘゚∀゚)┘

 

知れば知るほど好きになる♥️マイク・ファイスト in『ワシントン・ポスト』


f:id:rie4771:20220324065100j:image

(マイクの故郷はオハイオ州。州都コロンバス‥‥From Pixabay)

「マイク・ファイストは「ブルーカラー(労働者階級)の舞台俳優だったが、今や『ウェスト・サイド・ストーリー』で注目される存在となった」

というお題で、トーマス・フロイドという方が『ワシントン・ポスト』に寄稿しています。3021年12月10日の記事ですからちょっと古いですが、アメリカで『ウェスト・サイド・ストーリー』封切された時期で、それまでは舞台俳優としてトニー賞助演男優賞にノミネートされるなど「知る人ぞ知る」存在だった彼(その頃の彼は知らない‥‥‥‥くすん😢)が、にわかに人気を集め始めた頃ですね😊

 

ご存知の通り、『ウェスト・サイド・ストーリー』の映画には、1960年巨匠ロバート・ワイズによって製作された大傑作が既に存在し、「なぜ今ウェストサイドストーリーのリメイク❓」といった声があったのは事実。しかし、脚本家のトニー・クシュナーは、スピルバーグがこのミュージカルの古典に新たな息吹を吹き込んだと断言しており、今回のスピルバーグ版を見た人たちの中に、彼の意見に異を唱える向きは誰もいないでしょう。クシュナーは、その新たな息吹はすでに冒頭のジェッツとシャークスの乱闘場面で見てとれる‥‥と語っています。

 

  さらに彼は、私たちマイク・ファイストファンにしたら感涙モノの胸アツエピソードを語ってくれました❗それはジェッツの面々が、敵対するシャークスによって壁に書かれたプエルトリコの国旗にペンキを塗りたくる場面。シャークスにとっては耐え難い屈辱的行為。クシュナーが撮影現場を訪れた時、ちょうどその場面を撮了して、スタッフたちがペンキ部分をゴシゴシ洗っていたそう。その時クシュナーは驚きました。

「なぜって、スタッフに混じってマイクが一生懸命ペンキを洗い落としていたからさ」

 マイク~~、なんていい人なの~~😭

単純に喜んだヲタクでしたが、クシュナーによれば、そのマイクの行動には深い意味があったようです。

 

それはね、次の撮影に必要だから、その前準備のために洗浄を手伝っていた‥‥ということだけではないんだ。演技とは言え、国旗にペンキを塗りたくって相手を侮辱するなんて行為は、彼の人柄を考えると、きっと我慢できなかったんだろうね。だから、自分が何かできることをやりたかったんだろう。言葉を変えて言えば、それだけ自らが作り上げる世界に深く没入していると言える。

あっ、なるほど😮そういうことか~❗ただのいい人ではないのね😅一瞬の行動にマイクの演技者としての資質を見るなんて、さすが名脚本家、深い、深いよ‥‥‥‥。

 

ニューヨークの演劇界では、マイクの才能、そして作品や役柄に対し深い理解と共感を示す彼の生真面目さはよく知られた話のようですね😊20才で『Newsies~ニュージーズ』のオリジナルキャストとしてブロードウェイデビューを果たし、その5年後、『ディア・エヴァン・ハンセン』でトニー賞助演男優にノミネートされるまでに頭角を表し始めたマイク。
 

  そしてついに❗彼は『ウェスト・サイド・ストーリー』でクレジットでトップ5に入る役をゲット、その圧倒的な演技によって批評家たちを魅了しました。クシュナーの新たに練られた脚本によって、深みのある悲劇的な人物として生まれ変わったリフ。

 

ワシントン・ポストの主席映画評論家のアン・ホーナデイは、マイクのことをこう評します。

彼はまるでひとつの神の啓示のよう。才能溢れる歌い手でありダンサーであるだけじゃない。ジェッツのリーダーであるリフを刺々しい悪意と反抗心、そして柔らかな優雅さで演じきった。

マイクは言います。「周りの人たちが高く評価してくれてる。もちろんそれは嬉しいことだけど、考えているうちになぜ?どうして?僕のどこが…ってなっちゃう😅結局自分自身の愛と情熱が大事なんだよね」

ま、真面目過ぎるぞ、マイク 笑

ニュージーズで成功を修めた後、マイクは『デイア・エヴァン・ハンセン』のコナー・マーフィー役(悩み深い若者の役で、自殺してしまう)を射止めます。

彼が部屋に入って来てコナーとして動き始めた時、彼が極めて独自性のある、特別な俳優であることがはっきりわかった。絶望し、危機的な状況にあるコナーという役を非常に的確に演じていたからだ。

と語るのは、『ディア・エヴァン・ハンセン』の演出家であるマイケル・グリーフ。

 

  マイクは、『ウェストサイドストーリー』のオーディションを受けたものの、よもや受かるとは思ってなかったみたいで😅どこまで謙虚なんだよ‥‥。

だって僕なんて、その日暮らしの、いわば舞台俳優のブルーカラー(労働者階級)みたいなもんだし  笑

そんな僕がスピルバーグの映画に出るなんて、「死ぬ前にやりたいことリスト」みたいなもんだよ。

今BAFTA(英国アカデミー賞)助演男優賞にノミネートされて、ゼンデイヤと一緒にあのルカ・グアダニーノ監督(『君の名前で僕を呼んで』で、ティモシー・シャラメをスターダムに押し上げた)の新作にオファーされたりして、自分を取り巻く環境の変化にいちばん戸惑っているのは、マイク自身なのかもしれないね。そんなとこにヲタク、ラブだよ(笑)

 

前述の脚本家トニー・クシュナーは、マイクの類いまれな資質についてさらに語ります。

  
マイクは1つの役柄を演じる時、可能な限り演じる役柄について知識を得、深く理解しようとする俳優の1人だ。

彼は当時の時代背景や政治経済、心理的背景についてまで調べあげる。役柄を造型する際、彼のように出来る限り正確を期し、鋭敏な知性を発揮することは、偉大な俳優の特質だと僕は思うんだ。
 
自分自身の内側から沸き起こる愛と情熱を信じて、演技に全精力を傾ける演技者、マイク・ファイスト。次はどんな作品で、その類いまれなる資質を発揮してくれるのか❓

 

楽しみに待ってるよ、マイク❗💕

 

この記事を読んで、ステキな俳優マイク・ファイストに興味を持たれた方は、題名の下の「マイク・ファイスト」をクリックして頂くとマイク関連の他の記事も読めますので、よかったら‥‥。

https://twitter.com/hl4p7JS0DmhEwYI/status/1504564334802120704


 
 

『ナイトメア・アリー』(ギレルモ・デル・トロ監督)には期待しかない❗

 
f:id:rie4771:20220324065502j:image

3月25日(金)にいよいよ公開のギレルモ・デル・トロ監督の『ナイトメア・アリー』❗なにせヲタクは、『デヴィルズ・バックボーン』で頭殴られるような衝撃を受けて以来、デル・トロ監督の大ファン♥️「もー幾つ寝ると~、ナイトメアアリー~🎵」とか歌いながら毎日を過ごしていると、「映画COM.」に高崎俊夫さんという方が「デル・トロの〈異形な者〉への執心」というお題で寄稿してらして、読んでみたらあまりにもツボだったので、記事をご紹介かたがた、じぶんでも「デル・トロ愛」を呟きたくなっちゃった‥というわけです😊

 

 ハリウッド黄金期の名匠エドマンド・グールディングの「悪魔の往く町」(47)のリメイクである。流れ者のスタン(ブラッドリー・クーパー)が旅回りのカーニバル一座で読心術を身につけ、口舌巧みな興行師へと華麗な転身を遂げる。やがて上流階級に取り入って絶頂を極めるが、常軌を逸した野心の果てに失墜してゆく。

メインとなる物語はほぼ原典通りだが、当時はプロダクション・コードによってタブー視され、映像化できなかったカーニバル一座の内部を、デル・トロは嬉々として、あたかも舌なめずりするかのように執拗に描き出す。

ほほー😍、ハリウッドのフィルムノワールと、デル・トロの異形や人外なるものへの愛執がミックスされた物語というわけね。『パンズ・ラビリンス』のペイルマンや、『シェイプ・オブ・ウォーター』の半魚人はグロセクシーでしたからね。デル・トロの趣味嗜好は、例えば江戸川乱歩の短編『芋虫』等に通じるものがあるような気がします。

 

 これまでのデル・トロ作品(『デヴィルス・バックボーン』『パンズ・ラビリンス』『シェイプ・オブ・ウォーター』)では、セクシャルな異形の存在に対峙するのは、純粋でいたいけな少年少女だったわけですよ。「『シェイプ・オブ・ウォーター』の主人公は少女ぢゃない、オバサンだったゾ」と、異を唱える向きもあるかもしれませんが、彼女はヴァージンですからね、範疇としては同じだと思います😅

 

 ところが今作では少女ではなくれっきとした大人の女、ファム・ファタールがついに登場~❗それも演じるのはケイト・ブランシェット

くーーっ、設定といいキャスティングといい個人的に好みすぎて泣きそう(笑)

 

ケイトの波打つ金髪、妖艶な目付き‥。ハリウッドのフィルムノワール全盛期にヒロイン役で名を馳せたヴェロニカ・レイクのオマージュだそうですが、はいっ❗高崎俊夫さんご指摘の通り、ヴェロニカ・レイクといえば、現代フィルムノワールの傑作『 L.A.コンフィデンシャル』ですよぉぉ。ラッセル・クロウ演じる刑事バドに一目惚れされる娼婦リン(キム・ベイジンガー)。彼女が働く娼館が、女優志望の若い女の子たちを食い物にして、有名女優に似た顔に整形させて客をとらせるような悪徳の館なんですよね😢で、そのリンが髪型から容姿から似せて演じていたのがヴェロニカ・レイクという設定でした。リンがヴェロニカの出演映画(たぶん『ブルー・ダリア』だったと思います)を見て、一生懸命ヴェロニカの仕草を研究してるシーンもありましたっけ。でも、いくらリンが悪女ぶっていても、ゴージャスに着飾ってはいても、心はアリゾナの田舎出の少女のまま。いつかは故郷に戻って洋服の店を出すのが夢という「聖なる娼婦」を演じたキム・ベイジンガーは素晴らしかった❗

 

‥って話が逸れました(汗)

 

しかしケイトさまが演じる心理学者リリスは、キム・ベイジンガーと違ってモノホンの悪女っぽい。うー、ゾクゾクするわ(笑)

 

  今回のアカデミー賞では作品賞・美術賞・撮影賞・衣装デザイン賞の4部門にノミネートされている本作(‥‥これ見ると、いかに映像がキレイかってゆう‥‥😍)25日公開だから、28日の授賞式までにはなんとか間に合うな😅25日には、ギレルモ・デル・トロにしばし、浮き世の憂さを忘れさせてもらおう(笑)

 

 

https://twitter.com/hl4p7JS0DmhEwYI/status/1502863823015133187

アップライジング・イケメン総出演『Master of the air/マスターズ・オブ・ザ・エア』


f:id:rie4771:20220709202953j:image

(オースティン・バトラー)

f:id:rie4771:20220404181429j:image

(カラム・ターナー)

コロナ禍と制作費超過の為、撮影が長らく中断されていたドラマシリーズ『Master of the air(マスターズ・オブ・ザ・エア』。10話構成のうち最初の3話の監督を務めるキャリー・フクナガ(007『ノータイム・トゥ・ダイ』)が「英国ロンドンにて撮影再開❗」とインスタにアップしてからちょうど1年。やっと放映の運びになったもよう🎉✨😆✨🎊

 

  ヲタクが最近注目しているアイルランド人俳優、バリー・コーガンが出演しているので、動向を注目しておりました♥️彼はヲタクの熱烈推し、ジャック・ロウデンのマブダチで、ジャクロのことを「カレシ」呼ばわりするほど(笑)『ダンケルク』では、ヒーローに憧れながら戦う前に命を落としてしまう可哀想な役でしたが、今度はヒロイックな役柄みたいですね😊『エターナルズ』のヒーロー、ドルイグ役もステキでした♥️

 

 『Masters of the air』は、スティーブン・スピルバーグトム・ハンクスが共同制作した戦争ドラマの名作『バンド・オブ・ブラザース 』と『ザ・パシフィック』に続く三部作の最後を飾るドラマシリーズで、第二次世界大戦におけるアメリカ第8空軍のドキュメント『 Masters of the Air:America’s Bomber Boys Who Fought the Air War Against Nazi Germany(空の支配者:ナチスドイツとの空戦を戦ったアメリカの爆撃機少年たち 』(ドナルド L ミラー)が原作となっています。

高度25,000フィートを飛行する第8空軍の爆撃隊と、それを対空砲と戦闘機で迎撃するナチスドイツとの激しい攻防戦を描いたドラマ。スピルバーグトム・ハンクスは2019年にHBOと契約しましたが、制作費が2億ドルまで膨れ上がったためHBOが撤退してしまい、Apple TV+と契約し直したという曰く付きのドラマです😅

 

  前述のバリー・コーガンをはじめとして、『DUNE/砂の惑星』でラウサ役にキャスティングされたともっぱらのウワサのオースティン・バトラー(ウワサの超大作『エルヴィス』(バズ・ラーマン監督)でロックの帝王役に大抜擢、これから大ブレーク必至❗)、カラム・ターナー(はいっ、ご存知『ファンタビ』ニュート・スキャマンダーのお兄ちゃんです)、アンソニー・ボイル、フレディ・カーターなど、「アップライジング・イケメン」総出演で、第2の『ダンケルク』になりそうな気配😍

 

放映が待ち遠しいゾ❗「2022年後半」となっているので、詳しい日程がわかったらまた、ブログでお知らせしますね😉

 

 

https://twitter.com/hl4p7JS0DmhEwYI/status/1502536090544406528

マイク・ファイストが造型した新たなリフ像~IndieWireインタビュー

f:id:rie4771:20220312175403j:image

(From Pixabay)

 『ウェスト・サイド・ストーリー』、耀く宝石のような演技と歌とダンスに魅了され、今度は(マイクっていったいどんな人柄なのか❓どんな姿勢で演技に向き合っているのだろうか❓)と猛烈に気になり始め、拙い英語力を振り絞ってYou-tubeのインタビュー動画やネット記事を検索しまくる日々。最近のヲタクは、もうすっかり「ファイスト沼の住人」(笑)

 

  そんなある日のこと、見つけました❗IndieWireのロングインタビュー❗(Kate Erbrandさんという記者さんの記事です。IndieWireは、1996年に設立された映画レビューのWebサイトだそう)インタビューは非常に長いものなので、これまでヲタクが「マイク・ファイスト」のカテゴリーで話題にした事柄は省きまして、新しい情報について書いてみますね😊

 

  Kateさんも、大きなスクリーンにマイクが登場したとたん、その圧倒的なオーラに(スター誕生だ❗)と確信したそうですが…

 

それを彼自身に伝えるのは、禁句なのよ。

 

どういうことかと言うとマイクは、自分自身を保つ為に、人々の評判をなるだけ耳にしないようにしているのだとか。その為にネットやSNSの口コミも見ない、反エゴサーチ派ですね(笑)『ディア・エヴァン・ハンセン』の時も周囲の雑音には耳を貸さず、ひたすら自分の演技にのみ集中し、毎日の舞台を務め上げたのだとか。『ウェスト・サイド・ストーリー』が公開され(このインタビューは、アメリカでの公開1週間後に行われたもよう)、人々に受け入れられ、非常に評判がいいのは嬉しいことだけれど、何より大事なのは、演じる役者自身が作品を信じ、良いものだと確信することだそう😊

 

  そして、ヲタク的に目からウロコだったのは、脚本を担当したトニー・クシュナーは、トニーとリフの関係を、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』のロミオとマキューシオの関係に回帰させたということ。この原点回帰は…凄い❗マキューシオは、単純明快❓なロミオと違い、道化た態度をとりながらも、深い心の暗部を覗かせ、時に深遠な人生哲学を語るという、非常に複雑怪奇な人物。ロミオに対しては友情以上、ブロマンスに近い感情を抱いているフシがあるんですね。(ロミジュリを現代のイタリアに置き換えたレオナルド・ディカプリオ主演の映画『ロミオ + ジュリエット』では、マキューシオは明確にゲイとして描かれてました😅)…まあ、ニブチンかつ単純明快なトニー(ロミオ)は、そんなことは知るよしもないのですが…。

 

  そんなクシュナーによるリフの人物造型に、マイクは独自の解釈を加えます。1959年に出版された、ニューヨークの少年ギャングたちを撮影した写真集『Brooklyn Gang』(Bruce Davidson)の中に、マイクは一人の少年を見つけます。

少年たちは明日が来ることが信じられず、いや今日をどう過ごすかさえわかっていないみたいだった。悲しく絶望的で、同時に野蛮な感じもした。…そして僕はとうとうリフを見つけた。彼はシャツをはだけて首からメダルを下げ、胸に「パパ」と「ママ」の刺青を入れていたんだ。

家もなくニューヨークのスラム街を彷徨きながら、親に虐待されながら、それでもなおパパママと刺青を彫る不良少年…😢マイク・ファイストは、彼らの絶望と、社会への怒りをスクリーンに見事に体現してみせた❗

 

  ジェッツという少年ギャング団にリアリティを持たせるため、イニシアチブをとって一軒家を借り、ジェッツのメンバーを演じる俳優たちと合宿生活を送ったというマイク・ファイスト♥️そこに透けて見えるのは、愚直なまでに生真面目で、まるで修行僧のように演技に取り組む一人の青年の姿です。

 

  ひとつの役柄を演じるために、全エネルギーを賭ける彼のこと、出演作品も吟味しそうだから、立て続けにスクリーンでお目にかかる…ってことはなさそうだけど😅ヲタク的には末永く応援したい俳優さんの1人😍

 

今どきエゴサーチSNSもなーんもやらず、ニューヨークに暮らしながらいつも心には故郷のオハイオ州に望郷の念を抱き続けるマイク・ファイスト♥️

 

スターとは、常人には計り知れない、手の内を見せない、謎めいた存在。非日常の存在。Kateさんがマイクの姿を見て、「スター誕生だ❗」と確信したのも、ヲタクから見れば、しごく当然のことのように思えるのです。

 

  これからも周囲の雑音に気をとられることなく、私たちスクリーンのこちら側にいる者にとって「大いなる謎」のまま、自らの信じる道を突き進んで行って下さい。いつまでも、ブログの片隅で応援しています❗

 

 

この記事を読んで、ステキな俳優マイク・ファイストに興味を持たれた方は、題名の下の「マイク・ファイスト」をクリックして頂くとマイク関連の他の記事も読めますので、よかったら‥‥。

 

https://twitter.com/hl4p7JS0DmhEwYI/status/1500568398660800512

『DUNE~砂の惑星 2』フローレンス・ピュー & オースティン・バトラーが参戦❓

f:id:rie4771:20220312174845j:image

(From Pixabay)

  本年度(2022年)アカデミー賞にも、作品賞をはじめとして5部門にノミネートされている超大作『DUNE~砂の惑星』。圧倒的な映像美とティモシー・シャラメの耀くオーラに魅了されましたが…。

 

 パート2の情報がついに告知されましたね❗(ワクワク♥️)今ハリウッドで一番勢いのあるライジングスター、フローレンス・ピューが皇帝の息女、コリノ家のイルラン姫の役で出演することが発表されました~🎉✨😆✨🎊ヲタク的にはもう、これ以上のキャスティングはない❗(断言)ヲタクの熱烈推し、ジャック・ロウデンとプロレスラーを目指す兄妹役で共演した『ファイティングファミリー』。元々はブロンドなのを真っ黒に染め、ゴスメイクで強烈なインパクト😅その後、あの新感覚ホラー『ミッドサマー』(アリ・アスター監督)を経て、『ブラックウィドウ』スカヨハの妹役でハリウッドメジャーに躍り出ました。『レディ・マクベス』の衝撃も忘れられません。こんな短期間にトップに上り詰めたケースってあまりないんじゃないでしょうか。

 

パート1では、皇帝とハルコンネン男爵(ステラン・スカルスガルド)の陰謀により父レト(オスカー・アイザック)を殺されたアトレイド家の嫡子ポール(ティモシー・シャラメ)と継母のジェシカ(レベッカ・ファーガソン)。二人が暗殺者の手をかわし、広大な砂漠を命からがら逃げるうちに砂漠の民フレメンと出逢うところまでが描かれました。そこでポールは運命の恋人チャニ(ゼンデイヤ)と廻り合います。二人は離れがたい絆で結ばれ、子どもも生まれますが、砂の惑星統治権を完全に手中に納めるため、ポールは皇帝の娘であるイルラン姫と政略結婚をすることを余儀なくされるわけです。

 

  そんなポールの心を知った姫は、ポールに対して愛と憎悪、相反する感情を抱くようになります。そんな複雑な役ですから、カメレオン的な演技派フローレンス・ピューにはピッタリですね🎵シャラメとは『ストーリー・オブ・マイ・ライフ~私の若草物語』で、最後には結婚する男女を演じているので息もピッタリでしょう。また、ポールを巡って、ポールの思い人であるチャニとも対立していきますから、ゼンデイヤとの演技合戦も楽しみです😻

 

  そしてもうひとつ❗下に掲げたTwitterにも書かれていますが、ポールの宿敵であり、知力武力あらゆる面でポールに匹敵するカリスマの持ち主であるフェイド・ラウサがついにパート2で登場することも、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督自身から明かされました❗

 

 もちろん。これは、個人的に決めた選択なんだ。最初のパートを紹介するために、充分な数のキャラクターが登場した。だからフェイドはパート2までキープしておくほうがエレガントだろう。もちろん彼は、パート2において、すごく、すごく重要なキャラクターになるよ。

と、ドゥニ監督はEmpire誌に語ったそうです。

 

  うーん、若い世代のフロントランナー、ティモシー・シャラメに匹敵するカリスマ性の持ち主って誰だろう……思いつかない😅

Film updateには

Who would you like to see in the role?

ラウサ役は誰に演じてもらいたいですか?

って書いてあるけど、ヲタク的にはマイク・ファイストかジャック・ロウデン❗…もうめちゃくちゃ独断と偏見で😅好きだから、許して(笑)

 

  まっ、何はともあれ、次なる告知を待ちましょう❗

 

(…って記事を書いた数日後に新情報出た~)

ハリー・スタイルズかオースティン・バトラーか❓って記事が出たと思ったら、オースティン・バトラーに決まったらしい…って情報も流れて、錯綜してます😅2000年に製作されたテレビドラマシリーズでは、ミュージシャンのスティングがラウサ役を演じて主役を食ってしまったらしいので、ハリー・スタイルズもアリかな❓と思っていましたが…。オースティン・バトラーって、ネットで調べたら、ハリーと同様ミュージシャンでもあり、ジム・ジャームッシュの『デッド・ドント・ダイ』でセレーナ・ゴメスのBFを演じてた人みたい。今度エルヴィス・プレスリーの伝記映画で主役を張るみたいですね。ラウサ役はミュージシャンが演じるのが伝統なのか❓(笑)

 

2022 アカデミー賞ランチョンパーティー


f:id:rie4771:20220404181825j:image

(『タミー・フェイの瞳』で共演したジェシカ・チャスティンと。彼女は主演女優賞受賞❗)

 海外の映画 & ドラマニュースについて、紹介するカテゴリ作りました🎵ヲタクの趣味の範囲内の話題なので、ものすごく片寄っていると思いますが…😅

 

  今日は3月日に開催予定のアカデミー賞に先駆けて開催されたランチョンパーティーについてお届けします♥️

 

アカデミー賞ランチョンパーティー

「(パーティーの席上で)最高にカッコいい男たち」というキャプション付きで、アン・トンプソンという方がTwitterに写真をアップしています。向かって左からリン・マニュエル・ミランダ監督(『チック、チック…ブーン』)、ご存知ベネディクト・カンバーバッチ(『パワー・オブ・ザ・ドッグ』)、ポール・トーマス・アンダーソン監督(『リコリス・ピザ』日本では7/1に公開予定なので、残念ながらアカデミー賞授賞式までに作品を見ることはできません😅)、こちらに後頭部のみ見せているのが(笑)アンドリュー・ガーフィールド(『チック、チック…ブーン』)。いろいろ個人的思いはあるけれど、キャプションに異論はありません、ハイ(笑)

☆今回の主演男優賞レースでは、ヲタクイチ推しアンドリュー・ガーフィールド。「えー、後頭部だけかよー」ってぶつくさ言っていたら、前述のアン・トンプソンさんがちゃんとポール・トーマス・アンダーソン監督のツーショット、アップしてくれてました♥️アンダーソン監督のこと、PTAって書いているから、最初何のことかと思った(笑)

 

 トンプソンさんは、IndieWireの運営者らしいですね。IndieWireは、1996年に設立された映画業界およびレビューWebサイトだそうですが、この名前にヲタクなぜ見覚えがあるかというと、最近のヲタクの熱烈推し、マイク・ファイスト(映画『ウェスト・サイド・ストーリー』)にロングインタビューを敢行してくれていたから❗いつかこのインタビューについても記事をアップしたいとは思っていますが、何しろ長いので(笑)今週末までには記事を書きたいと思っています😊しっかしマイク、なぜ助演男優賞にノミネートされないんだぁぁ~❗…まあしかし、BAFTA(英国アカデミー賞)にはノミネートされてるから、よしとするか😅ひょっとして、彼の演技者としての個性は、ハリウッドより英国向きってこと❓

 

 

アンドリュー・ガーフィールド、君はアメイジング♥️~Netflix『チック、チック…ブーン❗』


f:id:rie4771:20220307204412j:image

 Netflixで『tick,tick… Boom❗チック、チック…ブーン❗』観賞。

 

 結論❗これはもうね、後にも先にもアンドリュー・ガーフィールド、何はともあれアンドリュー・ガーフィールド(笑)ヲタクはですね、けっこう好みなんですよ、彼。ハリウッド俳優にしてはダウナー系ですよね😅

 

  マーク・ザッカーバーグFacebookの設立とその後の数々の訴訟を描いた『ソーシャルネットワーク』では、ザッカーバーグの才能に惚れ込んで私財を投じたものの共同経営者を外され、逆恨みして最後にはザッカーバーグ訴訟に加わる、コジレたイイトコ坊っちゃんの役。友情を裏切られた哀しみ、悔しさ、ザッカーバーグに対するコンプレックスとがないまぜになった複雑な感情表現がバツグンでした。ハリウッドの深い闇世界を描いた『アンダー・ザ・シルバーレイク』の、ヨレヨレの真性オタク青年も印象的でしたね。そしてそして『アメイジングスパイダーマン』ですよねぇ…。ヒーローものにしては吹っ切れず悩み多きキャラ造型で、個人的には大好きだったのですが…。当初三部作の予定だったものが、数々の伏線も回収されないまま突如として打ちきり。おまけに『アメイジング~』の共演が元でお付き合いし始めたエマ・ストーンとも破局。まさに踏んだり蹴ったり😅突然の打ち切りに関して、当時はいろいろな「大人の事情」をウワサされましたが、一番ショックを受けたのはガーフィールド自身だったに違いありません。マルチバースから3人のスパイダーマンが勢揃いした最新作『スパイダーマン・ノーウェイホーム』(もう、ネタバレ解禁なのよね❓😅)で、台詞とは言え、トビー・マクガイアに「君はちっとも悪くない。君はアメイジングだ❗」って言われた時のガーフィールドの表情に、ヲタクちょっとぐっと来ちゃった😅なんだか彼の素の感情が垣間見れたような気がして。

…というわけで、ヲタクの中のアンドリュー・ガーフィールドって、どことなく哀愁を帯びた、というか、薄幸そうなイメージなんですよね。

 

…って前置き長すぎ(笑)『チック、チック…ブーン❗』はどうした❗って怒られそう(笑)

 

  そんなイメージのガーフィールドが、このミュージカル映画ではどうでしょう❗伸びのある力強い歌声が素晴らしく、世になかなか認められない焦燥を抱きつつ、それでもなお、音楽への愛と希望を捨てない熱い心を持つ青年の役で、(彼にこんな一面があったんだー)とビックリ😮

 

  10年もの長い間ブロードウェイでロングランを続けた名作ミュージカル『RENT レント』の作詞作曲、脚本家として世界に知られるジョナサン・ラーソン。『チック、チック…ブーン❗』の舞台は、1990年のニューヨーク、『レント』の初演から遡ること5年前。食堂のウェイターとして働きながらミュージカル作家としての成功を夢見るジョナサンその人を描いたミュージカルです。

 

  このジョナサン・ラーソンは、なんと『レント』初演の前日に、大動脈解離の為に帰らぬ人となってしまいます(映画の最後でもそれが語られます)😢『チック、チック…』は、夢を叶えようと奮闘する若者のポジティブな青春を描きながらも、やがて訪れる悲劇の不穏な翳が、そこかしこに見え隠れしているよう。そんな二重構造に、ガーフィールドの、明るさの中にどこか悲劇的な匂いのする独特な個性が、ぴったりハマっている気がします。

 

  『レントRENT』は、物価のバカ高いニューヨークで、それこそ「レント」を滞納し、住みかを失う不安に怯えながらも必死になって夢を実現しようとする貧しい若者たちの群像劇。若者たちと同じく、もう一つの主役はニューヨークの街。ニューヨークで、アメリカンドリームを実現していくのはほんの一握りの人々。大多数は自身の夢に疲弊し、ある者は薬物に逃避し、ある者は病に倒れ、矢折れ力尽きていくのです。ラーソンの自伝的要素も色濃く、『チック、チック…』にも『レントRENT』を思わせる場面が幾つか出てくるので、もしかすると『レント』のほうを先に見た方がより感動が大きいかもしれません。(『チック、チック…』で、明日に新曲のプレゼンを控えたラーソンが家賃(レント)滞納の為に電気を止められてしまうシーンが出てきます。『レント』の主人公のほうは、既に電気を止められてロウソクで生活してましたっけ😅)

 

『レント』も素晴らしいミュージカルなので、興味を持たれた方はぜひ😊ただ、両ミュージカル共、エイズ(HIVウィルスによる後天性免疫不全症候群)に罹患した若者たちの絶望と苦しみ、死への恐怖が重要なテーマになっているんですが、現在は治療法が確立され、依然として難病ではあるものの、舞台になっている1990年代のように「死に至る病」というイメージではなくなっているので、若い方々はちょっとピンと来ない点があるかも…😅

 

 また、『チック、チック…』には、なかなか世に出れなかったラーソンの才能を早い時期から見抜き、応援し続けた著名人として、ステファン・ソンドハイムが登場します。

…そう❗ご存知『ウェスト・サイド・ストーリー』全曲の作詞を担当したミュージカル界の巨人❗今月末に開催される「第94回アカデミー賞」で、奇しくも『ウェスト・サイド・ストーリー』(スティーブン・スピルバーグ監督)と『Tick,Tick…Boom❗』が同時にノミネートされるなんて…。運命の不思議な巡り合わせを感じずにはいられません。映画の中でも、ソンドハイムがラーソンに贈った宝物のような言葉の数々や、ソンドハイム作『日曜日に公園でジョージと』舞台の一場面が登場します。リン=マニュエル・ミランダ監督のソンドハイムリスペクト、いやブロードウェイリスペクトが凄すぎる…。

 

それにしてもアンドリュー・ガーフィールドの演技とピアノと歌❗

ヲタク的には彼に主演男優賞あげたいなぁ…。

 

アンディはやっぱりアメイジングだよ❗

(おまけ)

TwitterNetflixさんが『チック…チック…』の中でお気に入りの1曲を教えて下さいって書いていたけど、いつまで経っても大人になりきれないオトナコドモのヲタクとしたら、「30/90」かな~。うん、これ一択ぢゃ❗(笑)

 

 

  

 

  

1900年初頭ウィーンの光と翳とミステリー~ 『ヴィエナ・ブラッド』シーズン1

 f:id:rie4771:20220305131745j:image

(ウィーンの街…From Pixabay)

舞台は1900年代初頭の退廃の都ウィーン❗

フロイトの心理学を信奉する若き医学者マックス(マシュー・ビアード)がウィーン警察のカタブツ警部オスカル(ユルゲン・マウラー)とバディを組み、現在でいうプロファイリングを駆使して事件を解決❗

しかも題名がガチ『ヴィエナ・ブラッド』つまり『ウィーンの血』❗

うっわー、激しくヲタク好みよ~🎵

  きっと『エイリアニスト』(Netflix)や映画『クリムゾン・ピーク』(ギレルモ・デル・トロ監督)ばりの、美と恐怖がミックスしたダークでお耽美なミステリーね、ワクワク…。

 

  …と思って見始めたら、これが全然違ったんだな(笑)

 

  あっでもね、ワルクチぢゃ、ないの。ヲタクは基本、感動した作品、好きな作品のことしか書かないので。たまに嗅覚が鈍って、見終わった後、(時間もったいなかったなー)と思う作品もあるけど、そんな時は記事にしないので(笑)『ヴィエナ・ブラッド』も、予想と違っただけで、好きな作品です😊

 

  けっこう残酷なシーンもありつつ、主人公の若き医師マックスが、推理の才はバツグンだけど女性の心はなぜか読めず(しかもフロイト学派だっていうのに…笑)、恋愛面では全くのポンコツで😅それがかなりユーモラスな風味を添えてます。あっ、そうそう、「東洋一の魔都」と言われた同時期の上海を舞台にしながら、なぜかライトなミステリーに仕上がったドラマ『上海探偵L~魔都・上海の事件録』(バイ・ユー主演…中国)に雰囲気が似てますね。一緒に観ている夫は、どちらかというと英国のライトなミステリードラマ『シェイクスピア・ハサウェイの事件簿』(同じくU-NEXTでシーズン1~3配信中)や日本なら『浅見光彦シリーズ』ファンの夫は、「めっちゃ好み⤴️⤴️」と申しております(笑)

 

  第1シーズンは6話構成、前後編2話でそれぞれ完結するから、エピソードは3つ。1話45分だから、さらっと見れちゃう。寝不足になる心配もありません(笑)ウィーン好きのヲタクとしては、1901年、楽聖ベートーベンをテーマに開催された「第14回ウィーン分離派展示会」でグスタフ・クリムトの『ベートーヴェン・フリーズ」がお披露目された時の様子が描かれたり、プラーター公園の観覧車でのアクションシーン(もしかして映画『第三の男』のオマージュ❓😅)、モーツァルト作曲のオペラ『魔笛』(まさかここで『夜の女王のアリア』が聴けるとは…♥️)が謎解きに深く関わってきたり、ウィーン好きには堪らない展開でございますことよ。また、当時の原始的な精神病治療(電気ショック療法)が登場したり、マックスがロールシャッハテスト(インクの染みを見せて心理を投影させる性格検査の一つ。)を発明したことになっていたり😅いろいろ興味深い小ネタ満載です😃

 

  第2シーズンの製作も決まったようなので楽しみです😊(マックスとオスカルがウィーンのカフェでお茶する最後の場面、マックスが「ところで警部、次の事件は❓」って問いかけるのに、オスカルがニヤリと笑ってましたからね)ライトなタッチのミステリー…とはいえ、当時のウィーンの移民排斥運動やユダヤ人嫌悪(主人公マックスは、ユダヤ系英国人の設定)のエピソードが織り込まれていて、不穏な時代の到来を予感させます。そういった時代背景に注目して描くのであれば、第2シーズンの雰囲気ががらっと変化する可能性もあるのかしらん。何せ脚本家があのベネさまの出世作『シャーロック』のスティーブ・トンプソン、一筋縄ぢゃ行かないゾ(笑)

 

(おまけ)

第3エピソード(陸軍士官学校での殺人)にゲスト出演していたのは『ダンケルク』主役のトミー役、フィン・ホワイトヘッドだと思うんだけど…。(それも被害者の役😅)ネットのどこを見ても情報が載っていない😅


f:id:rie4771:20220305135939j:image

 

 

 

  

 

ジャック・ロウデンNEWS~『Slow Horses(窓際のスパイ)』4/1 配信開始❗


f:id:rie4771:20220305211218j:image

(From Pixabay)

AppleTV+がついに、『Slow Horses(注・原作の邦題は『窓際のスパイ』)』の公式Trailerの配信を開始~~🎉✨😆✨🎊ばんざーい🙌

 

  『Slow Horses』は4月1日からApple TV +で配信予定のスパイシリーズで、なんでヲタクがこんなに騒いでいるかというと、熱烈推しの二人、ゲイリー・オールドマンとジャック・ロウデンが初共演を果たしているからなんです❗原作はミック・ヘロンのベストセラー小説。ゲイリーはMI5で「鈍足の馬」と呼ばれる窓際部署、落ちこぼれのスパイたちの吹きだまりを率いるヤル気のないリーダー、ジャクソン・ラムを演じていて、一方ジャクロくんは「伝説のスパイ」を祖父に持つエリート家系に生まれながら初仕事でドジを踏み、窓際部署に左遷されたリバー・カートライト役。

 

Trailerでは、ヤル気ゼロ、不満たらたらのラム(ゲイリー)が、新入りのスパイに対して、いかに『鈍足の馬』の面々がどうしようもなき落ちこぼれであるかを語り、「この部署で君たちと働くことになるなんて、俺も落ちぶれたもんだ」と、演説をぶっているところが映っています。さらに、悲報❗ゲイリーのビジュアルが大変なことに…😅『裏切りのサーカス』(ジョン・ル・カレのスパイ小説の映画化)で、どこから見ても典型的な英国紳士だったMI6のエリートスパイ、ジョージ・スマイリーとは似ても似つかない…黒縁メガネとトレンチコートに萌えに萌えたあの頃よ、今いずこ(泣)ビジュアル的には『マンク』か『チャーチル』か😅…まっでも反対に、ジャクロくんのビジュアル最高だから良しとするか(笑)

 

しかしそんな落ちこぼれの面々、ある誘拐事件をきっかけにして巨大な陰謀に巻き込まれ、それはMI5内部の裏切り者への摘発に繋がっていく……というストーリーらしいです😊

 

  そして珍しや、ジャクロくんの華麗なるアクションシーンがぁぁ~🎉✨😆✨🎊長い手足が映えるなぁ…(うっとり)考えてみると、本格的なアクションものって初めてじゃないかな。『ファイティングファミリー』はプロレスものでかなり動き回ってはいたけど、バックドロップやブレンバスターはアクション……とは言わないよね❓(笑)

 

  果たしてリバー・カートライト(ジャクロくん)をはじめとするダメダメスパイたち、見事事件を解決して『鈍足の馬たち』の汚名を返上することができるのか❗❓

 

乞うご期待❗❗

 

…ってゆーか、まずはApple TV+に入らなきゃ😅(笑)

 

★実際にドラマを観賞した感想①と②はコチラ❗⏬⏬⏬⏬⏬⏬⏬⏬⏬⏬

「ジャック・ロウデン『窓際のスパイ』キター🎉✨😆✨🎊」

https://www.rie4771.com/entry/2022/03/30/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%83%87%E3%83%B3%E3%80%8E%E7%AA%93%E9%9A%9B%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E3%80%8FApple_TV_%EF%BC%8B%E3%82%AD%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BC

 

「ジャック・ロウデン『窓際のスパイ』Apple TV +はますます面白いゾ❗」

https://www.rie4771.com/entry/2022/04/08/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%83%87%E3%83%B3%E3%80%8E%E7%AA%93%E9%9A%9B%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E3%80%8FApple_TV_%EF%BC%8B%EF%BD%9E%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%BE

 

 


Slow Horses Trailer Brings Gary Oldman Back Into the Spy Game

今こそ見るべき~ジャック・ロウデン主演『Benediction』Trailer徹底考察


f:id:rie4771:20220305213611j:image

(サスーンの故郷、英国ケント州…From Pixabay)

  第一次世界大戦に参戦し、戦功を立てながらも、戦場で今で言うPTSDに罹患し、反戦詩を書き綴ったジークフリート・サスーンの生涯を描いた映画『Benediction~祝祷』のTrailerがついに公開~~❗監督は英国の巨匠、テレンス・デイヴィス、主演はヲタク熱烈推しジャック・ロウデン♥️

JACK LOWDEN'S BEST WORK TO DATE

~THE TELEGRAPH

ジャック・ロウデン、最高の演技

テレグラフ

TERENCE DAVIES , AT HIS MOVING MASTERFUL BEST.

~TIME OUT

テレンス・デイヴィス監督、最高の傑作

~タイム・アウト

と各誌大絶讚、☆の格付を見ても、おしなべて5つ星ないしは4つ星で、傑作であるには間違いのないところです。そんな『Benediction』の予告編がついに公開されました❗嬉しいことに英語字幕つきですので、取り上げられているシーンごとに、僭越ながら考察(時々妄想❓😅)していこうかと思います。

☆Scene 1(戦場から英国に戻り、精神病院にに入ることになったサスーン。入院に当たり、軍の上官との面接を経なくてはいけなかったようで…)

Name?  

名前は?

 Sassoon, Siegfried 

ジークフリート・サスーンです。

  Rank?

階級は?

 Second lieutenant.

少尉です。

Desease?

病名は?

I've had some sort of breakdown.

ある種の心神耗弱です。

PTSDなんて用語はもちろん存在しない時代。戦争になれば、国の為に命を投げ出して戦うのが当然とされた時代…😢

Your lot is 

(君の戦場は…)上官の言葉を遮ってサスーンは

with the ghosts and dead soldiers and I am in the field where men must fight. 

亡霊や兵士たちの亡骸のいる場所ですよ。男なら、戦うのが当然とされる戦場にいる。

Your duty lies in obeying orders.

君の任務は命令に従うことだろう。

In the face of such slaughter, one cannot simply order one's conscience.

あんな殺戮を目の当たりにしたら、人は自分自身の意識すら自由にすることはできない。

※上官からorder(命令)に従えと言われて、戦場を体験したら自分の意識すらcannot order(自由にできない)とかけて返しているんですね。頭脳明晰で、言葉の表現に長けたサスーンの人となりがわかる場面。

☆Scene2(精神病院の担当医を訪問したサスーン)

Good morning, doctor.

おはようございます、先生。

We have a house magazine, I'm sure it  will become a contribution.

我々の病院では冊子を発行しているんだ。何か原稿を書いてみないかね。

Then I'll try to write something light and amusing.

軽くて楽しい読み物を書いてみましょうか。

※サスーンはきっと、患者が読むものだから気を遣って、楽しい読み物を提案したのでしょうが、先生は…

There's no need to go that far.

そんなに無理しなくていいんだよ。

※自分のトラウマを抑圧しなくていい、そのままの気持ちを正直に…という気持ちでしょうか?サスーンは優れた担当医に巡り合ったんですね😊

以上の場面、何しろジャクロくんの詩的な台詞、美しすぎる軍服姿、そして英国風エレガントな立ち振舞いにヤられます♥️

☆Scene 3(この場面が推理できないんですよね~😅年配の女性(おそらく貴族❓)を訪れるサスーン)

Who is this extremely beautiful young man?

まあなんて美しい若者だこと。名前は?

Sassoon, Siegfried 

(はにかみながら)ジークフリート・サスーンです。

Sounds Wagnerian.

あらまるでワーグナーの崇拝者みたいね。

ジークフリートとは、リヒャルト・ワーグナーの音楽劇『ニューベルングの指環』に登場する英雄の名前。ヒットラーナチスの党大会の時にワーグナーの曲を使用したことから、ワーグナーにとっては後年好ましくないイメージがついてしまいました。フランシス・コッポラが『地獄の黙示録』でベトコンの村を米軍が攻撃する場面で『ワルキューレの騎行』を使ったことも有名な話。反戦詩人であるサスーンが、「ワーグナー崇拝者」と呼ばれるとは、何と言う皮肉でしょう。

☆Scene 4(同性愛者だったサスーン。彼の愛人の一人、アイヴァー・ノヴェロ(当時人気絶頂の歌手・作曲家)の台詞)

I'm anxious to meet our distinguished guest.

僕は、我々の素晴らしいゲストに会いたくてたまらなかった。

※ノヴェロ役、ジェレミー・アーヴァインのこう…サスーンに向けるまとまりつくような熱視線がエロい(…考えすぎ❓😅)

☆Scene 5(ノヴェロがパーティーの出席者たちを指して)

All the fine young cannibals

みんな若くて見事な人食い鬼さ。

…ってどういう意味だろう❓酒池肉林の愛好者ってこと❓いまいち謎(笑)

☆Scene 6(サスーンとベッドで一夜を共にしたらしい若い男が)

What shall I do about my hair?

僕のヘアスタイルどんなのがいい?

Have you considered topiary?

植木を刈り込むみたいに?(サスーン)

※topiary(植木の刈り込み)みたいなヘアスタイルってあるのかな?それとも若い愛人がサスーンの好みの髪型にしようとしているのをわざとからかってる❓😅

☆Scene 7(サスーンが愛人とダンスに興じる場面)

It's one of the inconveniences of the shadow life we lead.

蔭に身を潜めて生きる僕らにとって、不自由なことの一つだな。

※当時の英国では、同性愛は犯罪で、処罰の対象となっていました。

☆Scene 8

Friends may come, friends may go.

友、来たり。友、去りゆく。

おそらくこのサスーンのセリフは、詩の弟子であるウィルフレッド・オーウェンに向けたもの。生涯多数の愛人(注・男性)を持ったサスーンですが、この別れの時のジャクロくんの表情を見る限り、オーウェンとサスーンは純粋に師弟関係だったようですね。この別れの場面、オーウェンは軍服姿ですね。史実では、サスーンの止めるのも聞かず、前線に戻ったオーウェンは、戦火の中で25才の若い命を散らします😢

☆Scene 9

Enemies are always faithful.

敵は得てして従順なものだ。

若い男性二人に対してサスーンが呟く台詞。どんなシチュエーションなのかはわからないですね。何しろ、海外の映画祭でこの映画を見た評論家の方が「愛欲ドロドロ…」って仰有ってて、ヲタクもあんなことこんなことあらぬ妄想が…(笑)

☆Scene 10(老境を迎えたサスーン(ピーター・キャパルディ)が教会で)

Life  goes slowly on…

Trying to understand the enigma of other people…

人生はゆっくりと過ぎ行く…

人々の謎を解こうとしてあがいている間に…

※晩年のサスーンを演じるのは、スコットランド人俳優のピーター・キャパルディ。最近では『スーサイド・スクワット』のイッちゃってるコメディ演技が印象的ですが、個人的には、甥であるシンガーソングライター、ルイス・キャパルディのMV『Someone You Loved』で彼が演じた、重度の心臓病の妻を看取る夫の、哀愁に満ちた演技がめちゃくちゃ好き♥️サスーンの晩年の演技は、あのMVを思い出します。後にキャパルディが「Enigma~謎」という単語を口にするけど、エニグマと言えば、最難度のドイツの暗号エニグマを解読し、第二次世界大戦で英国を勝利に導きながら、同性愛者だった為に罪に問われ、強制的に去勢手術を施された悲劇の科学者アラン・チューリング(映画『イミテーションゲーム』では、ベネディクト・カンバーバッチが演じた)を思い出します。科学者、いや人間としての誇りをズタズタにされ、自死の道を選んだチューリング。一方、サスーンは……❗❓

☆Scene 11

Are you going to marry her?

彼女と結婚するつもり❓

※ケイト・フィリップス演じるヘスター・ギャティとサスーンは結婚します。生涯同性愛者だったサスーンとヘスターの結婚生活は果たしてどんなものだったのか…。

☆Scene 12

If the intention wasn't pure, I don't think I could go through with.

純粋な気持ちじゃなければ、やり遂げることはできないさ。

※ヘスターとの関係についてサスーンが語る台詞のようです。純粋な気持ちでプロポーズしたってこと❓

☆Scene 13(訪ねてきたグレン・バイアム・ショウ(たぶん😅)が、寝起きのガウン姿のサスーン(めちゃくちゃこの時のジャクロくん、セクシー)に向かって…)

Purity is like virginity. 

As soon as you touch it, it becomes corrupt.

純粋さとは純潔のことです。あなたが手を触れたらその瞬間、相手は堕落してしまう。

ーーん、これは深い台詞。

☆Scene 14

Too afraid …Too inhibited…

(サスーン)

あまりに恐怖に駆られ、あまりに抑圧され…

You are not alone.

あなたは一人ではない。

☆Scene15(サスーンがヘスターに向かって)

My whole future could depend on you.

僕の将来は君にかかっているんだ。

☆Scene 16

All my life I feel as though I've been waiting for a catastrophe to happen.

私はこれまでずっと、まるで崩壊の時が来ることを望んでいるかのように生きてきたんだ。

 

☆Scene17

Most people live for the moment

Most people live for the moment

You live for eternity.

多くの人々がその瞬間の為に生きているのだ…

あなたは永遠を求めて生きるのです。

 

 短い予告編だけでも十分堪能できる美しい映像美、1900年初頭の英国の風俗の再現度に酔っていると、突然現れる第一次世界大戦のドキュメンタリー映像が、過酷な歴史の一場面に私たちを否応なく連れ戻します。しかしまあ何てったって、ジャクロくんの軍服姿、タキシード、ガウン、シャツにサスペンダー、そしてプールで泳ぐ時の……$@☆:〉/-'"&#(い、いかん、ヨダレが…🤤)

 

 そしてそして、 ラストシーンのジャクロくんの表情が、超絶美しく神々しいというウワサ😍

 

だれ~か~、英国から買い付けて日本で公開してぇぇぇ~~❗(真剣)


Glasgow Film Festival on Twitter: "The trailer for BENEDICTION is here 😍 See its Scottish Premiere at #GFF22 and get your tickets NOW - https://t.co/Rm8F8OtdNe" / Twitter