オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・ライブ鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログ。

ジャクロくん、エジンバラ国際映画祭でトークショウ


f:id:rie4771:20190718222343j:image

(Photo of Edinburgh from Pixabay)

昨年のエジンバラ国際映画祭で、最優秀英国映画賞に輝いた「最悪の選択」(製作・Netflix)に主演したジャクロくん。

 

  今年も招待されて、これまでの出演作の演技(特に「ダンケルク」「Tommy's Honour(トミーの名誉…日本未公開)」「ふたりの女王~メアリーとエリザベス」)について、6月にトークショウ「Jack Lowden in person」を行うそうです😊

 

  ジャクロくんはイングランド生まれですが、幼少の頃にご家族でスコットランドに移住されています。…ということはおそらく、ジャクロくんご一家は敬虔なカトリック教徒なのかな…と推察します。英国国教会は、エリザベス1世の父であるヘンリー8世カトリック教皇とケンカしてできたものですからね😅「ふたりの女王~」でもエリザベスとメアリーの間の最大の問題は宗教問題でした。ジャクロくん、インタビューで自分の演じたダーンリー卿ヘンリーについて、「この男、自分が王位につくために(あろうことか)カトリック教皇に直訴したんだぜ❗(許せん😡⚡)」みたいに話してましたからね😅

 

  宗教問題はともかく(笑)いいなー、ジャクロくんのトークショウ…それも今までのさまざまな演技について。今すぐエディンバラ行きの✈️に乗りたいっ❗(笑)

 

 

  

クリムト~ウィーンの光と翳~シャーロット・ランプリング

f:id:rie4771:20200526201359j:plain

今日はヨガスタジオから、東京都美術館で開催中の、日本では過去最大級と言われている「クリムト展」を見に行く予定だったのだけれど、この大雨☔予定は2つともキャンセル、あきらめきれずにこうやってブログで呟いてます(笑)

 

  ヨーロッパ駐在時代、待望のウィーン行きが実現したのは赴任3年目の夏休み。子どもが小さかったので、夏休みはクルマで気ままにロードトリップ、冬休みはフランスのグルノーブルのスキー場近くに1週間サービスアパートメントを借りて朝から晩までスキー、というのが定番でした。ベルギーの我が家からウィーンまでは約1000キロ、ドイツのアウトバーンを時速130キロ前後でひたすら走り続け、ケルン~フランクフルト~ニュールンベルグ等ドイツ南部を縦断する形でウィーンへ。

 

  ウィーンは子連れで訪れるには最適の街。治安が良くて、大都会なのにギスギスした感がどこにもなくて😊人が暖かい。ウィーンと言えば音楽の街。野外音楽会で、オトナの人たちはちゃんとテーブル席で食事をしたりお酒を飲んだりして楽しみますが、お金のない学生や、私たちのように子どもの小さいファミリーは、無料の立見席があってそこで聴くことができるんです。なんてイキなはからいだろうと思いました。

 

  超有名な「接吻」をはじめとしてクリムトの多くの作品が展示されているのがヴェルデヴェーレ宮殿。本物を見上げた時の感激は今でもはっきり覚えています。当時は絵画の邪道と激しく非難された金箔も、時を経てもその輝きは失われていませんでした。特に今回の日本展示の白眉とも言える「ユディトI 」(写真右)モデルは旧約聖書に出てくる女性。ユダヤ人の街を救うべく、貞操を犠牲にして敵の将軍の寝首をかいた女傑。ところがクリムトは、生首を抱えて恍惚とする女を耽美主義の極みとして描きました。あたかも第1世界大戦の英雄アラビアのロレンスがその白いアラビア民族衣装を真っ赤な血で染めて恍惚としたように。坂口安吾桜の森の満開の下」美貌の鬼が人の生首で嬉々として遊んでいたように。

 

  今回は日本には来ていませんが、クリムトは「ユディトII」で、あのサロメを描いています。サロメは英国の耽美作家オスカー・ワイルドの戯曲のヒロイン。悪徳に染まった美貌の王女サロメは、高潔な預言者カナーンに一方的に恋をしますが、ヨカナーンは手厳しくその求愛をはねつけます。怒り狂ったサロメは臣下にヨカナーンの首をはねさせ、銀の盆に載せたヨカナーンの首に接吻をする…という反社会的な内容から、しばらく上演が出来なかったというシロモノです😅オスカー・ワイルドサロメと言えばビアズレーの挿し絵が有名で、クリムトのゴージャスな色使いとは真逆の黒の線描画。 

 

  人の温かい音楽の街ウィーン。けれど、第二次世界大戦当時はナチスの影が色濃いという暗い一面も。あのヒットラーは元々画家を目指してウィーンに滞在していましたし、ナチス台頭時、オーストリア帝国主義が力を持っていたこともあり、地下に潜ってまでもレジスタンスを続けたパリ市民や、チャーチルの指導のもと一致団結して徹底抗戦したロンドン市民と違い、ナチス無血開城を許しています。



  そんなウィーンの暗部を描いたのが、あの貴族の末裔ルキノ・ヴィスコンティ監督に心酔していたリリアーナ・カバーニ監督による「愛の嵐」。戦後ナチス狩りから身を隠すため、ウィーンの小さなホテルのナイト・ポーターとして働く男(ダーク・ボガート)ナチス高官だった彼は、かつてユダヤ人の美少女を愛人にしていました。その美少女は戦後指揮者の妻となり、ウィーンで男と運命の邂逅をしてしまう。忌まわしい記憶を忘れ去ろうとしながら、泥沼のような関係に引き戻されてしまう女性を、今では最高の英国人名女優となったシャーロット・ランプリングが演じています(最近では、フランソワ・オゾン監督のミューズですね😊)ナチス高官たちの背徳的な宴。上半身裸にサスペンダーをつけ、ナチスSSの制帽を被って気だるく歌い踊るシーンは、あまりにも有名です。


彼女を最初に見出だしたのはルキノ・ヴィスコンティ監督。17才の彼女は、ナチスドイツの台頭によって運命を狂わされていくドイツの名家を描いた「地獄に堕ちた勇者ども」でデビューし、この作品で共演したダーク・ボガートの熱烈な推薦が「愛の嵐」に繋がっていきます。

 

 

  シャーロット・ランプリングといえば有名なのがあの三白眼。新人時代は、なんと「そんな目付きじゃ仕事が来ない。整形しろ」と言われたそうです。彼女は頑として受け付けなかったそうですが、一般受けはせず、爆発的な人気は博さなかったけれど、欧米の映画賞を総ナメにし、最近は大英帝国勲章まで🎖️👀70才を越えた今でも多くの名匠に愛される彼女。卓越した演技力もさることながら、マニアックな映画ファンをトリコにする三白眼もその理由のひとつだと思うのですが…いかがでしょうか❔

 

  

ジャクロくんニュース5/19~初プロデュースの撮影始まる


f:id:rie4771:20190718223148j:image

(Photo of Ireland from Pixabay)

  当ブログでは、日本ではまだまだ数少ない(笑)ジャック・ロウデンオタクのためのニュースをたまーに配信しております😊ご本人のツイッターから拾ってきたものを少々(汗)

 

🌟念願のプロデューサー業に進出❗

 ジャクロくんは2月に自身のプロダクションReiver Picturesを立ち上げ、念願のプロデューサー業に進出しましたが、待望の撮影がやっと今月5月に始まった模様❤️題名は「CORVIDAE」(総じてカラス科の鳥一般を指すもので、カケスなども入ります)ご本人は勿論ご出演されていますが、他の出演者はフィオナ・ショウ(アイルランド出身。舞台の名女優です。映画でハリー・ポッターの伯母さん役。思い出せます❔😅)ジャクロくんの夢だったプロデュースがやっと形をとり始めたんですね😊インタビュー等読むと、芸術・演劇の名門、王立スコットランド音楽院出身の彼、けっこうな理論派って感じだから、監督業かプロデュース業も手掛けてみたいのかな❔…と、漠然と思ってはいました。心の中で応援するしか出来ないけど…。夢の第一歩❗👊😆頑張れ~~

 

🌟「FONZO」イギリスでの公開決定!

トム・ハーディがあの悪名高き禁酒法時代のギャング、アル・カポネを演じた「FONZO」が10月24日、イギリスで公開の運びとなったと、Daily Mail(1896年創刊、イギリスで最も古いタブロイド紙)が伝えています。日本ではいつなんだようう😭「ヴェノム」で大当たりのトム・ハーディ主演だから、絶対公開はされると思うけど…。ジャクロくんは、FBIのクロフォード捜査官を演じています。

 

🌟ふたりの女王~メアリーとエリザベス」

横浜黄金町「ジャック&べティ」で上映

5月25日(土)~31日(金)時間は13:05~15:10です😊横浜近辺にお住まいの方で、シネコンで見損なった方はぜひ❗ワタシもリピート予定です。…なんか、ホームグラウンドで見る感じで落ち着くんですよね。

 

🌟「イングランド・イズ・マイン~モリッシーはじまりの物語」5月31日(金)より上映❗

           「たとえ世界に望まれなくても

                             ぼくは歌う」

ジャクロくんが、サッチャー首相時代、まるで労働者層の若者のスポークスマンかの如く、当時の英国の閉塞的な社会情勢と、若者特有の鬱屈した感情を歌い上げたザ・スミスというバンドのフロントマン、モリッシーの青春期を演じてます。ワタシけっこう好きなんです。モリッシーの歌詞。すごくこじれてます(笑)いいトシしたオバサンになってから聞いたから「けっこう好き」程度なんだけど、若い頃に聴いてたら、太宰治の小説みたいにドはまりして危ない…っていうタイプの歌詞です(笑)あ、でも映画自体は、モリッシーザ・スミス結成のキーパーソン、ギタリストのジョニー・マーに巡り合うまでを描いているようなので、彼の歌を聴いたことなくてもぜんぜん大丈夫みたいです😊黒髪&メガネの、こじらせ男子ぶりと、ジャクロくんの歌声を堪能しに行きましょう❗ジャクロくんも自身のツイッターで「日本のポスターだよ」ってツイートしてくれてますし😊

🌟「イングランド・イズ・マイン~モリッシーはじまりの物語」公式ホームページ

http://eim-movie.jp/

 

  ジャクロくん関連はカテゴリ独立させましたので、よろしくお願いいたします🙏
 

 

 
  
 

 
 

 
 
 


 
 
 

 
 
 

 

 
 
 

ジャック&べティで「ナチス第三の男」

f:id:rie4771:20200526203200j:plain

第二次世界大戦ナチスドイツを語る上で、おそらくヨーロッパの人々にとっては最大の出来事であった、ラインハルト・ハイドリヒ暗殺作戦(別名・エンスラポイド作戦)。組織運営能力に長け、その冷酷さと残虐性から「鉄の心臓を持つ男」「金髪の野獣」と呼ばれ、ヒットラーナチスNo.2のヒムラーでさえも、恐れたと言われています。そんな彼は、大英帝国チェコ亡命政府(スロバキアは独立、チェコナチス支配下に)から送り込まれた2名の若いチェコ人軍曹と5名の実行部隊によりプラハで襲撃を受け、その傷がもとで亡くなりますが、彼の死後、その実行犯たちを初めとして、プラハの市民たちに対するナチスの報復は凄惨を極めました。

 

  ベルギー駐在時代、夫の「海外駐在はすなわち現地化である」というポリシーのもと、我が家の子どもたちは、日本人学校でもインターナショナルスクールでもなく、オランダ語の現地校に通っていました。現地の小学校では、2年生になると「ベルギー国民に対して、いかにナチスは非道な行為をしたか」という授業を受けるんです。娘たちに先生の話の内容を聞いてみるとかなりリアルで、すっかり娘たちは怯えてしまい、正直言って私は、たとえそれが厳然たる事実であるとはいえ、まだ小学生の子どもたちにそんな残酷な話をしていいのか、せめて中学生になってからでも…と思いました。いいトシしたワタシでさえ、アウシュビッツ収容所のドキュメンタリー「夜と霧」(アラン・レネ監督)を観た日は、人間はこんなに残虐になりうるものなのかと思うと暗澹たる気持ちになって、その晩は一睡もできませんでしたから…。言い換えればそれだけナチスドイツは、ヨーロッパ全土に癒えることの難しい深い傷痕を残したということだと思いますが…。ですから、ベルギーの映画専門チャンネルではナチスの残虐性をテーマにした映画はしょっちゅう放映されていますし、今回題材になっている「エンスラポイド作戦」も、何度も映画化されています。

 

  ワタシが観た「エンスラポイド作戦」を題材にした映画は、「暁の7人」(1976年)、「ハイドリヒを撃て!」(2016年)に続いて今回で3作目です。イギリス・フランス・ベルギー合作のこの映画は、前半がハイドリヒの半生を描いており、いかにこの金髪のモンスターが作り上げられていったかに焦点を当てている点で、前2作とはかなり趣きが違っています。元々サディスティックな性癖があるところに女性問題で海軍を除隊処分となり、ナチスの思想にのめり込んでいくのですが、殺戮行為を繰り返していくうちに、どんどん感覚がマヒしていくさまが本当に恐ろしいです。

 

  政敵やユダヤ人を眉ひとつ動かさず次々と虐殺していく一方で、家庭ではバイオリンを嗜み、息子にピアノを優しく教える姿に、人間の心の暗い深淵を見たような気がして背筋が寒くなります。また、ホロコーストの第一の首謀者は彼だと言われていますが、彼は許しがたいことに、「浄化」という言葉を使うんです。外国人、ユダヤ人を能率的に大量に「浄化」すべきであると。

 

  ヨーロッパ各地で極右政党が力を伸ばし、ヘイトクライムがあちらこちらで起きている今、この映画は決して過去の歴史を描いただけのものではないと思うのです。なぜヒットラーがあのような強大な力を持ち得たのか❔なぜハイドリヒのようなモンスターが出現し得たのか❔

 

  今一度立ち止まって、考えるべき時期なんだと思います。

 

 

  

 

  

「盤上の向日葵」映像化❗主演は千葉雄大くん


f:id:rie4771:20230709131103j:image

  大好きな柚月裕子さんの「盤上の向日葵」ドラマ化、待ってましたぁぁ😃ミステリーでありながら、一人一人の人間像とその背景が濃密に描かれている作品で、読んだ時から、(これ、映像で見たいなー)って思ってたので嬉しい~~😻しかも主演は千葉雄大くん❗NHK BSプレミアム(9月8日スタート、日曜22時~全4回)です。

 

  東大卒でIT業界の寵児から棋士に転身した上条桂介。彼には壮絶な少年時代の過去がありました。山中で発見された遺体をきっかけに物語が展開し、彼の過去と現在が交錯して語られていきます。悲惨な少年期を必死で乗り越え、棋士としての将来を掴みとろうともがく桂介の姿は痛切で、俳優さんとしては演じがいのある役、千葉くんにとっては、ターニングポイントになりそうですね😊個人的には、「僕だけがいない街」とか、「万引き家族」みたいに、映像作品で少年少女が辛い目に遭う…っていうストーリーは、つい孫とシンクロしちゃってすぐ涙腺崩壊、見終わった後も引き摺っちゃうんですが…頑張って、見ます❗(笑)

 

  柚月さんは、ご存知昨年話題の映画「孤狼の血」の原作者でもあります。柚月さんの作品って、男同士の命をかけた骨太な世界が展開されて、本当に女性が書いたのかしら…ってビックリするような作品が多いんですよね😲まあでも、他にも高村薫さんとか、日野草さんとか、文学の世界もジェンダーレスになってきたってことでしょうか❔高村薫さんの、「我が手に拳銃を」の、拳銃の微に入り細にわたる描写などは驚くばかりですしね👀

 

  命を削るような厳しい将棋の世界。桂介の半生に深く関わってくる人間の一人に、賭け将棋のプロ真剣師、将棋は天才的でも自堕落で、人間として欠落している東明という男が出てきますが、これが「孤狼の血」、犯人をあげる為には犯罪にさえ手を染めるダーティーヒーロー大上刑事を彷彿とさせるような人物像で。大上刑事は映画では役所広司のカリスマ演技で圧倒的なインパクトでしたが、今回のドラマの東明役はどなたなんでしょう❔千葉くんとの演技合戦も楽しみなところです。

 

  映画「帝一の國」では、やはり将棋の天才、森園億人役を演じていた千葉くん。将棋をさす姿がとても美しかったので、ヴィジュアル方面も期待大です😊

 

 

 

  

 

 

哀悼・京マチ子様~「雨月物語」から村上春樹へ

f:id:rie4771:20200526203431j:plain

 女優の京マチ子さんが亡くなったと、今朝のニュースで知りました😢京マチ子さんと言えば、巨匠と言われる監督に愛され、黒澤明監督の「羅生門(芥川龍之介・作)」がヴェネチア国際映画賞金獅子賞と米国アカデミー賞名誉賞、溝口健二監督の「雨月物語」がヴェネチア国際映画祭銀獅子賞をそれぞれ受賞している為、「グランプリ女優」なんて異名をとった方です。

 

  「羅生門」は平安末期、「雨月物語」も戦乱時代の話で、京マチ子さんの古典的な美貌が生かされた作品でした。2作品ともモノクローム映像の特性と魅力を極限まで引き出した作品と言われています。特に個人的には「雨月物語」が大好きで、かなりリピートして観てます(笑)雨月物語上田秋成作の怪異譚集で、映画ではその中の「蛇性の淫」(蛇の精が女性に化けて人間の男性と交わる)と「浅茅が宿」(長く家を留守にしていた男性が家に戻ると、残してきた妻が昔のままに待っていた。ところがその正体は…。)の2作がベースになっています。京さんは非常に官能的な蛇の精を演じていらして、特に、肌をことさらに露出しなくても、十分にエロティシズムを表現できるというお手本みたいな演技なんですよね😊

 

  上田秋成の原作怪異譚も大変魅力的で、今月観劇予定の、あの村上春樹原作の舞台「海辺のカフカ」にも、ところどころにこの「雨月物語」の引用が出てきます。

「現実と非現実が『雨月』の中でぴたりと接していて、その接点を超えることに人はそれほどの違和感を持たない。これは日本人の一種のメンタリティーの中に元来入ってることじゃないかと思うんです」(by 村上春樹)

 夏目漱石以降の近代的自意識や自我の確立とは真逆の、現実世界と異世界が混然となった「海辺のカフカ雨月物語へのオマージュとしても読みとけそうですね🎵

 

  「雨月物語」には、あの白州正子が著書「両性具有の美」で言及した、まぁ言わばBL文学の古典とも言うべき「菊花の約」なんて話もあります😅

 

  …またいつも通り、迷宮的にいろいろ呟きましたが(😅)かように、名匠と呼ばれた映画監督ばかりでなく、我々のようなパンピーの(笑)イマジネーションさえも大いに掻き立てて下さった名女優、京マチ子様。

 

  心よりご冥福をお祈り申し上げます😢
 

こ、こんなに幸せなことがあっていいんでしょうか😅

吉沢さん、デビュー10周年記念インタビュー集「Interview」写真集「Departure」発売❗

ツイッターでスタッフの方が

今日は皆さんに喜んで頂ける(筈の)お知らせがあります 。是非お楽しみに 

っておっしゃっていたのがコレだったんですね❗ふふっ、個人的にはまた(筈の)がツボです❤️このお知らせ見た人は、ワタシと同じく、嬉しすぎて携帯取り落としてると思いますよ、絶対(笑)でもってワタシ的にはあまりに嬉しすぎて、ブログで叫びたくなっちゃって、帰宅途中喫茶店(カフェぢゃ、ないです😅)に入ってこの記事入力してます。ウィンナコーヒーのクリームの白い薔薇で前㊗️

 

「Interview」

吉沢さんの歴代マネージャー陣のコメント付きフィルモグラフィ❗これはめちゃくちゃ読みたいです。以前から、吉沢さんってスタッフさんに恵まれてる方だなぁ…と感じていて。ツイッターのスタッフさんの文章にも愛が端々に溢れていて。また、TVドラマの出演が切れ目なく続いて、飽和状態になりそうな時にマネージャーさんに相談して、しばらくは映画にシフトしてじっくり仕事しようかと話し合っていた矢先に巡り合ったのが、「オオカミ少女と黒王子」だったとか、「One day off」初めての海外、やはりマネージャーさんがニューヨークを薦めてくれた…とか😊吉沢さんもまたね、アドバイスを真摯に受け止めて、スタッフさんに信頼を置いているところが伺えてね。アフラックのイベントで山盛りのスパゲティを前に「…後でスタッフさんと一緒に頂きます」って言ってる吉沢さん、めちゃ可愛かった(笑)そんなマネージャーさんたちから見た吉沢さんの役者としての軌跡❗楽しみすぎる~~😂

し、しかしお顔にビジューをつけたのは、ヤバいっすね。宝石より吉沢さんのほうが美しいわ(笑)

 

「Departure」

ろ、ロンドン❗こ、コッツウォルズ❗ぱ、パリぃ❗ぶ、ブリュッセルぅぅ❗ぜーぜー。

 

  「リバーズエッジ」でベルリン国際映画祭に参加された時の写真や映像を拝見した時、吉沢さんって、さぞかしヨーロッパの街並みに似合うだろうなぁ…いつか見たい❗❗って思ってたんです。第2写真集「One day off」の撮影の時、ニューヨークかロンドンか迷った…っておっしゃっていたので、ロンドンは昔からの憧れの場所なんですね🎵

 

  このモノクロームのパリの写真🙄☝️、まるでフランス映画の1シーンみたい*。・+(人*´∀`)+・。*まさに平成のアラン・ドロン。いやもとい、アラン・ドロン以上だわ❗車中の写真もありますね。ロンドン~ブリュッセル、パリ…となると、もしかしてユーロスターで移動されたのかしら…。

 

そ、そしてブリュッセルのカフェでビール🍻の吉沢さん😻うわ、これこっちにグラス掲げてる~~写真集が発売される10周年当日はベルギービールでお祝い❗ベルギーではビールの銘柄ごとに専用のグラスがありまして…。吉沢さんの持ってるタンブラーは何の銘柄だろう(-ω- ?)ともかく当日はベルギービールを買い込んでおかねば😆👍そして、写真集の吉沢さんと乾杯するんぢゃ。

 

うー、インタビュー集も写真集も超絶お洒落な感じが…。「彫刻の森美術館」だもの、当然よね(笑)

 

しっかし、こんなにも早くオタクの夢が成就しちゃっていいものだろうか❔

…幸せすぎて、コワイ(笑)

 

🌟アミュモバ~吉沢さんの10周年記念特設ページ(写真集・インタビュー集関連情報)

https://a.amob.jp/mob/pageShw.php?site=A&ima=4457&cd=Ryo10th_Departure

 

 

 

『文豪ストレイドッグス』と耽美派・無頼派の作家たち

 f:id:rie4771:20200526203718j:plain

澁澤龍彦さまがアニメキャラに変身して映画にご出演されるとの情報を仕入れ、早速見たアニメ映画が「文豪ストレイドッグス~DEAD APPLE」でした。結果、なかなか面白かったので、直後に漫画で読み始めました。今ちょっと小休止中ですが。

 

  ワタシの記事の中にも澁澤先生、何回かご登場頂いているので、ちょっとご紹介。澁澤先生と言えば、マルキ・ド・サド裁判で有名な方ですが、ワタシにとっては、人に知られざるマイナー芸術(土方巽暗黒舞踏とか、四谷シモン球体関節人形)を世に紹介した人、というイメージが強いです。三島由紀夫と親交があったことでも知られていて、三島は

「珍書奇書に埋もれた書斎で、殺人を論じ、頽廃美術を論じ、その博識には手がつけられないが、友情に厚いことでも、愛妻家であることでも有名。この人がゐなかつたら、日本はどんなに淋しい国になるだらう」

と語っていて、過激な著作とは全く違う素顔だったようで、そのギャップも魅力的なところ。

 

 さて「文豪ストレイドッグス」(マンガ版には澁澤先生は登場しません) 舞台は横浜❗街に起こるさまざまな超常現象を解決していく「武装探偵社」メンバーはそれぞれエスパーである「異能者」がほとんど。主人公は中島敦。ご存知教科書にも載っている「山月記」由来の異能は「月下獣」。その他は、自殺マニア(汗)の太宰治。太宰が織田作之助と横浜のバーで水割り飲んでたり、敵対するポートマフィアの幹部、中原中也からいつもからまれてたり。谷崎潤一郎の異能がそのものズバリ「細雪」で、妹の名前がナオミ(谷崎の作品『痴人の愛』のヒロイン)。設定がほとんど、作家自身の作品や私生活のパラレルワールドになってます。個人的には、超絶几帳面な堅物、前身は数学教師だった国木田独歩がイチ推しなんですけど🎵(メガネ男子にヨワイもので…😅)異能も「独歩吟客」❗その他にも、泉鏡花江戸川乱歩芥川龍之介等、これでもかってくらい文豪ぞくぞく登場(笑)作者の朝霧カフカ(その名もカフカなのね)さんは中でも、耽美派無頼派がお好きのようですね。「文豪がみんなイケメン化して、アクションしたら面白いだろうと思った」そうで、それある意味オタクの理想像(笑)

 

  バトルアクションとしても十分面白いんですけど、それをきっかけに、若い方が古典的な文学に興味持ってくれたらなぁ…なんてちょっと思ってます。

 

 

  余談ですが、GoogleAnalytics見ると、ワタシの拙ブログ、覗いて下さっているの、60%が男性なんですね。意外でした。それともワタシって「男脳」なんですかね?あっ、でも感動したマンガも小説も映画も、男女の恋愛ものって今までほとんどなかった…(汗)ブロマンスはあったけど(大汗)

 

 

  あっ、ちょっと余計なことかもしれませんがネットで「渋沢竜彦」という表記が散見されますけど、ご本人は「私は署名をするときにも、竜彦などとは間違っても書かない。これはタツではなくて、尻尾の生えたカメみたいではないか」とおっしゃっていたそうなので。よろしくお願いいたします(…って、誰に向かって言ってるんでしょうね=汗)

 

  文豪がみんなイケメン化して戦うバトルアクション🎵マンガもアニメも楽しいですよ❗

 

「ビリーブ~未来への大逆転」アーミー・ハマーの続き

f:id:rie4771:20190504075714j:image

  黄金町の映画館「ジャック&べティ」で、朝8時30分から「ビリーブ~未来への大逆転」しっかし、掲示板ボロボロやな…(笑)でも、経費詰めて、詰めて、私たちに良質な映画を届けてくれる経営者側の心意気や良し❗絶対にこれ、座席半分も埋まらないだろ、っていう映画も頑張って上映してくれるもんね😅

 

  さて「ビリーブ」実話に基づいた物語。のちに最高裁の判事となるルース・ギンズバーグは、結婚・出産を経てハーバード大学法科大学院に入学しますが、女性はわずか9名。授業中、一生懸命手を挙げても、男子学生優先で発言の機会さえ与えられません。加えて同じ法科大学院の1年先輩だった夫はガンに倒れ、家事に子育てに孤軍奮闘。もちろん、ルースの大変さに比らべるべくもないけど(責任の重さも😅)、ワタシも一応「働くママのはしくれ」だったものですから、もうこのルースの奮闘ぶりが描かれる前半から、涙腺崩壊(笑)熱出した娘に「なんでこんな時に熱出すの」って口走っちゃった時のこととか、自分の反省と一緒に、いろんな綱渡りの場面思い出してね😅友人の一人も、残業続きの時は必ずカレー大量に作ってたから、子育て終わった今では、「カレー見るのもイヤ」って言ってるし😅

 

 

ルースは弁護士として実務経験を積みたくて、大学も頑張って首席で卒業したのに、女性でしかもユダヤ人だという理由でどこにも雇ってもらえず、大学の教授に。そんな時、独身の中年男性が母親の介護をするのに税控除を受けられない法律が性差別であり、憲法違反であるとの控訴裁判を担当することになりますが…。

 

  彼女にとって敗訴確実と言われた裁判を覆す最高の援軍になるのは、ガンから奇跡的に回復して生涯妻を支え続けた、税法専門弁護士の夫(アーミー・ハマー)と、両親に倣って法律家を目指す長女。特に、今までの判例にこだわって裁判の趣意書をまとめていたルースが、15才の長女の言動に新しい時代の到来を見て弁護のヒントを得、「性別・人種関係なく、同じように働く権利と、社会福祉を享受する権利を与えられるべき」と、次世代の為に立ち上がろうと決意する場面は感動的です😿

 

  昨日記事に書いたアーミー・ハマー、やはりここでも安定感ある「受け」の演技。奥さんより数倍料理上手な設定なんですが、ポロネギ切る速度が速水もこみち級に高速なんですけど(笑)この映画の為に練習したのかな❔元々料理上手❔それにしても上手すぎる…😅結婚・出産を経てもキャリア続けたいっていう女性はこういう人選ぶべきかも。(こんな人どこにいるんぢゃあ❗って声が聞こえてきそうですが😅)

 

  主演はフェリシティ・ジョーンズ。エディ・レドメインがあのホーキング博士を演じてアカデミー主演男優賞の「博士と彼女のセオリー」で、博士の奧さまを演じたイギリスの女優さん。あの時は「まるでボクを見てるみたい」と博士自身に絶賛されたエディのカリスマ演技を受け止める静かな、しかしシンの通った演技が印象的でした(彼女自身もアカデミー賞にノミネートされましたが、受賞はならず)が、今回はガンガン攻めてます(笑)彼女よりも10年前に性差別で争い、敗訴した老獪な弁護士役でキャシー・ベイツがちらっと出てきますが、サスガの存在感。

 

  ルースは性差別の弁論を始める糸口に「ハーバードの法科大学院には当時女性用トイレがありませんでした…。」と切り出します。それにしても差別を語る時必ずと言っていいほど、アメリカ映画ではよくトイレ問題出てきますよね。「ドリーム」でも「グリーンブック」でも。それだけアメリカの性差別・人種差別が切実な問題だったってことがよくわかります😿トイレがないなんてツラすぎるよ…。

 

  全てのワーキングママと、彼女たちを妻に持つ男性陣に観てもらいたい映画です😊

「ナイルに死す」製作決定❗~アーミー・ハマーの「受け」の演技とアメコミ


f:id:rie4771:20190718225346j:image

(Photo of the Nile from Pixabay)

先日同じアガサ・クリスティ原作の「ねじれた家」について記事を書いた時、ケネス・ブラナー監督・主演の「オリエント急行殺人事件」の最後のシーンで、エルキュール・ポアロがナイルを就航する船に乗ることが示唆され、(おお、次はあの「ナイルに死す」かぁ❗)ってテンション上がったんだけど、なかなかニュース出ないんで、記事の中でちょっとグチったんですね😅そしたらほどなく、今年の秋に撮影に入るというニュースが❗声は上げてみるもんです(笑)

 

  アガサ・クリスティの「ナイルに死す」。「オリエント急行殺人事件」と並んで、ゴージャスな設定の中、セレブな登場人物が大勢出てきます(笑)今回舞台となるのは、ナイル川を周航する豪華客船。一種の密室で、犯人は必ず乗客の中にいる。「オリエント~」と同様、Closed circle mysteryってヤツです。映画化ともなれば、当然、オールスターキャスト🎵舞台はエジプトだしね、非日常にトリップ出来ること間違いなし❗楽しみだなぁ~~😊

 

  キャストも一部発表されましたっ❗まずは、ハリウッドの「歩くイケメン彫刻」アーミー・ハマー。この人は、主演を張るより、いわゆる「相手役」を演じるとより耀きが増すタイプだと思うんですよね。主役をがっちり受け止めて、相手も自分も一緒に輝く…みたいな。食うか食われるか、じゃなくて、共に輝くってなかなか難しいですよね。そんな稀有な演技が出来る人だと思う。

 

  特に印象的だったのは昨年公開の「君の名前で僕を呼んで」と、「J・エドガー」(2011年)。「君の名前で~」では、ティモシー・シャラメ演じる17才の高校生の憧憬と、若い情熱を一身に受け止める大学院生、そして後者では、FBIの初代長官フーヴァー(レオナルド・ディカプリオ)を生涯献身的に支え続けた実在の友人役。シャラメもレオ様も、いわば演技の天才、キラキラなカリスマじゃないですか。実際にこれらの作品で彼等はアカデミー賞にノミネートされてますし。でもワタシ的には、アーミーの、安定感のある「受け」の演技がひと役買ってるんじゃないかなぁ…って思うんですけど。

 

  他のキャストではレティーシャ・ライトと  ガル・ガドットが発表されました。レティーシャといえば、マーベルの「ブラック・パンサー」可愛い顔して超アタマのいい科学者、シュリちゃんですね。そして、ガル姐さんはご存じ、アクアマンと並んでDCコミックス映画の稼ぎ頭、人類最強の美女ワンダー・ウーマン❗

 

  レティーシャの役は公表されたし、アーミー・ハマーの役はもうアレしかないと思うけど、ガル姐さんはどっちの役かなぁ…。詳細の発表まで、あれこれアタマを巡らせるのもオタクの楽しみでございます(笑)

 

  

 

  

 

  

 

  

サンディエゴの思い出~幽霊ホテル👻とマリリン・モンロー

 

f:id:rie4771:20190417201340j:image

  大分前に、携帯用の背景写真を変えました。タブレットやPVでは見れないと思いますが😅写真は、サンディエゴのホテル・デル・コロナド。2年前、サンディエゴに駐在していた長女ファミリーを訪ねた時、撮影した夜の遠景です。

 

  長女たちが住んでいたのは、サンディエゴのダウンタウンからさらに車で20分位南下した街。メキシコ国境からはわずか10分。ダウンタウンに行くより、メキシコの方が近い。メキシコからの不法入国車両がバンバン走っていて、彼等はけっこう運転も荒くて、冷や汗かいたのも何度か😅滞在期間中1度も雨は降らず、ずーっと眩しい青空、海岸沿いの道路をドライブしていると、引退したアメリカ人が住みたい街No1というのも頷けます😊トム・クルーズの「トップガン」の中で、訓練生のたまり場だったお店は今も営業中🎵残念ながら行きそびれましたが😅

 

ホテル・デル・コロナド、  ヴィクトリア朝の建築様式で、1888年に建てられました。アメリカ最古の木造建築のひとつで、国定歴史建造物に指定されています。歴代アメリカ大統領によるスピーチ会場に利用されるなど由緒あるホテルなので、泊まってみたいな…と思ったんですけど、幽霊が出る❗😲と聞いて、慌てて取り止めました。

 

  3312号室に泊まっていたケイト・モーガンという女性が夫に殺害され、それ以来、部屋ではライトが勝手についたり消えたり、どこからともなく風が吹いてきたり、ドアが勝手に開いたり、声が聞こえてきたり、部屋の物が勝手に動いたり…ひぇぇぇ((( ;゚Д゚)))日本だったらカンペキに事故物件で、ホテルの存続も危ぶまれますよね❔でもアメリカ人ってそのテのはなしが大好きで、今でもその部屋、けっこう予約が途切れないとか。彼らの神経ってどうなってるのかしらん😅

 

  …まあ、幽霊話はこれくらいにして。もう一つ、このホテルが人気があるのは、マリリン・モンロー主演のコメディ、「お熱いのお好き」(1959年)のロケ地だったから❗(映画の設定ではフロリダのホテル・リッツということになっていますが、実際のロケ地はサンディエゴでした)もうこの映画、コメディ映画の巨匠、ビリー・ワイルダー監督の傑作中の傑作❗そしてマリリン・モンローの最盛期で、綺麗なこと、可愛いこと。30代で自殺してしまった彼女(未だに暗殺説も根強いですが(>_<)、世間にセックスシンボルとしてしか見られないことにずっと悩み続け、演技派女優として脱皮したいと努力し続けましたが…😢この映画も精神的に不安定な状態で撮影に入ったようですが、サンディエゴの陽光が効を奏したのか、マリリンは終始ゴキゲンだったとか。

 f:id:rie4771:20200526204038j:plain

  映画は、禁酒法時代のシカゴ。あの「聖バレンタインの大虐殺」でマフィアが敵対グループをマシンガンで蜂の巣にするところを偶然目撃してしまったサックス奏者のジョー(トニー・カーティス)とベース奏者のジェリー(ジャック・レモン)。マフィアの追っ手から逃げる為、女装して、フロリダへ演奏旅行に行く途中の女性だけのジャズ・バンドにもぐり込みますが、そこにはウクレレ奏者兼ボーカルのシュガー(マリリン・モンロー)がいて…。

 

  これはもう、当時ハリウッドで流行していた、スクリューボールコメディ(住む世界が異なる男女のラブ・ロマンス、常識にとらわれない登場人物、テンポのよい洒落た会話、つぎつぎに事件が起きる波乱にとんだ物語などを主な特徴とする)の一つの完成形だと思います。今見てもちっとも古くない❗日本にも、こんな気のきいたコメディが早く現れないかな~🎵

 

  ワタシが一番好きな場面。女装したジェリー(ジャック・レモン)が、大金持ちのお爺さんオズグッド三世にプロポーズされて、いろいろ理由をつけて断るんですが引き下がらないので業を煮やしたジェリー、カツラを取って「オレはオトコなんだよ❗だからあんたとは結婚できないの❗」って叫ぶんだけど、オズグッドさん少しも動じず、にっこり笑って「大丈夫だよ。完ぺきな人間はいない」って…😅いやー、笑いの中にも、随所に深い人生哲学が伺える映画でしたね😊

 

  GW中、レンタルか動画配信で映画見よっかな~と思ってらっしゃる方、ぜひご覧になって下さい。全編笑いっぱなし、スリルでドキドキしっぱなし(笑)ストレス発散できること間違いなし😊

 

  

 

  

常盤貴子「第15回コンフィデンスアワード・ドラマ賞」~熟年女優の星❗


おめでとうございます~🤣「グッドワイフ」素晴らしいドラマでした❗アメリカのTVドラマの翻案、この「グッドワイフ」や「コールドケース」(吉田羊・主演 WOWWOW)みたいに、しっかり日本の社会や風土に根付かせられたら、これからもどんどんやってほしい🙌

 

  久しぶりに拝見する常盤さんの、若い頃とはまた違った落ち着いた美しさ、そして相変わらずきめ細やかに心の襞の1つ1つまで表現する演技力…。ヒロインの蓮見杏子そのものだったなぁ(うっとり)今回の受賞インタビューを拝見すると、長いブランクを経て法曹界にカムバックした杏子の不安・緊張感と、常盤さんの心情がかなりクロスオーバーしていたんですね😊

 

  欧米と違って日本のTVドラマ界は、中年期に差し掛かった女優さんが活動の幅が狭められてしまうのが残念なところです。まだまだ美しくて演技もますます円熟味を増すというのに、みんなヒロインのお母さん役(笑)まっ、園子温監督みたいに「女優は若ければ若いほどいいという風潮、強くてカッコいい大人の女優が活躍できないのは、日本のオトコが自信をなくしてロリコン化してるから」なーんてズバリ言って下さる人もいそうもありませんしね(笑)

 

  訴訟から法廷闘争あるいは示談に至るメインストーリーは勿論のこと、杏子を取り巻く日常のエピソードも見事でした😊中でも、セレブママ同士のマウンティング、あるあるでしたね(笑)最後の杏子のひと言でスカッとしました。また、弁護士事務所のボス、賀久千賀子やパラリーガル水原希子とヒロインとの関係性も、男性目線でなく、リアルな女性目線。脚本も演出も女性の方だったんですね、納得❗インタビューにもありましたけど、夫婦の結末が素晴らしかった。全然予想もしてなかった爽やかな終わり方。そして、こういう形の新たな出発もあるんだな…と。

 

  常盤さんはもちろんのこと、脇役陣も全員が適役❗賀久千賀子のキャリア美魔女、小泉孝太郎の優等生がふと見せる脆弱さ、吉田鋼太郎がまたゲスで小者で憎たらしくて(笑)、水原希子もハマリ役、北村匠海くんの新人弁護士、一見冷静なオレ様系なのに、その奥にあるコンプレックスが次第に見えてくる複雑な役。演技力あるんですね~😲それにしても彼、いつも体型に合わないブカブカのコート着てたのは、なぜだろう❔何か意味があるのかしら…(⬅️オタクは細かいところが気になります😅)

 

  インタビューで常盤さんも仰有ってましたけど、近年のTVドラマ界の視聴率偏重主義に一石を投じた快作です❗

 

  

 

  

4月26日北欧ヘヴィメタ「ヨーロッパ」ライブレポ


f:id:rie4771:20190426174040j:image

  川崎のクラブ・チッタで北欧ヘヴィメタバンド「ヨーロッパ」のライブ。今回はセットリストが日によって違うということで、「Wings of tomorrow(明日への翼)」を中心とした26日を選びました。「Open your heart」がどうしても聞きたくて。ヴォーカルのジョーイ・テンペストの、北欧の空を思わせる透明な伸びのある高音、バラードに良く似合います😊一時ヘヴィメタといえば、ヴォーカルが高音を競ってるみたいな時代がありましたけど、ジョーイのはそれとはちょっと違う、暖かい、聞いていて癒されるハイトーンヴォイスなんです。

 

  ジョーイ、王子様系のビジュアルから、ン十年を経て、シブイダンディなおじさまに😻デビュー当時はロックミュージシャンにしては珍しい可愛い系の童顔、ギャップ萌え(ロック界のレオナルド・ディカプリオ、みたいな😅)でしたが…。

 

  以前ヨーロッパツァーの時は、(じょ、ジョーイ大丈夫❔メタボ…(>_<))って心配してたんですけど、今回は凄く身体絞ってきてて、ホッとひと安心😊✌️

 

  すでに3曲めの「Rock the night」からジョーイ様も客席もテンションMax、「Rock the rock the night, wo wo wo wow…」のサビをみんなで唱和😅「Wasted time」の、「Wasted time」の繰り返しの部分もみんなで唱和😅でもジョーイの書く英語の歌詞、日本人にはとっても親切🎵彼自身がスウェーデン人なので、彼にとっても英語は外国語。だから平易でわかりやすいし、覚えやすい。一緒にも歌いやすい(笑)

 

ジョーイはとってもサービス精神旺盛で、「オゲンキデスカ」「タノシンデマスカ」「アセ、カイタヨ」と次々と片言の日本語を繰り出します。「Final Countdown」世界に先駆けていち早く日本で火がついたので、日本には思い入れがあるみたい😊

 

  26日のジョーイ様、マイク回しもブンブン冴えわたり(笑)、一度なんて下に降りてきて前列の人たちに揉みくちゃに…😅その代わりワタシたちにも「Sing❗Loud, loud, loud」とか「Scre~~am❗」とかしょっちゅう言うので、声、早い時期に枯れました😅

 

  元々オールスタンディングなんだけど、いちばん盛り上がる「Superstition」(「I'm not superstitious」みんなで唱和😅)「Cherokee」「Final Countdown」はアンコールの後(汗)ヨーロッパのライブに参戦するには、けっこう体力必要です(笑)特に「Final~」はみんなジョーイと一緒に歌いながら❗最後の力を振り絞って、跳び跳ねる、跳び跳ねる(笑)昔からのコアなファンが大半を占めているみたいで(当然年齢層高め😅)前回の日本ツアーのTシャツを着ている方も大勢いらしたし、後ろの女性なんて5曲くらい完ペキに歌ってた😲

 

  ジョン・ノーラムの超カッコいいギターソロも健在❗一時ジョーイと音楽性の違いから袂を分かっていましたけど、彼のギターがないヨーロッパ、とても考えられない😿今回も、二人のツーショットには萌えました*。・+(人*´∀`)+・。*

 

  彼らのドキュメンタリーフィルムを撮影するとかで、カメラが入ってました。前から5列目くらいだったからかなり写り込んでしまったような気がするけど(大汗)まっ、放映はスウェーデンだから、いいや(笑)

 

 

 

  

 

 

千葉雄大くん、エディ・レッドメインを手本にする~1日魔法大臣

f:id:rie4771:20200526220737j:plain

千葉くん、ジェントルマンな着こなし、本家本元に負けてません❗

 

「ファンタスティックビースト~黒い魔法使いの誕生」DVD発売記念イベントで、ばーちーさんこと千葉雄大くんが1日魔法大臣に就任されたそうです🎵その時のインタビューで、ワタシが敬愛するエディ・レッドメインについて、

女性人気もすごく高い。スタッフさんに聞いたら、プライベートの情報も含めてステキだという話をしていた。そういうのが女性人気を獲得するためには大事になってくるんだなと勉強になりました」としみじみ話していた。

「そうそう、そうなのよ❗」っていちいち頷いて嬉しくなっちゃって(笑)

 

  SNSが発達してこれだけ情報がリアルタイムで溢れた時代、一億総パパラッチ化したこの時代、ワタシ個人としては(そっとしといてあげればいいのに)って思うけど、それはもう止められない時代の流れ。例えば哀しい哉、好感度❔😅上げる為にいろいろ細工しても結局は…(笑)それならば、そういうご時世に愚痴ったり、噛みつくのではなく、自分自身の自己啓発のモチベーションに切り替えちゃうゾ❗ってあたり、そしてスタッフさんの話からすぐに「エディ・レッドメインを手本にするならそのプライベート」と話のポイントをキャッチして、すぐさまトークに生かすあたり

 

  千葉雄大、ただの可愛いイケメンではない!

 

  千葉くんが話題にしたファンタビの主演エディ・レッドメイン。今「るろうに」で話題の大友啓史監督が演出・脚本を手がけたNHKドラマ「白州次郎」に、親友の英国カントリージェントルマンが出てきますが、エディもまさにあんな感じなんでしょうね。もう、生まれ落ちた時から英国紳士になるべくして育てられた人。プライベートも、公開して困ることなんてなんにもない感じで(笑)今の奥様との交際中も「ボクたちデート中なんだけど、なんか用❔😊」みたいな。(⬅️それも悠々にっこりと)

パパラッチもさぞかしやる気失ったことでしょう😅

 

そしてまたばーちーさん

劇中に登場する魔法動物ボウトラックルのピケットも胸元に忍ばせ、楽屋では会話していたと告白。「ずっとやっていたら、マネージャーさんに『やめてください』って言われちゃいました」と白い歯を見せ、何を話していたのかを聞かれると「日ごろの愚痴を聞いてもらっていました(笑)」と明かした。

 

ウウウッ、オタクの心をも超速で射抜くこのご発言、さすが抜け目ないわ❗❗(笑)

 

 

 

🌟エディ・レッドメインエズラ・ミラー「ファンタビ」記念誉め殺し対決

https://www.rie4771.com/entry/2019/03/19/%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%82%A8%E3%82%BA%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%9B%E3%83%A1%E6%AE%BA%E3%81%97%E5%AF%BE

 

  

 

あのスカリー捜査官が😲❗~「ねじれた家」(アガサ・クリスティ)

f:id:rie4771:20190424220250j:image

  横浜黄金町のジャック&べティで「ねじれた家」(アガサ・クリスティ原作)久しぶりに満席だった❗シネコン隆盛の昨今、若い梶原支配人がその鋭い嗅覚でチョイスした作品(新作・旧作)を上映してくれてます。一度閉館の憂き目を見てるんで😅あんまりお客さんが少ないと心配になっちゃうんだよね(笑)

 

  「ねじれた家」冷酷でワンマンな大富豪が毒殺された。犯人は同居の家族の中に❗さて誰が彼を殺したか❔…重厚な舞台劇を見ているような気持ちになる作品😊

 

  高校時代、尊敬する英語の先生から、「受験英語はひとつも役に立たない。問題集なんかやらんでいい❗とにかく、1頁でも多く原書を読め」って薦められたのが、アガサ・クリスティでした。英文そのものも、殆どスラングなしのクイーンズイングリッシュで読みやすいし、何しろミステリーだから、多少難しくても、早く結末が知りたくて一生懸命読むんだよね😅当時、伊勢佐木町有隣堂に売ってたアガサ・クリスティはほぼワタシが買い占めたと思います(笑)

 

  …なので、大抵の作品は読破したので結末は殆どわかっちゃう😅でも、彼女の作品はフーダニットの謎解きを楽しむというよりむしろ、その背後にある複雑な人間関係とか、男女の愛憎のドロドロに焦点が当てられているから、今回の映画も十分楽しめました❗アガサ・クリスティを映画化したものでは、ビリー・ワイルダーのモノクロ映画「情婦」がワタシ個人としては最高の名作だと思うんですが、今回の「ねじれた家」映画化作品としては、けっこう上位に食い込むかも🎵それにしても、言うにことかいて「情婦」って😿…原題は「検察側の証人」なんですよ。ヤクザ映画と間違われちゃうじゃん(;´д`)

 

クリスティはイギリスの童謡「マザーグース」をよく題材にするので有名で、「そして誰もいなくなった」同様、今作もそう。「ねじれた男がおりまして…ねじれた家に住んでいて」っていう。たしかに登場人物が誰一人として真っ直ぐな、真っ当な人はいなかった。みーんな「心のねじくれた」ヤなヤツなんだよー😵アガサ・クリスティって、いわゆる「探偵シリーズ」(ポワロ、ミス・マープル、トミーとタペンス)の時にはユーモラスな場面も多いんだけど、それ以外はけっこう「イヤミスの女王」だと思う。日本でいうと、湊かなえとか桐野夏生とかね。この作品もどちらかといえば「イヤミス」系です。「マザーグース」そのものが、かなりダークな歌が多いので、あえて選んでつけてるのかも😅

 

  俳優陣ではやはり、グレン・クローズがさすがの貫禄❗あと、昔セクシーなブルーアイズのイケメンだったテレンス・スタンプが警部役で渋い演技を見せています😊そして、一番驚いたのはジリアン・アンダーソン❗そう、あのXファイル、知的なリケジョ美人FBIのスカリー捜査官❗ところが今回はセクシーダンサーから親子ほど年の離れた老人の後妻になった、お色気ムンムン、男性がいないと生きていけない、真逆の役を演じてます😅喋り方も、なんかこう、まとわりつくようなカンジでね(汗)いやー、女優さんってスゴいわ😲

 

  アガサ・クリスティと言えば、ジョニー・デップを始めとして豪華なキャストで評判になった「オリエント急行殺人事件」「ダンケルク」のダンディな海軍中佐ケネス・ブラナーが、一転して灰色の脳細胞エルキュール・ポワロを演じ、フランス語訛りの英語(ポワロは実はベルギー人)が見事でした。最後の場面で、次作は「ナイルに死す」と示唆されましたが、ちっとも製作の情報出ませんね…くすん😭

 

  ちょっと話逸れましたが(汗)「ねじれた家」スカリー捜査官の、オドロキの変貌ぶり👀を見るだけでも価値ありますよ(笑)