オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・ライブ鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログ。

ジャクロくん、BAFTA『2020 Rising Star』選出❗~『成熟』がモノをいう😊


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(Edinburgh in Winter from Pixabay)

  ジャクロくんがBAFTAの2020年rising star賞にノミネート❗将来有望とか、新進、とか言う意味だけど、ジャクロくんの場合10代からかなりのキャリアを積んでるし、日本的な感覚からするとすでに彼なんて『中堅どころ』のイメージなんだけど、『成熟』『伝統』を重んじる英国人気質からすれば、ジャクロくんでもまだ新進俳優の部類なんだー😮…って、ちょっとビックリです。

 

  話は脱線しますが、『ブリジット・ジョーンズの日記』で一世を風靡したレニー・ゼルヴィガーがジュディ・ガーランドの伝記映画『虹の彼方に』で17年ぶりのゴールデングローブ主演女優賞❗…日本ではレニーのことを『劣化した』とか『ブリジット~以来消えた女優』とか、以前はしょーもない記事ばかり目につきましたが。今ヲタクがネトフリでハマってるアメリカのTVドラマ、『ブラックリスト』の主役ジェームズ・スペイダー、今はハゲてるしお腹もぷよぷよだけど😅かつては、今で言えばティモシー・シャラメみたいな水も滴るイケメン俳優だった。でもね、今は今でカッコいいわけよ。…結局、欧米の芸能界は、積み重ねたキャリア、年を経て磨かれた演技力、滲み出る人柄…等々がモノをいう社会なんだなー。

 

閑話休題

 

BAFTAはその公式ツイッターで、『ジャック・ロウデンは、英国で最もエキサイティングで才能ある若手俳優の地位を固めた』と書いています😊  ワインで乾杯しながら、BAFTA受賞をお祝いするほど嬉しいことはないと、こみ上げる涙を隠すためにソッポを向くジャクロくん😢か、可愛い…😍主演男優賞にノミネートされたものの、惜しくも受賞はならなかったジャクロくん、喜びもひとしおでしょう。そして、beautiful, lovely, smart, intelligent, sophisticated ,handsome, fabulous…と、BAFTAに向けてありったけの賛辞を並べるジャクロくん…か、可愛い😍

 

将来ジャクロくんがジェームズ・スペイダーみたいなビジュアルになったとしても、  お腹のぽよぽよは『ファイティング・ファミリー』で見てめっちゃ可愛くて気に入ったし(⬅️何様😅)今みたいにお髭伸ばせば髪の毛薄くなってもイケるわ、じゅうぶん😊これから年を経て、益々円熟味と渋さを増すであろう演技力も楽しみです❗

 

  rising starには希望の星という意味もある。ヲタクにとって、ジャクロくんはまさに人生を耀かせてくれるrising starです😊❤️

愛すべきクズ夫くん😍『廓文章 吉田屋』シネ・リーブル池袋

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シネ・リーブル池袋にてシネマ歌舞伎『廓文章 吉田屋』2009年、歌舞伎座さよなら公演の時のものだそうです😊やっぱり孝玉コンビは華があるわ~😍(なぜ孝かと言うと、仁左衛門襲名以前は孝夫だったから😅歌舞伎の襲名制度も、こうやって映像で過去の名人芸が気軽に見ることのできる時代になると、少々ややこしや😅)

 

  本編の前に仁左衛門玉三郎のインタビューが挿入されていて、とても感慨深いものでした😊昔、荒事を得意とする江戸と人情世話物を得意とする上方と歌舞伎がくっきり分かれていた頃、仁左衛門さんが東京進出を決めたものの、いざ東京に出て来てみれば、いくら上方の梨園の御曹子でも思うように役がつかず、随分悩んだ…と。そんな苦労、そして生死をさ迷った大病も今は昔、全ての経験がその柔和な笑顔と芸に活きて、さすがの風格でございます。

 

  そして坂東玉三郎❗日本をはるかに越えて世界にその名を轟かす名女形❤️幼少期に小児麻痺を患い、そのハンデを克服、また女形にしてはかなりの長身のため、膝を深く折り曲げて摺り足する等、凄まじいまでの芸道精神はもはや伝説😅この人が舞台に出て来るだけで、もう舞台全体が燦然と耀きます❗

 

  仁左衛門演じる伊三郎は『色男、金と力はなかりけり』の典型みたいな人で、由緒ある名家のボンボンでありながら放浪の身となり、かつて恋仲だった花魁の夕霧太夫(坂東玉三郎)会いたさに久しぶりに生まれ故郷へ舞い戻って来るところから話は始まります。まあホントにダメダメくんなんだけど憎めない、所作を見るだけで吹き出してしまう(夕霧のゆの字が言いたくても言い出せないくだりなんぞは特に😃このやりとりは、吉田屋の女房おきさとの間で行われますが、おきさ役は片岡秀太郎仁左衛門の実のお兄さんなので、息もピッタリ。秀太郎さんは、あの片岡ラブリンの育てのお父さんでもあります)…こういうオトコがカワイイ、と思うようになったとは、ヲタクも年をとったものです(笑)

 

  玉三郎は、仁左衛門とのコンビも有名だけど『海老玉コンビ』っていうのもあって。そう、ご想像通り先代の市川海老蔵(故人)。今の海老蔵のお父様ですね。海老玉の『鳴神』観たことあるんですけど、荒ぶる芸の中にも、鳴神(海老蔵)が雲の絶間姫(玉三郎)の胸元に手を差し込んで「…ん❓」とか言う場面もあって、歌舞伎ってけっこうエロいよね😅なんかヘンなお酒飲まされた女性が△$ψ@*Ψなーんて話もあるもんね(『いもり酒』…よく考えたら犯罪やん❗)

 

…って何の話だったのか(笑)お正月の上方が舞台、玉三郎の花魁姿が神々しいまでの美しさ、仁左衛門の水も滴る色男ぶり、お正月に相応しく最後は明るいハッピーエンド❤️今この時期に見るのはいちばんの演目でございました❗

 

 

 

 

  

ジャクロくん、シアーシャちゃんとあけおめ~🎉✨😆✨🎊

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(Scotland from Pixabay)

 Jack Lowden Newsにジャクロくんのあけおめ動画と写真~~😍

 

  自宅❓お友達❓の家で大晦日のパーティー真っ最中のジャクロくん。日本の場合、クリスマスは外に出て友人たちと賑やかに過ごし、三が日は家族や親戚と…という感じですが、ヨーロッパはちょうどその反対。クリスマスは『聖夜』なので家庭で静かに、大晦日(New Year's Eve )は仲良しとワイワイ過ごして、「あけおめ~❗」となります。まっ、ハデな割には祝日は1月1日だけで、2日からはまた仕事も始まるしシレッと普通の生活に戻っちゃうんだけど。

 

  ジャクロくんの2020年は、『ゲーム・オブ・スローンズ』のコスプレで明けたもよう(笑)ジェイミー・ラニスターに扮して、カール・ドロゴ(本編ではジェイソン・モモアが演じてました)に扮した男性とダンスしてます。よく考えたら凄い図…。

 

  ジャクロくん、ジェイミーが推しなのか。『ゲーム・オブ・スローンズ』ってもう、残酷で愛憎関係がドロドロで、ジェイミーは最初、その象徴のようなヒール役で登場。なにせ少年を塔から突き落とすわ、実の姉(コレがまた稀代の悪女で…)と近親相姦で子供作っちゃうわ…。でもストーリーが進むうちに、なんかその奥の無垢な部分が顕れてきて、彼の数々の悪行も実は…っていう演じ甲斐のあるキャラ。確かにジャクロくん好みかも。

 

  いつかのインタビューでジャクロくん、「スコットランドには映画撮影のスタジオがない。だから『ゲーム・オブ・スローンズ』のロケも殆どアイルランドで行われた」って話してた気がする。彼の映画プロデュース第1作"CORVIDAE"も、本当は母国スコットランドでロケしたかったのに、ずっとアイルランドに行って撮影・編集してたんですね。『モリッシーはじまりの物語』でマーク・ギル監督が来日した時、ジャクロくんはアイルランドで、"CORVIDAE"編集作業の真っ最中。だから「日本はいいとこだって監督がばんばん動画送ってくる。ボクもそっち行きたい。もう帰りたい」って、泣きが入ってたわけね。  2020年は念願のスタジオがスコットランドにもできるとイイね。

 

  そしてそして、俳優のIesty Narwelという人のインスタで、やはりシアーシャちゃんもその場にいたことが判明~❤️なんかねー、この二人、キラキラしたスター(写真のオーラはサスガ。シアーシャちゃんはまさか、サーセイ・ラニスターのコスプレ❓)なのに、プライベートの雰囲気はまるで大学の映画研究会のカップルみたいで(笑)。シアーシャちゃんも大好きな女優さんだから、二人のお付き合い、陰ながら応援してます。

 

  二人にとって、2020年もステキな年でありますように。

 

 

 

 

異邦人であり続けて~ NHKドラマ『ストレンジャー~上海の芥川龍之介』

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  NHKBSにて、昨夜(2019年12月30日)『ストレンジャー~上海の芥川竜之介

 

 これは芥川が29才、服毒自殺の6年前の約4ヶ月、新聞社特派員として上海で生活したその顛末を記した『上海游記』を基にしたドラマです。小説のようなストーリー性はないのですが、100年前清朝が倒れてまだ10年、芥川の鋭い眼が捉えた混乱と激動の上海は、どんな小説よりもドラマチックで、まるで腐った柘榴のような退廃美に溢れています。

 

  いみじくも芥川が呟いた言葉…

僕はどういう良心も持っていない

僕の持っているのは神経だけである

そんな芥川だからこそ、乳幼児が二束三文で人身売買され、人民が労働争議を起こせば権力に踏み潰され、列強の思惑が入り乱れて阿片窟の魔力が人々の知性を骨抜きにしていた、どんな倫理観も正当な思想も太刀打ちできない当時の中国の本質を書き表すことができたのではないかと思うのです。彼の、どこか人を心底愛せない、周囲と心理的に遊離してしまっているようなところが、かえって当時の中国の狂気じみた騒乱を冷静に書き留めることができたのではないかと。まあ、その心理的遊離は日本に帰国してからも続き、ついには自死の道を選んでしまうわけですけれども。本作品でも6年後の彼の自死は繰り返し語られます。

 

  脚本は、あの名作『ジョゼと虎と魚たち』(犬童一心監督)の渡辺あや。さすがNHK、美術も脚本も映像も全てが丁寧に作り込まれている感じ。かつて『大地の子』『青春牡丹燈籠』『聖徳太子』『白州次郎』『精霊の守り人』等々の名作を産み出していますが、NHKのSPドラマって案外コンサバじゃない、斬新なの、攻めてるの(笑)

 

  今作、特筆すべきは4Kで再現される『東洋の魔都』上海の圧倒的な映像美でしょう。もうひとつの主役はやはり、当時の上海の街。社会的、政治的側面とは別に、当時の上海の街にインスパイアされて、芥川が後にあの奇っ怪な童話『アグニの神』(童話と呼ぶにはあまりにも奇っ怪とヲタクは思う😅)を書いたことも示唆されています。

 

  さて最後に、ヲタク的掘り出し物は、妖しげな娼館に身売りされ、男娼として働くルールー(演 - 薛薛)😉ウィキにもまだ情報が載っていないので皆目どんな人なのかわからないのですが、ウワサによればあのチェン・カイコーが設立した演劇学校の学生さんだとか。なるほど~、あの悲劇的とも言える暗い色気、確かに在りし日のレスリー・チャン(特に『さらば、わが愛』の)を彷彿とさせるかもしれない😍

 

  へへ…。また追っかける人が一人増えた(笑)

 

  https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/20000/416270.html
https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/20000/416270.html

ジャック・ロウデン アーカイブ ~『否定と肯定』息詰まる法廷劇と人間ドラマ

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これ、2年前の映画なんですけど、ご存知『ダンケルク』でジャクロくんにヤられたヲタクが、次に映画館でジャクロくんを観た作品がコレです。もちろん、円盤化した時に即買い😅あっでも、ジャクロくんが出ていなくてもきっと観に行っていたであろう作品。彼のヴィジュアル、声、演技はもちろんですけど、彼の脚本選びが個人的にはめちゃくちゃツボ❤️

 

  この映画は実話に基づいたもので、ホロコースト研究家アメリカのデボラ・リップシュタット教授(レイチェル・ワイズ)が大学の講義中、ホロコースト否定論者のアーヴィングが乗り込んできて、『ホロコーストはなかった。なぜなら命令書は残ってない。あるなら持ってこい❗』と叫び出す衝撃的な場面から始まります。デボラは、ホロコースト否定論者たちの嘘を批判した本を出版していたのです。あまりの理不尽な言いがかりに、デボラが茫然として反論できないのを見たこのクズなおっさん、これはイケるぞ、と思ったんでしょうね、今度は名誉毀損でデボラを訴えてきます。

 

  ホロコーストはもちろん厳然たる歴史的真実なので、大元のドイツでは、公的な場でホロコーストを否定することを法律で禁じているのですが、言論の自由を謳うアメリカでは何でもアリ。だからアーヴィングはそこを逆手にとる。しかも、彼自身はイギリス人だから、『被告側が原告側の訴追内容の立証責任を負う』というイギリスのヘンテコな法律を利用して、アメリカ人の彼女が闘いづらいイギリスで訴訟を起こすんですね。アーヴィングはホロコーストが事実であることを充分承知していながら、自分自身の反ユダヤ思想、売名、ミソジニー等々を正当化するために、デボラを訴えたのです。それはデボラがユダヤ人であり、しかも女性だったから。

 

  イギリスの法廷で裁判があるから、デボラは英国人の弁護団を雇い、裁判の度にロンドンに通わなくてはならない。初めて弁護団に会うために陽光溢れるアメリカからロンドンに着いた日は暗い空から土砂降りの雨が降っています。まるで彼女の心象風景のように。

 

  何かの災害に遭遇したように理不尽な闘いを突然強いられたデボラが、当初はぎくしゃくした関係だった弁護団の面々と、国籍や『被告と弁護団』という立場を越えて次第に心を通わせ、奇跡とも言える大逆転を勝ちとるさまは、感動としか言いようがありません。

 

アンドリュー・スコット弁護団のリーダーである英国でも有数のキレ者、事務弁護士ジュリアスを(ヲタク的には、彼と言うと、ベネ様の『シャーロック』めっちゃ魅力的な悪役モリアーティ😍)、英国の名脇役トム・ウィルキンソンが実際に法廷で弁護に当たる法廷弁護士ランプトンを演じています。この法廷弁護士、スコットランド人で、そのたくまざるユーモアと職務に対する誠実さでデボラのピリピリと尖った心を溶かしていくプロセスがね…とってもステキなんですよ~❗😃

 

さて肝心のジャクロくんはというと、いつものようにまずはビジュアルから全く変えて、ストレートの短髪にメガネ男子(…萌える😍❤️)新進弁護士そのまま。デボラに、どういう論点で法廷で闘っていくか、説明する場面があるんですが、法律用語を多用した長ゼリフ、淀みなく流れるように喋るところはサスガです。正義感に燃えるストレートな役柄で、屈折したキャラが多い彼にしては、『ダンケルク』のパイロット、コリンズと並んで珍しい役です😃

  

 社会のそこかしこでフェイクニュースが、しかもSNSであっという間に拡散する時代。一国の大統領や首相ですら、この映画のアーヴィングのように、それが嘘だと知りながら平気で政治的な手段に使っている…。この映画が2年前に製作されたのは、そんな危険な時代に警鐘を鳴らす意図があったのか…2019年も終わろうとする今、そんなことをつらつら思うヲタクなのであります😅

 

  ヲタクのような法律に疎いシロウトにもわかりやすく、町山智浩さんが『たまむすび』でこの映画について説明してくれてます。動画配信サイト等でこの映画をご覧になる方は、この町山さんの話を読んでから観ると、めっちゃわかりやすいです😃


町山智浩 映画『否定と肯定』を語る | miyearnZZ Labo

ティモシー・シャラメの『化学反応』~ああ、夢の共演😍😍

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Cinemscafe netが、ティモシー・シャラメのここ数年の多作ぶり、そして来年以降も主演作が目白押しであり、またその作品に、驚異的に豪華なキャストが名を連ねていることについて、こう表現しています。

 

(シャラメは)彼らとどんな化学変化を起こすのだろうか。

 

うーん、なるほど❗シャラメの俳優としての天才ぶりを表現するのに、こんな適切な言葉はないな…と、ヲタクは深く頷いたのであります(笑)

 

天才的な煌めき、圧倒的オーラを放つカリスマ俳優の中には、ともすれば相手の耀きをも吸い尽くしてしまってさらに耀きが増す…っていう妖怪みたいなタイプの人がいるような気がするんですが😅(まあ、ぶっちゃけ『相手役を食っちゃう演技』ってヤツですよね)シャラメの場合は全然タイプが違うように思います。自らも耀きながら、相手の魅力も最大限に引き出すことのできる人。ある意味、無敵だよね😉

  

  そんな彼の特質が最大限に発揮されたのは、やはり史上最年少でアカデミー主演男優賞にノミネートされた『君の名前で僕を呼んで』でしょう。短い北イタリアの夏。シャラメ演じる17才のエリオの激しい憧憬の対象、大学院生のオリヴァーを演じたアーミー・ハマー。ハマーって、こんな繊細な演技ができる人だったのか😮…って、目の覚めるような思いで映画館の画面を見てました。どちらかというと、自分自身を抑えて、相手を引き立たせる『受け』の演技の人だと思ったから…。特にフェイスブック創始者ザッカーバーグの半生を描いた『ソーシャルネットワーク』、ザッカーバーグの訴訟団の中の双子の兄弟、ウィンクルボス・ブラザーズ(その後、ビットコインで名を馳せた)を演じましたが、主演のジェシー・アイゼンバーグアンドリュー・ガーフィールド等、若手のクセモノ演技派に挟まれて、ちょっと可哀想なことになっちゃってました😅『君の名前で~』でハマーがああいう目の覚めるような演技を魅せたのも、Cinemscafeさんおっしゃるところのティモシー・シャラメの『化学反応』なのかな…❓と😊。

 

 ジェイソン・モモアゼンデイヤ共演の曰く付きの作品『Dune』、『君の名前で僕を呼んで Part2』など、どれも垂涎モノですが、 中でもヲタク的にあまりにも楽しみすぎて寝られなくなるのは、フランスを舞台にした作品『The French Dispatch』❗しかしこの題名を見ると、パブロフの犬なみに、『おっさんずラブ in the sky』おっさんディスパッチャー役、正名僕蔵さんの、あのインパクト大な『ディスパ~~ァァッチ』とポージングが真っ先にアタマに浮かぶワタシ😅

 

(気を取り直して=笑)監督はあの(ヲタク的)傑作『グランド・ブダペストホテル』のウェス・アンダーソンシアーシャ・ローナンと3度目の共演を果たす他、やはり映画界の若きカリスマ、グザヴィエ・ドラン監督『たかが世界の終わり』の演技が印象的だったレア・セドゥ、ベネチオ・デル・トロ、そしてそして、ティルダ・スウィントンさまぁぁぁ😂😂😂

 

  ティルダ様とシャラメのゴージャスなツーショット、1度でいいから観てみたいと思っていたので、あまりに早く夢が実現していまだ信じられず、ほっぺたをツネってみたりするクリスマスの夜のヲタクなのでした、じゃん、じゃん❗

 

  

  


ティモシー・シャラメの伝説はまだ“序章”、圧倒的な輝きを放つ“奇跡”の存在 | cinemacafe.net

フランス式個人主義~『冬時間のパリ』

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冬のパリ~💓パリがパリらしい季節。ステキな題名に惹かれて、渋谷のBunkamuraル・シネマに行って来ました😃ジュリエット・ビノシュが主人公の奥さん役だし。

 

 主人公は大手出版社の編集長アラン(ギョーム・カネ)。妻のセレナ(ビノシュ)は舞台を中心に活躍する女優で、二人の間には可愛い小学生くらいの男の子もいる。結婚歴はすでに20年。しかし、驚くべきことに、二人にはそれぞれ愛人がいるんですね。夫には若いやり手の部下、妻には、自らの恋愛をテーマに私小説を書く小説家のレオノール(ヴァンサン・マケーニュ)。しかもその小説家を今まで主に担当してきたのが他ならないアランという複雑怪奇な関係(笑)さらには、政治家の秘書であるレオノールの妻も交えて、週末には互いにお酒を楽しむ友人関係でもあるという…😲

 

  そんな彼らの交流が、まるでそれが予定調和のごとく淡々と描かれていきますが、我々日本人からしたらかなりインパクトがありますなぁ(笑)でも、個人主義が徹底しているフランス人の面目躍如、恋愛感情は個人の問題であって、たとえ親子、夫婦であっても、それを責めたり、自分の思い通りにする権利はない…そんなポリシーがうかがえるような気がするのは深読みしすぎでしょうか❓😅自分自身がそれに耐えられなくなったら、その時点でもう、離婚になるわけ。フランス人にとって、たとえ結婚していても、恋愛はあくまでも個人の問題であって、倫理道徳に反する、いわゆる「不倫」という感覚とはちょっと違う。映画の中の二人もお互い愛人がいてそちらのほうに心が傾きつつあり、特にセレナのほう、最近は「離婚」の2文字が脳裏を掠めない…わけでもない、という微妙な状況😅

 

  マクロン現フランス大統領がブリジット夫人の元教え子で、夫人のお嬢さんのクラスメートだったという事実は、一時日本のワイドショーがセンセーショナルな話題にしてましたね😅たぶんフランス本国では、大統領のプライベートなんて興味の対象外だったと思いますが(笑)そのお嬢さんはマクロン大統領と仲が良く、選挙の際はスタッフとして活躍した…というのもいかにもフランス的😅(私のクラスメートと恋愛なんて、ママなんて不潔❗絶対反対だわ、うぇーん)とかいう反応はなかったんでしょうか。親の恋愛も「個人の問題」として心理的に処理できたのだとしたら、フランス人の子供って肝が据わってるな(笑)

 

  アランは、自分の担当している作家のレオノールと妻のセレナが関係を持っていることを薄々気づいていますが、気づかぬそぶり。しかし、レオノールの最新作を自分のところで決して出版しようとはしません。なぜなら、その小説には、主人公と、セレナとおぼしき女性との情事が赤裸々に描かれているから。「なぜ出版のOKを出さないの❓」と尋ねるセレナに、妻の目を覗き込みながらアランは静かにこう言うんですね。「相手の女性の描き方が僕は気に入らないんだ。女性に対する尊敬が見られない。だから出版したくない」…と。さあ、その夫の言葉を聞いて、セレナの下した決断は…❓

 

  別に大きな事件が起きるわけじゃない、淡々と進む会話劇なんですが、夫婦って何なのか、自分自身のポリシーや生き方を大事にするからこそ相手をも同じように尊重すべきであるという真の個人主義について、考えさせられる1本です😃夫婦、パートナー、恋人と一緒に見て、感想を話し合ってみるのも面白いかも😉


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(From Pixabay)

 

フィンランド🇫🇮は一筋縄ぢゃ、いかないゾ❗『ヘヴィ・トリップ~俺たち崖っぷち北欧メタル』


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(フィンランド外務省発行のリーフレット。絵文字が超カワイイ💓)

 

もい❗❗

ケモノみち好きのヲタクです(笑)

フィンランド🇫🇮といえば、人ぞ知るメタル大国😊なぜかメタルを聞きながら編み物の速さを競うナゾのイベントもあるらしい…😅というわけで、行って来ましたフィンランド発ヘヴィメタコメディ『ヘヴィ・トリップ~俺たち崖っぷち北欧メタル』先行上映❗(映画館での上映は27日から)

 

  なんでX'mas時期にヘヴィメタなの❓って思っていたら、それにズバリ男前に回答して下さったのが、ジャズピアニストにしてメタル愛好家西山瞳さんの『鋼鉄のジャズ女』😊神聖なるもの(讃美歌やX'masソングのメジャーノート)へのアンチテーゼとして出発したのがメタルだから、殆どがマイナーノートであると。なるほどなぁ~~❗ヘヴィメタのX'masバージョン、けっこうあるかも。表あれば裏あり、+電極あれば-電極あり…ってことですね❓👀目からウロコでやんした。

 

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  さて今夜の先行上映、場所はDEEPなミニシアター、シネマート新宿☝️館内に入ったとたん、「世界一不味いアメ、サルミアッキの試食してまーす❗口直しの美味しいクッキーもお配りしてまーす❗」のヘヴィすぎる呼び込み(笑)真っ黒な得体の知れないキャンディを口に入れながら考える🤔ね❓ひと味違うね、フィンランド(笑)売店に行ってみれば、『直腸ボム😡💣⚡』販売中。サルミアッキウォッカのカクテルだそうだ😅「あなたの直腸が試される…」って、オイ❗純情なヲタクは、横須賀のジャズフェスで「横須賀ブラジャー下さい❗」って注文した時より緊張したぢょ😅さすが、あの18禁のゲイのイラストレーター『トム・オブ・フィンランド』を生んだ国ぢゃ、うん。

 

  上映の前に、フィンランド大使館のイケメン外交官と日本人広報官の美女のTS(すんまそん、お名前失念致しました🙇💦💦)🇫🇮は人口10万人あたり53.2のヘヴィメタバンドが存在するヘヴィメタ天国だそうだ。外交官のイケメンもバンドを組んでるとか。今夜も本来は2週間😮の男性の育児休暇『パパ休暇』中なのだが(さすが福祉大国❗ちなみに赤ちゃんができると、お国から50点もの育児グッズパッケージが贈られるそう)、あまりにもヘヴィメタ愛が強すぎてこちらに駆けつけてしまったとか😅奥様もヘヴィメタ好きなのかな❓大丈夫だったかしら(⬅️余計な心配😅)彼曰く、「フィンランド語は子音が強くて、ヘヴィメタにぴったりなんだ(フィンランド語は他の北欧諸国とは全く異なる言語体系を持つ)。フランス語にシャンソンのラヴソングがぴったりなのと同じさ。冬には全く1日中太陽が昇らない地域もあるし、家の中で楽器いじるしかないんだよー。暗い気候には、暗い音楽」だって😅

 

  フィンランドには『かるさにかんに』という、自宅でぱんついっちょで酔っぱらうことを表す単語があるそう。

「ストレスから解放される至福のひとときです」

そんなこと堂々と書いていいの❓…だって、フィンランド外務省のリーフレットにちゃんと書いてあるんだもん。ちなみに外交官もこれから家に帰ったら『かるさにかんに』タイムだそうですよ😉

 

 さて本編、フィンランドの田舎の小さな村、介護施設で働く純朴な主人公のトゥロ。ヘヴィメタのバンドマンらしくストレートな長い髪をなびかせるトゥロは小さな村では浮きまくってて😅道を通る度に、ヤンキー兄ちゃんたちから『ホモ野郎』とからかわれる始末。それでも彼はヘヴィメタ愛は誰にも負けない、仲間たち3人とトナカイ解体場の地下室で、細々と、しかし12年も趣味のバンドを続けてる。それがひょんなことからノルウェーのロックフェスのプロモーターと知り合い、これまでのダメダメ人生から一念発起、ロックフェスに勝負をかけるが…というおはなし。

 

  とっさに考えたバンド名は『インペイルドレクタム(直腸陥没)』、キャッチコピーはヘヴィメタらしく『終末シンフォニック、トナカイ粉砕、反キリスト戦争推進メタル』とえらく勇ましいけれども、ボーカルのトゥロは超あがり症で舞台に上がればゲロ吐いちゃうわ、『トナカイ粉砕』って言ってる割にはドラムのユンキ、道を爆走中、ひょっこり出てきたトナカイを避けようとして事故っちゃうわ…。そんな彼らが、ノルウェー目指すうちに『死して蘇る』不屈のメタル精神に目覚めていくところが見所です😊それこそヘヴィでベタな爆笑ギャグ満載で、見ている私たちは涙を流しながら爆笑しているうちに、ダメ男くんの代表みたいな彼らがいつのまにか大好きになって、心から応援していることに気づく…というしくみ😊ヘヴィメタだけじゃない、フィンランドの心洗われるような美しい自然も満載。KlSSみたいなコープスペイントのペシ(ベース)が、まるでおとぎ話のような自然をバックに佇む姿はミスマッチすぎて思わず笑っちゃいますφ(゚∀゚ )


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(From Pixabay)

 折しも今年は日本とフィンランドの国交樹立100周年という記念すべき年とか😊サンタクロースやムーミン、美しい自然をバックに建つカラフルなおうちだけじゃない、フィンランドは一筋縄ではいかない国。

Finland, Why so heavy ❓

まさにそんなフィンランドとヘヴィメタの魅力をこの映画で堪能しましょう🎵

  

 

 

モーションブルーヨコハマでJAZZ❗~小林桂とX'mas


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 ジャズのスタンダードナンバーをメロウに歌い上げる『スタンダードの伝道師』小林桂さんのクリスマスライブ(モーションブルーヨコハマ)🎄🎅🎁✨

 

  今夜はいつものスタンダードナンバーは封印で、全てクリスマス一色😃いやー、クリスマスソングって、こんなに沢山あるんですねー、ビックリです😲定番の『ホワイトクリスマス』や『ジングルベル』、『赤鼻のトナカイ』から、ミュージカル映画若草の頃』でジュディ・ガーランドが歌った"Have Yourself A Merry Christmas"、かの有名な『ホワイトクリスマス』に対抗して作られたらしい😅エルヴィスの『ブルークリスマス』(君のいないクリスマスなんてちっともホワイトじゃないや❗ブルー(憂鬱な)クリスマスさ)、カーペンターズのクリスマスソング"Have Yourself a Merry Little Christmas"(ジュディ・ガーランドとの違いはlittleが入るだけ😅)など、ひとひねりしたナンバーまで😃…「僕の歌声を聞いて眠たくなったと言われたらそれは最高の褒め言葉。それだけ心地よい歌声だということだから」とおっしゃる度量の大きさ😊ヲタクが好きなのは、『What are you doing, New Year's Eve❓』大晦日の夜、一緒に新年を迎えたいと、好きな女の子に「君は大晦日、どうするつもりなの?」と、おずおずと聞くシャイな青年。桂さんの雰囲気にピッタリ🎵そして、『サンタが街にやって来る』凄いアレンジ。おこちゃまの歌が、お酒にぴったりのジャズナンバーになってる❗
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(赤レンガ倉庫循環バス『あかいくつ号』の車内もすっかりX'mas🎄🎅)

  小さな頃からジャズの天才と呼ばれた小林少年。それもそのはず、おじいちゃまもご両親もジャズミュージシャンのご家庭で育ったジャズ界のサラブレッド。そんな彼は昔からクリスマス大好きだったそう。夏休みが過ぎると、(早くクリスマス来ないかな~)と言って、夜ご両親の留守中クリスマスツリーを早々に飾って❗、その灯りをひとりずっと眺めていたとか😅クリスマス…それは桂さんにとって、ご両親と一緒にいられる唯一の機会。クリスマスに限り、ご両親のコンサートに出演することを許されていたから。桂さんにとってクリスマスはご家族との大事な思い出なんですね😊ご両親との共演が待ちきれず、クリスマスツリーを眺めながら、ツアーに出かけたご両親の帰りを待つ少年の後ろ姿を想像すると…ちょっとうるっとするかな😅


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  またバントの方たち、それがメンバーの資格のひとつなの❓っていうくらい若いイケメン揃い😅私たちの席の正面は、ちょうどテナーサックスの吉本章紘さんだったんですが、やっぱり…サックス🎷って…Sexyな楽器っすね😅映画『お熱いのがお好き』(ビリー・ワイルダー監督)のマリリン・モンローのキモチ、わかるわぁ~💓(モンローは映画の中で、バンドを変わる度にサックス奏者と恋仲になってはトラブって追い出されるジャズシンガーを演じてました)

 


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  帰りは赤レンガ倉庫から桜通りを抜けて桜木町へ。いつにも増して『街の灯りがとてもキレイ』(by いしだあゆみ)に見えたのは、気のせい❓(笑)

日本映画人への熱きオマージュ~『カツベン❗』

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いみじくもブログにて『映画ヲタク』と自称するからには、これはもう外せない映画『カツベン❗』(周防正行監督)見に行って参りました😊映画ヲタクにとって、楽しくて楽しくて、やがて哀しき、愛すべき日本映画人たちのおはなしでございます。

 

  最後、テロップに巨匠稲垣浩監督(ワタシ、『無法松の一生』見てますッ❗)の言葉が写し出されるように、「海外にはサイレント(無声)映画が存在したが、日本にはサイレント時代はなかった。なぜなら活動弁士(カツベン)が存在したから」…なのです。言わば声優の元祖とでも申せましょう。映画の画面に合わせて、ある時はストーリーを熱弁し、ある時はヒーロー、ある時は薄幸の美女、少年少女に犬(笑)に至るまで、それこそ七色の声音を使い分けるのです。

 

  小さい頃から映画が大好き、カツベンに憧れる少年、染谷俊太郎(成田凌)。女優に憧れる少女や活動写真好きの警察官との旧き良き時代のエピソードから10年後、生活の為に彼は、泥棒一味専属のカツベンに成り果てていました。当時の人気活弁士に変装した彼が熱弁を奮っている間に、他の連中が村の富豪の家から金目のものを盗み出すというしくみ😅(いつまでもこんなことしてちゃダメだ…)と思った矢先、ひょんなことからお金の入ったトランクと一緒に逃亡中の車から投げ出され、追手を逃れて行き着いた先が、村の活動小屋『青木館』でした。そこで彼は次第にそのカツベンとしての天才的技量を発揮していき…。

 

  まず特筆すべきは、主演の成田凌。それこそ幅広い音域で、活弁士として実際にさまざまな役柄を見事に演じ分けています。「人間失格太宰治と三人の女たち」の編集者役でも感じたのですが、素顔は、そのスタイルといい雰囲気といい、いわゆる『今ドキ』、時代の先端を行く若者なのに、いざ役に入り込むと、途端に大正~昭和初期の香りを漂わせているところ。気が良くてちょっと動作が鈍いんだけど(笑)どこまでも夢を追いかけていくひたむきさ…。活動写真館の亭主(竹中直人)に、「電信柱みたいなヤツだな」なんて言われてましたっけ(いろんな意味、あるよね😅)

 

  また助演陣が見事です❗竹中直人渡辺えり子の『青木館』の夫婦はもう、二人がそこにいるだけで笑いがこみ上げてくるし、カタブツの巡査役、竹野内豊とちょっとイっちゃってる暴力団組長の娘に井上真央。二人とも日頃見せない貌を見せて新境地。女たらしで冷血で、小狡いライバル弁士に高良健吾。いやー、ゲスな美男には萌えますなぁ😅青木館のおかしくも哀愁溢れる貧乏楽士たちに田口浩正正名僕蔵(待ってました、ディスパーッチ=笑)、徳井優。そして、無声映画の伝説的監督二川文太郎(坂東妻三郎の最高傑作と言われる『雄呂血』の監督。バンツマと言えば、古畑任三郎こと田村正和をはじめとする田村三兄弟のお父様😊)に池松壮亮牧野省三山本耕史

 

    あー、この映画、もうキャスティングが神です、神❗役者陣を見ているだけで、ヲタク、シアワセ😌🌸💓

 

  映画の説明をするだけの弁士に将来を見出だせず、「映画は弁士がなくても成り立つが、弁士は映画がなくては成り立たない」と言って、夢破れて酒浸りになるかつてのスター弁士、永瀬正敏。一方俊太郎は、誰が見ても駄作の無声映画に面白おかしく自分でストーリーを作り上げて拍手喝采を浴びる。これが俊太郎の、カツベンの天才たる所以なのですが…。こんなところにも、『駄作も名作に作り替えてしまう』カツベンたちのトンでもない才能が、日本の映画界発展に大いに貢献したという陰の歴史がうかがえます。そして、日本映画界を支えてきた多くの先達たちに対する周防監督の、深いリスペクトの念と暖かい眼差し…。最後に流れる御大奥田民生の主題歌も秀逸🎵

 

  カツベンの話ゆえ、当時の和洋さまざまな無声映画が劇中に登場しますが、驚くべきは、名作のオマージュにせよ全くのオリジナル作品にせよ、全て今作の為の撮り下ろしだということ❗通常ヲタクは事前に口コミ等前知識を入れていかないので、初見では全く気付きませんでしたよ😅

 

   えー❗❓…でも…でも、それホント❓😮「椿姫」の草刈民代城田優、当時のエレガントなハリウッド俳優にしか見えなかったけど(⬅️シツコイ😅)

 

  もうさまざまな楽しみ方ができて、小さなツボも満載のこの映画、お正月にピッタリじゃないでしょうか😃ヲタクも来年早々もう一度見に行くつもり。今度は昔むかしの無声映画の役者たちになりきった名優たちをじっくり拝見致します😉

 

  

 

『ジャック・ロウデンのこと、もっと知る』"Getting To Know Jack Lowden"

 おっ、なになに?『ジャック・ロウデンをもっと知る』17分に及ぶロング・インタビュー❗知りたい、知りたい🎵もっと教えて~っ…って我ながらキモい(笑)

 

  ジャクロくんがアンバサダーを務めるINFO FILM(英国映画界の若き才能を育成する目的で設立された)が公式サイトにジャクロくんのロングインタビューをUPしてくれました❗(全編はYou-Tubeにリンクしてます😊)

 

  Q 今まで観た映画の中で、あなたを一番Happyにしてくれたものは❓

ふーん、こういう聞き方するんだね。勉強になる。ふつう、感動した映画、とか好きな映画とか聞くけどわりと狭義になっちゃうものね。Happyなら、喜怒哀楽でも勉強になったでもいろいろな意味がある。

   ジャクロくんは『マスター・アンド・コマンダー』を挙げていましたね。1800年代、ナポレオン戦争時の英国フリゲート艦を舞台にした歴史海洋アクション。25回見たって、どんだけ~~😮ラッセル・クロウポール・ベタニー(はいっ🙌ご存知『アベンジャーズ』のヴィジョン😍映画ではスカーレットウィッチとの関係が切なかった…😢)の男同士の激しいぶつかり合いがワクワクするらしい。けっこう男っぽい映画が好きだよね😊ピーター・ウィアー監督、『目撃者~刑事ジョン・ブック』は大、大好きで何度も見たんだけど、これは見てない(汗)早速見なくっちゃ(笑)

 

Q演技を始めたきっかけは❓

 最初は弟のカルムくん(二人兄弟なんですね😊)とバレエを習っていたんだけど、自分には才能がないと早々に諦めたそう。自分は何ができるかを模索して、見つけたのが演技の道。好きなことを仕事に出来て良かったと、今は静かに微笑むジャクロくんだけど…。カルムくんは現在スウェーデンの王立バレエ団でファースト・ソリストを務めるほどの天才。ここまでに至るまでに、ジャック兄ちゃんには相当な心の葛藤があったんだろうなぁ。でも、『モリッシーはじまりの物語』の屈折したタイトルロールや、『ファイティング・ファミリー』ザック兄ちゃんの挫折と再生の物語にその時の体験がしっかり生きてるね❗

 

Q今まで一番怖かった体験

ハリウッドデビュー作『ダンケルク』、監督はリアリティを出すために実際に軍艦を海に浮かべて爆撃しちゃうような人😅ジャクロくんはイギリス空軍のパイロット役でしたが、トム・ハーディと二人、英国空軍機スピットファイアに乗せられて実際に空中戦をさせられた(笑)で、ドイツのメッサーシュミットに撃墜されたジャクロくんはスピットファイアごと海中へドボン🌊コックピットが開かず、海中でもがきながら窓をガンガン叩く場面があるんだけど、それは実際にはプールで撮影され…

上からジャクロくんの演技を見ながらラッチを握って開け閉めしたのはなんと、クリストファー・ノーラン監督自身だった❗

ガチでこっちが溺れそうになってるのに、監督が覗き込んでて、生命線握られてるなんて、考えただけで恐ろしい((( ;゚Д゚)))それに、もがくジャクロくん見ながら「もっとリアルに~~」とか言って、ギリギリまでラッチ開けなさそうだしぃ😖⤵️

 

  今まで共演した中で影響を受けた俳優に、トム・ハーディキリアン・マーフィーの名前を挙げてくれたのは、オタクとしてはよっしゃっ👊✨❗って感じです😊二人とは『ダンケルク』で共演。特にハーディとは、その後"Fonzo"(悪名高きギャング、アルカポネの晩年を描く。ジャクロくんはFBI捜査官役)で再共演しています。好きな人が好きな人を好きって嬉しいなぁ…。「彼らはFantasticだよ」ですって💓激しく同感です(笑)あっ、あとレズリー・マンヴィル(イングランドの女優。あのゲイリー・オールドマンと結婚してたこともありますね)や、フィオナ・ショウ(アイルランド出身の女優。『ジェーン・エア』のミセス・リード、『ハリー・ポッター』の叔母さん役等)も素晴らしいと。ジャクロくん、女性の好みが渋いなぁ😅熟女好き❓マザコン❓…あっ、違うか、演技の話だった、あくまでも(笑)

 

  映画で、ノンフィクションとフィクション、どっちを選ぶかと聞かれたら、断然ノンフィクションだそう。ジャクロくんは歴史が大好きで、フリーの時には各地の名所旧跡やお城を見て回るのが楽しみらしい😊obsessed(取り憑かれてる)って言うくらいだから、ソートーですな😅『沸騰ワードSP~歴史に取りつかれたスコットランドのイケメン俳優』(笑)そう言われてみると(本人も言ってたけど)、これまでジャクロくんが選んだ脚本、実在の人物のストーリーが多いかも。まあでも、フィクションも、「1500年代にはそんな喋り方してなかった」なんて言われないからラク…って、おい(笑)

 

Q 今まで自分が成し遂げたと思えることは❓努力が報われたと思う瞬間は?

自分が選んだ仕事をずっと継続できていること。好きなことを仕事にできない人が多い中で、好きなことを継続できてしかも、仕事内容(作品)が自分で選択できているということ。それは自分でもきわめてラッキーだったと思っているし、努力が報われたと思う瞬間だ。

 

  一番ツボだったのは、最近プロデュース業に進出し、作品全体を把握することができる監督業にも興味を示している様子のジャクロくん、『俳優ってさ、結局は自分自分で、興味を自身に集中させなきゃいけないでしょ❓演技だけじゃなくてルックスとかも…。あんまりそういうのに執着なくて』だって😅勿体ないなー、超絶イケメンのクセして。外見関係なく演技力だけで勝負ってか(笑)まっ冗談はさておき、俳優の仕事は好きだけれど、一瞬一瞬が勝負で集中力も分断される。監督は作品を一歩離れて俯瞰して、全体を把握できるから…と。初プロデュース作品"CORVIDAE"で一時期ヨレヨレになりながら編集作業に没頭していたジャクロくん、次はきっと監督だよな…とは思ってた😅ヲタクとしてはもっともっと俳優業のジャクロくんを見たいけど…。でも、どんな道に進んでも、変わらず応援するキモチは変わらないよ、うん😊

 

  いつも、どんな時にも、相手が子供でも大人でも真摯に向き合うジャクロくん、ありがとう😃インタビューのおかげでまた、あなたのことをさらに深く知ることができた。そして今までよりずっとあなたのことを好きになりました❗

『一足早いクリスマスプレゼント🎄🎅🎁✨になりましたか❓』by INFO FILM

ええ、なりましたとも❗ヲタクにとって最高のクリスマスプレゼントです😍

 

  そんなジャクロくんご出演の映画『ファイティング・ファミリー』(WWEの女性プロレスに新しい時代を築いた英国出身のレスラー、ペイジの実話)ただいま公開中😍笑って泣いてアツくなれる❗

  

 

この時代にこそ『月の獣 』紀伊国屋ホール~眞島秀和×岸井ゆきのTS❗

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 久しぶりの紀伊国屋ホール❗役者さんの息遣いすらも聞こえるようなこの近さ、この臨場感…紀伊国屋ホールで良い芝居を観ると、お酒なんてなくたって、高揚感に浸れる。幸せに酔える。今宵もまさにそんな夜❤️

 

  しかし栗山民也という日本を代表する稀有な演出家は、どこでこうも素晴らしい、知られざる名作を発掘してきたのか❓その慧眼には驚くばかりです😮そして、役者たちが見事にそれに応えた❗

 

  出演者わずか四人の室内劇。扱う史実はかなり痛切で残酷なのですが、それは役者さんのセリフでのみ語られます。トルコ人によるアルメニア人大虐殺…。あのナチスドイツによるホロコーストよりもずっと昔にそのような事実があったとは😢しかしこの作品は、歴史的事実を暴き出し、戦争の悲惨さや平和の大切さを声高なメッセージとして伝えようとする作品ではありません。どんな残酷な事実に直面しても、人はそこに折り合いをつけて生きていかなければならない。裏を返せば、生き残った人びとの背負う十字架は、あまりにも重い。そしていつの時代も、戦争の一番の犠牲者は、市井に生きる、ごくごく平凡な人びと。我が国でも、偉大な文豪井伏鱒二が、傑作『黒い雨』でくまなく描き出したように😢

 

  トルコ人によって家族を皆殺しにされ、お互い孤児となって生き残ったアラム(眞島秀和)とセタ(岸井ゆきの)。アメリカで移民としてなんとか生活できるようになったアラムは、アルメニア人の少女セタ(なんと15才❗)を写真だけで選び、アメリカに呼び寄せます。人生の早い時期に親を失い、日々の暮らしや、愛の表現、人としての生き方を教えてもらえなかった二人。だからお互い、自分の気持ちがどこにあるのかもはっきり自覚できない、よしんば気づいても相手にどう伝えていいかわからない。そんな二人が、行き違い、すれ違い、傷つけ合いながらも、本物の家族になろうとする、心温まる物語。随所にユーモアが織り込まれていて、テーマは重いんだけど、くすくす笑いが漏れる場面もたくさん😊クリスマスの季節にピッタリ🎄🎅🎁✨

 

  眞島さんはもう、ばつぐんの安定感。やはり彼がこの舞台を根っこからガッチリ支えてます。ヲタクは元来、舞台に上がると役が憑依しちゃって全くの別人格になっちゃうとか(若い頃の風間杜夫みたいに😅)そういうタイプが好きだったんだけど、今夜の眞島さんを拝見したら、舞台の上でどんなに居丈高に振る舞っても、どこか朴訥で誠実な人柄が滲みでるような味わい深い演技者もいいもんだなぁ…と思いながら見てました。小津安二郎監督の映画に出てもらいたかった…みたいな😅(喩え古すぎ=汗)

 

  本番が不安で、誰よりも早く声出しの練習してるのを、TSでゆきのちゃんにバラされてた真面目すぎる眞島さん(笑)いくら年が離れてても、若い女優さんと共演するとどうしても愛人感が漂ってくる俳優さんもいるじゃないですか😅それとは真逆で、今夜のTS、素のお二人は父娘感ハンパなかったよ、舞台上では夫婦なのに(笑)

 

  そしてそして岸井ゆきのちゃん❗成田凌くんと共演した『愛がなんだ』以来、ヲタクの中では今一番の若手注目株の女優さん🎵いやー、凄かった❗15才の、お人形さんを一時も離せない、いたいけな幼い花嫁から、妻となり、最後には路上生活者の少年に次第に母性を発揮し始める…という女性としての変化の過程を、あれだけナチュラルに演じられる人はなかなかいないと思う。また眞島さんの受けの演技が素晴らしいからなぁ…。ゆきのちゃん、千秋楽に向けてまだまだ伸びしろがあるんじゃないか…という期待感😊

 

  まだ多少はチケットがある日もあるようですよ。遠い異国の、昔の話だと一言では終わらせることのできない、今この時代の日本でも身近で起きている普遍的な物語。

 

この得難い機会にぜひ❗

 

 

 

  

KISS in 東京ドームにはまさかのサプライズが待っていた❗😮


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 ああ、ついにこの日が来てしまった…。チケットを購入したのが夏真っ盛りの7月。早く来て欲しいような来て欲しくないような複雑なキモチで今日を迎えたじぶん。しかし、今回のワールドツァー卒業宣言は、マジで本気っぽい😢⤵⤵…ヲタクの中で、 レジェンドがガチのレジェンドになる日が来たんだね。……まあでも 、ジーン・シモンズもポール・スタンレーもオン年そろそろ70才、よくもまあ、今まで20キロにも及ぶ衣装着て火吹いて空飛んで血塗れになって(笑)ワタシたちを楽しませてくれました❗今夜の一瞬一瞬、しかとこの目に焼き付けておく所存でごさいます👊✨

 

  世界で初めて歌舞伎の白塗り(欧米では『死化粧』と呼ばれた)を施して舞台に立った日から、KISSはひとつのアイコン化した。ジーンであってジーンでない、ポールであってポールでない、たとえば星の王子さまやら悪魔やらネコやら、さまざまなペルソナの仮面を被って、それこそ40年もの長きに渡り、私たちを夢の世界(時には悪夢❓=笑)に誘い続けてくれた。唯一無二のロックバンドであると同時に、もはや彼ら自身が、壮大なテーマパークであり続けたわけです。

 

  今夜の席は、「地獄のスタンド」と名付けられた三塁側1階スタンド席😃

You Wanted The Best!? You Gotta Best! The Hottest Band In The World, KISS!!

お前は最高のバンドを望んでるんだろ?お前は今それを手に入れた❗世界一ホットなバンド、KISSだぜ❗

 

  このオープニングお決まりのセリフは、彼らのファンタジーワールドに入るためのおまじないみたいなもん(笑)しょっぱなにブチかますのは、おなじみ"Detroit Rock City"❗(同名の映画は、青春映画としても音楽映画としても超名作。この映画でKISSを知った人たちも多いハズ)、そして"Shout it out loud"で例によってみんなで「シャ~リ~、シャ~リ~、シャリランラ~ン」🎵(笑) "God of Thunder"(雷神)では、ジーン・シモンズが期待通りのお約束、ドスのきいたダミ声で、血へどを吐きながら舌ペロで歌うんですが、我々はサビの"God of Thunder and Rock'n Roll"のところ、「ロックンロォッッォォール」で大合唱😅この曲もジーンがボーカルだからかなーりヘビメタですけど、ヲタク的にはもっとヘヴィな"Unholy"って曲が昔から好きで。でもこっちはヘビメタというよりガチのデスメタルジーンももっと重低音でしゃがれたデスヴォイス😅ライブで一緒に歌って盛り上がるような曲ではないですな(笑)

 

  ジーン・シモンズの悪魔キャラ&圧倒的オーラと、"I was made for loving you"を腰を揺らしながらセクシーに、ダンサブルに歌う時の、ポール・スタンレーの王子様キャラ(ポールの素顔なんてめちゃくちゃイケメンだもんね😮びっくりするくらい。白塗り勿体ないって思っちゃうもん😅)、この真逆のイメージのツートップあってこそ、KISSは40年の長きに渡り、ロックの帝王として君臨できたんじゃないかと今日改めて思いましたねぇ。

 

  ポールはボーカル、ギター、MCと大活躍、何か喋り出す前になぜか必ず"So❗Tokyo"って言うんだけど、どうしても「そっ、とっきょっ」って聞こえちゃう(汗)早口言葉練習してるちっちゃな男の子みたいで、超~キュート😍日本語かなり喋れるポール、ちょっとルー大柴化してた😅ファンサで小さい頃聞いて感動したという坂本九の「上を向いて歩こう」も(日本語で❗)一生懸命披露してくれました。

 

そしてそしてアンコール、ポールが「今夜は素晴らしいゲストが来てくれてるんだ。呼んでもいいかな❓」って突然言い出したので、客席に大きなどよめきが❗そこに登場したのが…

 

まさかのYOSHIKIだったのよおおお❗

それも至上のバラード"Beth"(ピーター・クリスの印象が強烈な曲だけど、昨夜のトミー・セイヤーも良かった。素晴らしい高音でビックリ)ではピアノ、これがないとライブは終われない(笑)ノリノリの"Rock and Roll All Nite"ではドラム😮と、なんともゼイタクなコラボレーション❗

 

  YOSHIKIの登場で、目のふちに出かかっていた涙がいつのまにか引っ込んでた(笑)私たちをセンチメンタルな気持ちにさせないための、彼らなりのイキなはからい…だったかもしれない😅

 

  考えたらさ、ワールドツアーは最後だ、って言ってるだけなんだから。バンド引退とは言ってない❗……んだよね❓だから今度は、日本のキッスアーミーがアメリカに遠征しに行けばいいわけよ(笑)

 

ファビュラスでセクシー❗『ロケットマン』から叶姉妹へ

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  リチャード・マッデンくんが自身のTwitterで、彼が出演した『ロケットマン』(タロン・エガートン主演。エルトン・ジョンの半生を描いたミュージカル映画。マッデンくんはエルトンの初代マネージャーにして恋人を演じた)がゴールデングローブ賞の作品賞(コメディ&ミュージカル部門)にノミネートされたことに触れ、"fabulous Richard Madden"と評された一文を載せています。確かに…確かに…あの映画の中のマッデンくんはファビュラスだったわ…(うっとり😍)ヲタク的にはまたfabulousって発音する時の、この英語の、軽くてセンシュアルな語感が大好きなんです💓

 

  日本で『ファビュラス』と言えば、そう、叶姉妹こと叶恭子様、美香様の専属形容詞のようなもの(笑)語源的には、fable(寓話)から派生した形容詞。Aesop Fableに見られるようにね。

 

  叶姉妹の、私生活を一切明かさず(素性や本名さえも)、自分たちの商品価値を認識し、私たち一般ピープルが何を望んでいるかを知り抜いてその通りに行動したり発言したりしてくれる…その卓越した自己プロデュース能力とプロ根性の見事さよ😍まさにリアリティを一切排除し、彼女たち自身が一つの寓話に昇華されていると申せましょう🎵

 

 海外キャスト版 『West Side Story』、多くのセレブリティがレッドカーペットに登場した上演2日め。開幕ギリギリに脇の入口から飛び込んでらした叶美香様。ヲタクの鼻先30センチほどのところを「スミマセン…」と頭を下げながら、しかし大輪の薔薇のように微笑みながら通り過ぎました。その艶やかに匂い立つような容姿。

 

美香様、あなたこそがOverwhelmingly fabulousな存在でありますことよ❗(笑)

 

 

 

https://twitter.com/TroikaTalent/status/1204052434286456833


ファビュラス✨でセクシーな香り✨は、言葉のいらない誘惑の「香る媚薬」✨✨ | 叶姉妹オフィシャルブログ「ABUNAI SISTERS」

アフリック渓谷に佇むジャック・ロウデン🦌


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(Highland in Scotland…From Pixabay)

…って、ジャクロくんがご自分のツイッタースコットランドのアフリック渓谷(スコットランドのハイランド地方に位置する風光明媚な渓谷。あのネッシーで有名なネス湖近く。保険会社の名前に似てるけど別物です=笑)の写真をUPしてるだけなんですけど(笑)ヲタクはまた便利な妄想癖を発揮して、この美しい風景の中に👇ジャクロくんを立たせて、一人悦に入っているというわけ😅

 

  下の写真を見ると、まるで日本の山岳地帯のように見えませんか❓…それもそのはず、アフリック渓谷の近隣は広大な松林で有名なんですね。スコットランドってあまり日本では知られていないけど、風景だけでなく、例えば音楽の面で日本とは関係が深い国です。

 

  卒業式の定番『蛍の光』は原題を"Auld Lang Syne (オウルド・ラング・ザイン)"と言って、古くからのスコットランド民謡です。🎵夕空晴れて秋風吹き~🎵の歌い出しで有名な『故郷の空』も。『アニー・ローリー"Annie Laurie"』も然り。日本の童謡にも相通じる湿った情緒と言うんでしょうか、哀愁を帯びた調べ。アイルランドと同様、長い間イングランドに圧政を敷かれ、堪え忍んできたスコットランドの人びとの哀切さが滲んでいるように思うのは私だけ❓

 

  スコットランドは今、英国からの独立問題がまたぞろ再燃して、ニコラ・スタージョンスコットランド自治相は、ボリス・ジョンソン首相とブレグジットを巡って全面対決の構え。

 

  ブレグジットのゆくえ、そしてスコットランドの独立問題がこれからどのような経緯を辿るのか、ヲタクには知る由もないけれども、ジャクロくんがUPしてくれたスコットランドの手付かずの自然は、人間たちの思惑がどう変化しようとも、昔も今も変わらず、清冽で気高く、美しい。

 

~おまけ~

🦌の絵文字、可愛い~~(´・∀・)鹿と言えば、鹿撃ちがきっかけで、自らのそれまでの生き方すらも覆される窮地に立たされる青年(ジャクロくん)の姿を描いたNetflix『最悪の選択~Calibre』。BAFTAスコットランド(スコットランドアカデミー賞)を受賞した名作❗機会があったらぜひ😊