英国映画
桜木町駅前のシネコン「ブルグ13」にて、『MEN / 同じ顔の男たち』(A24 アレックス・ガーランド監督)鑑賞。 ロンドンに住むハーパー(ジェシー・バックリー)は、離婚話がこじれた末に、アパートの階上の部屋から落下する夫ジェームズを目撃、さらには鉄の柵に…
『ザ・クラウン』で、英国王室というある意味伏魔殿のような場所に飛び込み、愛のない結婚に悩み、傷つきながら必死で未来を模索するダイアナ元皇太子妃を繊細に演じ、見事ゴールデングローブ賞を受賞したエマ・コリン。そんな彼女が、戦場で負傷し性的不能…
あの有名なアーサー王と円卓の騎士の物語の中で、ぜんぜん有名ぢゃない(笑)サー・ガウェインのおはなしです。 若き日のガウェイン(デーヴ・パテル)はアーサー王の甥という立場でありながら、騎士になる気もなく、娼館に入り浸りで朝帰りの毎日(なんか、ハル…
※みなとみらいは早やクリスマス仕様に。 KINOシネマ横浜みなとみらいで『ミセス・ハリス、パリへ行く』鑑賞。 舞台は1957年、ロンドン。 第二次世界大戦で出征した夫を待ちながら、家政婦の仕事をかけもちして日夜働いているミセス・ハリス(レスリー・マンヴ…
U-NEXTで『帰らない日曜日』鑑賞。 1920年代の英国。第一次世界大戦の傷痕が、いまだ人の心に深く残っていた時代。孤児院出身のジェーン(オデッサ・ヤング)は、大戦で二人の息子を亡くしたニヴン夫妻(おそらくジェントリ階級……英国演劇界のもはや重鎮、コリ…
『スペンサー / ダイアナの決意』鑑賞。主演のクリステン・スチュワート、ヲタク『トワイライト』シリーズは全部見たけど、ロバート・パティンソンばっかり見てたから殆ど印象に残ってなくて(スミマセン)、それよりロブステン・フィーバーや、破局後バイセク…
待ってました~❗日本で言えば朝ドラみたいな悲喜こもごも、「それでもやっぱり生きるって素晴らしい」人生賛歌の貴族バージョン『ダウントン・アビー』の映画版第2弾❗ ドラマでは主要な登場人物がまだ若くて元気だったから、朝ドラっぽい……とはいえ、様々な…
池袋シネリーブルにて、『ヘンリー五世』観賞。休憩挟んで3時間20分の長丁場でございます。 剣を取れば勇猛果敢、群雄割拠だった英国をひとつにまとめ、さらには当時大国であったフランスの軍勢を打ち破り、フランスの美姫を娶って両国の友好関係を築いたヘ…
Bunkamuraル・シネマで『チャーリー・イズ・マイ・ダーリン』観賞。 冒頭から、1965年のローリング・ストーンズアイルランドツァー、『アイム・オーライト I'm All right』演奏中に興奮し過ぎた聴衆がなだれのように将棋倒しとなり、しかも何人かは舞台に上…
AppleTV+で『オペレーション・ミンスミート /ナチを欺いた死体』観賞。"Extraordinary true story"?途方もない真実の物語?はてさて、オペレーション・ミンスミート(ひき肉作戦)とはこれいかに❓ 第二次世界大戦只中の1943年、英国。弁護士のユーエン・モン…
……とハリウッドリポーター誌が絶賛したそうなので、早速見てみました、Netflix『説得 Persuasion』。まさに、まさに……ダコタ・ジョンソンの知性的な美しさ、18世紀末~19世紀、英国摂政時代の優雅な立ち振舞い、そんな中にふと忍ばせる巧まざるユーモア……etc…
外の風雨が次第に強まってきました。台風8号(メアリー)が、ヲタクの住む横浜にも刻一刻と近づいてきているようです。……こんな日は、Netflixでも見ましょう ……というわけで、Netflix『EMMA エマ』。 18世紀末から19世紀初頭、 英国の摂政時代に、中流・ジェ…
英国ナショナルシアターの『ロミオとジュリエット』を見て、ロミオ役のジョシュ・オコナーの沼に落ちかけ、この『ゴッズ・オウン・カントリー』で完ぺきに落ちたヲタク。どぼーーんはー、ジャクロ沼、マイク沼、トム沼、オースティン沼に、さらにジョシュ沼…
はるばる吉祥寺ヲデオンにやってまいりましたぁ~英国ナショナルシアターの舞台『ロミオとジュリエット』の映像化作品を観るために。なんてったってヲタク大好きなアイルランド出身の俳優ジェシー・バックリーがジュリエット役だっていうんですから❗これは見…
有楽町のヒューマントラストシネマで、『ボイリング・ポイント /沸騰』を観賞。 Boiling Pointの訳語は、正確には「沸点」。舞台は英国のとあるレストラン、主人公であるシェフのアンディは、なぜか住む場所を失い、ここ2ヶ月レストランの事務所に寝泊まり…
Netflixで『15年後のラブソング』(原題は『裸のジュリエット Juliet,Naked』)観賞。‥‥こういう大人のラブコメ、いいですよねぇ。いい年した大人たちが、小さくまとまることなく、迷いながら時に傷つきながらも新たな一歩を踏み出していく‥‥そんなストーリー♥️…
以前ヲタク、「Seventh Row」に掲載されたトム・ヒューズのロングロングインタビューを記事にしたことがあるんですが、インタビュアーのAlex Heeneyという方が、トムの出世作としてその演技を絶賛していたのが『セメタリー・ジャンクション』(2010年)。1970…
ベルファストとは、北アイルランドの首府であり、この作品の監督、ケネス・ブラナーの生まれ育った街。 ケネス・ブラナーってアイルランド出身だったんだ‥‥。知らなかった俳優としての彼は、シェイクスピアとか、サー・ローレンス・オリヴィエの役(『マリリ…
U-NEXTで『ラストナイト・イン・ソーホー』観賞。 トーマシン・マッケンジー(『ジョジョ・ラビット』『パワー・オブ・ザ・ドッグ』)とアニャ・テイラー=ジョイ(『クイーンズ・ギャンビット』)という、これからグイグイ来るであろう二大アップライジングスタ…
Netflixで『ミュンヘン/戦火燃ゆる前に』観賞。ヒットラー率いるナチスドイツが強大な軍備を背景にヨーロッパで勢力を急速に拡大していた1938年。英国、フランス、イタリア、ドイツの首脳が出席して、いわゆる「ミュンヘン会談」が開催されました。ヒットラ…
(Petersburg from Pixabay) トラッドなスーツに身を固め、物腰柔らかく、話し方もマナーも完璧な英国紳士でありながらそのじつ、エグいやり方でバッタバッタと敵をなぎ倒していくスパイ組織「キングスマン」。もうその殺し方たるや…(特に2でのジュリアン・…
遅いぜ~~、ジェームズ・ボンド❗いつまで待たせんだよ(笑)……というわけで、ほぼ1年遅れで公開の007。 ダニエル・クレイグがボンドを演じるのもこれが最後、というのは公開前から周知の事実だったから、映画もこういうラストになるだろうな…とは想像してた…
時は1960年代前半。旧ソ連のフルシチョフ第一書記は、米国の喉元とも言えるキューバに秘密の核ミサイル基地建設に着手、核兵器による第三次世界大戦の危機が一気に高まりました。それを阻止するため、ソ連の核ミサイルの機密情報を米国側に流すという前代未…
(サットン・フーの出土品が展示されている大英博物館…From Pixabay) 1930年代後半まで、イギリス最古の遺跡は、遥か北方からやって来てイングランドを征服したヴァイキングのもの…と信じられていたのですが、1940年代、第二次世界大戦前夜にサフォーク州で発…
(From Pixabay) デヴィッド・リーン監督の往年の名作、映画『アラビアのロレンス』(1962年)。中学生の頃、初めて見て以来砂漠の雄大な景色と主人公ロレンスの複雑怪奇な人間性、当時のアラビア半島における欧州列強の勢力地図に強烈に惹かれ、映画を繰り返し…
(Scotland from Pixabay) 「おうち時間を楽しく~映画で世界の絶景を堪能する」第2回目は、シェイクスピア原作の『マクベス』、舞台はスコットランドです。 『マクベス』はご存知の通りシェイクスピアの四代悲劇のうちの1つで、本来は舞台劇なんですが、映…
(Ireland from Pixabay) 今日は、「おうち時間を楽しく」の一環として、「おうちにいながらにして絶景を楽しめる映画」を特集してみました。街歩きではなく、大自然が美しい映画…ということで、第1回目はアイルランドの美しい自然を舞台にした『ライアンの…
(Irish Pub from Pixabay) それほど興行的にはヒットしなくても、専門誌の映画評で星が少なくても(笑)個人的に大好きで何度もリピートしてしまう…お気に入りの作品が誰にもあると思います。今日は、ヲタクのそんな1本をご紹介💕 いつの頃からか、アイルランド…
(MI6の本部があるロンドン。「サーカス」の呼び名の由来は、以前ケンブリッジサーカスに建物があったことから…From Pixabay) WOWWOWオンデマンドが、 ミニシアター文化への感謝と応援の気持ちを込めてオススメ映画10作品を無料配信…という、何ともイキなはか…
最近ヲタク大注目のフローレンス・ピュー、彼女の出世作『レディ・マクベス』U-NEXTで期間限定配信❗…これ、東京でしか上映してなくて、迷っているうちに終わってた作品半年くらい待たなきゃダメかな…と思っていたので、嬉しい~~(但し超新作なので、1,200円…